『完結』(番外あり)ロクでなし魔術講師と帝国軍魔導騎士長エルレイ   作:エクソダス

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エルレイ2「フィーちゃんに会いたい」

作者「デジャヴ…」

エルレイ2「駄目?」

作者「そうじゃないけど…会ってからそこまで月日流れてないよ…ていうか二回目のコラボなんて引き受けてくれるのかなぁ」

エルレイ2「今の私とフィーちゃんが出会ったら、また違った楽しみがあると思う」

作者「そうかもしれないけど…分かった、これを見てくれたフィールちゃんがもし反応くれたら機会見て、また誘ってみる」

エルレイ2「わぁい、フィーちゃんに会える」

作者「いや、あんまり期待はしないでね?今回は本当にどうなるか分かんないから…」


『バッドエンドの未来から来た二人の娘』

もはや説明不要!!

でも一言だけ言わせてくれ!続きが楽しみすぎるっ!!!(完全な読者視点)

というわけで前回の投稿はお楽しみいただけましたか?(ゲス顔)
ここからはコラボのその後なのでフィールちゃんの話も少し入ってきますお楽しみに、そしてそれをきっかけにエルレイが正義の魔法使いだと思ってくださっていた方に、今のうちに深く謝罪申し上げます。


イヴ、接触

(……こんなとこ……か)

 

エルレイは外で、体育をしているのを横目で見ながら近くの木影で、現在の状況を目を擦りながら紙に書きだしていた。

今日は妙な夢を見てやけに眠気がひどい。

 

 

 

 

 

問題点1 記憶  注意度★★

 

突然なくなった、原因不明。人物名は覚えている、記憶がないので先回りができなくなり、危険が高まった。

 

 

問題点2 シュウの情報 危険度★

 

イグナイト家を抜けていない、あの爺がやり辛くなった。ついでに居てくれてうれしかった以上。

 

問題点3 ロクサスの情報 危険度∞

 

絶望ッ・・・!ただただ絶望ッ・・・!!(カイ〇風)接触し、施設を破壊した理由を突き止めない限りは、手の出しようがない。

 

問題点4 コピー体 危険度★★

 

突然現れたコピー体。完全に潰したはずなので何か妙。しかし、束になっても私とエルザなら完封可能だと思われる。

 

問題点5 フィール・ウォルフォレンの一時的介入 危険度★★★★

 

フィーちゃんが問題というわけではなく、もう一つの次元があり、一時的でもつながった。

それがかなりの問題、私を呼んだ張本人がこの世界にいる可能性が薄くなった。

 

 

 

 

 

 

「……書き出すと、結構多い」

 

エルレイはそう言いながらため息をつき、いちごタルトを頬張る。

今はリィエルも体育中なので、気配を消して近づかれる心配もない……。

が、近づいている者が一人───。

 

「レイちゃん、何書いてるの?」

 

そう、セラだ。

エルレイは早々と紙を折りたたみ、胸ポケットに入れた。

 

「なにも」

 

「って……今隠したじゃん、それ何?」

 

「ちょっとした落書き」

 

「ふーん」

 

セラはジト目でこちらを見てくるが、それ以上は聞いてこない。

 

「…まあいいや、最近はどう?楽しい?」

 

「……」

 

エルレイはその問いに少し考える。

正直疲れるのが現状だ。でもこれはこれで悪く無い…、と思ってしまっている自分がここにいる。

 

「……分からない」

 

正直それが率直な感想だった。説教することも多いし、仕事だって多い、時には先生に対して怒ることだって、でもなぜここまで心が安らぐのか…あまり考えたくはなかった。

 

「まっ、楽しくないよりはいいんじゃない!」

 

「…それもそうだね」

 

エルレイはそう言いながら、セラにいちごタルトを渡した。セラはサクサクとおいしそうに食べ始めた。

 

「~~~♪」

 

(おいしそうに食べるなぁ…)

 

そう思っていた。

 

───その時だ。

 

 

 

 

 

 

 

「貴女、エルレイ……。リィエル=レイフォードであってるわね?」

 

突然隣から声が聞こえた。

なじみ深い声だ、その方向を見ると激しく燃えるような真紅の髪を、三つ編みに束ねてサイドテールにしている、宮廷魔導士団の礼服を着ている女性。

 

 

「…イヴ」

 

「あら、てっきり未来だと私の事なんて忘れてると思ったわ」

 

イヴはそう言いながら不敵に、エルレイを見下すように笑う。

 

「イヴ、どうしたの?招集?」

 

セラが首をかしげながらイヴに尋ねる。

 

「ええ、招集よ。その未来人形も一緒にね」

 

「!!」

 

エルレイは突然のイヴの言葉に、驚きの表情を見せる。

 

「い、イヴ!!いきなりそんな言い方!」

 

