リリカルでマジカルな世界に来たんだけど、どうしろってんだ...... 作:牡羊座のボク
お待たせしました、ようやく書けました
相変わらずの文章力の低さですが......
それではどうぞ
来ちゃったー......遂に来ちゃったー。なんつータイミングで来てくれちゃってんだよ...... せめて俺がいない時とかさぁ?もっとあっただろうに......このままなにも言わずにフェードアウトすればあるいは......
「無駄な仕事が増えるだけだから、逃げようとしないでもらえるかな?」
きっちりバレてらぁ......仕方ないので俺も逃げるのは諦め、全員そのまま地面まで降下する
「再度通達するが、全員武装を解除しろ。このまま戦闘行為を続けるというのなら......」
クロノ・ハラオウンが最終通告を言い終えようとしたその時......橙色の弾幕がこちらに飛んでくる
「なにっ!」
ハラオウンは一瞬驚きつつもすぐにプロテクションを発動する。どうやら魔力弾を撃ってきたのはアルフのようだ
「逃げるよフェイト!こんなところでこいつらに捕まってる場合じゃない!」
「っ......!」
アルフは更に魔力弾を生成して発射し、地面に着弾し煙が上がる。その隙にテスタロッサはその場から離れジュエルシードに手を伸ばすが......
〈Stinger Ray〉
煙の中から青い魔力光の弾丸が飛び出し、テスタロッサを襲う。避け損ねたのか、ジュエルシードを掴む前にバランスを崩して落ちていってしまう
「フェイトっ!」「フェイトちゃん!」
地面に衝突する前にアルフが駆け寄り、間一髪でその体を受け止める。それを見て安堵した高町だが、ハラオウンは構わずにデバイスを向け魔力弾を続けて発射しようとする
「ダメ!撃たないで!」
「なっ......!?」
すると高町が射線を遮るようにテスタロッサ達の前に躍り出る。ハラオウンが撃つのを躊躇っている隙にアルフは反対方向に走り出し、少し離れたところで転移魔法を発動させどこかへ去ってしまった
「......エイミィ、追跡は?」
『ん〜、ダメね。多重転移で逃走してるみたい。追い切れないわ』
「そうか......」
通信の内容の限り、無事逃げ切れたようだ。ついでに俺も逃げられるかと思ったが無言でデバイスを向けられてしまったのでおとなしくすることにした......カナシイ......
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その後俺達は事情聴取とのことでアースラまで連れて行かれた。転送ポートのある部屋を抜け、艦内の廊下と思われる場所に出た時にハラオウンがこちらに振り向く
「いつまでもその格好というのは窮屈だろう。バリアジャケットとデバイスは解除して大丈夫だよ」
さっきよりも優しげな雰囲気で話しかけてくるハラオウン。なんだ、ずっとさっきまでみたいなツンツンした態度じゃないのか。お言葉に甘えさせてもらい、全員バリアジャケットを解除し制服姿に戻る
「ブフッ......すまない、なんでもない」
「おいちょっと待てや。今こっち見て笑ったよな?おぉん?」
「いや、その......君はあまりその白い服は似合ってないなって......」
「うっせぇなぁ!?んなこたぁ自分でもわかってるっつうの!余計なお世話じゃ!なんか昔から明るめな色の服装は似合わないんですぅ!黒とか紺とかそういう暗い色しか合わないんですぅ!なんでなんですかねぇ!?」
「お、落ち着けって吉川!?クロノにも迷惑になるから......!」
「はぁ......はぁ......次同じような話題で笑ったら魔力弾を直接体内に転移させるからな......!」
「なんだその恐ろしい技は......!?」
「ん、んっ!それはそうと、君も元の姿に戻ってもいいんじゃないか?」
「あ、ああ。そうだね、だいぶ長い間この姿だったから忘れてたや」
「???ユーノくん、元の姿って?」
高町がそう言った途端、ユーノが光に包まれる。すぐに光が収まったかと思ったら、そこには高町よりも少し背の高いくらいの男の子の姿があった。
「ふぅ......あれ?なのは、どうしたの?」
「え?だって、その、えっと......あれ?」
えぇぇぇぇぇぇぇぇ〜!?!?
