『完結』(番外あり)ロクでなし魔術講師と帝国軍魔導騎士長エルレイ 作:エクソダス
エザリー「え?突然?」
エルレイ2「ん、突然、2件来たからノリでやる」
エザリー「…まぁいいや…じゃあ私が読み上げるね」
エザリー「一人目『タツタ川』さん、感想ありがとうございます!」
エルレイ2「大人っぽいって褒めてくれて。ありがとタルト、うれしい」サクサク
エザリー「感想で初めてだよね?大人っぽいって言われたの」
エルレイ2「ん、うれしい」サクサク
エザリー「大人…ぽい?」
エザリー「ま、まあいいや、次、『ゼロワンシャイニングバード』さん、感想ありがとうございます!」
エルレイ2「ん」
エザリー「え?それだけ?」
エルレイ2「?」
エザリー「いや、いつも見てる作者の人だよ?いつもだったら「ライト君に会いたい」って…」
エルレイ2「ん、会った」
エザリー「……え?」
━━━━━
エルレイ「ライトくん、拡散させて?」
ライト「おわっ!? だ、誰ですか...?」
エルレイ「いつか君が会う……戦車だよ(適当)
拡散駄目?」
ライト「戦車.....ってまさか................いや、何でもないです。ところで、拡散でしたっけ? 別にいいですけど...」
エルレイ「やった、許可出た。ありがとうタルト」タルトを差し出す。
ライト「は、はい。.....これ、いちごタルトですか? しかも大量に.....」
エルレイ「みんなと分けておたべ?じゃあね《我目覚めるは━━━》」
ターイムマジーン!
エルレイ「んじゃ」
そう言い残しエルレイは謎の機械に乗り、どこかへとんでいった。
ライト「.........何だったんだ? あの人.....」
突然現れた不思議な女性が空間の狭間に消えていったのを見て、呆然と呟くライトであった。
━━━
エルレイ2「ね?」
エザリー「タイムマジーン、急になくなったってシュウ君言ってたよ?犯人リィエルだったんだ…」
エルレイ2「と言うことで拡散『ロクでなし物理学者と禁忌教典(仮面ライダービルド×ロクアカ)』みんな見よう」
エザリー「結局拡散……」
意外な再会
「一時はどうなるかと思ったけど、めでたし、めでたし、ね」
学院の教室近くの廊下、そう言いながらシスティーナは楽しそうに背伸びをした、現在システィーナは、ルミア、リィエルと一緒に、エルレイのところへ早めに登校して、分からない所を教えてもらう約束だった。
「ん、ねえね、やめなかった」
「一時は、本当にやめちゃうんじゃないかって思ったけどね・・・」
リィエルが眠たそうに呟きルミアが苦笑いをした。
「それにしても・・・よくエルレイ先生に喧嘩を売る勇気あったわよね・・・」
「あ、えっと・・・あれはついカッとなって・・・」
「ふふっ・・・責めてるわけじゃないわ、寧ろ感謝してるもの」
「ん、ルミアが、頑張ってくれたおかげ」
「や、やめてって・・・」
ルミアはほめられるのが慣れていないのか少し顔を赤くしながら足が少し早くなる。
「まあ、これでエルレイ先生もなにもストレスを感じることなくこの学院に・・・」
システィーナがそう言いながら教室に入ろうとした・・・その直後。
「くたばれ外道下等生物」
バキィッ!!
