リリカルでマジカルな世界に来たんだけど、どうしろってんだ......   作:牡羊座のボク

4 / 18

なんとか今日も仕上げるテンションを保つことができました......

それではどうぞ


探索、そして魔法少年に......

 

〈まさか、すでにジュエルシードを確保していたとは〉

 

 

「いやほんとたまたまだったんだけどね?まさかそこら辺に落っこちてるとは思わないじゃん」

 

 

〈それもそうですが......。とりあえずこれで封印処置は完了です〉

 

 

「おー、サンキュ。にしても魔力が使われたっていう感覚はするけどさっぱり魔法の使い方はわかんないな」

 

 

〈それはそうです。マスターは今初めて魔法に触れたのですから〉

 

 

「そりゃあね?一発でできたらただの天才だよ。どっかの魔王様とかはその類いなんだろうけど......」

 

 

などと自分の魔法の才に不安を感じながらぶっちゃける。カナンは神様が用意したからか俺の事情に関しては既に知っている。それでもなお俺を支えてくれるというのだから感謝してもし切れない

 

 

「まぁ、魔法に関しては今後特訓していくとして......まずはここでの暮らしに慣れなくちゃなぁ......少し散策に出て地理を覚えるとしよう」

 

 

思い立ったが吉日。リビングから出て廊下にある階段を上り二階へ上がる。自分の部屋らしき部屋を見つけて入ると勉強机や小さい本棚にクローゼット、ベッドがある。机の上にはこれまた自分のものらしき財布と携帯電話が置いてあったのでズボンのポケットに突っ込む。これで準備は完了だ

 

 

「そんじゃ、行ってきます」

 

 

玄関を出て施錠する。これでよしっと。現在地は閑静な住宅地なので少し市街地の方に行きながらどこになんの店があるかを見ていく。ただ歩いているのもアレなのでカナンと念話の練習をするとしよう

 

 

『こんな感じでいいのか?』

 

 

〈はい、上出来ですマスター〉

 

 

『頭の中に直接声が響くって新しい感覚だなぁ......慣れるまで時間かかりそう』

 

 

〈そんなに焦る必要はありませんよ、マスター〉

 

 

『いやぁ、ジュエルシードがあるってことはもう一期は始まってるってことだろ?だとしたらあんまりのんびりしているわけにもいかないだろうからさ』

 

 

 

そう、既に物語は動き始めているのである。細かい時系列とか全くわからないので魔砲少女こと高町なのはがいくつジュエルシードを集めたのか、フェイト・テスタロッサが登場しているのかも見当がつかない

 

 

『そういえばさ、俺ってどんくらい魔力があるの?自分ではよくわからないんだけどさ』

 

 

〈単純に魔力量だけでいうとマスターはAランク程度です。管理局でのエースクラスは大抵AAクラス以上なのでそれよりも低いぐらいですね〉

 

 

『低いのかぁ......こりゃ役立たずになる可能性が高いぞぉ......』

 

 

〈確かに魔力量はランクを左右する大きな要因の一つですが、それ以外にも本人の能力や資質も問われますので、マスターが弱いとは一概には言えませんよ?〉

 

 

『あ〜、あのクロノ・ハラオウン?だったっけか。彼もそんな感じだったか。魔力の出力は低いけど魔力操作の技能がずば抜けてて執務官まで上り詰めたとかなんとか......あんま詳しくは知らないけど』

 

 

一応メインキャラクターに関してはちょろっとだけ覚えているのでカナンの説明に当てはまる人物を思い出したのだが、自分がそうなれる未来が全く思い浮かばない

 

 

『まぁ実践あるのみ、かぁ......自分がどんな魔法が使えるかもわからないし』

 

 

〈私はミッド式のデバイスですのでミッド式でしたら一通りは使用可能ですので、後はマスターの適正次第ですね。もしくはマスターがオリジナルの魔法を作ってしまうか......ですが〉

 

 

魔法ってそんなポンポンできてしまうん?と思いつつ歩き続きていると大通りの方まで来たのだろう、道行く人の数が増えてきたがそんなことよりも目の前の光景に呆気にとられていた

 

 

「なんじゃこりゃ、ここだけ局地的な災害にでも見舞われたってか?」

 

 

地面のアスファルトが砕けていたり、ビルに大きな穴が開いていたりと辺り一帯が凄まじい有様になり果てていた

 

 

〈......解析完了。魔力の残滓が感じられることから、おそらくはジュエルシードの暴走が原因の被害だと思われます〉

 

 

『こんな恐ろしい事態を引き起こすものを十代にも満たない少女がどうにかしようと考えるなんて......さすが未来の魔王様だぜ』

 

 

 

 

———————————————————————

 

 

 

 

そんなこんなである程度必要だった店の位置などの情報は覚えたのでお次はスペースが必要だと思い近くの公園に移動中である

 

 

「なあカナン、これから魔法の練習をしようと思うんだけど、発動してる結界を感知させないようにすることってできるか?」

 

 

〈発動した結界の上からさらに隠蔽魔法を使用すれば可能ですが、なぜそのようなことを?〉

 

 

「いやさ?もーちょっと原作には関わらないでおきたいのよ。流石にこんなド素人の状態で突っ込んでも邪魔になるだけだからね。だから高町なのはや管理局にはあんまり見つかりたくないのさ」

 

 

〈なるほど、かしこまりました。では結界を張った際は秘匿するようにします〉

 

 

「うん、助かる」

 

 

公園に到着。誰もいない今のうちに結界を張ってしまう。後は気が済むまで思う存分魔法の練習をするだけである

 

 

「バリアジャケットも考えなくちゃなのか」

 

 

〈頭の中で思い浮かべていただければこちらで自動生成します〉

 

 

ファッションセンス皆無の俺が通りますよぉ〜っと。前世で通っていた高校は制服着用でありバイト先も制服だった。休日は遊ぶような友達もいなかった為あんまり外には出なかったし、中学校時代まで遡っても似たようなものである。あれ......なんだか涙が............