高町の声がアースラ中に響き渡る
「な、なのは?一体どうしたんだい?」
「だ、だってユーノくんが普通に男の子で......」
「あれ?なのはと優輝に初めて会った時はこの姿じゃなかったっけ?」
「違うの!最初からフェレットだったの!」
「あ、あれぇ?」
七条も無言で頷いている。どうやらユーノの記憶違いのようだ
「クロノ・ハラオウン執務官。アレが自分の正体をフェレットだと偽って女の子と一緒に風呂に入ったユーノ・スクライアってやつです」
「ちょっと!?なんでそんな語弊のある言い方をするかなぁ!?」
「あぁん?だってお前、温泉に行った時に抵抗もせずに女性陣と一緒に女湯に入っていったじゃん」
「あ、あれは仕方なかったんだ!なのはにガッチリ捕まってたし......!」
「などと申しております執務官殿」
「ま、まあ僕も人の趣味に口出しはしませんから......」
「誤解だぁ!?」
ユーノの魂の叫びもここにいる人間には聞き入れてもらえなかったようだ
「おっと、そんなことよりも艦長を待たせているんだ。できれば早く話をしたいんだが......」
「ご、ごめんなさいなの......」
「それじゃあついてきて」
馬鹿話も終わり俺達はハラオウンに連れられ、ある部屋の前で立ち止まる。応接室かなにかだろうか?
「クロノです。連れてきました」
『ご苦労様、入ってちょうだい』
「失礼します」
中から聞こえた女性の声に従って扉を開けるハラオウン。その先に見えたのは大量の盆栽、茶器......そして普通屋外にあるであろう鹿威しというエセ日本文化をこれでもかというくらい詰め込んだような部屋だった。そしてその部屋の中で茣蓙の上に正座している女性が一人居た
「初めまして皆さん。私はリンディ・ハラオウンといって、この艦の艦長を務めています。ささ、そんなところで立ったままもなんですし、楽にしてちょうだい?」
えらく軽いノリで自己紹介されたな......凄い優秀な人ってことは知ってるけど直接目の当たりにすると反応に困る。まあ確かに突っ立ってるのもアレなので部屋の中に入り、リンディさんの正面に腰を下ろす
「それじゃあ自己紹介をしてもらおうかしら?」
そう言われて各々が名乗っていく。そして管理局が介入してくるまでの出来事のあらましも同時に説明してしまう
「そうでしたか......ユーノさんがあのジュエルシードを発掘して、その輸送中にトラブルが起こり地球にばら撒かれてしまったと......」
「それを自力で回収しようとする責任感は立派だが無謀すぎる。それに民間人を巻き込むのは感心できない」
「すみません......」
言われてみればそれもそうである。それこそ最初から管理局に要請を出していれば高町が魔法を知ることはなかったのだ。まあ、そんなことされてしまっては物語が根底の部分から成り立たなくなってしまうからダメなのだけれども......
「ユーノくんが謝る必要はないの。私達が自分達でユーノくんのお手伝いをするって決めたんだから」
「そうだぞユーノ。あくまでも俺達の意志でお前に付き合ってるんだ」
「なのは......それに優輝も......二人とも、ありがとう」
「貴方達はとても仲がよろしいのね。それで、晴斗さんはどうしてあの場に?」
「あの時は完全に巻き込まれたんだよ。そもそも俺はジュエルシードを回収しようっていうつもりはないしな」
「ほう......では聞くけど、なぜ君が指揮を執っていたのかな?」
ハラオウンが意地の悪い質問をしてくる。結構初めの方から見てたんじゃないか!後で泣かしてやろうか......!
「あの時は敵同士の奴等じゃなくて第三者が指示したほうが纏まると思っただけだよ、他意はない」
「そういうことにしておこう」
チッ、覚えてろよ......
「コホン、これよりジュエルシードの回収は我々時空管理局が全権を持ちます。ですので貴方達の協力はこれ以上は必要ありません」
「「え?」」
リンディさんの言葉に高町とユーノが驚く。七条は元から知っていたからだろうか、特に驚いている様子はない。
「君達は今回のことは忘れて、それぞれの世界に戻って元通りに暮らすといい」
「と言っても、いきなりそんなことを言われたところで納得はできないでしょう。今日は一旦ここまでにしてゆっくり考えてちょうだい。また明日話し合いましょう?」
こうして管理局側とのファーストコンタクトは終了し、行きと同じようにハラオウンに連れられ転送ポートのある部屋まで戻り、先程までいた公園に転移した
「なのはとユーノは先に帰っていてくれ」
「ゆー君はどうするの?」
「俺はコイツに聞かなくちゃいけないことがいくつかあってな......気をつけて帰れよ」
「うん......わかったなの」
そうして高町はユーノを抱えて公園を後にした
「一緒に帰らなくてよかったのか、ゆー君?」
「ふざけるな、お前にそう呼ばれる筋合いはない」
「冗談だって、怒んなよ」
少し茶化すと思い切り睨んでくる。色々と言いたいのだろうが、溜息をついて堪えたようだ
「......それで、お前は転生者なのか?」
「そうだよ。それ以外あり得ないだろ?」
そう、現段階で魔法を使えるのは原作主人公である高町とそのパートナーのユーノ、そして敵対するテスタロッサとアルフに加えて管理局側の人間しかあり得ないのだ。俺達、転生者というイレギュラーがいない限り。
「なんで今まで魔力を隠して、尚且つなぜ今になって介入してきたんだ?」
「今回に関してはさっきも言ったけど本当にたまたまあの場に居ただけなんだ。魔力を隠してたのはまだバレたくなかったから」
「どうしてだ?」
「俺はお前らと違って潤沢に魔力があるわけじゃないから、ゴリ押しができないんだよ。だから、ある程度小手先でも技術を習得してからがよかったんだ」
「......とりあえずはその言葉を信じよう」
「そいつはどうも」
どうやら信じてもらえたようだ。まあ、嘘は言っていないのだから信じてもらわなければ困るのだが......
