『完結』(番外あり)ロクでなし魔術講師と帝国軍魔導騎士長エルレイ 作:エクソダス
……よし投稿完了
『バッドエンドの未来から来た二人の娘』を見に行こっと!
エルレイ2「こっちただの番外編だから、フィーちゃんのところに行くことを強く勧める」
ま じ そ れ な !
これはミアルが研究所に捕まったあと、ロクサスに助けられた直後の話
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「ねえ、ロクサス、ここはどこなの?」
「さあな、正直俺にもわっかんね」
ルミア、現在のミアルは困惑していた、旅をしている旦那を恋い焦がれて城で待っていたら突然親友のリィエルが行方不明になり、それに焦っているところに手紙が来て、気づけばまた研究所でProject:Revive lifeの実験に肩入れしていた・・・もう何がなんだかわからない。
「ま、とりあえずお前が無事でよかった」
そういうとロクサスは薪に火をつけて焚き火した、今は現在のロクサスの拠点である、岩でできた洞窟で焚き火で温まっている。
「これからどうするの?」
「難しいことはしねえ、ただブラブラとするだけだ」
「・・・そっか」
ミアルは少し笑った。
「んだよ、なんかおかしいか?」
「ううん、なにも♪」
どんな場所だったとしても、何があったとしても、愛したいと心から思った男性がここにいるのだ・・・不安要素などあるわけがない。
「じゃあそろそろ寝ろ、まっ、俺は男だからお前を襲ったとしても自己責任な・・・きひひっ」
「そっか、襲われちゃうんだ、きゃー」
「・・・嘘だと思ってんだろ」
「ううん、おもってないよ?ただ私はロクサスのやりたいことを否定したくないってだけ」
「・・・はっ、俺がいない間に何かあったか?エルミアナ王女よぉ」
ロクサスはそんな事を言いながらも心配してくれてるようだ、そんないつもと変わらないロクサスにミアルは苦笑いをする。
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ミアルはある出来事を思い出していた、それはミアルが学院を卒業した後《銀の鍵》を使い、ロクサスの化物すぎる力をどうにかしてなくしてあげたいと思い、空間を開けてロクサスの持つ接続経路イザナミに、ロクサスに無許可で強引に接続することができるようになったときの話だ。
「接続……できたっ!」
『あなたが・・・ルミア?』
「!!あなたは・・・何者?」
『私?私はね・・・ふふふっ・・・』
ルミアが接続に成功し、暗闇の空間に入るとそこには一人の女性がいた、その女性はところどころ破れた赤い服を着ていて、ピンク色のポニーテールの20代くらいの女性に、見える。
「あ・・・あ・・・」
しかし、こわい、なぜかわからないが怖い、恐ろしい、恐怖を感じる、この女性はやばいと第六感がそう警告を出している。だめだ、逃げなきゃ・・・でも足がすくんで動かない・・・っ!
『私はね・・・・』
その女性は不敵に笑ったあと
『あれ名前、ロクサスになんて言われたんだっけ』
「・・・へ?」
明らかに恐怖感がなくなる発言に、ルミアはポカンと呆気に取られる。
『あ、そうだ、イザナミだ、仕切り直していい?』
「え?……ああ……うん」
ルミアは何が何だかわからず困惑していた。
テイク2
『あなたが・・・ルミア?』
「ええっと…あなたは・・・何者?」
『私?私はね・・・ふふふっ・・・』
ルミアが接続に成功し、暗闇の空間に入るとそこには一人の女性がいた、その女性はところどころ破れた赤い服を着ていて、ピンク色のポニーテールの20代くらいの女性に、見える。
「あ・・・あ・・・」
しかし、こわい、なぜかわからないが怖い、恐ろしい、恐怖を感じる、この女性はやばいと第六感がそう警告を出している。だめだ、逃げなきゃ・・・でも足がすくんで動かない・・・っ!