「でも事実じゃない。何年たとうがリィエル=レイフォードはProject:Revive lifeの成功例…。感情を手に入れたとしても、人形以外の何物でもないのよ」

 

イヴはそういうと不敵に笑った。しかしとても楽しそうだ。

 

「……」

 

「だから、貴女はただの駒。

戦闘兵器としての価値しかないのよ、自分で理解しているかしら?」

 

「……」

 

「イヴ!!!」

 

セラはまたイヴを怒鳴りつけるが、イヴはエルレイに対しての、冷酷な言葉をやめない。

 

「…それで、なに?」

 

ここで、やっとエルレイが口をひらいた。

目をつぶりながらゆっくりと…。

 

「簡単な話よ、私たちに協力しなさい。リィエル=レイフォード、室長としての命令よ。貴女は特務分室にとってただの駒、それとも…、何か報酬がほしいの?……人形のくせに」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「協力するっっ!!!!」

 

エルレイは柄にもなく大声をあげて、イヴの手を取り跪いた。

 

「「……え?」」

 

予想外の事なのか、二人とも目を丸くしている。

 

「あ…、ごめん」

 

エルレイは自分の咄嗟の行動が恥ずかしくなり、そのまま立ち上がる。

 

「うれしすぎて……つい」

 

「は?うれしい?」

 

イヴがキョトンとした表情を見せる。

 

「だってそうだよ。私は人形、人間はそれで気味悪がる人間がほとんど、しかも未来のというとんでも設定、でもイヴは信用されなさそうな私を信用して駒として使ってくれる。これほどうれしいことはないよ」

 

エルレイはそう言いながら満面の笑みを浮かべた。

 

「え…、あ……えぇ…」

 

「どうぞ、ご命令を、室長。このリィエル=レイフォード、完璧に成し遂げて御覧に入れます」

 

エルレイはそう言うと、動揺しているイヴを思いっきり無視して、その場でもう一度跪いた。

 

「…調子狂うわね」

 

そう言いながらイヴは頬をかいた。少し照れているようだ。

 

「あ、イヴが赤くなってる!珍し~」

 

「うっさい!!!」

 

そんな状況が面白かったのか、セラがイヴをからかった。エルレイはそれを少し微笑ましそうに見る。

 

「それで?私にも召集かけるってことは、ハル君にも」

 

「え、ええ、まあね」

 

「…ハル君?」

 

突然エルレイが知らない名前が飛び出して、エルレイは首を傾げた。

 

「ああ、イヴの弟だよ?あれ。もしかして知らなかった?」

 

「……ごめん、今思い出した」

 

そういえばシュウは偽名ってエルザが言ってたな、多分このハル君って奴がそうだ。

 

「…リィエル、一応言っとくわよ?」

 

イヴが少し真剣な顔でエルレイの目を見た。

 

「私は貴女を場合によってはすぐに囮とか、汚れ仕事に使うから死ぬ覚悟はしておくことね」

 

「……ん」

 

相変わらず優しい人だ。

どうしても憎まれ口を叩いて、私の敵として仕立て上げたいらしい。だからこそこの人は信用できる。

 

「なんなりと、と申しました。囮でも、なんでも、そして」

 

エルレイは笑顔でこう言った。

 

「私は、男性のベッドで足を開くまでは、女性として死ねないので」

 

軽いジョークのつもりだった、少し場が固まり始めた……そして。

 

「ちょ!?!?誰よ!!リィエルにそんな言葉教えたの!?!?」

 

「わ、私じゃないよ?!?!……でもそんなこと教える人は…」

 

「バああああああああああナああああああああドおおおおおおおおおおおおお!!!」

 

 

 

…前言撤回、思った以上に過保護だ。少し不安になってきた。

 

「全く」サクサク

 

エルレイはあきれ果てながら、サクサクといちごタルトを口にした。

 

「リィエル、気を付けてよ?」

 

「え、わぁ!!」

 

突然話しかけられたことによりエルレイは驚き、尻もちをついてしまう。そこにいたのはエザリーだった。

 

「気付いてなかったんだ。最近たるんでるよ?」

 

「……むう」

 

「それより本当に気を付けてよ?そういう反応は、イヴさんとしては一番精神に来ると思うから。本当に駒として動こうとしないでね…」

 

「わかってる、その辺はちゃんと調整する」

 

そう、あの人は何気にお人好しだから、少し頑張って調整しないとつぶれかねない…。潰すのはごめん、頑張って守らなきゃ…。

 

 

 

 

 

 

 

『私はエルレイ先生じゃない。だから貴女の事が分からない。けれど、貴女がロクデナシであろうが、そうでなかろうと、私は守る為なら私を殺してでも殺戮兵器にでもなるつもりです。そう……未来に誓ったんです』

 

