『完結』(番外あり)ロクでなし魔術講師と帝国軍魔導騎士長エルレイ 作:エクソダス
よし!どれが面白いか読者に決めてもらおう!(暴論)
ということで、本格的に書こうか考えている小説を投稿します。
最終的にアンケートを取らせていただくのでご協力お願いします!
最初はシュウとロクサスのストーリーです!
『二人の神に魂を奪われた兄弟』
神様転生?そんなものはクソだ、今まさに少年は目の前の神を見ながらそう思っている。
『ふっ、死んだ理由が兄がいないことによる虚無感の自殺ねえ……全く持って、阿保みたいな理由ね』
「……」
どこかもわからない空間、その真っ暗な空間に無数の時計がグニャグニャと動いている。
そんなところでそのその赤髪の少年は黙って俯いていた。少年と話している神は ‘‘デウス・エクス・マキナ‘‘ と名乗った女性だった。
髪は銀髪のロングで20代くらいだろうか、白いノースリーブとミニスカートを着ている。
『安心なさい、君を今から転生させてあ──』
「……そんなのいい、兄様のところへ連れてって」
『……へえ』
少年は話を聞こうともせずにそうつぶやいた。
辛そうに、そして虚しそうに。
「転生、異世界召喚、くだらない……。僕は兄様といないと、すべてが虚無虚無しい……お願いだから兄様のところに……」
『……ふふっ』
「……なにがおかしいの?」
デウス・エクス・マキナはその少年の言葉を聞き、笑った。
いや、笑いをこらえることができなかった。
何人も人間を転生させてきたがこれだけ1人の人間に依存している人間など見たことがなかった。
『ふふっ、ごめんなさい、家族を大切にするのは良いことだと思うわよ?…ただね』
「……ただ?」
『君のお兄さんは……普通の転生をしていないの」
「………どういうこと?」
少年は目を見開く、デウス・エクス・マキナはため息交じりに話し始めた。
『イザナミって神様は知ってる?』
イザナミという名前を知らない少年はすこし小さく唸った後に首を横に振る。
『イザナミっていうのはね、死の神、黄泉の国を仕切ってる神の事よ』
「……死の神が何?」
『あなたのお兄さん…。その神様に魂を取られてるの』
「っ!!!」
少年はうまく声に出せない悲鳴を上げた。
辛く苦しそうに。
『私も詳しくは知らないけどね、イザナミの奴 ‘‘気に入った人がいたから殺して魂を貰った‘‘ って言ってたわ、まあアイツの気まぐれでしょうね』
「……気まぐれ?」
『ええ、多分気に入ったから適当にその世界で殺して魂奪ったんでしょ』
「……神様の気まぐれで……許されると思ってんのかよ」
少年はこぶしを強く握りしめた、それこそ血が流れそうなほど強く…。
「その人の家族が悲しんでても…神様がいいならなんでもゆるされんのかよっ!!!!」
少年は怒鳴りつけた。
人生でここまで怒鳴ったことがないくらい。強く怒鳴りつけた。
『落ち着いて、君のお兄さんと会うことができないわけじゃないわ』
「……!」
デウス・エクスマキナは優しく握りしめている手を掴みさすり始めた。
『君の感情を近くで見て気が変わったわ、手伝ってあげる、ただし』
「ただ……し?」
『君が私に魂を差し出したらの話だけどね』
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「シュウ……おきて」
「……ん?」
赤髪の少年は目を覚ますといつもの部屋にいた。
どうやら ‘‘魂を売った時‘‘ の夢を見ていたらしい、赤髪の少年、シュウは欠伸をする。
「大丈夫?うなされてた」
「うん、大丈夫だよ、リィエル」
この子はリィエル=レイフォード。
わけあってシュウと同居している仕事仲間だ。
「そ、お腹すいた」
そう言いながらリィエルはお腹を押さえた、シュウはそれを見ながら苦笑いをする。
「あはは……すぐ作るね」
シュウはすぐに起き上がりキッチンに行き、料理を作り始めた、卵を溶いて、お肉を焼いて……。
「シュウ、顔色悪い、大丈夫?」
「大丈夫だよ少し悪夢を見てただけ」
「…悪夢?」
