1945年5月10日に第二次世界大戦は終結した。
この大戦では、多数の死者が出て、そのほとんどが核や大陸弾道ミサイルの攻撃、空爆で亡くなった一般市民であった。
その戦後処理はドイツの首都であるベルリンで行われ、その場で戦勝国により、敗戦国の運命が決められた。
まず、ヨーロッパについては、バルカン半島はすべてイタリア領に編入され、イタリア王国自身も、国名をローマ帝国に変更した。
イギリスについては、スコットランドはイタリア領、それ以外の地域はすべてドイツ領に編入された。北アイルランドはアイルランドに返還された。
アイスランドは戦後の国内での思想の対立により、北部はアイスランド国家社会主義国、南部はアイスランド共和国として独立することとなった。この分裂は、後にアイスランド国家社会主義国がアイスランド共和国に侵攻したことで起きたアイスランド戦争の原因となる。
ソ連については、ウラル山脈より西をドイツ領、東を日本領となった。
フランスについては、ドイツに全土併合された。
北欧については、ドイツの傀儡国家である北欧連邦として一つにまとまった。
次にアジアについては、中東は全てトルコ領に編入され、トルコ自身も国名をオスマン帝国と改めた。
インドについては、インド共和国として完全に独立し、アジアで最も早く発展することとなる。
インドネシアについては、オーストラリアを併合し、インド諸島合衆国として独立した。
フィリピンは全て日本領に編入されることとなった。
中国大陸はほとんどが満州国に編入されたが、華南は全て日本領に編入された。
インドシナ半島については、全てインド諸島合衆国に編入されることとなった。
次にオセアニア。
オセアニアについては、オーストラリアを全土インド諸島合衆国に編入されることとなった。
太平洋の小さな島々は全て日本領に編入された。
ニュージーランドについては北部を大日本帝国、南部をインド諸島合衆国に分割されることとなった。
次に北米。
アメリカは新たにアメリカ連邦として独立するが、アラスカは日本領に編入された。また、東海岸は多額の賠償金を払い終えるまで、ドイツ領に編入された。
これにより、アメリカは工業力や農業地域を大量に失うが、後に起きるアイスランド戦争で、国家全体で枢軸陣営向けの物資生産を行い、特需景気に突入し、かつてのような繁栄を取り戻していく。
メキシコはメキシコ共和国として、完全に独立したが、メキシコの太平洋沿岸地域は日本領に編入された。
カナダは西経105度より西を日本に割譲し、残りの地域には日本の傀儡国家«カナダ帝国»が建国された。
次に南米。
パナマ運河は日本領に編入された。これにより、日本海軍が大西洋に出られるようになった。
コロンビアとベネズエラは一国に統合し、ブラジル北部を割譲し、新憲法コロンビアとして独立。これは、新憲法コロンビアとブラジルの領土問題を生むこととなる。
ペルーとエクアドルは日本領に編入されることとなった。
キューバはドイツと日本によって東西に分割された。この分割は民族事情を無視していたため、独立戦争に突入することとなる。
その他の島々はドイツ領に編入された。
さらに、戦争末期に民主主義者が南米に逃亡したことで、それぞれの国に多大な影響を与え、ブラジル第二共和国やボリビア多民族共和国など、政治体制を民主主義に変更した国家が出来た。
後に、アメリカ軍の残党を匿っているとして、南米問題が発生し、大日本帝国が南アメリカに侵攻する原因となる。
次にアフリカについて。
チュニジアはアルジェリアとリビアに分割された。
さらに、エジプトは共和制になり、エジプト共和国として独立した。
エチオピアはエリトリアとソマリアを併合した。
以上のような結果で講和条約«ベルリン条約»は締結された。
この大きな領土変換は民族問題や領土問題を大きく、複雑にさせ、その後もしばらくは戦乱の世が続くのであった。
1960年2月6日
ジャパリパーク アイーンチホー実験場
サーバル視点
私はセーバルとともに新兵器の実験に立ち会うこととなった。
「ここはまさに、ベストスポットという感じだな。」
「そうだね。」
「間もなく、起爆します。」
「そうか。」
「5、4、3、2、1、起爆!」
ドカーーン!!
原子爆弾よりも、大きなキノコ雲が現れた。
「水爆実験は成功したようです。」
「そうか。ご苦労だった。」
「ねぇ、サーバル。もう、連合国も無くなった訳だし、水素爆弾なんて開発して、どうする気なの?」
「確かに、連合国も倒した。だけど、敵が居なくなったら、世界はどうなると思う?」
「イデオロギーの違う国同士で争う・・・。」
「その為に、私は水素爆弾を作ったのだ。近いうちに起きるであろう日独戦争のためにな。まだ、戦争はおわらないんだよ。」
「人の世は残酷だね。」
「そうだな。でも、歴史は繰り返す。本当に残酷だね。」
私はそういって、そこから去った。
これにて、«けものフレンズ 厳しい時代»は終わりです。
この小説の内容はすべてフィクションですが、現実にも繋がるところがあります。
「人は歴史を繰り返す。最初は悲劇だが、二番目は茶番だ。」
これはカール·マルクスという有名な人の言葉です。
人の世はたくさんの死体の上に出来ていることを決して忘れてはいけません。
たとえ、何百年経とうとも。
第二章で総統閣下ネタは出しますか。
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出す。
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出さない。