リリカルでマジカルな世界に来たんだけど、どうしろってんだ......   作:牡羊座のボク

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いつもと違う時間の投稿となりました

相変わらずの文章力ですが......誰か作者に文才をください......(切望)

それではどうぞ


連休明けって凄くだるいよね......

初日の夜以降は何事もなく、温泉旅行は無事終了した。まあ、高町と七条はずっと浮かない顔をしてたから保護者連中は心配していたがな......俺?普通に過ごしてたよ?無関係を装ってるからね。

 

 

そんなこんなで今は連休明けの学校で昼休み中である。俺の席は窓側の一番後ろ、教室内を見渡すにはうってつけの場所だ。ついでに寝やすい。そんなわけで昼休みはもっぱら弁当を食べ終えたら寝たフリをしながら教室内を観察している。誰かと遊ばないのかって?精神年齢17歳に無茶言うなよ()それに向こうからも声かけてこないしさぁ......

 

 

「いい加減にしなさいよっ!」

 

 

おっと修羅場発生。今の声はバニングスか?相変わらずのくぎゅう声だなぁ、なんて思っていたらバニングスが教室から出て行ってしまった。月村が後を追い、七条は怒りの矛先であったであろう高町を慰めている。

 

 

(十中八九、魔法関連だろうなぁ......)

 

 

バニングスは悩んでいる高町を心配して悩みを打ち明けて欲しかったのだろうが、そうもいかない。今高町達が抱えている問題は魔法が関わっているため、おいそれと無関係の人間に話すわけにはいかないのである。聡明なバニングスのことだから、自分に話してくれない時点で自分では高町の悩みを解決することができないのだとわかってはいるのだろうが、それはそれ。親友として頼ってもらえないことに憤慨しているのだろう

 

 

(ま、俺はもう暫くは無関係なので......)

 

 

そう思い、狸寝入りを続行。気のせいかもしれないんだが......なんか七条の奴、こっち睨んでね?なして?

 

 

 

 

———————————————————————

 

 

 

 

そして放課後。帰り道に臨海公園に寄っていつも通り魔法の練習をする。順調ではあるが、一人での特訓なため対人戦闘には未だ不安が残っている

 

 

「はぁ......マジで勝てる気がしないや......こんなんで大丈夫かね?」

 

 

〈安心してください、マスター。今のマスターなら瞬殺されることはありませんから〉

 

 

「それを聞いてどう安心しろっていうんだ」

 

 

だが確かに、初めて高町達と会った時やテスタロッサを見た時には勝ち目はないとカナンに扱き下ろされたのに比べれば充分成長できているのだろう。それでも不安なものは不安なのであるが......

 

 

「いっそのことこのまま突入しちゃうってのもアリだけど......」

 

 

〈マスターはヘタレなのでそんなことできないですよね?〉

 

 

「ウッセ!余計なお世話じゃい!にしても、なんで七条はこっちを睨んでいたんだろう......?」

 

 

〈おそらくは本来のストーリーならそこにいるはずのない同級生、つまりマスターが居たことから警戒をしているのかもしれません〉

 

 

「なるほどな。それに加えて、謎の男......いやこれも俺なんだけどね?そんな奴が居たんだからそりゃあ関連性を疑うわけだ。しくじったなぁ......」

 

 

〈ですが向こうからの接触がないということは、少なくともマスターがあの場に居たとバレてしまったわけではなさそうですね〉

 

 

「だといいけど」

 

 

そうやって愚痴りながら続けていると早いものでもう19時を少し過ぎるところ。辺りはすっかり暗くなってしまっている。まだ続けるか悩んでいると......

 

 

————ズオォォォォォォ......

 

 

「なんだ?いやに大きな魔力の流れだけど......?」

 

 

〈おそらく、ジュエルシードを発見する為に魔力を流し込んで意図的に暴走させようとしているのかと思われます〉

 

 

そう言った瞬間、ジュエルシードの反応が現れた。カナンの言う通りだったということだ。その直後にユーノが張ったと思われる結界が街を覆う

 

 

「見に行くべきか......でも同じ轍は踏みたくないしなぁ......」

 

 

〈偵察用の魔力スフィアを飛ばしますか?〉

 

 

「うんにゃ、結界の外だったら流石にバレないだろうし......」

 

 

〈了解しました。では、隠蔽の精度を優先します〉

 

 

「よろしく」

 

 

そう言って俺は飛行魔法で飛んで行き、結界の範囲からギリギリ外のビルの屋上に着地する

 

 

「おお、ドンパチやってんなぁ......カナン、アレ封印できてると思う?」

 

 

〈いいえ、原因はわかりませんが術式が綻んでしまっています〉

 

 

「だよなぁ......どう見たって不安定ですって感じだし。気付いてないのか?」

 

 

タイミングが悪かったのか、どうやら七条は居ないらしい。もしあの場に居るのならすぐに気付くだろうに......