その言葉にリィエルは首をかしげる。
シュウは完成した料理を机に運んで行った。
「ちょっとした……ね」
「今日、シュウは学校?に行くんでしょ?心配?」
そう言いながらリィエルはシュウの顔を覗き込む。
急に顔が近くなり、シュウは少し赤くなるが、調子を戻してリィエルを抱きしめた。
「大丈夫、リィエルはちゃんと特務分室で、お仕事するんだよ?イヴ姉様によろしくね」
「……ん」
リィエルはそのままシュウに体を委ねる。
シュウの本名は シュウ=‘‘イグナイト‘‘だが、ある事件を皮切りに、イグナイト家から家出し、リィエルと同じアパートで、同じレイフォードとして生活している。
「じゃあ、行ってきます」
朝食を食べ終わったシュウは、一足先に靴を履いて出発しようとする。
「ん、頑張ってね」
「うん、頑張てくるね」
「行ってらっしゃいのちゅー?しよ」
「え?」
「ん」
「………」
「………」
「「…………………」」
その後の会話はなかった。
─────
アルザーノ帝国魔術学院、アルザーノ帝国の人間でその名を知らぬ者はいないだろう。この時代からおよそ四百年前、時の王女アリシア三世の提唱によって巨額の国費を投じられて設立された国営の魔術師育成専門学校だ、今日、大陸でアルザーノ帝国が魔導大国としてその名を轟かせる基盤を作った学校であり、常に時代の最先端の魔術を学べる最高峰の学び舎として近隣諸国にも名高い学院、それがアルザーノ魔術学院だ。
「シュウ・レイフォードです、よろしくお願いします」
「はい、ではシュウ君はあちらの席に座ってくださいね」
シュウは指をさされた席まで移動して、そこに座る。
(……はぁ)
内心、シュウはため息をついた。
何故自分がこんな所で魔術なんか教わらなければいけないのかと……。
それなのになぜ来ているかというとこの世界の姉であるイヴ・イグナイトに『あんた、学校にはちゃんと行きなさいよ?』と、家出する際にそう忠告されたから来ているだけで正直どこでも良かった。
「シュウ、だったわね」
「?」
ため息をついていると隣の銀髪の長い髪の女の子が話しかけてくる。
「今日からよろしくね、私はシスティーナ」
「うん、よろしくね」
シュウは話しかけてきたシスティーナに愛想笑いをする。
すると少し遠い所からも声をかけられる。
「おいおい、あんまりシスティーナと絡まんほうがいいぜ?コイツの説教はなげーぞ?」
「うっさいわねカッシュ!黙ってなさい!」
「そうですわよカッシュ、 ま だ なにも説教していないですわ」
「 ま だ を強調しないでよウェンディ!」
「君たち、まだ授業が始まらないとはいえ静かにね」
そう言いながら先生は騒ぎ始める生徒たちをなだめた。
(……楽しそうなクラスだな)
そう思いながらシュウは少し苦笑いをした。
前世でも小中はともかく、高校は居心地が悪いものではなかったので少し、昔の親友の事を思いながら苦笑いをした…しかし。
(でも、求めてるのはこんなのじゃない)
シュウの最終目的は前世の実の兄を見つけ出し、もう一度会って一緒に暮らしたい。
単純だがそれ以上でもそれ以下でもなかった、こんな幸せは求めていない。
「あはは、騒がしいクラスでごめんね?」
突然後ろにいた金髪のショートヘアな女の子がシュウに苦笑いしながら話しかけてきた。
「でも、いつもこんな感じだから時期になれると思うよ?」
「大丈夫、楽しそうなクラスだなって思ってたところ」
「それならよかった。あ、私の名前はルミア、よろしくね」
「うん、よろしく」
そう言いながらシュウは愛想笑いを返す。
そして、シュウはルミアの隣にいる一人の男性に気がついた。
「……」
「ほらロクサスも、自己紹介しよ?」
「ロクサスだ」
目をつぶったロクサスと名乗る青髪の男はシュウの顔を見ずに自己紹介をした。
「えっ……と」
シュウは流石に困惑する。
システィーナはその光景を苦笑いで見つめていた。
「ああ、そいつはそれが普通、気にしなくていいわよ?」
「俺はただの人間には興味ねぇ、失せろ外道下等生物」
「あんたも人間でしょうが!」
