リリカルでマジカルな世界に来たんだけど、どうしろってんだ......   作:牡羊座のボク

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ネタが......ネタが尽きて............

閲覧数やお気に入りが徐々に増えてきていて感謝の限りです!

それではどうぞ


温泉で羽を伸ばしたかっただけなのに......

あれから数日、初日にやらかした弁当事件も二度目が起こることはなく、トラブルに見舞われることもないまま過ごしていた

 

 

魔法の練習はあの日以降は休むことなく行い自分でも上達しているのがわかる程度には成長していた。分割できる思考の数も四つまでに増やすことができ、ここまでは順調である。一度ジュエルシードの反応があり見に行ってみたところ、何やら馬鹿でかい屋敷———後で月村の家だと知った———にジュエルシードを取り込んでしまったと思われる猫に高町と七条、そしてユーノ・スクライア(フェレットもどき)が居た。そのまま封印するのかと思っていたらそこにフェイト・テスタロッサが登場、戦闘へと発展してしまう。二人は奮闘するものの敗れてしまい、ジュエルシードはテスタロッサに持っていかれてしまった

 

 

『ここまでは確か原作通りだったはず。それにしても、あの時は見てるだけだったにも関わらず本気で恐怖を覚えたね。ナニアレ?あんなの勝てる気が一切しないよ』

 

 

〈現在のマスターの力量では高町なのは、七条優輝らは兎も角、あのフェイト・テスタロッサという少女には歯が立たないでしょう〉

 

 

『そりゃそうだろうさ。あの子との勝負は二人に任せるよ......あれ?そうすると俺、原作に介入できるのか?』

 

 

そんな不安を新たに抱えながら現在下校中。あの二人は今日も普通に登校してきていたのでも今のところ体調などに問題はないのだろう。こちらも依然バレた様子はないので安心している

 

 

「たっだいまー......おろ?」

 

 

家に着いて玄関を開けるとそこには見慣れない女性モノの靴が一足。不思議に思いながらまずは手を洗いリビングの方へ。扉を開けた先には......

 

 

「おや、おかえり晴斗」

 

 

「......ただいま。お久しぶりです、()()()()

 

 

そう、そこに居たのは()()記憶にあった今の俺の保護者であるフィーナ・アタラクシアさんであった。

 

 

「ああ、久しぶりだ。相変わらず君は堅苦しいね。もっと普通に、家族のように接してくれていいんだよ?」

 

 

「すみません......こっちの方が慣れちゃってて」

 

 

まあいいけどね、と言ってコーヒーを飲むフィーナさん。それを尻目に俺は自分の部屋に戻って制服から普段着に着替えてしまう。そうして、またリビングへ行き自分の分のコーヒーを入れてソファに座る

 

 

「へえ、いつの間にコーヒーなんて飲めるようになったんだい?」

 

 

「ええ、まあ、つい最近ですよ」

 

 

と、当たり障りのないように答える。フィーナさんはカナンとは違い、普通にこの世界の人間として暮らしているため、不自然にならないように細心の注意を払わなくてはいけない

 

 

「そうそう、晴斗に渡したい物があるんだ」

 

 

「......?なんです?」

 

 

そう言って渡されたのは一枚のチケット

 

 

「温泉の......招待券?」

 

 

「ああ。駅から家に来るまでの間にもらったんだがな、その日はちょうど仕事が入っているんだ。しかし、捨ててしまうのは勿体ないので、晴斗にあげようというわけさ」

 

 

「はあ......別にいいですけど。いつですか、これ?」

 

 

「今週末と言っていたかな?」

 

 

「げっ......もうすぐじゃん。ええと、なになに?『海鳴温泉優先招待券』......。明日の連休からか。まあ予定もないので行きますよ」

 

 

「私が言うのもなんだが、友人と遊ぶ約束などはしていないのかい?」

 

 

「HAHAHA......」

 

 

な、泣いてなんかないんだからっ!

