「凍結」精霊と赤き竜とISと   作:エレサックス.e

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書かせていただきます
視点はなしで


第4話 特訓開始 十代の力

十代と遊星、一夏はアリーナに集まっていた。千冬にISを特訓したいと相談したところ、放課後にアリーナを予約しておけば利用できる、そして手続きは昼休み中に済ませておいた

 

どうやらアリーナにはほとんど人がいなかったため貸し切り状態のようなものになっていた。幸いと思い、十代はすぐに準備を始めた。遊星はデータを取るためにパソコンを起動させている。一夏は何かできることはないかと気になって聞いてみた

 

「そうだな……じゃあ、俺がISを動かしている所を見て勉強してもらおうかな? 今日は訓練用のISが使えないんだろう。見るだけでも勉強になると思うぜ」

 

十代の答えにとりあえず、納得した様子……少ししていない部分もあるかもしれないが

 

準備ができたのか、十代は目を閉じて心を落ち着けていた

 

「来い、決闘英雄(バトル・ヒーロー)」

 

呟くと十代の指輪が光り、彼の周りに濃い赤色のパワードスーツが装着される

 

「これが十代さんのIS……」

 

一夏は少し呆けていた

 

十代は一度、飛んでみようとする。しかし慣れていないのか不安定だ。十代自身もコントロールできていないようだ。

 

(う~ん、俺のISって武器とかないらしいからな……いったいどうしたら……ん?)

 

自分の左腕に何か違和感を覚える。まるでそこにデッキでも入るかのようなスペースがあった。そのスペースについて考えてみた瞬間、細かい光がそこに埋められた。そこにはまるで、デュエルディスクのデッキを装着しているような感じになった

 

そして、十代の目の前のモニターにカードが5枚並ぶ。そのうえ、まるでデュエルをしているかのような場が出てきた。並んだ5枚のカードは

 

E・HEROフェザーマン ヒーローバリア 融合回収(フュージョン・リカバリー) ホープ・オブ・フィフス 異次元トンネル―ミラーゲート―

 

(まさか……なるほど、使い方が分かった)

 

十代の脳内に何か流れ込んだのか、使い方を知ったため早速やってみた

 

(フェザーマンを召喚)

 

その瞬間、十代のISの性能が変化した。移動速度や空中移動のコントロールが、先ほどよりずっと良くなっていた

 

遊星が使っているパソコンからも同じ反応があるらしい

 

しばらく自由に飛んでいると左腕のデッキが光る。その瞬間、モニターの目の前のカードが増えた。E・HEROバーストレディのカード

 

再び出してみた。今度は炎の弾丸を打ち出すことができるようになった

 

次にドローしたカードは、スパークガン……本来この状況では使えないはずだが、使えるという表記が出ている

 

実際に発動してみると、十代の右手にスパークガンが出てきた。実際の装備と同じように3発の弾丸を打つことができた。もちろんその後スパークガンは壊れた

 

そこまでの十代の様子とパソコンのデータを見て、遊星はいろいろ考えた

 

(モンスターを召喚、魔法・罠の発動をするたびに、シールド・エネルギーが減っている……モンスターが存在していると少しずつエネルギーが減っている。さらにスパークガンが破壊された時にもスパークガンを発動した数値と同じ量のエネルギーが減っている。つまり十代さんのISの特徴は……)

 

考えながらデータをまとめている。一方一夏はただただ見ているだけだった。彼の姿に……

 

十代は新たなことをする。融合をするみたいだ

 

「現れよ! マイフェイバリットカード!! フレイム・ウイングマン!!」

 

そう叫ぶと、十代のISの右腕が龍の頭のように変化した。そこから放つことができる炎は先ほどとは比べ物にならないほどの威力があった。さらに飛行速度や移動能力もアップしている。だが、当然のようにシールド・エネルギーの減りも早い

 

「すげ~、すげ~よ。こんな力が備わっていたなんて……じゃあ、さらに摩天楼―スカイスクレーパー―発動!!」

 

途端に周りが高層ビルで埋め尽くされる。ただの映像なのだが……

 

十代は摩天楼の一番上まで飛び、そこから一気に地面に向かって飛び降りる

 

「スカイスクレーパー・シュート!!」

 

炎を纏って一気に突撃する。その後も上級モンスターのアドバンス召喚、罠カードの発動などをこなした。しかしいろいろ使いすぎたからか、シールド・エネルギーが尽きた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……確かに特訓はしてもよいといった……だが……アリーナをこんなめちゃくちゃにしてもよいとは言ってない!!」

 

千冬の説教が始まった。現在十代は正座中、遊星と一夏は遠くから見ている。怒られるのも当然だろう

 

アリーナにはいくつか穴が開いており、色々と燃えたような跡が残っている

 

他に人がいなかったのが幸いだろう。もしほかの人がいたら大事になっていたはず

 

「いいか? ISは説明したとおり兵器でもあるからな」

 

「すみません」

 

ここは言い訳せず、謝る。本当に自分が悪かったのだから

 

「罰として来週の試合までにここのアリーナの整備をしておけ。それと、試合までISの特訓はなしだ! いいな!?」

 

その言葉に反対しようとしたが、千冬のギロリとした眼力に三人は何も言えなくたった

 

