鬼提督は今日も艦娘らを泣かす《完結》   作:室賀小史郎

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憎めないアイツが再登場!


ひとつの望み

 

「どうして証拠が無いんだっ!!!!」

 

 真夜中の総合部執務室。

 そこで総合部部長の藤堂はただ一人、怒号のような声をあげてデスクに拳を叩き込む。

 

 その理由はと言うと―――

 

「どうして仁の悪評が加速しているんだ! 誰が何のために仁を貶めている!?」

 

 ―――戦友で兄弟の仁へ対する悪評がここのところ急加速しているからだ。

 

 聞こえてくる悪評は前の比ではなく、現在の悪評は鬼月提督がとある女性提督の弱みを握って好き放題している、とのことらしい。

 そんなこと、兄弟に限ってあるはずがない。どんな時でも女性へ最大限の尊敬を表している仁がそんなことをしているだなんて。

 

 藤堂自ら噂の出処を探ってはみたものの、根本的な部分に辿り着けない。

 そもそも噂話というものは最初はそこまで酷くなくても、人伝に巡れば巡る程に何重にも尾ひれが付く。人の口に戸は立てられないのだ。

 加えて仁へ対する総合部員たちの評価は元から酷いものだったので、今回のことで火に油を注ぐような事態になってしまっている。

 

 中には『証拠を集めて軍法会議に掛けましょう!』と言い出す者たちまで現れているが、そうするにしても証拠が無いので糾弾派はそのカードを切れない。そもそも根拠も証拠も無い、と査察官たちが強く表明しているのだ。なので表立って大事にはなっていない。

 しかし表立っていないだけで総合部員の多くは鬼月提督へ懐疑的……いや、既にもう罪人扱いしている。

 現に提督本人へ直接問い詰める者まで現れてしまっており、対して問い詰められる意味が分からない仁は『俺はやってない』の一辺倒。本当にやっていないのだから仁は毅然と否定しているのだが、そうした彼の態度が罪を認めようとしていないと取られて余計に溝が広がるという悪循環だ。

 そんな中、藤堂を含めた少数派の擁護派は何とかして噂の出処を探っているのだが、何も見つからない状態。

 

「……僕は兄弟の無実を証明してやることさえ出来ないのか……」

 

 上がってきた此度の件に関する調査結果を握り締め、手詰まりに力無く肩を落とす藤堂。

 人が外面だけでないのは藤堂も知っている。しかし仁は外面もその中も仁でしかない。噂にあるような非道な人間性が無いのは藤堂自身が良く知っている。

 それを周りに言っても、周りは信じてはくれない。

 それだけ自分に人望が無いのかと思ってしまいそうになるが、藤堂にとって問題はそこではないのだ。信じてしまう程、噂の根源がそれなりの人物だということである。

 

「…………何も出来ないのか、僕は……仁のために何も……」

 

 この無力さに思わず自分が情けなく思い、藤堂はつい自分で自分を嘲笑った。

 正直なところ、流石の仁も謂れのない非難の声に困惑と悲しみで心を蝕まれている様子が見て取れるようになってきた。

 何より藤堂のところに直接、鬼月提督の下にいる大淀が『提督が辛そうで見ていられない』と電話で艦娘たちの総意を告げてきている。

 藤堂はそんな彼女たちの悲痛な叫びと親友の苦しみを取り除くことが出来ずに、有給休暇使用命令を出すのみに留まってしまっていることに、歯痒いなんて生温い思いをしているのだ。

 

 そこへノックも無しに執務室の扉が静かに開く音がした。

 藤堂が扉の方へ視線をやると―――

 

「勤務時間外だからノック無しで失礼するよ。藤堂部長」

 

 ―――査察官で擁護派の近藤陸羽が入ってくる。

 