軽々しくこっちの世界に来ないで……。

 

 

 

 

 

 

 

「………………」

 

「ん?どうしたの?リィエル」

 

「…なんでもない」

 

エルレイは今日見た夢を思い出しながら、少し悲しそうにいちごタルトを頬張った。

 

 

★★★

 

「って、エルレイ。お前も来てたのか」

 

「ん」

 

イヴとの接触に成功した深夜、エルレイとセラはフェジテの某所__南地区郊外に存在する、倉庫街に足を運んでいた、最初に目についたのはグレンだった。

 

「レイちゃんもイヴに呼び出されたんだ」

 

「アイツ…関係ない未来のリィエルまで……」

 

グレンはそういうと悔しそうに唇をかんだ。エルレイは即座に言葉を返す。

 

「自分の意志で来てるから、そんなに心配しなくていい」

 

「俺はそういうこと言ってるんじゃ……!」

 

グレンがその言葉に噛みつこうとしたその時。

 

 

 

「お久しぶりです。グレン先輩、セラ先輩」

 

突然倉庫のドアのほうから男の声が聞こえる。

そちらを振り向くと、小柄な男性で赤い髪に肩には風と書かれたバッジ、間違いない。

 

(…シュウ)

 

「あ、ハル君早いね」

 

「いつも姉貴に振り回されてご苦労なこったな」

 

「皆さんが最後です。あと自分はそこまで姉様に振り回されてるとは思っていませんよ?」

 

(口調も…間違いない)

 

「エルレイです」

 

「はい、存じ上げております。今回はよろしくお願いします」

 

そういうとハルと名乗る男性はエルレイに軽く近づき。

 

(…あとで、未来で何が起こったのか聞かせて、エルザはリィエルから聞いたほうがいいっていうから)

 

「っ!!」

 

突然の事に顔が少し歪む。

このシュウはこの世界のシュウじゃなくて私の世界のシュウ……?でも背丈が、学院時代と変わって……。そもそもこれが知ってるシュウだとして、こっちの世界線のシュウは…??

 

「エルレイ、どうした?」

 

「…なんでもない」

 

エルレイはグレンの問いに、顔に感情を出さないように冷静に答えた。

 

 

★★★

 

「よう!グレ坊!!セラちゃん!」

 

中に入ると確かに全員いて、エザリー、バーナード、アルベルト、リィエル、クリストフ、そしてイヴがいた。

 

「じじい……、アンタは相変わらずそうだな」

 

「ほぉ~~、この子がリィエルちゃんの未来の姿かいな?なかなかの別嬪さんやのぅ~~」

 

「バーナードさん、ホントに相変わらずだね」

 

そんな当たり前の光景にセラは苦笑いをする。

エルレイは即座にエザリーの横に陣取る。

 

「ハルについて、聞きたい」

 

「あはは、やっぱり」

 

やっぱりかとエザリーは乾いた笑い声をあげる。

 

「話によると気づいたらこの世界で赤ちゃんだったんだって、原因はまだわかってないみたい。ロクサスさんとも接触できてないみたいだし」

 

「……そ」

 

つまり今シュウ……、ハルは生まれ変わりの状態だってこと?転生者だってことは聞いてたけど二回もするものなの…?

そんなことを考えていると、向こうは向こうで騒いでるようだ。

 

「セラ、アンタは基本的にただの監視してるだけでいいわよ、人数足りるから」

 

「う~~~~」

 

「う~~~~、じゃない」

 

「わん!!わん!!」

 

「わん!!わん!!じゃない!!!!」

 

「ム~、それだから恋人の一人もできないんだよ?」

 

「し、失礼ねっ!!私にだって恋人の一人や二人…」

 

「……姉様、恋人いたんだ」(殺す殺す殺す殺す殺す)

 

「あ~~~うん、私が悪かった。お姉ちゃんが悪かったからそのあふれ出る殺意をしまいなさいハル!!」

 

「あー!ハルくん怒らせた!いーけないだー!」

 

「ほとんどセラのせいでしょ?!ていうかアンタ、講師になってからあほ度が増したんじゃないの?!」

 

セラが茶化し、イヴが怒り、それを引き金にハルがブちぎれて、バーナードはそれを微笑ましそうに見ている。クリストフは苦笑いしながら、グレンとアルベルトは無関心だ。リィエル?エザリーの膝で寝てるよ、これが私の知ってる特務分室……?

