リリカルでマジカルな世界に来たんだけど、どうしろってんだ......   作:牡羊座のボク

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タイトルでオチがついてるという()

作者は題名を考えるのも苦手です

それではどうぞ


バレちまったってばよ......

 

「カナン、追跡はあったか?」

 

 

〈いえ、そのような形跡はありませんでした〉

 

 

「そっか、ならいいや......だあぁぁ疲れたぁぁ!」

 

 

〈お疲れ様です、マスター〉

 

 

まだ着替えていないがベッドに倒れ込む。あれからダミーの座標を交えながら複数回に分けて転移して家に帰ってきた。何故わざわざそんなことをしたかって?仮に一発で家に転移したとして、その座標を解析されて我が家を特定されるなんてことになりたくなかったからだ。

 

 

「あぁ〜、魔力が空っぽに近い......」

 

 

直前まで自己練でそれなりの魔力を消費した上に、結界破壊と封印の術式を組み込んだ射撃魔法で通常時以上に持っていかれ、とどめの複数転移である。一般の魔導師よりか多少は多いものの、潤沢にあるとは言い難い魔力量の俺にはかなりの負担だった。

 

 

「これでなんともなかったら、ジュエルシードを魔力タンクにしようなんて思わねぇよ......なぁカナン、疲れたから明日は学校休んでいい?」

 

 

〈ダメです〉

 

 

「あァァァんまりだァァアァ!!」

 

 

〈それでですが、マスター〉

 

 

「アッハイ」

 

 

渾身のネタもカナンには通じなかったようだ

 

 

〈おそらく、今回の次元震を観測した管理局が近いうちに干渉してくるかと予想されます〉

 

 

「ああ、このタイミングなのか、動きづらくなるなぁ......」

 

 

ということは、次のジュエルシードの発動の時にあのクロノ・ハラオウンの登場というわけだ。いつ、どこでだったかは忘れたが......

 

 

「諦めて次は普通に介入しようかな......?でもそうするとアイデンティティがなぁ......」

 

 

〈どんなアイデンティティですかそれは......〉

 

 

「いや流石に冗談だから、イッツジョーク」

 

 

〈わかってますよ。ではこれからも今まで通り、マスターの心の準備ができるまでは訓練ということでよろしいですね?〉

 

 

「なんか棘のある言い方だなぁ......なにも言い返せないけれども......!」

 

 

〈ご安心ください。マスターのことが勘付かれないようしっかりとサポートしますので〉

 

 

「そいつぁどうも!」

 

 

 

 

———————————————————————

 

 

 

 

あの後、流石に限界だったのか、いつかのように寝落ちしてしまい朝起きてからシャワーを浴びるハメになってしまった。

 

 

「本日も晴天なり......ってね。はぁ、だるいぜ......」

 

 

〈サボりは許しませんよ〉

 

 

「わかってますぅ〜!だからこうやってちゃんと制服に着替えてるんですぅ〜!」

 

 

〈ええ、よろしい〉

 

 

「ったく......ほんじゃまぁ、今日も行ってきやーす」

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻—次元空間内—

 

次元空間航行艦船アースラのブリッジにて

 

 

「さて、あとどれくらいで例の管理外世界に着くかしら?」

 

 

「もう間も無くで目標次元に到達できる予定です」

 

 

ブリッジ内で一番高い位置にある席に座る女性、リンディ・ハラオウンの質問にオペレーターの一人が答える

 

 

「それにしても、管理外世界で五人、しかも少なくともそのうちの二人は現地人の魔導師が確認されるなんて......凄いこともあったものね」

 

 

「前回の小規模次元震以来、目立った動きは見受けられないですが、捜索者同士の再度の衝突の危険性は非常に高いですね」

 

 

「そうね。それに、小規模とはいえ次元震の発生は見逃せない事だわ。もし危ない状況になったら急いで出撃してもらうわね、クロノ?」

 

 

そう言ってリンディはある少年に目線を向けた。クロノと呼ばれた視線の先の少年は黒い装いのバリアジャケットを装着している

 

 

「勿論、わかっていますよ艦長。その為に僕はここに居るのですから」

 

 

 

 

———————————————————————

 

 

 

 

どうも、今は毎度お馴染みの昼休み......ではなく既に放課後。いつものように訓練中である。高町はいつも通りに学校に来ていたので問題はないようだった。面白かったのはバニングスの奴だ。学校にいる間、高町の方を見ていて目線が合いそうになると急いで顔を背ける、というのを延々と繰り返していた。怒ってはいるが関係の修復が不可能という程でもなさそうなので大丈夫そうである

 

 

「今朝見た占いだと、今日の運勢は最悪とのこと。なにか嫌なことが起きるような気がしてならないぜ」

 

 

〈マスターは意外と世俗的なのですね。もっと捻じ曲がったものの見方をしているのかと思っていました〉

 

 

「お前ってちょいちょい俺のことディスってくるよな?」

 

 

そんな軽口を叩いているとあっという間に時間が過ぎ、時刻は18時半。練習を始めてから二時間が経過する頃である

 

 

「なぁカナン、まじで嫌な感じがしてきたんだけど......」

 

 

〈マスターは心配性ですね。なにも問題は............いえ、マスターの予感が的中したようです〉

 

 

「え、なに、どゆこと?」

 

 

〈この場からすぐ傍、公園の敷地内でジュエルシードの反応を確認。また、ユーノ・スクライアによるものと思われる封時結界が張られました〉

 

 

「まじかよ、逃げられねぇじゃん......」

 

 

〈はい、それともう一つ報告があります〉

 

 

「今度はなに!?」

 

 

〈私達の結界が破られるまで、3...2...1〉

 

 

「ちょちょちょ、待っ......」

 

 

————バリィィィィィン!