「んじゃ今度はこっちから質問なんだが、あんたの転生特典ってなんなんだ?勿論そっちが教えてくれたらこっちも教える」
「俺の特典は魔力ランクSSと魔力変換資質の『炎』、そしてレアスキルの『未来予知』だ」
「未来予知?またメジャーながら便利なものを......」
「俺のはそんなに使い勝手のいいものじゃないんだ。見れて五秒後までしか見れない。戦闘中に回避の為に使うくらいだ」
「キング・クリ◯ゾンのエ◯タフみたいなものか......充分チートだよ......ん?デバイスはどうしたんだよ?」
「デバイス?元から用意されてたぞ。偶然拾ったってことで」
えぇ......?俺は特典の一つとして数えられてるんだけど......なんかズルくない?
「まあいいや。俺の場合はリンカーコアとデバイス、後はそれを持っていても不自然ではない環境の提供で一つ。二つ目がレアスキルで『再生』。んでラストなんだが......」
「なんだよ、教えないっていうのはなしだぞ?」
「わーってるよ。ラストは『三度奇跡を起こす権利』とやらなんだよ」
「......なんだそれ?」
「俺もよくわからん」
「なんでだよ、自分の特典だろ」
「俺が決めたわけじゃねーんだから仕方ないだろ......」
「そうなのか?俺は自分で決められたんだが......」
えっ?ナニソレ?
「なんか色々違うみたいだな。少し整理しよう。まずはどっちも神様転生ってことでオーケー?」
「ああ、大丈夫だ」
「んで俺はそもそも神様に会ってない上、つい最近に転生してきた。そっちは?」
「俺はトラックに轢かれたと思ったら変な空間に居てそこで神様に会った。その後特典を選んで赤ん坊からやり直してる」
「そっから違うのか......こっちなんてよこされた手紙だけで説明されて特典まで勝手に決められてるんだぜ......?そっちはどんだけ優遇されたんだよ......」
「俺に言われてもな......確かにこの差は不思議だが」
本当にこの差はなんなんですかねぇ?明らかに待遇が違うと思うんですが......まあいいや(諦め)
「それでこれが俺からの最後の質問なんだが......吉川はこの世界をどうするつもりだ?」
「どうする、とは?」
「知ってるだろうがこの世界は「リリカルなのは」が元の世界だ。そこに俺達がいることで本来の物語の流れから変わってしまう可能性もあるんだ。もしお前が物語を破綻させるように動くというのなら、俺はそれを止めなくちゃいけない」
「ああ、なるほどそういうとこね。そんなことするつもりはないよ。ンなことしたら俺ごとこの世界が壊れちまうって聞いたからね。ただまあ、俺はあんまり原作知識はなくてね、大まかな流れとメインキャラが少しわかる程度なのさ。だからそこんとこ助けてくれるとありがたい」
「そうか、それならいいんだ。俺としても一人じゃ心細かったからな。協力者がいてくれたほうがいい」
「なら今後はよろしく。あとついでに言っておくと一つ目標があるんだ」
「目標?なんだそれ?」
「原作の流れを壊しちゃあいけない、けど原作以上のハッピーエンドを迎えさせたい、って思ってるんだ」
そう、俺は自分に与えられた特典を使って本来の物語よりもよりハッピーな結末をつくりたい。ご都合主義?それを叶える為の特典って神様も言ってたからいいだろう?
「......原作知識がないお前がか?」
「うっせぇ!だから協力してくれってこと!」
「ああ、それならいい。より良くなるんだったらきっと大丈夫だろうさ。」
「あっそ!そんじゃよろしく!」
こうして俺は第二の生を与えられた者同士の協力者を得ることができた
あっ、俺が一個ジュエルシード持ってること言い忘れてた......
如何だったでしょうか?主人公くんは神様のお願い通り七条くんとこれからは仲良くしていきます
次回は影も形もなかったプレシアさんとか出せるように頑張ります......!
それでは次回もお楽しみに!