 

 

「送り迎えは私も行くから安心するといい」

 

 

「そうですか、ありがとうございます。どうせならフィーナさんもゆっくりできればよかったですね」

 

 

「君は優しいね。確かに少し残念だよ......そうだ、今日は翠屋でケーキを買ってきたんだ。一緒に食べるとしよう」

 

 

「いただきます」

 

 

冷蔵庫からケーキを出して皿に盛り付ける。フォークを一緒に持ってテーブルまで持っていく。

 

 

「好きな方選んでください」

 

 

フィーナさんが買ってきたケーキはモンブランとガトーショコラの二種類。

 

 

「では私はモンブランをいただこう」

 

 

「じゃあ俺はガトーショコラで」

 

 

ケーキだったら紅茶のほうがよかったかな、なんて考えつつ早速一口食べてみる............ウマッ!?なんだこのケーキ、甘すぎないチョコの味わいが口の中に広がっていくっ!うまい、うますぎる!(語彙力)俺食レポ下手すぎかよ

 

 

その後は適当にお互いの近況を報告し合うだけで特になし。俺は本日出された宿題を片付けるために自室に戻り、フィーナさんはそのままリビングで仕事関係の作業をするそうだ。

 

 

連休ということでいつもより多めに宿題が出されたが、所詮は小学生がやるものなので小一時間程度で終わらせてしまう。その後はカナンの指導の元並列思考処理(マルチタスク)を用いてのイメージトレーニングを行う。仮想敵はフェイト・テスタロッサ。以前ほんの少し見ただけなのでまだ情報は全然足りないが、それでも負け越してしまう。だって勝てるイメージが全く浮かばないんだもん(絶望)

 

 

「おーい、晴斗!夕飯ができたぞー!」

 

 

下の階から声がかかる。バルディッシュの魔力刃で切り裂かれたところでイメトレを終了。壁にかけられた時計を見ると20時近くになっていた。フィーナさんが帰ってきた日は彼女が夕飯を作ることになっている。本日のメニューはペペロンチーノにオニオンスープ、サラダの三品

 

 

「「いただきます」」

 

 

 

 

 

 

「それにしても、また姉さん達に似てきたね」

 

 

「そうですか?」

 

 

「ああ、面影がある」

 

 

そう言って二人して部屋の一角に飾られている両親の写っている写真を見る。言われてみれば......と思うぐらいには彼らのことを両親だと認めているし、確かに似ている部分があるようにも感じるが、なんとも不思議なものだ......

 

 

「そら、食べ終わったのならさっさと風呂に入って明日の準備をしてしまうといい。かなり早めに出るつもりだからね」

 

 

そう言われた俺は食器をシンクに持っていき水につけ、自分の部屋から着替えを持って浴室に向かう。長風呂はせずに足早に上がり、部屋に戻って明日からの着替えや洗面用具などをカバンに詰めてゆく。そんなこんなで既に23時を回ってしまっている。そろそろ寝なくてはいけない。転生前の生活と比べるとえらく早いような気もするが、幼くなったこの体のせいかこの時間でもそれなりの睡魔に襲われるようになってしまった。フィーナさんに一言寝る前の挨拶をしてからベッドに入る。さて、明日が楽しみだ

 

 

 

 

———————————————————————

 

 

 

 

「それじゃあ、また明後日に迎えに来るから」

 

 

「はい、フィーナさんも気をつけて。いってらっしゃい」

 

 

翌朝、車で送ってくれたフィーナさんと宿の前で別れる。子供一人で大丈夫なものかと思ったが特に問題はなく、受付を済ませてしまう。部屋の鍵を渡され荷物を置いたら早速温泉に浸かろうかと考えているとなにやら後ろから賑やかな声が......

 

 

「あれ?吉川くんだ。こんなとこで会うなんて奇遇だね」

 

 

なんと、現れたのは高町なのはとその家族一同にアリサ・バニングスや月村すずか、七条優輝ら同級生組。そしておそらくは月村の姉と思われる人物と見かけない女性が二人いた

 

 

(そういや、温泉回があったんだったか......かんっぜんに忘れてたわ......)

 

 

ということは、近くにフェイト・テスタロッサに彼女の使い魔であるアルフもいるというわけである。恐ろしや......

 

 

「なのはのお友達かな?僕は高町士郎。駅前の翠屋でマスターをやっている。こっちは妻の桃子に息子の恭弥と娘の美由紀だ」

 

 

「え、ええと......吉川晴斗といいます。高町さんとは同級生です。よろしくお願いします......」

 

 

「うん、よろしく」

 

 

差し出された手を取って握手をする。大きな手にほとんど包み込まれる形になってしまい改めてこの体の小ささを実感する。その後は各人と挨拶をして回り———この時ノエルさんとファリンさんのことを知った———この宿にいる間、寝るのは流石に自分の部屋でだがそれ以外は高町ら一行と過ごすことが決まった。今は部屋に荷物を置いて男性陣で浴場へ向かっている