 全査察官をまとめているのは言うまでもなくこの近藤であり、査察官たちはみんな仁の擁護派だ。

 それもこれも査察で彼の鎮守府を訪れて、彼の人間性に皆が『鬼は鬼でも優しい鬼だ』と分かり、査察官たちの中では鬼月提督の評価は高くなるばかり。

 

「これは近藤さん。お疲れ様です。何か見つかりましたか?」

「……すまないね。そういういい報せを持ってきた訳じゃないんだ」

「…………そうですか」

 

 近藤は軍の中でも大ベテラン。そんな彼と彼がまとめ上げる査察官たちが調べても、何も見つけられない。

 見るからに落胆する藤堂を見て、近藤は申し訳なさそうにしながらも「あることを提案しにきたんだ」と言った。

 藤堂はその言葉に首を傾げる。

 すると近藤は『戸締まりをして、黙って付いて来なさい』とジェスチャーで伝えて、藤堂を総合部の敷地外へと連れ出した。

 

 ―――――――――

 

 近藤に付いて行き、辿り着いたのは住宅地でも総合部に近い位置にあるの小さな小さな民家。

 中に入るよう促され、藤堂は中に入る。

 一応、近藤が裏切って自分を排除しようとしている可能性も考慮し、藤堂は念のためいつも左足首に仕込んであるハンドガンをいつでも引き抜けるようにしておいた。

 

 しかし通された部屋には二人の男が、しかも良く知っている顔の男たちが部屋に不釣り合いな一人掛けソファーにそれぞれ腰掛けていたので、藤堂は驚きのあまり思わず姿勢を正して敬礼してしまう。

 待っていた男たちは―――

 

「君が仁の親友、藤堂君か」

「いつも弟が世話になっているね」

 

 ―――仁の父親とその兄。現国防省の深海棲艦対抗本部参謀総長である鬼月義仁(おにづき よしひと)と現国防省副大臣の鬼月義(おにづき ただし)であった。歳は義仁が62で義が39。

 

 藤堂が恐縮する中、近藤は義仁に「連れて来ましたよ」と気さくに言う。

 その光景を藤堂が不思議に思っていると、近藤が「実は参謀総長殿は私の先輩なんだ」とさらっと告げてきたので藤堂は余計に驚いた。

 

「私とそこの鉄兜は若い頃に同じ部隊所属でね。濃密な時間を共にした仲間だ。それで今回のことで相談をされ、職権濫用になるスレスレのところで手助けをしようかとこうしてやってきたんだ」

 

 義仁自らが説明すると、藤堂はやっとの思いで頷きを返す。

 

「あなたは弟のために凄く尽力してくれていると聞きました。なので直接自分たちが動くことは出来ませんが、手助けは出来ると思って」

 

 続いて義が気さくに言えば、藤堂は更に姿勢を正した。

 

 仁本人から写真や話で家族のことは良く知っている。いつか会えたらと思ってはいたが、いざ目の前にしてみるとその圧倒的なオーラに萎縮してしまった。

 しかしそんな藤堂を気にすることもなく、近藤が「それで何かいい手段があるんですか?」と義仁に訊ねた。

 

「ああ、一つだけある。とは言っても、本当にあちらがやってくれるかはこちらの誠意次第だろう」

「お願いします。もうこちらとしては手段が無いに等しいんです」

 

 近藤がまるで自分のことのように懇願する。それを見て藤堂も我に返り、近藤に倣うようにして頭を下げた。

 

「お願いも何も、自分たちも仁のために何かしたくてこうして参じた次第です。もし当てが外れたとしても、必ず何かしら仁のためになることを約束しますよ」

 

 義の言葉に近藤も藤堂も思わず安堵のため息を漏らす。

 この人たちが直接動くことはなくても、出来る限りこちらに協力してくれるとあれば心強い。それに参謀総長殿ともなれば色んなところにパイプがあるはずで、それはこれまでの調査力よりも強力な物と言える。

 

