ホロス【第1話、第2話、第3話、第4話編集版】 作:酢トリーマー
「痛てててて」
筋肉痛になった。当たり前だ、あんな重い左腕をぶん回していたら筋肉痛にだってなる。
山「もっと戦い方を考えた方がいいんじゃないか?」
飛「戦い方って言ったってあの重さ、お前には分かんねぇだろ」
山「だったら今体感してやる、こうすれば出来るんだろ?」
山内はいつの間にかホロスドライバーを腰に着けていた。
山「変身!」
だが、ホロスドライバーは反応しない。
山「もう一度!変身!!!」
今度はホロスドライバーが吹っ飛んだ。
山「なんで反応しないんだ?」
陰「1度、あの化け物になったら変身出来ないとか?」
山「じゃあお前がやってみろよ」
山内は半ギレで陰道にホロスドライバーを渡した。
陰「変身!!!!」
が、反応しなかった。
山「ほらな!違うだろ?」
陰「きっと械都にしか反応しないようになってるんだよ」
山「ずりぃなぁ」
山内は落ち込みながらテレビをつけた。
テ『最近、水難事故が非常に増えていますので注意してください。近隣では謎の影を見たという声も上がっており、UMA保護委員会ではネッシーではないかと…』
山「くだらねぇ、みんな注意が足りないだけだろ」
陰「そうだといいんだけど…」
山「そういえば今、夏休みだな。海にでも行くか?」
俺は左手を使わないように起き上がった。
飛「いや、ここはあえて水難事故が多いという場所に行ってみよう」
陰「それいいね!!!それなら事故の正体もわかるし、水辺にも行けるわ!」
陰道はやけに乗り気だった。
〜次の日〜
俺と山内は先に行き、準備していた。
山「今回は手伝えよ」
飛「あぁ、わかってる」
山内と2人でバーベキューの準備した。
時間になり、陰道が来た。
陰「準備終わった?」
山「あぁ、ちょうど終わったところだ」
陰「水着は?」
山「一応持ってきた」
陰「械都は?」
飛「親に言われたから一応…」
陰道がのりのりだ。こんな陰道見た事ない。
陰「じゃあ、先入ってるからバーベキューの準備よろしくね〜」
山「おい!あぶねぇぞ!……仕方ねぇやるか…」
俺と山内は肉焼いていた。すると陰道が震えて戻ってきた。
陰「ネ、ネッシーよ……」
いつもならネッシーだぁ!ぐらいテンションが上がるはずなのに何かおかしい。
飛「一応行ってくる。変身!!」
『アルケミストマッチ!Theホロス!!!』
俺はホロスになった。
ホ「流石にホロスでも水中は遅いか…」
俺は水中を見て回った。すると、
「キシャァ…」
「キシャァァァー!!!!!!」
ホ「クソ!真上か!!」
上を向くと何もいなかった。
ホ「どこだ…」
ネ「キシャァァァ!!!」
ホ「そこか!」
おれは左手で殴った。
ネ「キシャァァァ…」
ネッシーらしいものはダメージを受けたがその長い首で俺に攻撃してきた。
ホ「ぐっ…」
俺はとっさに左腕でガードした。
ホ「こうなったら!」
『アルケミストフィニッシュ!!』
…しかし、不発に終わった。
ホ「ならもう1回!」
しかし、レバーを回しても反応しない。
ホ「1回の制限か…」
ネ「キシャァァァ!!!!!」
さっきの弱々しい声からは想像出来ないほどの凄まじい声をあげながら突進して来た。
ホ「ぐわぁ!」
左腕でガードしたが、ダメージを食らった。でも、回復するから大丈夫だ…回復が始まらない。
ホ「!?」
すると頭の中に何かピーンと来た。
ホ(水中じゃ回復しない…)
ネッシー「キシャァァァ!!!!!」
ホ「こんなときに!」
俺は左手で何度も殴った。何度も。何度も。すると、
『オーバーヒート!!バースト!!』
ホ「!?」
俺は考えた。しかし、