 

 

「なんて黒歴史はシラナーイシラナーイ。それじゃあ、カナン!」

 

 

〈Standing by〉

 

 

「セットアップ!」

 

 

〈Complete〉

 

 

なるべく鮮明に自分のバリアジャケットを纏った姿をイメージする。一瞬、光が体を覆ったと思うとすぐに止み、晴斗の姿が現れる。そこには......

 

 

 

黒のカッターシャツとジャケットに黒地のスラックス、膝丈よりやや長い黒いチェスターフィールドコート、おまけに黒のオープンフィンガーグローブと全身真っ黒コーデの出で立ちになった少年(御歳9歳)が立っていた

 

 

 

「いや......流石にヤバいかな......?」

 

 

〈似合っていますよ、マスター〉

 

 

「うん、まあ昔から明るい色の服は全く似合わなかったからさ。自分でも黒系統の服の方が落ち着くんだよね?でも流石に全身真っ黒はやりすぎたかなぁ......というかこれ、性能は大丈夫なの?結構薄っぺらいけど」

 

 

〈バリアジャケットとしての基本的な性能に問題はありません。ちょっとやそっとでは壊れませんよ〉

 

 

「ならいいんだけどさ......ま、いっか。とりあえず魔法少年(笑)になったところでちゃっちゃと始めますか!」

 

 

〈All right〉

 

 

 

 

———————————————————————

 

 

 

 

〈マスター、本日はここまでにしておきましょう〉

 

 

「んあ?もうそんな時間か?」

 

 

公園に備え付けられている時計を見てみると、20時を少し過ぎているぐらいである。始めたのが15時ぐらいからだったので約五時間は経過している

 

 

「まだいいんじゃねぇの?多少頭は痛いけどまだ動けるし」

 

 

この五時間で行ったのは、まず魔力弾の生成から。これで大まかな魔力操作のコツを掴もうということだったが、最初は散々であった。いくら魔力を集めようとしてもなかなかうまくいかずにすぐ霧散してしまうのだった。練習の成果もあって今はわりかしスムーズに作れるがあまり多くの数は同時には作れない。まあ、俺のデバイスは腐っても銃型。魔力を込めて引き金を引くとそれだけで魔力弾が発射される仕組みになっているみたいでそれをそのまま遠隔操作することも可能な模様。戦闘時はもっぱらこっちが主流になるだろう

 

 

そうやってある程度魔力の扱いに慣れてからは飛行魔法、射撃魔法、索敵魔法、捕縛魔法と色々と試していったのである。まぁ、ある重大な欠陥があったのだがそれは追々。魔法を使うには高度な演算を行うため、デバイスの助けがあるとはいえ今までにない程頭を使ったようで締め付けられるような感覚がする。明日は知恵熱かな?

 

 

〈そういうわけにはいきません。今日は日曜日で明日は月曜、つまりは平日です。マスターには学校があるのですから早めに休んでいただかなくてはなりません〉

 

 

「え゛っ」

 

 

衝撃の真実が発覚。まぁよくよく考えれば学校に行かなければいけないのは当たり前なのだがいつの間にか転生していたことから、早々にジュエルシードを拾ってしまったり、今までの魔法の練習でスッカリと頭から抜け落ちていたのである

 

 

「転生するまで高校生やってたんだから小学校ぐらい行かなくてもいいんでない?」

 

 

〈ダメです。マスターの通っている小学校は既に新学期が始まっており、マスター自身も登校していることになっています〉

 

 

「ガッデム!!」

 

 

なんてこった......まさか二度目の小学校生活......前世でもそこまでいい思い出があったというわけでもないのに誰が好き好んでそんなところにまた通わなくてはいけないのだ......といっても家には居ないとはいえ保護者も存在するのであまりわがままも言ってられないのである

 

 

考えることをやめた俺は結界と隠蔽魔法を解除して家路についた。公園から自宅までは歩いて三十分といったところ。これからは暇さえあればここで訓練することにしようと思い、足早に帰る。家に着いてからはそのまま風呂に直行。湯船には浸からずシャワーだけで済ませ、寝巻きに着替えてベッドにダイブ......する前にクローゼットの中に掛かっている明日から行かなくてはならない学校の制服と思われるものを手に取ってみる

 

 

「なぁカナン、この制服、なんか知っている気がするんだ」

 

 

〈見たところ、聖祥大学付属小学校のものと思われます〉

 

 

........................。

 

 

制服の上着のポケットに入っていた生徒証を見てみる

 

 

『私立聖祥大学付属小学校生徒 3年1組 吉川 晴斗』

 

 

 

 

 

 

原作主人公の通ってる学校やんけぇ!!!???

 

 

 

 

(体感的に)明日から魔王様と同級生です(涙目)

 

 

 




いかがだったでしょうか?見切り発車ですのでこれからはおそらくガクンと投稿ペースが落ちると思います。それでもよろしければ次回もお楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。