「凍結」精霊と赤き竜とISと   作:エレサックス.e

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書かせていただきます
視点はなしで


第1話 次元の精霊の願い

 

「クリ~……クリ~!」

 

十代の精霊の一体であるハネクリボーが、十代の体をゆすっている

 

といっても体がとても小さいので、体当たりしているのだが……

 

「う、う~ん……ハネクリボー?」

 

体当たりを数回続けると、十代の意識は戻った。すぐに周りを見渡してみるが、白い景色ばかりで、何もわからない。そう思った時、少し離れたところに、人と赤い何かがあった。

 

十代とハネクリボーはすぐにその人のところへ駆け寄った。その姿に驚いたが、同じように気絶していたため、起こすために相手の体をゆすった

 

しばらくするとその人は目を覚ましたが、お互いに目の前の人物に驚いていた

 

「まさか……もう会うことはないと思っていたのに……また遊星に会えるなんて……」

 

「ええ、俺も会えないと思っていました。お久しぶりです……十代さん」

 

お互いに驚いたが、すぐに落ち着き、互いの状況を話し合った

 

とりあえずわかっていることは謎の機械のせいでここに飛ばされたことくらい

 

これからどうなるのか考えていた時、二人の前に何かが現れた

 

体が光っており、女性のように見えるが明らかに人ではなく、何か神秘的な感じがした

 

「遊城十代と不動遊星……ですね。良かった……あなたたちをこの次元に呼び込むことができて」

 

その女性の言葉に警戒をする二人。いきなり何を言っているのか訳が分からなかったからだ

 

「貴様は何者だ! 目的は何だ!?」

 

威嚇するかのように遊星は聞いた。

 

「私は次元と時間を制御する精霊です。あなたたちにお願いがあってここへ連れてきました。ある世界を救ってほしいのです。」

 

彼女は話し始める

 

「カードに秘められた特別な力を使って、世界を自分たちの望むように作り変えてしまう……その者達を倒して野望を食い止めてほしいのです。私はこの次元を制御しなくてはいけないため、この空間から出ることはできません」

 

「お願いします! 今はまだ大した力を持っていませんが、このままでは彼らの力が強まり、他の次元にも干渉してしまうかもしれないのです」

 

必死な頼みに応えたい。そう二人は思ったが、彼女の話に確信が持てなかった

 

「信じてみてもいいかもしれないんだにゃ~、二人とも。彼女の言葉に嘘は見えないのにゃ~」

 

「確かに、彼女は精霊だ。次元と時間を制御する精霊なら聞いたことがある。恐らく騙してはいないだろう」

 

急に現れた大徳寺とユベルが賛成の意見を出していた。ハネクリボーも同じ意見のようで頷いている

 

「わかった、行かせてもらう」

 

「そうですね、誰が相手かは知らないが、見過ごすことができない」

 

精霊は十代と遊星の言葉に涙を流しながら感謝をしていた

 

「ありがとうございます……」

 

その後、彼女から軽い説明があった。二人が拾った機械はこれから向かう世界で、重要な役割を果たすもの。しかし遊星の機械は壊れてすぐには動かないようだ。十代の機械はすぐに稼働できるらしい

 

「恐らくこれから向かってもらう世界の次元と時間軸が離れているからだと思います。この機械は次元をさまよい、あなたたちの世界にやってきた。十代の世界は比較的近かったため損傷は少なかったのでしょうが、遊星の世界は複雑に入り組んだところにある世界だったため、途中で故障してしまったのでしょう」

 

そして肝心の使い方だったが、彼女自身も詳しくは分からず、その世界に行ってから知ってほしいと言った

 

「大丈夫なのか?」

 

「まあ、何とかなるだろう……まだ詳しく見ていないから何とも言えないが」

 

そして説明が終わり、精霊は目的の次元に十代達を送る用意を始めた

 

「では、あなたたちに幸あらんことを……」

 

その言葉と同時に十代と遊星の目の前は光に包まれた。その光は最初の時よりも強く何か入り込んでくる感じがした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気が付くと……二人は空にいた

 

正確には落下中である

 

「って、なんだよ! これ」

 

十代は叫ぶが何の解決にもならない

 

何とか落ち着いて助かる方法を考えてみる。リュックの中に隠れているファラオと幽霊の状態の大徳寺では無理がある

 

ユベルの力を使おうと思ったが、自分のデッキは腰のデッキホルダーに入ったままである

 

落下中に取り出してはデッキを落としてしまう確率が高い

 

何よりユベルが出てこない。そう思っていると

 

(すまない、十代……次元の移動に僕の体が思ったより傷ついた。しばらくは表に出られそうもない)

 

その言葉を最後にユベルは黙ってしまう

 

一方遊星は、D-ホイールに乗り切れず、落下している。落下中でうまく乗ることができない

 

(このままじゃまずい……いったいどうすれば……)

 

十代がそう思った時、頭の中に何か情報が入ってきた

 

(これは? ええい、迷っている暇はない)

 

十代は何かを唱えた

 

「出でよ! 決闘英雄(バトル・ヒーロー)!!」

 

その瞬間、十代の体にパワードスーツが装着された

 

「こ、これは一体……? ともかく遊星を」

 

急いで遊星のもとに行き、助けることにした。初めて使うものなのだが、なぜか十代には使い方が分かっているようだ

 

「十代さん……その姿は一体?」

 

「話は後だ! とにかく安全に降りよう」

 

遊星とD-ホイールを抱えて、地面に降りた。それと同時に十代を装着されていたパワードスーツは消滅し、代わりに小さな灰色の指輪が出てきた。

 

いったい何が起こったのかを考えようとしたとき

 

「そこの二人! 何をしている!?」

 

鋭い釣り目のスーツを着た女性に発見された

 




修正しているため更新がそんなに早くないです
申し訳ありません

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