「今夜は君たちにそのことでこうして来てもらった。我々はこれから家に戻り次第、すぐに先方に電話で交渉のテーブルについてもらえるか尋ねる。もしそこで先方が乗ってくれなかった場合は秘密裏に我が家でその手のプロたちと連絡を取り、彼らに動いてもらうようにする」

「それだと大本営の方に発覚した時、先輩へ責任問題が……」

「責任なんてこの役職に就いた時点で重々承知している。なぁに、表に出てど派手にドンパチする訳じゃないんだ。昔やっていたように裏で見つからないように、気が付いた時には全てが終わっていた状態にしておけばいいだけのことだろう。これまでの話を聞く限り相手は深海棲艦との戦争の混乱に乗じたテロリストでないのは明らかだ。ならば今回の件は鉄兜のとこだけの内輪もめで、私の息子を標的としたもの……私の身内に手を出した浅はかさを相手には知らしめるべきだろう?」

「……先輩って本当に変わりませんね。敵になると怖い怖い」

「味方には優しいはずだ。あれはお前が女々しかったからだ」

「忘れてください。そもそもあの頃は勝負が既についていて、自分が未練たらたらでいただけですから」

「お前も相変わらずだな。まあとにかくだ、あとはこちらでも出来ることをしていく。そちらはこれまでと変わらず動いてほしい。変に動きを変えると敵が警戒するからな」

 

 義仁は藤堂たちにそう言うと、義と共に民家をあとにした。

 二人が去ったあとで、藤堂はやっと力が抜けて畳の上に膝を突く。

 それを見て近藤はくつくつと笑い、冷蔵庫からペットボトルの水を取り出して藤堂へ手渡した。

 

「あ、ありがとうございます」

「君には伝えておくけど、この民家は私が個人的に買った家でね。ほら、仕事が立て込んでる時とか妻に閉め出された時なんかはここで寝泊まりしてるんだよ。だからここに先輩たちを連れてきて、君を呼んだって訳さ」

「本当に寿命が縮みましたよ……」

 

 水を飲み、落ち着いた藤堂は長く息を吐く。

 近藤は近藤で「大袈裟な」と笑った。

 

 ―――

 

 その後、近藤たちは部屋を移し、居間でちゃぶ台を囲んで今後のことについて話をする。

 

「これは私の長年の勘なんだけどね。恐らく悪評を流している人物はあの総合部内にいると思うんだ」

「それは僕も同感ですね」

 

 実際、二人は仁の悪評がどこまで流れているのか調べ、それは泊地外には及んでいないことまでは分かった。

 現に泊地外にいる同僚や知人たちに鬼月提督のことを尋ねてみると、みんな口を揃えて『素晴らしい提督だ』と返してきた。寧ろ泊地外にその名が知れ渡る名将とされているのに、泊地内での評価だけが最低になっているとなれば内部にいるのが濃厚である。

 

「だから私は思うんだ。この件について中立的な立場に徹している連中の中にいそうだと」

「その根拠は?」

「糾弾側と擁護側、どちらの人間とも接せれるし、どちらも味方を増やそうとしてるから、その手の話を振れば勝手に色々と話すだろう? 糾弾側は噂で操られていて、みんな性根がいいものだから鬼月君を正したいと理由を言う。一方で擁護側としてはこれまでの調査結果を踏まえて擁護する理由を述べる……すると自然と両陣営のことが分かるんだよ」

「なるほど……確かに仰ることは分かります」

「私もそうだが、誰かの前でぼやいたり愚痴を零したりしたことあるだろう? また盗聴器がどこかにあって会話は逐一知られているとか」

「ええ、そうですね」

 

 藤堂はそう答えつつ、次からは徹底しようと決めた。

 しかし―――

 

「でも私たちはこれまで通りでいいんだ。じゃないと敵にこちらの目論見がバレるからね」

 

 ―――近藤の言葉で一気に熱が冷めていく。

 結局のところ、今の自分に何も出来ることが無いからだ。

 