『私はね・・・・』
その女性は不敵に笑ったあと。
『ヤマタノオロチ』
「さっきと名前が違うっ!」
ルミアは流石に我慢できず、全力で突っ込んだ。
『そうだっけ?』
妙にぽかんとしているイザナミになぜかリィエルを思い出しながら苦笑いをした。
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「ちょっと変な神様にあっただけだよ」
「・・・は?」
ミアルの苦笑いにロクサスはぽかんと口を開いた。
「まあ、それはいいの、重要なことじゃないから」
「いやよくはねぇよ…お前が一体誰と会ってたのか…」
「……ふふっ、心配してくれるんだ」
「あ?ちげえよ、お前を心配するほど俺はお人好しじゃねぇんだよエルミアナ」
そんなロクサスの相変わらずな様子にミアルは苦笑いをする。
「そうだね、そういうバッサリしてるようで優しいところが好き」
「なっ───」
「赤くなった、ふふっ♪どうしたの?お人好しさん?」
「お前……マジで陛下に似てきたな?!?!」
★★★
「あむ・・・んむ・・・んむ・・・」
ミアルとロクサスはとりあえずお腹を満たそうと近くの喫茶店へ足を運んだ、二人ともフードを被って顔が見えないようにしているが、逆に怪しんでる人もいるかもしれない。
「・・・まあまあだな」
「ロクサスがまあまあならかなりおいしいってことだよね」
「・・・ふん」
どうやらここのパンケーキはロクサスの口に合ったようだ、まあまあとの事。
「じゃあ残せば?」
「あほいえ、尊い命を大切にしろ」
そういうとロクサスは少し怒ったように睨みつけてきた、相変わらず、命にやさしいのか厳しいのかわからない。
「はい、ごちそうさまでした」
「ご馳走様でした」
ロクサスとミアルはそういうと食堂の作っている人に見える様な場所で手を合わせてお辞儀をした。
「さて、そろそろ行くか」
「うん」
そう言いながら二人は会計を済ませ歩き出した。
その時。
「何だよこの店っ!!!まっずいな!!」
誰かが怒鳴り声をあげている、声からしてどうやら男性のようだ、店員が来て、謝っている。
「・・・感じ悪いね」
「面倒だな・・・とっととでる・・・!」
そこでロクサスは何かに目が留まったかのように一点だけ見つめていた。
「ん?どうし・・・・」
ミアルが見てみるとそこには床に散らばった飲み物や食べ物、そして食器があった。どうやらあの男がやったようだ。
「・・・食べ物を粗末にする・・・これだから害虫は」
「・・・」
「ルミア、ちょっと俺アイツにO★HA★NA★SHI★してくるから先外出てく・・・」
「・・・」
「ルミア?」
「・・・」
ロクサスの声には全く反応せずにただあの男をニコッと微笑んでいるだけだった、しかし何か怖い。
「あのぅ・・・・ルミアさん?」
「私の旦那様の気分を害するなんて罪な人、少し・・・お説教が必要かな?」
そういうとミアルは手を前に出し、高速で詠唱し始めた。
「《我目覚めるは・赤龍帝とデウスの力を許容する・名無しなり・異端を愛し・慈悲を捨てる・我が力を糧として・我に大いなる力を与えたまえ》」
ミアルが詠唱すると、熱が発生し、なくなると思ったら突如、何もない空間が裂け、そのヒビから大きな鍵のようなものが出てくる、その中は深淵で何があるのかわからない、ミアルはその大きな鍵を手に持つ。
「なっ・・・!何故お前が《
本来その力を使えるのはイザナミと接続できるロクサスのみ、ミアルが使えるとは思わなかったロクサスは驚きの声をあげる。
「・・・ふふ、それはね」
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『それで、どうやって接続したか聞くのはいいや、メンドクサイし、なんでこの場所に来たの?』
イザナミは欠伸をしながらミアルを見つめて背伸びをした。
「貴女がロクサスの力の源・・・そう考えていいんですね」
『うん、それでいいと思うよ?』
ミアルはそう睨みながらイザナミに本題を切り出す。
「ロクサスのあの恐ろしい力をなくしてください」
『無理じゃない?』
「何故無理なのですか?」
『なんか・・・無理じゃない?』
「理由を教えてください理由を!!!」
ナチュラルにあおってくるイザナミにしびれを切らせてミアルは大きな声で怒鳴る。
『そもそもあれは、元々私の力じゃないしね』
「貴女の・・力じゃない?」
イザナミが力を与えているのにイザナミの力ではない。どういうことだ?
『まあ、とりあえず、君には面白そうだからロクサスについて全部話そうかな、事の始まりは、彼が猫を助けたところから始まってね、そのあとなんやかんやで私が彼の魂をもらったのそれで・・・』
『・・・というわけ、理解した?』
「・・・」
イザナミ様からロクサスのすべてを聞いた、転生したこと、ロクサスの魂はこのイザナミの所有物であること、そして規格外の力はすべてこのイザナミが渡しているという事。
正直、理解に苦しんでいる、しかし。
「・・・なんとか」
実際にここまでの場所に接続できたのだ、何があってもおかしくはない、しかし少し気になるところもあった。
「ねえ、イザナミ様」
『?』
「どうしてロクサスの魂が欲しかったんですか?」
『ん~』
そう、なぜロクサスの魂を所有したいという欲望にかられたか、だ、この子が神様だったとするならばそんなものを欲しがるとは思えない。
『そうだね・・・絶望しきってたからかな?』
