転生破壊者のヒーローアカデミア:Re   作:ハッタリピエロ

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学級委員長とマスコミ騒動

オールマイトが雄英の教師に就任したというニュースは瞬く間に全国に広がり、連日マスコミが押し寄せる騒ぎになった。

 

「教師オールマイトについてお聞かせください!」

 

マスコミ勢がそう聞いてくるが俺達にとってはいい迷惑だ。

 

「ねえねえ。何で、オールマイトのこと知りたいの?ニュースになってたから?でも、道を塞ぐのが迷惑になるって知ってた?」

 

波動先輩が注意するものの、全く聞こうとしないマスコミ。

 

レイ子も困惑しているし、何より、このままでは遅刻してしまう。

 

「ッ!真司!?」

 

「真司くんッ!?」

 

俺は咄嗟に右手でレイ子、左手で波動先輩を引っ張り、校内へ逃げ込んだ。

 

「あそこまではしつこいなんて…」

 

「私マスコミ嫌〜い」

 

「校内まで入ってきそうな勢いだったな」

 

まあ校内には至る所にセキリティがあるし、入ってこれないだろう。

 

「んじゃ、私は教室に行くから二人も頑張ってね〜」

 

「ねじれ先輩こそインターン頑張ってくださいね」

 

あと最近レイ子と波動先輩はお互いが下の名前で呼ぶほど仲良くなってきている。

そのあと俺達も教室に向かった。

 

 

・・・・

 

相澤先生が教室に入りHRという名の説教が始まる。

 

「爆豪、もうガキみてえな真似すんな。能力有るんだから」

 

その説教に爆豪は

 

「ああ…」

 

「それと空野に轟、戦闘訓練だからといってやり過ぎだ。少しは加減しろ。」

 

「すいません」

 

「わかった…」

 

「あと緑谷、個性の制御…いつまでも『出来ないから仕方ない』じゃ通さねえぞ」

 

「ッ!ハイ!」

 

「いきなりで悪いんだが今日は君らに……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学級委員長を決めてもらう!!」

 

『学校っぽいのキター!!!』

 

一同が騒ぎ出すが、相澤先生の眼力で静かになった。

 

「静粛に!!多をけん引する責任重大な仕事だぞ…!!周囲からの信頼あってこそ務まる聖務…!民主主義に則り投票で、決めるべき議案!!!」

 

言ってることは最もなんだが

 

「そびえ立ってんじゃねーか!!何故発案した!!!」

 

手を挙げているせいで説得力ゼロだった。

 

結局、飯田の提案が受け入れられ、投票した結果

 

俺3票

 

八百万2票

 

緑谷2票

 

レイ子 麗日 飯田 轟0票

 

その他は全部1票という結果になった。

 

「は?3票!?」

 

「なんで変身野郎に3票も!」

 

「聖職……!分かってはいたが……」

 

「他に入れたのね…」

 

「何がしたかったんだ…飯田…」

 

結局俺が委員長になってしまい、八百万が副委員長になった。

 

ーその後昼休み

 

今日はレイ子や波動先輩に拳藤と食堂で食べようと約束していたので俺は生姜焼き、レイ子はハンバーグ定食、波動先輩は煮付け定食、拳藤はビーフシチューが乗ったトレーを持って席を探していたら

 

「一緒にいいか?」

 

轟がざるそばの乗ったトレーを持ってそう言ってきた。

 

「ああ、レイ子達も良いよな?」

 

皆も頷いてくれた。

 

食堂の飯はランチラッシュが作るだけあってやっぱり美味いのかもしれない。

 

あっ、当然レイ子の弁当には劣ると思うがな。

 

「空野」

 

「うん?」

 

「訓練の時は悪かった」

 

「もう気にしてねえよ」

 

轟が家族のことについて話そうとすると

 

「嫌だったら、いいんだぜ?」

 

「いや、これは俺の為にも、お前らには話とかなきゃならねえ」

 

皆も轟の話に食いついた。

 

それは想像を絶するものだった。

 

5歳の頃からヒーローになるための厳しい訓練をさせられたこと

 

自分を庇ってくれた母は父のせいで精神が追い詰められ顔に煮え湯を浴びさせたことなど。

 

母は父親に似ている自分の左側が憎いなどと。

 

「そんなのって……」

 

「なんだソイツは!そんなの父親じゃない!」

 

波動先輩に拳藤が声を荒げる

 

当然だ。誰が見たってソイツはクソ親父だ。

 

レイ子もいい気分をしていなかった。あれは怒ってるときの目だ。

 

「だがお前の言葉で俺が忘れていた母さんの言葉を思い出した…自分が本当になりたかったものとは何か…このままじゃ駄目だとわかった。だから…この前の休日母に会ってきた」

 

その後お母さんとあった時の様子を教えてもらった。

 

お母さんは泣いて謝り、笑って自分を許してくれたこと。

 

自分が憎しみに囚われず進むのが何よりの救いになること。

 

それに皆は号泣していた。

 

俺も感動していたその時

 

『ウウッーー!!』

 

サイレンが鳴り響いた。

 

突如として食堂がパニックになった。

 

これって……!!

 

「なになに!?なにが起こってんの!?」

 

「皆落ち着いて!」

 

「真司……!」

 

「今動くのは危険だ!原因を探る!」

 

『アタックライド、スコープ!』

 

やっぱり……!!

 

『アタックライド、イリュージョン!』

 

『アタックライド、バットショット!』

 

『アタックライド、フロート!』

 

分身して空中に飛び皆の視線を集める。

 

「皆落ち着け!ただのマスコミだ!先生が対応してるから俺たちは速やかに教室に戻るんだ!」

 

俺が注意を呼び掛けていると

 

「大丈夫ーー!!ただのマスコミです!!」

 

飯田も非常口に張り付いて注意を呼び掛けていた

 

それを聞くと皆がそれぞれの教室へ帰っていく。

 

その後先生から騒動は収まったとの知らせを受けた。

 

委員長だが原作通りなんやかんや理由をつけて飯田に譲ったよ

 

さてと……

 

・・・・

 

「ただのマスコミがこんなことできる?」

 

「そそのかした者がいるね…」

 

「邪な者が入りこんだか。もしくは宣戦布告の腹づもりか……」

 

教師陣が壊された雄英の正門を見て訝しんでいた時

 

パッ!

 

『なっ!!?』

 

突然無数の写真が出現した

 

「これは……」

 

「すぐに回収しろ!」

 

回収した写真には職員室に侵入している今回の騒動の実行犯と思われし者たちが映されていた

 

それらを回収した教師陣はすぐに会議を始めた

 

「こいつらが今回の犯人かあ?」

 

「それ以外ありえないだろ」

 

「しかし問題は……誰がこれを撮ったかだな……」

 

結局回収できたのはこの写真だけであったため行き詰っている

 

「……なんにせよ、しばらくは厳重注意が必要だね。皆頼むよ」

 

校長の言葉に頷かない者はいなかった

 

・・・・

 

さてと……なんとか気づかれずにすんだな

 

あの時、死柄木たちを警戒してもらうためにバットショットで撮った写真をゾーンメモリで気づかれないように教師陣に渡したのだが……

 

さて……効果はどのぐらいあるのだろうか……




自分以外に投票した人たち

レイ子→真司

麗日→真司

飯田→緑谷

真司→緑谷

緑谷→真司

轟→八百万

轟焦凍のヒロインについて

  • 前作と同じONE PIECEのモネ
  • 八百万百
  • ありふれた職業のユエ
  • イセスマの桜
  • 上記4人のハーレム

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