考えるより前に左腕が爆発した。
「ここは?」
左腕が爆発した、そこからの記憶が無い。
山「大丈夫か?」
山内が言うには、俺が向かった方向から急に爆発音がしたらしい。その後、流されてきたという。
飛「左腕は!?」
なにも変化はなかった。
山「左腕がどうしたんだ?」
飛「左腕が爆発したんだ!!」
陰「確かに流されてきた時、左腕がなかった」
山「でも、械都には左腕がついてるじゃねぇか」
山内の言う通りだ。だとしたらあれは夢?それともホロスの能力?俺はふと思い出した。
飛「ネッシーは!?」
陰「ネッシーなら、煙をあげながら消滅したわ。それとこれ」
陰道は俺にボトルを渡した。
飛「これは?」
陰「ホロスが…械都が持ってたの」
俺が…?本当に記憶が無くなっている。
飛「そうだな。さんきゅ」
おれはボトルを受け取った。その時、
「キャー!」
悲鳴が聞こえた、俺は急いでホロスになった。
『Theホロス!!』
ホ「今度こそ!!」
俺は走ろうとしたが、違和感がある。
ホ「いつもよりも…軽い?」
見てみると左腕のロボットアームは右手と似たような形の普通の腕になっていた。
陰「ロボットアームがない…」
山「どうやって戦うんだ?」
ホ「考えてる暇はねぇ!とりあえず行ってくる!!」
俺は水中に潜った。
(ネッシーは倒したはず…2体いたのか?)
ネッシーは姿を表さなかった。
ホ「去ったのか?」
すると、弱々しい声で正面から出てきた。
ホ「さっきまでは…!」
俺はとっさに左腕でガードした。が、ロボットアームではない。
ホ「ぐあぁ!」
俺は大きくぶっ飛ばされた。
ホ「どうやって戦えば…」
考えていると下から声が聞こえた。
ホ「そこか!」
下を見たが何もいない。
ネ「キシャァァァ…」
いつの間にか後ろにいた。
ホ「なっ…ぐはぁ!!」
俺はかなりダメージを受けた。
その時、頭にピーンと来た。
ホ「ボトル…」
俺はブレイクナックルに装填されているボトルをホルスボトルからUMAボトルに付け替えた。
『神話覚醒!!アルケミストマッチ!!!UMAワープTheキック!!!』
音声とともに体が軽くなり、視界も変わった。
ホ「これなら…!」
俺は音をよく聞いた。すると、後ろから声が聞こえた。
ホ「これはフェイクだ………そこか!」
俺はとっさにキックしてしまった。
ネ「キシャァァァ!!…………」
ネッシーは苦しんだ。どうやらこのフォームではキックが強化されるらしい。
よく見ると胸のアーマーも形を変えている。
ホ「だから軽いのか…!」
ネ「キシャァァァ…キシャァァァ……キシャァァァ!キシャァァァ……」
急に色んなところから声が聞こえ始めた。
ホ「!?どこだ?」
ネ「キシャァァァ!!!!!」
後ろだ。俺はキックした。が、いない。
ホ「!?」
ネ「キシャァァァ……!!」
ホ「ぐっ!?」
俺は吹っ飛ばされた。今なったこのフォームに完全になれた訳では無い。
しかし、視界の左下になにかを計算しているような物が出てきた。
ホ「なんだこの難しそうなやつ…」
その間にまた吹き飛ばされた。
ホ「ぐっ…おっ?」
左下のモニターの計算が終わったようだ。
ホ「この化け物は水の中で声を反射させる能力で相手を混乱させる…そういうことか!」
またなにかピーンときた。
ホ「こうだな!」
俺は胸アーマーから衝撃波を出した。すると、ネッシーの声が一方向から聞こえた。
ホ「そこか!!」
『アルケミストフィニッシュ!!!!』
俺は小刻みにワープを繰り返しながら必殺技をネッシーに当てた。
ネ「キシャァァァ……キシャァァァ…………」
ネッシーは苦しながら沈んでいった。
ところどころ中の人のアホさが伺える