教室内で無表情で苛つきながら通信魔導器を片手で破壊しているエルレイの姿が目に入ってしまった。
「・・・・ねえ」
少しの沈黙のあと、リィエルがはじめに口を開いた。
「・・・何?リィエル」
「よくわからないけど、ねえねのストレス理由・・・学院な気がする」
「「・・・・・」」
二人はリィエルの的確すぎる発言に何も言い返すことができなかった・・・・。
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~緊急通知~
アルザーノ帝国魔術学院 学院委員会
以下、一に該当する者を、2の通りの処分とすることを決定し、ここに通知する。
1.対象者 リィエル=レイフォード
2.処分内容 ‘‘落第退学‘‘
3.処分理由 生徒に要求する一定水準の学力非保持、故の在籍資格失効
以上
「どどどど、どうゆう事っすか学院長ぉおおおおおおおお──!!!」
「どどどど、どうゆう事ですか学院長ぉおおおおおおおお──!!!」
エルレイのキレている理由を聞くや否や、グレンとセラは猛烈な勢いで学院長室に駆け込んだ。
「まあ、そろそろ君たちが来る頃だと思っていたよ・・・」
慌てるグレンとセラを学院長は落ち着いた物腰で迎える。
「確かに!こいつはマジモンのバカですよ!?今のところ成績、ボロクソですし!」
グレンはリィエルの襟首をつかんでぶら下げ、学院長の前に突き出す。
「むう、バカって言うほうがバカ」
対するリィエルの表情は眠そうで、いかにも何が起こったかわからない風だ。
「学院長!成績が一番響く前期末試験もまだやってないんですよ?!その結果すら待たずに退学処分なんておかしくないですか?!」
そう、セラの言う通り、まだ前期末試験、つまりテストをまだやっていない状況にも関わらず ‘‘学力がないから退学させる‘‘ という暴言に近いものを突き付けられているのだ。
「お願いします、学院長・・・どうか、もう一度よく確認してください」
先生についてきたシスティーナとルミアも、必死に学院長へと嘆願する。
「まあ、何かの間違い・・・確かにそうなんじゃろうな・・・普通なら。じゃがリィエルちゃんの場合は、少々特殊でのぅ」
学院長が気の毒そうにため息をついた。
「理解しています、それは、私から」
そう言いながらエルレイはため息をつき話始めた。
「どういうことですか?エルレイ先生」
「リィエル=レイフォードは、元王女、ルミア=ティンジェルの護衛として派遣してきた、分かってるよね」
エルレイがそういうとルミアは頷いた。
「だから、国軍参謀本部が、リィエルを、この学院の生徒として強引にねじ込んだわけだけど・・・この学院は外道下等生物の醜さの塊なの」
「つまり、どういうことですか?」
「建前がクソで合理性がないのは明らか、本音は『気にくわねえな、退学させっか★』っていう外道下等生物のただの私利私欲、クズ過ぎる」
エルレイは相当腹が立っているようだ、感情を隠すことなくそう吐き捨てる。
「さっき上層部に直談判した、けど突っぱねられた、『教員が1人の生徒に肩入れするな、もっといい生徒たちの未来の事を考えろ』ってね・・・ほざけ下等外道生物」
「エルレイ・・・」
「肩入れしている?未来の事を考えろ?未来の事を考えるなら、リィエルはどうなるの、学院を退学して社会になじめない人はたくさんいる、それで頑張っても、未来に社会になじもうと頑張った子が、仕事に押しつぶされて過労死、自殺、そんなケースも少なくない」
そう言いながらエルレイは唇をかんだ。
「それをあろうことか、『気に入らないから』で済ませる・・・いい生徒っていうのはアイツらの都合のいい機械としか思っていない・・・これだから外道下等生物は」
エルレイは歯ぎしりしながらそう吐き捨てた。
「ねえね・・・大丈夫?」
「・・・大丈夫だよリィエル」
そう言いながらエルレイは優しくリィエルの頭を撫でた。
そうしていると学院長が・・・にやりと笑った。
「しかし、つくづく思うのじゃが、このクラスは本当に悪運が強いのぅ」
「え?!どういうことですか?」
「実はな・・・ちょうどリィエルちゃんに、名指しで短期留学のオファーが来ているのじゃよ、聖リリィ魔術女学院からのぅ」
「聖リリィ魔術女子学院だって?!」