 

「…かえっていい?」

 

「気持ちは痛いほどわかるけどちょっと待って」

 

帰ろうとするエルレイをエザリーは肩をガシッとつかみ、止めた。

 

「…はぁ」

 

エルレイは適当に拾った小石を掴み、セラに向けて…。

 

「えい」

 

「いたっ!!!!」

 

セラに投げてセラの眉間に直撃、するとセラは痛いのかそのあたりを転がり始めた。

 

「室長、お話を、お聞きします」

 

「…アンタホントにリィエル?」

 

「おめえに同意するのも癪だが…多分会ったやつ、全員そういう感情抱くから気にしなくていいぞ」

 

錯乱するイヴに、グレンは遠い目になりながら言った。

 

 

 

 

★★★

 

なんだかんだで会議終了。

会議内容、このチームでザイードをぶっつぶす、以上。エルレイはグレンのサポートをすればいいとのこと、エルレイは話が終わり、皆がほとんど帰った後にリィエルをおんぶして、帰ろうとする。

 

「ちょっといい?」

 

「……ん」

 

突然エルレイ、ハル、イヴしかいない倉庫で、イヴが話しかけてきた。

 

「よく私の話をあんなにすんなりと受け入れたわね、正直意外だったわ」

 

「その言葉、そっくりそのまま」

 

そう、それはこちらのセリフだ。未来から来たなんてありえない話、エザリーから聞いて信じてくれたのだ、意外というレベルの話ではない。

 

「でも忠告して置くわ、簡単に信じて正義の味方を気取っても、何の得もないわよ」

 

イヴはそう吐き捨てた。エルレイはぴくっと眉を少し動かす。

 

「正義の味方……ね…ふふっ………」

 

「…何がおかしいのかな?」

 

ハルは首をかしげながらそう聞いてきた。エルレイは笑った、笑いを隠せなかった

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・

・・・・

 

「特務分室解散…」

 

リィエルはきれいなオーロラをエルザと見ながら、少しため息をついた。

 

「みんなと見たかったね…このオーロラ」

 

エルザはオーロラを眺めながら悔しそうに呟いた…。

そのオーロラはきれいでどこか儚い、見ていると心が洗われているのか、壊れているのかわからない…。

 

「なんで……解散…しちゃったんだろう」

 

「私たちは力を持ちすぎたんだよ。だから上の連中にとっては扱いづらくなった……、それだけだよ」

 

そのエルザの言葉を聞くと、リィエルは悔しそうにこぶしをぎゅっと握った。

 

「何が……正義のために戦え?」

 

「…リィエル」

 

「あいつらの……勝手な都合…っ!みんな頑張ったのに……っ!その苦労が全部…っ!」

 

エルザはリィエルを優しく抱きしめる。やさしく、すべてを包み込むように…。

 

「正義には大きすぎる力は不要…?…勝手に決めやがって……っ!!」

 

イヴの苦労、グレンの葛藤、それぞれが歩んできた特務分室のみんなの努力を…奴らは踏みにじった……!!

 

「ふざけるな…、ふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなぁぁ!!!!」

 

リィエルは泣いた。すべてを吐き出すように、泣いた。

そしてリィエル=レイフォード、今のエルレイに残ったのは…恐ろしいほどの親友への執着心と、人間への憎みだけが感情を支配した。

 

 

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・

 

 

 

「ん……正義なんて言葉‘‘反吐‘‘が出る、そう思っただけだよ」

 

そう言い残し、エルレイはその場を立ち去った。

 

 

 

★★★

 

 

「………ん」

 

「あ、起きた」

 

歩いている途中にリィエルが起きてしまったようだ。リィエルはおんぶしているエルレイの背中の上で眠たそうに目を擦った。

 

「お話…おわった?」

 

「うん、終わった」

 

「そ」

 

リィエルはそれを聞いて欠伸をする。

 

「ねぇ、リィエル、私のこと、どう思ってる?」

 

「?ねえねの事?」

 

「私は、貴女の未来の姿、ガッカリしてるかなって、さ」

 

「?」

 

リィエルは不思議そうに首を傾げる。

エルレイにとってリィエルは自分であると同時に、自分の子供のようなそんな感覚を抱いていた。

 

「ねえねはねえね」

 

「!…だから私はリィエルにとっての…」

 

「ん…ねえねは私だから血が繋がってて本当は姉妹なんだよ、そういう事?」

 

「い、いやっ…血は同じだと思うけ…」

 

これ以上言っても無駄みたいとエルレイは思い、苦笑いをしながらおんぶしているリィエルの頭をなでた。

 

「はぁ……君は私と違って、いつか大物になりそうだね……」

 

よくわからない子供特有の言葉に、エルレイは笑みをこぼした。

 

「君なら…私と違って…充実した毎日を…」

 

「すぅ……すぅ……」

 

「!……ふっ、ふふふっ」

 

エルレイは笑い声を小さく上げ、いちごタルトを頬張った。自分とリィエルの違いはそこまで無いはずなのに、何故かこの子は幸せになれる…そんな気がしてならない。

 

「あはは……複雑」

 

 

 




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エルレイ2「そういえば、私ダンス相手。どうしよ」
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