 

 

「晴斗は今日は一人で来たのか?」

 

 

「はい、本当は叔母と一緒に来る予定だったんですけど急遽仕事が入っちゃったみたいで......」

 

 

恭弥さんに尋ねられた俺は少し嘘を混ぜつつ説明する。こっちの方が世間体が良いからね

 

 

脱衣所に着いたので服を脱ぎ、各々体を洗ってからいざお湯に浸かる

 

 

「あ゛あ゛〜〜、極楽なんじゃぁ〜」

 

 

体が弛緩し疲れが溢れ出すような錯覚がする。やはりこの二週間近く、思っていたよりも疲労が重なっていたようだ。心も軽くなったところであることを聞き出そうと話しかけてみる

 

 

「そういえば、高町さんは七条くんと学校でもかなり仲がいいんですが、小さい頃から知り合いなんですか?」

 

 

「ああ、実を言うと僕は随分前に一度大きな怪我を負って入院したことがあってね。翠屋もオープンしたばかりで桃子達も忙しくしていて、あまりなのはの面倒を見てあげられなかった時期があったんだ。そんな時に仲良くしてくれたのが優輝くんなんだ。おかげでなのはも寂しい思いをしないで過ごせたみたいなんだ。本当に感謝してもし切れないよ」

 

 

「そ、そんな!俺はただ独りぼっちは悲しいだろうなって声をかけただけなので......そんな感謝されるようなことはしてませんよ」

 

 

照れくさかったのか、慌てて訂正する七条。これで疑問だった七条の転生した時期を知ることができた。ではこの差は一体なんなのかとは思ったが考えても埒が明かないので考えるのはやめ、談笑しながら温泉を満喫することにした。

 

 

温泉から上がった後は定番の卓球をしたり、お土産を見て回ったりしていた。今は一人でマッサージチェアで全身を揉み解されている。

 

 

「あ゛あ゛〜〜、気持ちええんじゃぁ〜」

 

 

これでもか、と全身を脱力して満喫していると声をかけられる

 

 

「なあ坊や、それはどうやって使うんだい?」

 

 

「え?膝掛けのところにお金を入れれば動きますよ」

 

 

突然質問されたが邪険にあしらう必要もないので教えると、言われた通りに硬貨を入れてマッサージチェアに腰掛けたようだ

 

 

「あ〜、こいつはいいね〜」

 

 

そんな気持ち良さげな声を出している人物の方を見てみると、そこには驚くべき光景が......

 

 

(......まじかよ)

 

 

視線の先に居たのは橙色の髪、そして額の宝石が特徴的な......何を隠そうフェイト・テスタロッサの使い魔、アルフであった

 

 

『なんでこんなところで遭遇するかなぁ......カナン、隠蔽魔法はちゃんと効いてる?』

 

 

〈はい、正常に稼働しています。これでしたらこちらが魔導師であると悟られることはないでしょう〉

 

 

『ならいいや』

 

 

ひとまず安心したところでマッサージチェアが時間切れとなる。ナイスタイミング、と心の中で叫びながらアルフに一応声をかけて足早に退散する。今ので寿命がかなり縮んだ気がするぜ......!

 

 

しばらくしてから従業員さんにお願いして高町御一行と夕食を取らせてもらい、また温泉に浸かって和気藹々とした後に自分の部屋に戻った

 

 

明かりを消し、窓から月を見て時間を潰しているとジュエルシードの反応があった。その後すぐに誰かによって封印されたようだが、様子が気になったのでコッソリと見に行ってみる

 

 

「どうしてジュエルシードを集めてるの!?」

 

 

「君達は一体何者なんだ!」

 

 

「さぁ?答えてやる理由はないね」

 

 

現場に到着し、近くの茂みに身を潜めるとそこには高町と七条にユーノ、そしてテスタロッサとアルフが居た。あわや一触即発かと思っていると......

 

 

「そこにいるのは誰だいっ!」

 

 

ギクゥ......!

 

 

「出てこないんなら、こっちから行くよ!」

 

 

 

 

 

 

バ............バレたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!???




戦闘は......戦闘はもうちょっとお待ち下さい......(汗)

士郎さんの口調がわからない......(愕然)もうほとんどオリキャラとして見てください......(諦め)

七条くんも台詞が全然ないし......どうしたものやら

それではまた次回もお楽しみに!
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