「やるせない気持ちは私にも良く分かる。でも先輩はこうすると決めたら必ずそうする人だから、今は堪えよう」

「……分かりました。何せ、近藤さんですら恐れる人ですもんね」

 

 冗談で藤堂がそう言えば、近藤は飲んでいた水を噴き出しそうになるのを何とか堪えた。

 

「忘れてくれよ」

「いやぁ、無理ですよ。総合部じゃ大先輩の近藤さんが、あんなにヘコヘコしてるのは」

「……先輩とは恋敵って程じゃないけど、ちょっとあってね」

「仁のお母さんを近藤さんと参謀総長殿が取り合ったんですか?」

「抉るねぇ……まあ有り体に言えばそうなんだけど、実は私は既に振られてて、でも諦めきれなくてしつこく口説いてたんだよ」

「そうしたら参謀総長殿に叩き潰されたんですか?」

「君優しい顔して深く抉るねぇ……そうだよ。でもさ、私だって既にあの二人が婚約していたなんて知らなかったんだ」

「振られた時に『私にはもう婚約者がいるから』とか言われたんじゃないんですか?」

「…………現実逃避してたんだにょ」

 

 大ベテランが急にこんにゃくみたいにスローモーションでちゃぶ台へ突っ伏すと、藤堂は流石に笑えなかった。

 近藤はとても気のいい人間だ。故に総合部の査察官たちから慕われ、藤堂自身も近藤という先輩を父みたいに頼りにしている。

 なのに近藤は性格が真っ直ぐ過ぎて、たまに曲解やアクロバット思考をしがちなのだ。若き日の頃ならばその頻度も高いだろう。

 

「でも良かったよ。先輩とサバイバルナイフのみの近接決闘して秒殺されて、地べたで薄れ行く意識の中で当時の想い人から『あんたみたいなねちっこい男、大嫌いよ!』って言葉の死体蹴り食らわされて、そこで私の初恋は終わり、馴染みのクラブで身慰みするようになって、今の妻と出会ったんだ」

「そうなんですね……」

(ほぼ同情でお付き合いがスタートしたみたいな感じかな?)

「妻の方からのプロポーズでね。何でも『私がいないとこの人死んじゃう』と思ったらしい。本当に女神だよね。私は運が良かった。あの時先輩たちにボロ雑巾のようにされなかったら、今の妻と家庭を持ててなかったのだから」

「そ、そうですね……」

(確かに女神的なんだろうけど、そんなに嬉しそうに言われても反応に困るんだが……)

 

 それから藤堂は小一時間程、近藤から妻の自慢話を聞くはめになった。

 結局のところ自分は仁に対して今は何もしてやることは出来ないが、これからも変わらず彼を支えようと決意を新たにすることが出来た。

 

 ―――――――――

 

 藤堂が決意を新たにしていた頃。

 仁の父と兄は自宅にある義仁の書斎で、とある人物とテレビ通話を介して会談していた。

 会談と言っても向こう側……義仁と義が頼んでいる相手はただ黙って二人が協力を望む理由を聞いている。

 

 二人は必死だ。

 退役している身とは言え、今でも国のために国防省の参謀総長として深海棲艦からの魔の手を何とか退けようとしている義仁も―――

 そんな父の背中を見て、軍人にはならなかったがこれまで培ってきたノウハウで若くして副大臣を務める義も―――

 

「お願いします。息子を……息子を苦しめる主犯をどうか!」

「弟をどうか助けてくださいっ!」

 

 ―――ただ息子を思う父親と弟を思う兄として土下座する勢いで電話の向こうの人物へ頭を下げる。

 すると相手は何も言わずにそのままテレビ電話の通話を切ってしまった。

 個人的過ぎる願いには応えられない……つまりはそういうことかと二人は天井を見つめる。

 仕方がない。端から駄目元で臨んだことだ。それに他にも探せば手があるはず。こんなことで諦める程、この男たちは優等生ではないのだ。

 

