リリカルでマジカルな世界に来たんだけど、どうしろってんだ...... 作:牡羊座のボク
まずは謝罪を......
全然プレシアさん出ませんでした!ごめんなさい!(土下座)
じ、次回にはきっと出ますので......(震え声)
それでは、どうぞ
七条の協力を得られた次の日、休日だったので朝からダラけているとハラオウンが迎えに来た。家を教えたつもりはないのだが、と尋ねると俺の魔力反応を頼りに来たらしい。プライバシーの侵害だと思いつつ普段は今まで通り魔力は隠しておこうと思った
「なぁハラオウン、一つ聞きたいんだけどさ」
「なんだ?」
そして今居るのは昨日ぶりのアースラ。高町とユーノ、七条は既に来ているらしい
「お前って歳いくつなん?」
「............14だ」
「............フーン」
「......おい、なにか言いたいことでもあるのか?」
ハラオウンがコチラを睨んでくる。嘘を言ってもすぐにバレるだろうから思ったことを言うしかあるまい......
「いや、身長が近いからもうちょっと歳も同じくらいなのかなぁって思ってたんだよ」
「悪かったな!どうせ僕は平均よりも背の低いちんちくりんだよ!」
案の定キレるハラオウン
「別に悪いなんて言ってないだろう?その歳と体でよく執務官なんて大変そうな仕事やってんなって思っただけだよ」
これはお世辞ではなく本心である。少なくとも自分なら絶対に選ばないであろう過酷な道をハラオウンは進んでいる。その事実に俺は称賛を送りたいと俺は思う
「......褒めてもなにも出ないぞ」
「そんなん考えてねぇよ」
昨日の意趣返しも交えた軽口の叩き合いもそこそこに昨日と同じ部屋に案内される
「おはようござーい」
「にゃはは、もうお昼だよ晴斗くん」
「俺の気分的には昼前だから......あと、なして急に名前呼び?」
昨日呼ばれた時は名字で呼んでいたのに一体この変化はなんだろう?家族以外から下の名前で呼ばれたのが何気に初めてだったので内心かなり驚いている......言ってて悲しくなってきた......
「えっとね......ユーノくんは名前で呼んでるでしょ?それにゆー君は渾名だし......晴斗君だけ名字ってのもなんか変だなぁって思ったの」
「......さいですか」
名前呼びの真意を聞かされつつリンディさんの正面に正座する
「なのはさんとユーノさんは昨夜のうちに我々に協力してくれると連絡してくださいました。あとは七条さんと吉川さんがどうするかです」
「俺も協力します」
七条が即答する。ちょっと張り切りすぎじゃないですかねぇ......
「では吉川さん、貴方はどうしますか?」
「......勿論協力はするが、いくつか条件がある」
「なんでしょうか?」
「一つは俺のデバイス......カナンのメンテナンスをアンタらが見てくれること。自分じゃできないからな」
単純な外装の破損程度なら自分で直せるが、システム面はそうもいかない。そういった技術があるわけでもない俺が弄ってしまってはかえって悪化させてしまうのは明白である
「それは当然負担します。協力してもらえるのでしたら必要なバックアップはさせていただきます」
「それならいいや。んで二つ目は......」
そう言って俺が待機状態のカナンからジュエルシードを取り出すとこの場にいる全員が驚愕する。そりゃあ脈絡なく出てきたら誰しもが驚くだろうけど、流石に驚きすぎじゃね?
「随分と前に回収したコイツなんだが、これの所持を許可してもらいたい」
俺の発言に険しい表情をするハラオウン親子。まあいきなりそんなことを言われたらそんな顔にもなってしまうだろう
「一応確認させてもらいますが、その理由は?」
リンディさんが質問してくる。確かになんの理由もなしに認めてくれるわけがないだろう、許可が下りるかどうかは別として......
「アンタらのことだからもうわかってんだろうけど、俺はそっちの二人と比べて魔力の保有量が少なくてね。保険があったほうが安心なんだよ。いざという時に魔力タンクとして使えるからな」
「そんなことに使わせられる「わかりました、許可しましょう」なっ!?なにを言ってるんですか艦長!?」
......まさかこんなすんなりと許されるとは思わなかった。逆に怖いわ......