「織斑、急だがお前には寮に住んでもらうことになった。これがカギと荷物だ。今のところ着替えと携帯の充電器で充分だろ」

 

「えっと千……織斑先生、確か俺って1週間くらい自宅からという話だったのでは……?」

 

千冬姉と言いかけて何とか織斑先生という一夏。そして彼の疑問にすぐに答えを得ることができた。一夏というISを使える男子ということで、政府からいろいろと監視という意味もあるらしい

 

あまりいい気分ではないが、逆らうわけにもいかないのでしょうがない

 

とりあえず、荷物を受け取った後一夏は十代の手伝いをすることにした

 

その三人の姿を見ている青い髪の女性がいることに気付いていなかった

 

「面白そうな生徒たちが入ってきたのね……楽しくなりそうだわ。それにしてもあの子のIS……変わっているわね」

 

彼女の手には「驚愕」と書かれた扇子があった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え? 十代さんの部屋って俺の部屋の隣みたいですね」

 

帰り道、きりのいい所まで片づけをしてから寮に向かっていた

 

全てを片付いたわけではないが、あと二日もあれば整備完了するだろう

 

「じゃあさ、晩飯終わったら俺達の部屋に来ないか?」

 

「そうだな、お前もたたかわないといけないからな。勉強を見ることなら俺にもできるからな」

 

勉強と聞いて少し困った顔をした十代だが、一夏は嬉しそうな顔をしていたので、まあいいかということに落ち着いた

 

話していると、部屋の前についた

 

「また後で」

 

「ええ、では」

 

十代と遊星が部屋に入ってしばらくすると、外がものすごく騒がしくなっていた

 

「……楽しそうだな」

 

「悲鳴も聞こえていますが……」

 

気にしちゃいけない、そう十代が眼で語っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あはは、なかなかすごかったな、一夏」

 

夕食後、十代達の部屋に集まり、談笑していた。ちなみにファラオは寝ているため、大徳寺先生は出てこられない

 

「笑い事じゃないですよ……箒に木刀での攻撃がすごかったですし……」

 

一夏はため息をつきながら答えた。一応勉強を目的としてきたので、持ってきてはいるのだが、彼には聞きたいことがあった

 

「そういえば、十代の近くに飛んでいる羽の付いた……けむくじゃらな小さいの……何ですか? 俺の家に来た時から見えていたのですが……」

 

その言葉に驚く十代と遊星。彼にカードの精霊が見えていることに

 

「そうだな……デュエルモンスターズって知っているか?」

 

「ええ、一応知っています。俺はあんまりやったことはないんですけどね」

 

十代の質問に一夏は答える

 

「へえ、こっちの世界にもあるのか。まあ、そのカードの中に稀に精霊が宿っていたりすることがあるんだ。簡単に言えば守護霊みたいな存在かな? 最もその精霊を見ることができる人も少ないけどな。それにしても一夏は見えるのか、遊星は見えないらしいけどな」

 

「見ることはできませんが、そこにいることを感じることができるくらいです」

 

一夏は遊星も見えるものだと思っていたから驚いた

 

「そっか……よろしくな」

 

握手を求めた。ハネクリボーは羽でちょこんと一夏の手に触れた。心を許している証拠らしい

 

その後勉強を始める。三人ともISについて詳しいわけではないが、遊星が何となくだが原理などを理解しているためそれを二人に説明する

 

とりあえず、明日先生に聞く部分などをまとめたり、今日の復習をしたりと少し忙しかった

 

消灯時間まで、残り30分くらいになった。勉強を終わらせて、一週間後のセシリアとの戦いに対策を立てようと考えていた

 

「一応、探してみればセシリアのデータを見つけることができるが……どうする?」

 

「う~ん、俺はいいや。なんか面白くなくなるし」

 

「俺達だけ知っているっていうのも確かに不公平ですね……」

 

遊星の提案を断ったが、彼は逆に笑っている。二人の意見に賛成なのだろう

 

「十代さんのISってなんか面白いですよね。あれってどういう風になっているのですか?」

 

「そうだな……分かりやすく言うとカードを使うと俺のISに対応する感じかな? まあ、一週間後楽しみにしてくれよ。そう言えば一夏のも楽しみだな」

 

十代は、にかっと笑って答えた。一夏のISはまだ来ていないらしい。先ほどの勉強中に千冬が部屋を訪れ、一夏のISについて説明があった。予備機がないため、彼には専用機が用意されるらしい。下手をすると、ぶっつけ本番になるかもしれない

 

「そうですね……勝ちましょうね」

 

ちょうど消灯五分前になる前に、二人の決意は固められた

 




にじファンの時にはデュエルモンスターズを知っている設定でしたが、ここでは存在しない設定にしました
特に大きな理由はないのですが、恐らく番外編のデュエルは減らしてしまうと思います。
理由としては制限・禁止はなるべく投稿時のものを使用したいためです。
楽しみにしていた方には非常に申し訳ありませんが、このように進めさせていただきます。
ただ減らすだけで完全になしにするつもりではないです。

追記
書き直す過程で、ISの世界にもデュエルモンスターズを有りにしました。
内容を変えて申し訳ありません。(6月9日)

感想・指摘等あればよろしくお願いします。
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