グレンが驚きの声をあげる。
聖リリィ魔術女子学院。アルザーノ帝国が首都、帝都オルランドより北西へ進んだ湖水地方リリタニアにある私立の魔術学院。いわゆる、女子のみが通える女子校である。
「なるほど、実績で跳ね除ける、合理的」
そう言いながらエルレイは少し微笑んだ、それならば部外者が介入する余地はない。
「グレン、セラ、生徒任せていい?リィエルの先生としては、私が行く」
「よしっ!任せろ、リィエルを頼むぞ」
「レイちゃん、リィエルちゃん、しっかりね!」
二人の同意は得た・・・あとは・・・。
「ん、感謝、そして、ルミア、システィーナ」
「はい!」
「は、はい!」
システィーナは即座に返答を返し、ルミアは少し戸惑ってから返した。
「二人も聖リリィ魔術女子学院までついてきて、いざとなった時のカモフラージュになる」
いざ上層部の連中が不当にリィエルを聖リリィ魔術女子学院に行かせただのなんだの言われる可能性があるので、カモフラージュに何人か短期留学生を増やすことによって。妙な言いがかりをつけられる心配もなくなる。
「ついてきてくれる?二人とも」
「はい!先生がそう仰るなら!」
「私も行きます!」
二人ともすぐにOKの返答をくれる、うれしい限りだ。
「グレン君、セラ君、こういうのをエルレイねえねカッケエゼイイェア・・・というんですな、ふぉっふぉっふぉっ」
「はは、まあ基本的にはそうっすね」
「レイちゃんカッケエゼイェァア!!」
「・・・学院長、それどこからの情報です?あとグレンとセラ、後で死」
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魔術女子学院への短期留学が決まったリィエル、ルミア、システィーナ、さっそくエルレイはそれ用の書類を作成して、短期留学の書類をサイン、そしてエルレイは三人を授業後に教室に呼び出し、書類を配った。
「ここは・・・こうで・・・こう」
「あの・・・エルレイ先生」
そう話していると突然システィーナが恐る恐る話しかけてくる。
「え・・・なに?」
「最近よく思うんですけど、エルレイ先生ってリィエル・・・なんですよね?」
「・・・ん、それが」
「あ!いえ、別に大したことじゃないんですけど・・・」
そういうシスティーナは何か歯切れが悪い。
「その・・・エルレイ先生の知る私たちもいるんですよね?」
「ん、そだね」
「寂しくなったり、しないんですか?」
「・・・」
その言葉にエルレイは黙り込む、寂しくないと言ったら嘘になる、しかし死ぬほど会いたいかと言われたらそれは違う。
「ごめん、今回、ノーコメント」
「そう・・・ですか」
そういうとシスティーナは肩を落とす。
「あの、私達がこういうのも変な話なんですけど、エルレイ先生が望むならエルレイ先生をリィエルとして、心から迎え入れますからね?」
そう言いながらルミアは優しいほほえみをエルレイに向けた
「・・・ありがと」
エルレイは少し照れ臭そうに頭をかく、実際自分の生徒にそんなことを言われるのが想定外だったのだ、少しエルレイはため息をつく。
「・・・わたしやだ」
「・・・え?」
ここで、何故か否定的な言葉を出したのはリィエルだった、エルレイは軽く、リィエルの頭を撫でる。
「ねえねは、ねえね」
ねえねはねえね、つまりそのままでいてほしいというリィエルの意思表示、いくら昔の自分でもこんな意思表示ができただろうか・・・。
「・・・ぷっ」
エルレイは少し噴出してしまった、自分の言っていることのはずなのに、目の前にいる リィエル=レイフォードは自分のはずなのに、なぜかとても愛らしく見えてしまうのだ。
「・・・ふふっ」
「あははっ!」
釣られるようにルミアとシスティーナも笑い始める、その場のリィエルだけが口を膨らませてすねている。
「笑い事じゃ、ない」
「ごめん、ごめん」
そう言いながら、エルレイはリィエルを母性からか、割と強めに抱きしめた。
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「・・・すっかり夜になっちゃった」
エルレイが短期留学の説明と仕事をすべて終えた頃にはあたりは真っ暗になっていた。
「早く帰らないと」