「絶望・・・しきっていた?」
『うん、最初にあった時、何もかもが面倒そうな、疲れ果てているような、それに私を一目見ても『美人だ』が最初の一言だったから、面白かった』
ミアルはポカンと口をひらく。
「お、面白かった?」
ミアルには余り理解できない感情に思えた。
『じゃあ、逆に考えてみて、彼を苦しめるものが無くなってあの男の狂った顔じゃなくて、本当に幸せそうな顔・・・見て見たくない?』
「・・・」
確かに見てみたい、いつも強がっているロクサスが、ほとんど殺戮で狂ったような笑いしかしないロクサスの・・・苦しめるものが無くなり、ロクサスの本当の笑顔が・・・。
「・・・気持ちはわかります」
『でしょ、君ならそういうと思ってた、だから、私は彼を野放しにしてるの、途中経過が彼は面白いから』
「そうですね・・・私も見てみたいです」
『そっか、君もなのね、じゃあさ
君がロクサスと同じ膨大な力を手に入れたら、もっと面白くなると思うんだ』
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「イザナミ様・・・自由な神だとは思ってたが、自由すぎだろ」
「転生者に渡していた力をそのまま生きている人に使わせる・・・すごい発想だよね」
二人とも遠い目をしながら夕日を見ながらつぶやいた、喫茶店でのもめ事を解決した後騒ぎになる前に、そそくさと気配を消していなくなったのだ。
「全くだ、・・・はっ・・・まあお前がイザナミ様に魂取られようが別にどうでもいいけどな」
「私も魂取られるのかな?じゃあロクサスとずっと一緒だね」
そう言いながらミアルは楽しそうに微笑んだ。
「・・・根本的な疑問なんだが、なんで俺と一緒にいようと思ったんだよ、この世界にリィエルがいるのは教えたよな?」
「・・・そうだね」
長くなるので省略するが、ロクサスには全知全能の本を持っているので、たとえ何者かに記憶が改ざんされたとしても未来がどうなるか知ることが可能なのだ、勿論ハルとエルレイの事も知っている。
「しいて言うなら・・・貴女の妻だから?」
「・・・はっ!お前と恋したことなんて俺にとっては黒歴史だ、まさかに本気していたのか?無様な奴だ」
「そっか・・・まあ・・・そうだよね・・・所詮あれは・・・学院時代の戯言・・・それ以上でもそれ以外でもないもんね」
「あ・・・そうじゃなくてだな・・・その、黒歴史とはいえ恋をしてたのは事実だし、それに俺も嫌だってわけじゃ・・・」
目に見えて落ち込むミアルにロクサスは即座に弁護しようと顔を伏せているミアルの肩を両手でつかむ・・・すると今気が付いた。
「・・・ふ・・・ふふ・・・・ふ」
顔を隠しながらちょっと悪魔的にほくそ笑んでいるミアル。
「おいいいいいいいいいぃ!!お前ぇ!!お前ぇ!!!」
「あはははっ!!ごめんごめん!」
恥ずかしさでキレ始めたロクサスをミアルは笑いながら宥める。
「・・・はあ、お前マジで変わったな」
「それはどうも」
そう言いながらロクサスはため息をついた、やっぱりこの人はいつも優しいけど表に出ないだけなんだね・・・やっぱり私もイザナミ様と同じで、この人の本当の笑顔が見てみたい。
「ねぇロクサス」
「…なんだよ?」
「今の世界は、楽しい?」
そういうとロクサスは不敵に笑って。
「ああ、最高だ、全く退屈しねぇ…きひひっ」
「…そっか、そう思ってくれると私も楽しいよ」
その言葉を聞き、ミアルは優しく微笑んだ。
★★★
「はぁ!!!」
「おうりゃあ!!」
時は戻り、エルレイとあった後のロクサスとミアル、二人はエルレイと別れた後にストックを回収していた。
「・・ひ・・・やめ・・・・」
襲ったのはちょっとした殺戮主義者のアジトだ、この集団は無意味な動物虐待、殺戮を繰り返していた集団で300人ほどの宗教団体だった。
「いいのか!!?我らが死ねば他の動物どもが調子に乗りこの世界を乗っ取るんだぞ!?人間が支配しているはずのこの世界をだっ!!我々はただ邪魔になるであろうモンスターを殺しているだけなのだ!!」
そう言って最後のボスであろう人間は命乞いをする、いやしているようだ。
「ミアル、手を血で現在進行形で汚してるんだがお前いいのか?」
「別にいいよ、リィエルの気持ちもわかるけど・・・ロクサスの気持ちもわかるから」
「はっ・・・こんなことしてるからシュウに色々言われんだよな」
「ふふっ、流石に前世の弟の事は今でも気になる?」
「当たり前だろ。アイツいないと気分乗らねーこと多いからな…割とマジで」
そうロクサスと話しながらミアルは微笑んだ。とても楽しそうに。
「聞いているのか!?我々はこの世界の・・・」
「ねえ、ロクサス」
「なんだ、ルミア」
男の主張は完全無視して、話始める、300体人間の魂が手に入ったので上出来だ、このままこの人間を助けてもいいが・・・。
「この世界で一番邪魔になるであろう動物って・・・なにかな?」
「は?決まってんだろ」
「うん、そうだね」
そう言いながら二人は笑いあう・・・・
「「外道下等生物のほかにいねえよな?(いないよね?)」」
そう言いながらロクサスとミアルは最後の男の首をはねた、自分たちが最後に笑うために・・・いつまでも楽しい時間を共にするためにミアルは容赦なく、慈悲を捨てて人間の血で自分の手を汚す、しかしミアルはそれでもうれしかった。
私を理解して、傍にいてくれた人の笑顔が見れるかもしれないのだから。