「ただし、許可できるのは本事件を解決するまでの間のみです。また、所持していいのはその一つのみで今後回収したジュエルシードはきちんと届け出るように」
「......まあずっと持ってられないのは残念だが、許可が出ただけ良しとしよう。では改めて俺も協力させてもらおう」
こうして俺達地球組の魔導師三人と一匹(?)はアースラに協力することになった
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「ハルト!もっと慎重に動け!」
「でぇい!まだるっこしい!」
管理局に協力することを決め、アースラに乗り込んでから十日ほど経過した。そんな今俺はなにをしているかというと......
「やるぞカナン!」
〈Photon Ray〉
————ズバァァァァァァァァン!!
『キシャアアアアアアアアアアアア!!!』
幅2メートル、首を持ち上げた際には全高が約10メートルにまで届く蛇を取り込んだと思われる暴走体と戦っています......普通に怖いわ!?
「クロノ!押さえつけるのは任せた!」
「言われるまでもない!」
そう言うとクロノとアースラに常駐している武装局員の数人がバインドで暴走体の動きを止める
「ナイスゥ!んじゃラスト!」
〈Sealing〉
「ジュエルシード、シリアルXII ......封印!」
————バシュウウ......
暴走体の体が消え、素体となっていた蛇も元に戻りスルスルと逃げていった。傍に落ちていたジュエルシードを拾い上げてミッションコンプリート
「お仕事終了っと。ほれ、クロノ」
回収したジュエルシードをクロノに投げ渡す。するとクロノは慌てたようにキャッチし彼のデバイス、S2Uに格納する
「おい!僕は君に投げ渡すなと前にも言っているんだが!?」
「別にいいだろ。封印した後なんだから平気だって」
クロノとジュエルシードの回収をしたのはこれで二度目である。俺は七条や高町と違って単独では暴走体の相手をすることができないので、クロノをはじめとしたアースラのスタッフと一緒に出撃することになっている。まあリンディ艦長と取り決めた持ってていいジュエルシードは一つまでってのをすぐに履行するためでもあるけども......
『クロノくん、ハルトくん、お疲れ様!近くにゲートをを開いておいたからね!』
目の前にモニターが現れる。通信先はアースラでオペレーターのエイミィがサムズアップしている様子がデカデカと表示されていた
「エイミィ......恥ずかしいからやめてくれ」
「ははっ、クロノも大変だねぇ......ま、いっか。吉川晴斗、帰投します」
「あ゛〜〜〜、つっかれたぁ〜〜〜〜」
そう言ってアースラ内の俺用に宛てがわれた部屋のベッドにダイブする。以前もこうやって倒れ込んだことがある気がする......
〈お疲れ様です、マスター〉
「腹減ったけど食堂に行くのも辛い......カナン、魔力の補充やっといてくれ......」
〈All right〉
カナンがジュエルシードに込められた魔力を抽出し、俺のリンカーコアに流し込んでいく。こうすることでかねてより考えていた魔力タンクとして運用することができるのである。カナンにバックアップしてもらうか、完全にやってもらうしかないのだが......
〈マスター、魔力の補充は完了しました。食堂に向かいましょう〉
「うぇぁ......なんでさ?」
〈マスターは人間ですので栄養補給をしっかりしなければいけません。私にはマスターの体調を管理する役割もあるのですから〉
急に小言を言う母親のような物言いをするカナン。初めて会った時と比べてやはり性格が捻じ曲がってきた気がする......