 

 

カナンのカウントダウンの後、訓練の為に張っていた結界が音を立てて割れてしまった。その先に居たのはジュエルシードを取り込んだと思われる木の化物。そして高町、七条、ユーノ、テスタロッサ、アルフの計三人と二匹の姿。

 

 

「......うっそだろぉ......って危なぁ!?」

 

 

一瞬何が起こったか理解できずにいたが、鞭のように振るわれた枝を見て慌てて回避する。ついでに魔力弾を数発撃ち込むがバリアで弾かれてしまった

 

 

「どうして吉川くんがここに!?」

 

 

全員が驚いているなか、高町がこちらに話しかけてきた

 

 

「......ええい、説明は後だ!今はこいつをどうにかするのが先だろ!」

 

 

〈Float〉

 

 

いつまでも地上にいても仕方ないので飛行魔法を使い高町達の傍まで飛ぶ。

 

 

「ったく、なんで結界が割れたんだよ......」

 

 

「えっとね?ジュエルシードの反応があって来てみたら、ちょっとわかりづらかったけど結界が張られてて......気になったからゆー君と一緒に......」

 

 

「お前が元凶か高町ぃ!てかなんでバレたんだ!?」

 

 

〈おそらくはジュエルシードが発動した際に周囲に撒き散らされた魔力が隠蔽魔法を掻き消してしまったのかと〉

 

 

「うっそーん......そんなことってあるぅ......?」

 

 

ちくせう。こんなことになるんだったら公園内だけでも一通り探しておくべきだった......後悔しても時既に遅し。ウジウジしていても意味がないので思考を切り替え、テスタロッサ達の方に声をかける

 

 

「そっちの二人。アレを封印するの手伝ってくれないか?」

 

 

「ふんっ!なんでアタシ達がアンタらに手を貸してやらなくちゃいけないのさ?」

 

 

「流石のお前らでも、二人だけでアレをどうにかするのは手がかかるだろう?あくまで封印するまでの協力だ。そっから先は俺には関係ないからな」

 

 

「......わかった。いいよね、アルフ?」

 

 

「まぁ、フェイトがそう言うんならアタシは従うけどさ......」

 

 

「なら決まりだ。七条、一つ聞きたいことがある」

 

 

フェイト達の協力を取り付けられたので、次は七条に話しかけると戸惑いを隠しながらこっちを向いた

 

 

「なんだ?俺はお前に一つどころかいくつも聞きたいことがあるんだが......」

 

 

「そういうのは全部後でだ。そんで、お前はジュエルシードの封印ってできるのか?」

 

 

「ああ、できるといえばでいきる。だけど、俺の場合はなのはやフェイトとは違ってかなり近づかないと使えないんだ」

 

 

「なるほどオッケー。これで方針は決まった。まずはアルフとフェレットもどきで奴の動きを止める」

 

 

『フェレットもどきって言うな!』

 

 

......なにやら下の方からツッコミが入ったが無視する

 

 

「そんで次に俺と七条でバリアを破壊、ラストは高町とテスタロッサの二人で封印って流れだ」

 

 

「ちょっと待て、なんでお前が仕切ってるんだ!?」

 

 

「あぁ?ンなことはどうでもいいんだよ。まずはアレを止めるのが第一優先だろうが」

 

 

「くっ......わかっている!」

 

 

作戦を言い終えたところで七条から文句を言われるが、強引に黙らせる

 

 

「そんじゃあ、さっさと終わらせるぞ!」

 

 

「あいよ!」

『わかった!』

 

 

俺がそう言うとアルフとユーノが動き出す。二人が発動したのは捕縛魔法のチェーンバインド。二色の鎖が化物の枝と根を縛り上げる

 

 

「よし、そのまま縛っとけ!七条!俺達もいくぞ!」

 

 

「だからお前が指図するな!」

 

 

〈Photon Ray〉

〈Cross Burner〉

 

 

————ズドォォォォォォォ!!!

 

 

俺と七条が同時に放った砲撃魔法でバリアが破壊される。これで漸くあの化物に直接当てられる

 

 

「やっちまえ!高町!テスタロッサ!」

 

 

二人がそれぞれレイジングハートとバルディッシュを向ける

 

 

「ジュエルシード!」

 

「シリアルVII!」

 

 

「「封印!!」」

 

 

 

————グオォォォォォォォォォ......

 

 

木の化物は断末魔をあげて光に包まれて姿を消し、その場にジュエルシードが現れる。全員暫くそのままでいたが不意に高町とテスタロッサが向かい合った

 

 

「フェイトちゃん......私はどうしてもフェイトちゃんに聞きたいことがあるの。だから、私が勝ったら......お話、聞いてくれる?」

 

 

高町の言葉にテスタロッサは戸惑ったようだがなにも答えず、黙ってバルディッシュを構える。高町もそれ以上はなにも言わずにレイジングハートをテスタロッサに向ける。少しの間二人は見つめ合い、同時に動き出し前に出る。互いのデバイスがぶつかり合うその瞬間......

 

 

「そこまでだ!」

 

 

「「「っ!?」」」

 

 

一人の少年が現れ、高町とテスタロッサの間に割って入る

 

 

「ここでの戦闘行為は危険だ。僕は時空管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ。直ちに武装を解除しろ。詳しい事情を説明してもらおうか」

 

 

二人の四度目の戦いはこうして邪魔され、遂に管理局が手を出してきた。今のうちにトンズラして帰らせてもらおう......え?ダメ?ちくせう......(涙)




変なところで終わりますがここで力尽きてしまったのでご容赦を

次回は主人公と管理局との絡みや七条くんとのお話がメインになると思います

それでは次回もお楽しみに!
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