また、家から出てったとセラに騒がれても面倒なことこの上ないので早く帰ろうとエルレイは近道をしようと誰も人通りのない林をスタスタと歩いていた。、その途中。
「やあ、リィエル」
「あ。シュウ」
意外な人物がいた、そこには魔導士礼服に身を包んだエルレイにとってのシュウ・・・現在名ハルが伐採された気に座り込み、チョコレートを食べていた。
「・・・どうしたの?」
「いや、特に深い理由はないんだけど少し心配になってね」
「心配?」
エルレイは首をかしげる。
「食事の栄養バランス?それとも洗濯?掃除?ゴミ出し?」
「・・・リィエルは僕をなんだと思ってるのかな」
「超絶駄目人間製造機」
その言葉を聞きハルは苦笑いをした。
「そういう話じゃなくて・・・人間になっちゃったかなって」
「・・・・何が言いたい?」
ハルの言葉にエルレイは苛立ちを隠そうともせずにハルの顔を睨む。
「いや、結構教師として充実してるみたいだからもしかしたら」
「シュウ、それ以上言ったらいくらシュウでも許さない」
「・・・」
エルレイは容赦なくハルの胸ぐらを掴んだ。
「私を、私の大好きな人達を絶望に落とした、外道下等生物と一緒にするな、シュウ・イグナイト」
「・・・ふっ」
シュウはその言葉を聞き、何故か安心したように微笑んだ。
「私が教員してるのは・・・なんとなくやってる、それだけ」
「ごめん、いらない心配だったね」
そう言うとハルは優しくエルレイの頭を撫でた。
「・・・ん、わかってくれればいい」
そういうとエルレイはハルの元から立ち去ろうとした・・・その時。
「きひひっ・・・相変わらずだな、お前ら」
「「っ!?」」
気配がなくてすぐに気が付かなかった、そこには二人いて、ミアルとロクサスが互いに背を寄せ合いながら立っていた、ハルとエルレイは即座に距離を取る。
「なんのよう?兄様」
「おいおい、ご挨拶だな、せっかく前世での兄ちゃんが弟の顔を見に来たってのに」
「またあったねリィエル、シュウくんは久しぶり」
そういうとミアルはフリフリと手を軽くふった。
「御託はいい、なんのよう?」
普通だったらこんな接触はこの二人はしない、確実に何か裏がある。
「なあに・・・ちと提案しに来たんだよ」
「提案?」
「うん、別に二人共そっちにいる理由はないでしょ?私とロクサスと一緒に来ない?」
そう言いながらミアルは軽く微笑んだ。
「ルミア・・・この前は戦って守ればいいって・・・」
「前はね、でもリィエルが迷う原因があるならそこから力づくで引き離そうって・・・ロクサスが」
「そういうこった、んで?お二人さん、この提案はど──」
その言葉を遮るようにエルレイが詠唱し始めた
「《万象よ2つの腕手に・剛毅なる刃を》」
エルレイはいつも道理回路に接続して、とても大きな大剣を手に持つ。
「兄様、これが答えみたい《武装展開》行こう、ファイさん」
シュウも武装を展開して紫の片手剣を手に持った。
「・・・残念だ」
「しかたないよ、《ザドキエラー》」
ミアルがそう言うとミアルの手に氷で作られた大鎌が手に持たれる。
「始めよっか……リィエル」
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「・・・っ!」
エルレイは少し焦っていた、ライツェル・クルス鉄道駅へと足を運んだのはいいものの・・・。
「リィエルを見失った・・っ!」
そう、リィエルを見失ってしまったのだ、エルレイはとりあえずルミアとシスティーナを鉄道に乗せてから探し回る。
「・・っ、どこ」
見当たらない、どこにも見当たらない、思い当たるところはすぐに言った、どこだ、どこだどこだ、どこ・・・。
どんっ!!
「わっ!!」
「きゃあ!!」
エルレイは不注意だった、女性にぶつかってしまったようだ。エルレイはすぐさま起き上がり、その女性に手をさし伸ばす。
「す、すいません、大丈夫です・・・!」
ぶつかってしまったのは銀髪のポニーテール、リボンがぴょこぴょこと動き、まるで子猫のように可憐な20代くらいの女性、エルレイはその女性に見覚えがあった。
「こ、こちらこそ、不注意で・・・ってリィエル!?!?」
「し、システィーナ・・・?」
そう、エルレイにとってのシスティーナ、そのものだった。