〈デバイスは主に似るとよく言われてますから〉
「おい、それは俺の性格が悪いって言いたいのか?」
〈はい、その通りですマスター〉
「お前なぁ......否定する材料が見当たらんけど」
そんな風にぶつくさと文句を言いながら食堂に行くと高町、七条、ユーノの三人が揃って食事をとっている......あっ、向こうも気付いたようだ
「やっほー晴斗君、お疲れ様ぁ」
「あいあい、お疲れ様。高町はテンション高いなぁ」
「にゃはは......」
カウンターでサンドウィッチとコーヒーを注文し、少しして出てきたそれらを手に三人がいたテーブルに移動。座ったのはユーノの隣、七条と対面の席である
「お疲れハルト。どうだった?」
「クロノ達の助力もあるから、お前達よか多少は楽だよ。スッゲー疲れたけど」
「ははは......ハルトは頑張ってくれてるよ。僕はなのはや優輝のサポートがメインだからたいして力になれてないけど......」
「そんなことないよ!ユーノくんがいなかったら私、もっとてこずってるもん!」
ユーノの自虐ともとれる言葉に高町が反論する。まさか言い返されるとは思ってもみなかったユーノは本気で驚いている
「なのはの言う通りだ。ユーノがサポートしてくれるから俺達は全力でジュエルシードの封印にあたれるんだ」
「そもそも暴走体を一人で押さえ込める時点で充分な戦力だって。結界魔導師としてはアースラのスタッフを含めてもお前が一番優秀なんだから」
七条と俺も高町に続きユーノを励ます。実際、現段階では俺よりもずっと役に立ってるだろうからね
「みんな......ありがとう」
そう言うとユーノは目に涙を浮かべながらも嬉しそうに笑顔を見せた。ユーノはその能力の割に自己評価がべらぼうに低い。そんなことないのになぁ......
「ユーノくんは泣き虫さんだね」
「ああ、小さい頃のなのはみたいだ」
「ちょっと、ゆー君!?」
「公園で遊んでる時なんてなにもないところで転んではよく泣いてたじゃないか」
「もうっ!そんな前のことは無効なの!」
「つい三年くらい前だぞ?まだまだ最近だよ」
七条に恥ずかしいエピソードを暴露されてむくれる高町。幼い高町がこける様子が簡単に想像できてしまいつい笑ってしまう
「あぁ〜!晴斗君まで笑ったの!もうっ!先に部屋に戻ってるの!」
「あっ、なのは!......僕も戻るけど優輝はどうする?」
「俺はもう少しここにいるよ」
「そっか。それじゃあまた後で」
そう言ってユーノも高町の後を追い食堂を出る。残ったのは俺と七条の二人だけ......
「ありゃいじけちまったぜ、ゆー君?」
「だからお前がそう呼ぶなと言ってるだろう......」
「はいはい......そんで、今の時点で原作と変わってる部分は?」
「......ジュエルシードの集まってる数が多い。本来ならアースラで回収できたのは三つで残り六つが海の中にあるはずなんだが、お前が持ってた分を入れて二つ多くあるんだ」
現在俺達が所持しているジュエルシードの総数は十一個。テスタロッサは六個でこれは変わってないらしい
「てことは、海の中にあるのは四つになってるのか?」
「おそらくは。海上での戦いは物語上外せない場面だからきっと起こるはず」
「六つ同時に相手するよりかは楽になっていいんじゃないか?いや、四つでも大変だろうけども」
「ああ、たった一つでも次元震を引き起こすほどの力が秘められているんだ。もし同時に次元震が起こったら......」
今度こそ次元断層が起きてしまうだろう......可能性として捨てきれないそれを声に出さずなんとか飲み込む
「まあそうなったら俺のこと守ってくれよ?その馬鹿みたいな魔力量で」
「自分でなんとかしろ」
「ひっどいなぁ〜。言っただろ?俺
そう、初めて魔法を使った時からいくら練習をしてもプロテクションなどの防御魔法だけが発動できないのだ......なんでさ!?
「魔法には得手不得手があるが......まさか防御ができないとはな」
「ほんとなんでなんだろうね?もう防衛手段がバリアジャケットしかないって......どんな無理ゲーだよ」
まあその分少ない魔力を攻撃に回せるのでいいのだが......いや全然良くないな
「ひ、非殺傷設定があるから、だだだ大丈夫......」
「次元犯罪者相手にそうは言ってられないだろ」
「..................デスヨネェ」
とはいえ、できないものはいくらやってもできないのでそこは割り切ってしまう
————ビーーーッ!ビーーーッ!
『ジュエルシードの反応......同時に四つ確認!海上の方です!』
「言ってるそばから......」
「急ぐぞ、吉川!」
「わかってますよ!」
残っていたコーヒーを流し込み、俺と七条は転送ポートのある部屋まで駆け出した
全然話が進みませんでしたね......すみません(汗)
随分前に言ってた主人公くんの欠陥もただの会話での露見ですし......いい感じの展開が思い浮かびませんでした(涙目)
次回はフェイトそんがジュエルシードを強制発動させる辺りから始まると思います
それでは次回もお楽しみに!