その光景を見ながらシュウはなんとなく頭をかいた。
(そういえば兄様も……)
シュウとシュウの兄は人間不信で基本的に人間が大嫌いだった。
「……はやく…会いたいな」
「ん、なんか言った?」
「…なんでもないよ」
シュウはそう言いながらシスティーナに微笑みを返した。
兄がどこにいるかはわからない。けど今はデウス・エクス・マキナ様の支持に従うしかない。
「人間だけど、よろしくねロクサス」
「……おう」
そう言うとロクサスはそっけなく返す。どうやら癖はあるが悪い人ではないようで安心した自分がいる。
「そっか……人間嫌いなんだ…」
「おう、当たり前だろ」
「えっと……じゃあ私と一緒にいるのって……嫌かな?」
「ああ、えっと……そういう……わけじゃなくてだな、その……」
前言撤回。
悪だ、極悪だ、女の子とイチャイチャするクソ野郎だ。今理解した、そして確信した。
「みんな〜、転入生が思ってること言うわよ〜。せーのっ!」
「「「「爆ぜて死ね!!!」」」」
どうやらみんな思っていることは同じのようだ…。
──────
─────
────
「……はぁ」
ロクサスは誰もいない黒い空間でため息をついていた。
『ん、なに?疲れた』
それを見ていた女性は顔を寄せてじっとロクサスを見つめる。
「ああ、イザナミ様、今日と今日とて、ルミアに強く当たれなかっただけですよっと」
ロクサスはそう言うとその場に寝転がった。
イザナミと呼ばれたその女性はところどころ破れた赤い服を着ていて、ピンク色のポニーテールの20代くらいの女性に見える。
『そんなに辛く当たらないとだめなの?』
「当たり前だろ、俺は恋をしたいからイザナミ様に魂を差し出したんじゃない、刺激がほしいから魂を差し出したんだ」
そう言いながらロクサスはため息をついた。
彼は前世が退屈で刺激を求めてイザナミに魂の所有権を放棄したので断じて恋愛感情など必要ない……。
『でも、私とあった時、最初の言葉『美人だ』だったじゃん』
「あ、あれはその場の気分でだな…」
『そ、それじゃあルミアちゃんにも『美人だな、犯したくなるぜ★』って言えばいいじゃん』
「なんでそうなる?!ていうか言葉のハードル上がっとるわイザナミ様!!??」
必要ない…らしい、もちろん彼も一人の男なので、男としての性には逆らえない。
『あ、そうそう、ちょっと面白いニュース』
「……なんだよ」
『貴方の弟さん、この世界にいるよ?』
「!」
その突然のイザナミの発言にロクサスは少し眉をひそめた。
「本当か?それ」
『こんな冗談、言わない』
「…そうか」
そう言いながらロクサスはその場に立ち上がり、肩を回した。
『うれしくないの?』
「うれしいさ、けどな、残念ながらアイツは優しいやつでな」
そう言いながらロクサスは苦笑いをした。
『ロクサスとは大違いだね』
「うっせ」
『優しいから何?自分の世界に来てほしくないと?人間嫌いのロクサスらしくない』
そう言いながら髪をいじってイザナミはため息をつく。
「そういうわけじゃねえよ、でもな、アイツは優しいからちと自分の管理がなってなくてな、悪い女に利用される事が多い……自分を愛してほしいがためにな。その行動が兄にとっちゃ…」
「見過ごせねえし、腹立たしい」
ロクサスはそう言いながらどこからか大きな大剣を取り出して片手で軽々と持ち上げてから肩に乗せた。
どれが一番内容気になった?
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二人の神に魂を奪われた兄弟
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もしも、エルザとリィエルが原作1巻か─
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愚者と白猫の子は化け猫姉妹?!
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聖杯戦争?どうでもいい。いちご─