あのゴタゴタから数分後、ようやく家の中に入った僕たちは早速勉強に取り掛かろうとしたが…
「皆んなはどの教科が得意なの?」
僕が皆んなに聞いてみると。
「私は理数系が得意だよ」
「私も同じかな?」
「私はどちらかと言うと文系やな」
「僕は得意教科はないよ、あぁでも苦手教科もないからね」
「俺は全教科平均点以上は取れるぞ」
「あたしは…特にない」
「俺は保健体育以外は出来ん‼︎」
「俺も理樹と同じだな」
まあ予想どおりだな、でも真人は開き直るなよ!それと鈴なんだその間は。
「まあ各自自分の苦手な教科を勉強しよう、わからない所は皆んなで教え合って行けば大丈夫かな?」
僕がそう言うと皆んな一斉に取り掛かった。
開始から10分後…
「だぁぁぁぁ‼︎分からねぇぇぇ‼︎」
「えぇっ⁉︎早くない⁉︎」
真人が早速頭を抑えて悶えていた、ってか早すぎでしょ⁉︎
「やっぱり始まったか…」
「あぁ…」
恭介と謙吾は予想していたみたいに呟いた。
「真人がこうなるのが分かっていたの?」
僕が聞くと理樹が代わりに答えてくれた。
「うん、真人は勉強をすると頭が痛くなって今みたいになるんだ」
おいおいこんなんで高校とか行けるのかよ、でも原作ではちゃんと高校入っていたから大丈夫なのかな?
「まぁ真人は俺らが教えるから晃は他を見てくれ」
「わかったよ」
僕は恭介に言われ他のメンバーの様子を見に行った。
「う〜ん分からないよ〜」
声のする方を見てみると、教科書とにらめっこをしているフェイトがいた。
「フェイトどうしたの?」
「あっ晃、えっとねここの読み方がわからなくて今から辞書を出そうとしていたんだ。」
それを見てみると、どうやら地理の勉強をしていたみたいだった。
その読めないと言っていた字は江東区だった、なるほど東京都23区の勉強をしていたのか。
「フェイトそれはね、(こうとうく)って読むんだよ」
「そうなんだ!ありがとう晃♫」
フェイトは笑顔で僕にお礼を言ってきた、あまりにも可愛くて、つい顔を背けてしまった。
可愛くて過ぎだろ‼︎何この生き物持って帰っていい?
『いや、マスターそれは駄目です犯罪ですよ?』
『久しぶりに出てきたねフラン』
『マスターそれはメタいです』
だって本当に久しぶりじゃん、などと僕が考えていると。
「晃どうしたの大丈夫?」
フェイトが少し心配した様な感じで僕を見ていた。
「いや、大丈夫だよ少し考え事をしていてね」
僕は咄嗟にそう言った、そうするとフェイトも納得したみたいでまた勉強に戻ったようだ。
「さて他のメンバーはっと」
僕が辺りを見ていると完全に真っ白になっているはやてがいた。
「晃君助けてぇな!」
僕が近づいたのを気付いたのか、いきなり助けを求めてきた。
「ちょっ!どうしたのはやて⁉︎」
「ごめんなさっき言ったことは嘘なんや、私本当はめっちゃ勉強苦手なんや」
そう言う事か…
「どうして嘘をついたんだい?」
僕が聞いてみると。
「だって皆んなに勉強出来ないって思われたく無かったんやもん…」
少し恥ずかしそうに言うはやて、不覚にも一瞬ものすごく可愛くみえてしまった、いや可愛いんだけどさ。
「仕方ないな僕で良ければ教えてあげるよ。」
僕がそう言うとはやては、ばぁっと顔を明るくして。
「ありがとう晃君!」
と言って僕に抱きついてきた、って何で抱きつくの⁉︎
「ちょっ⁉︎はやて何で抱きつくのさ⁉︎」
「あっ、ごめんな嬉しすぎて抱きついてしもうた」
と言っているが顔がニヤニヤしている、こいつ確信犯だな。
「とにかく勉強始めようか、言っておくけど僕はかなりのスパルタだからねしっかり覚えてよ」
多分僕からはすごいオーラが出ているのだろう、はやては勿論他の皆んなも顔が引きつっている。
「お手柔らかに頼むわ…」
はやてはそう言ったけど僕は手を抜く気はない。
「じゃ始めようか♫」
僕ははやてに勉強を教え始めた。
そのあとはやての絶叫が響きわたった。