「仕方ない。お母さんと桜を呼んでくれ。二人のコネクションも必要だ」

「外国からは流石に手出しは出来ないよ、父さん」

「内政干渉だからな。でもそうじゃない。お母さんたちの友達に天才ハッカーかコンピューターの天才がいないか当たってみようかと思ってな。こちらが目を瞑り、表沙汰にしなければ局地的なハッキングくらい外交問題にはならんだろう」

「まあ、それくらいなら……」

 

 かなりの大問題発言ではあるが、それだけ二人は焦っている。因みに仁の母、八重は義仁と同い年で外務の大臣政務官。そして姉の桜は37歳にして外務省の大臣秘書官だ。

 

 義仁や義がどうしてここまで急いでいるのかと言えば、それは仁のことが大切なのもあるが、この二人が何としてでも守りたい仁は家族一繊細な人物であるからだ。

 

 父と母は政界にも軍にも頼られるその手の界隈では超が付く有名人。

 兄と姉はそんな両親に倣って育った超エリート。

 その中で一番周囲から目の敵にされた弱い存在、末の弟……それが仁なのだ。

 

 仁自身、大抵のことは周りから抜きん出ていた人間だった。そして当の本人はいつも謙虚で控えめなのであった。

 しかしそれがいけなかった。

 

 どうせ優秀な家族に教わっている

 どうせ優秀な家庭教師を雇ってる

 どうせ優秀なコーチが付いている

 どうせ……

 

 このように本人が控えめな性格であったことが災いして、多々ある鬼月家への嫉妬を不本意ながら集めてしまっていたのだ。

 君なら出来て当然だよね、僕らとは違うもんね、と常に同世代たちから圧力とも取れる煽りを受け、出来なかったら祭りのように騒ぎ立て、出来たら出来たでつまらないと言わんばかりにこれまで通り距離を置かれる。

 そしてそんな同世代の親世代連中は常に自分の子どもと彼を比べて、出来がいい彼を褒める……なので当然ヘイトが彼に集まっていくのだ。

 だから他人の目や思考に敏感になり、しかし家族の恥にならないように、と仁はこれまで生きてきた。

 

 そんな彼がまた狙われている。

 家族で一番優しくて、一番危険な仕事に就いて、一番国と家族のためを思って生きている仁が。

 軍人になって彼が本当に心を許せる友人たちを得、そんな友人たちが彼を守ろうとしているのは知っている。

 だが家族だって彼を守りたい。寧ろ家族だからこそ守らねばならない。彼がいつも家族を守ってきてくれたのに、ここで動かないのは家族じゃない。息子に、弟に顔向け出来ないのだ。

 

 だから二人は何とかして知恵を出そうとしていた。

 

「父さん、ケータイが鳴ってるけど」

「こんな時に……誰だ、メールなんて―――っ」

「父さん?」

 

 義仁が息を呑んだことを不思議に思った義が問い掛けると、今度は義仁が豪快に笑い出したので義は驚いて肩を震わせる。

 何故笑い出したのかと言うと―――

 

「動き出しよったわ、()()()()()が!」

 

 ―――二人の切り札からのメールだったからだ。

 

 義もそれを聞いて思わずにんまり笑顔が出てしまう。

 でも仕方がない。

 これで必ず弟が救われるのだから―――。




読んで頂き本当にありがとうございました!

お知らせ
近藤さんの経歴を少し変えました。
なので『鬼は査察官も泣かす』の内容を一部変更しました。
近藤さんは長年提督をしていた感じにしてたのですが、それだとおかしくなることに気が付いたので、提督をしていた期間を数年間にしました。
総合部に移れたのは艦隊指揮経験だけでなく、軍人として任務に就いていた期間も含まれるので移れる条件は提督をしてなくても満たしていた、ということで。

よろしくお願いします。
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