 

 

「ま、いいや。今回こそは高みの見物といこうじゃないか」

 

 

〈ゲスいですね、マスター〉

 

 

「しゃーないだろ!いざとなったらなんとかするけどさぁ!」

 

 

〈Roger.結界破壊用の術式を構築しておきます〉

 

 

「ありがと!」

 

 

そんな会話をした後、暫くの間黙って高町とテスタロッサの戦いを観戦する。驚くべきことに、高町の奴、あのテスタロッサとほぼ互角に渡り合っているのである。

 

 

「すげぇな、つい数日前は二人がかりでもほとんど一瞬でやられちまったつうのに」

 

 

〈驚くべきセンスと成長速度ですね〉

 

 

「ほんと、嫉妬しちゃうくらいすげぇや」

 

 

必死に会話を試みようとする高町を見て改めてその大きな才能の差を感じさせられる。もはや羨ましく思うどころか呆れてしまうほどに......

 

 

「にしても、ここからじゃなに言ってるかさっぱりだな」

 

 

そう、こんな遠くからではなにか話していることはわかっても、その内容までは窺い知れないのである

 

 

「おっ、動いたか」

 

 

なにを言っているのかわからずやきもきしていると、ジュエルシードの確保を優先したのか、テスタロッサは高町との戦いを放棄してジュエルシードに向かって突貫する。それに気付いた高町も急いで追う。そして二人のデバイスがジュエルシードを間に挟みぶつかり合った瞬間......

 

 

 

蒼い閃光と衝撃が迸った

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだったんだ、今のは......」

 

 

漸く視界が正常に戻った俺は今の現象の説明をカナンに求める

 

 

〈二人の魔力に反応してジュエルシードが次元震を起こしたのだと思われます〉

 

 

「次元震?なんだそりゃ?」

 

 

〈莫大なエネルギーの奔流によって起こる次元災害の一つであり、これの規模が大きくなってしまうと次元断層という更に高次な災害に発展します〉

 

 

「ちなみ、その次元断層が起こるとどうなるん?」

 

 

〈発生した地点から複数の次元世界を巻き込んで崩壊します。また、虚数空間というあらゆる魔法が無効化されてしまう空間へ繋がる穴が空いてしまいます。今回は小規模だったのでそこまでいきませんでしたが〉

 

 

「マジかよ......そんな危なっかしいもんだったのかよこれ」

 

 

思わず、カナンに格納していたジュエルシードを取り出して見つめてしまう

 

 

「でも魔力タンクとして使えそうだからなぁ......」

 

 

そう、純粋に魔力を取り出すだけならば暴走する心配はないのである。これを使って高町達と比べて低い魔力量を補填しようと思っていたのだが......少しでも使い方を間違えたら恐ろしいことになりそうだと不安になる

 

 

「ってそんなことより、あいつらは大丈夫か!?」

 

 

ここはジュエルシードから離れていたうえ、結界の外であった為衝撃は殆ど届かなかったが、彼女達が居たのはモロ中心地。被害は相当なものであると思ったが......

 

 

〈二人を発見、どちらも外傷等は見受けられません。ですが、両名のデバイスは損傷してしまっているようです〉

 

 

「そうか......無事ならいいんだけどさ......あいつらのデバイスって直るのか?」

 

 

〈おそらくは自動修復機能が搭載されているでしょうから、少し経てば直るかと〉

 

 

「ヘぇ〜、そりゃ便利。カナンにもあるん?その機能は」

 

 

〈はい、私にも搭載されています〉

 

 

「そいつはよかった。まぁ最悪俺がスキルで直せばいいんだけどな............おいおい、あいつなにやってんだ!?」

 

 

見るとテスタロッサが宙に浮いていたジュエルシードを手に取り、自力で封印しようとしていた。その両手からは青い光が漏れ出ている

 

 

「それはマズいだろう!?ったく!カナン!」

 

 

〈All right. 結界破壊、及び封印効果を付与します〉

 

 

そんなカナンのサポートを聞き流しつつ、一か八かでテスタロッサに念話で呼びかける

 

 

『フェイト・テスタロッサ、君が身を挺して封印しようとするのは勝手だが、その前にその場から離れるといい』

 

 

『っ!なにを!?』

 

 

どうやら無事聞こえたらしい。こちらを疑いつつもすぐに離脱してくれた

 

 

〈マスター、準備完了です〉

 

 

「さんきゅっ!当たってくれよ!」

 

 

〈Failnaught〉

 

 

発動させたのは自動追尾性能のある射撃魔法。的は動かないだろうが結構距離があるので念の為である。放たれた弾丸は目の前の結界を突き破り多少威力は減衰しているが、攻撃が目的ではないので問題ない。そのまま一直線に飛んで行きジュエルシードに着弾する

 

 

「ジュエルシード、シリアルXIX ......封印」

 

 

着弾した俺の魔力がジュエルシードの周りを包むと、発せられていた不気味な鼓動と光が収束していく。やがては完全に収まり、吹き荒れていた魔力も感じなくなった

 

 

「これでよし、っと......俺がやるのはここまで。とっとと帰ろう、カナン。これでまたバレたら面倒だ」

 

 

〈Roger. 転移魔法を複数のダミーと同時に展開します〉

 

 

こうして俺は、何気に初めて直接的な介入をして家に帰ったのだ




如何だったでしょうか?作者が原作アニメを見たのは随分と前なので作中のオリ主の知識量とほぼ同じです(おい

なので現在片っ端から見直しながらの執筆になりますのでおかしな点がありましたら報告してください(雑なコメ稼ぎ)

あと原作であったバトルは主人公くんが介入しない限り基本細かい描写はカットします。ご容赦をば......

それでは次回もお楽しみに!
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