けもののきろく(第2版)   作:大きさの概念

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あらすじ:ハイラックスを助けた! 戦車セルリアンをやっつけよう!
  目標:「武器」を入手する。「作戦」を考える。

 現在地:さばんなちほー中央部/熱帯大草原地域/「広告大看板」前廃車ヤード
 時間帯:深夜

  武器:黒曜石のナイフ/ネイルハンマー
 所持品:結束バンド/植物繊維のロープ/水筒/使い捨てライター

 同行者:カラカル/キリン/アードウルフ/ほかフレンズたち/ヒカリ

 ヒント:"Si vis pacem, para bellum."(汝 平和を欲さば、戦いへの備えをせよ)――古代ローマの格言。9x19mmパラベラム弾――世界で最も広く使用されている弾薬。


第13話 平和を欲さば戦いへ備えよ

 私はこの一日ですでに、パークの怪生物「セルリアン」と二回戦った……。奴らには目が、手足が、内臓が、感情があるではないか? 同じ食べ物を食べ、同じ武器で傷つき、冬や夏には暑さ寒さを感じ……刺せば血が流れ、毒をを喰らえば死ぬ……我々フレンズと同様に!*1

 

 傷つき、血を流す相手ならば、殺せるはず!

 

「ヨシ! フレンズ軍団の逆襲(カチコミ)だ!」

「でもハナコさん、みんなでセルリアンをパッカーンしたいのは、ヤマヤマですけれど……あんなすごいセルリアンと、わたしたち、どうやって戦えばいいのでしょうか……?」

 アードウルフが当然の疑問を口にする。

 

「……今の状況をおさらいしましょう。敵は、ヒトの使う戦車*2みたいなセルリアンが1体……。こっちには、ヤツに対抗できるような遠距離攻撃武器など無し、か……。でも、あの戦車セルリアン*3の武器の『たいほう』は遠くを攻撃するのが得意だけど、()()()()()()()()()()()()()()()()()はず! どうにかしてヤツに近づければ!」

「むむむ~! いい考えだけど、でもその()()()()()がいちばんの問題よね!」

 と、カラカルの指摘。

 

「そ、そうなんだよなぁ……。でも、まだそこまで考えてなくて……。あ、ヒカリさんは何か良いアイディアはありませんか?」

『チョット待ッテネ。戦術でぇたべぇす検索中……。作戦提案:素早イフレンズ達デ、右ト左ノ 両翼ニ展開シテ 一気ニ距離ヲ詰メル――トイウ作戦ハ ドウカナ? コレ「鶴翼の陣*4」ト言ウンダヨ』

 

「いえ! ダメです!」

『ダメカナ?』

 

「あのデカブツのフトコロまで突っ込むのは危険すぎます! 距離をつめる前に砲撃されてしまう!」

『広イ角度ニ散開シテ 接近スレバイイ。一ヶ所ニ 固マラズニ、分散(バラ)ケテ 突撃スルンダヨ。ドンナ強力ナ攻撃デモ、フレンズ全員ヲ 同時ニ狙ウ事ハ デキナイデショ?』

「そ、そりゃそうだけど……でもそれじゃやっぱり、フレンズ(だれか)が狙われちゃうってことじゃないですかっ!」

 

『一部ノフレンズガ 負傷スルノハ ()()()ダヨ。十分ナ戦力ヲ せるりあんマデ 到達サセラレレバ、問題無イ』

「そ、想定内って……問題あるでしょッ! あの威力を見たよね? あの傷は、あなたが治したんだからね! フレンズでも、撃たれたら……こ、()()()()()()()()()かもしれないっ!」

『ソレハ、イワユル 副次的被害*5トイウものダネ。軍事目的ノ為ノ、致シ方ナイ犠牲ダヨ』

 

「いたしかたない犠牲じゃ済まないよッ! 私のほうは、まだいい考えを思いついたわけじゃないけど……でも、()()()()()()なんて、そんなやり方は嫌ですっ!」

戦争(タタカイ)ニ ()()()()()ハ ツキモノダヨ。最大多数ガ 生キ残ルタメダヨ。……ハナコ、頑固ナコト 言ワナイデヨ』

「ええいもうっ! どっちが頑固だよぉっ!」

 私はL型ライトを手に取って、レンズに向かって(しゃべ)くった。

 自然と語気が荒くなっていく。

 

『小ヲ 犠牲ニシテ、大ヲ 生存()カス事ガ 「最善ノ考エ」ダヨ。今言ッタ作戦ガ、現時点デ 最モ 生存確率ガ高イ ぷらんダヨ。大部分ガ 生キ残レル 計算ニナルネ』

「全然良くない考えだ! 何が計算だよ! 計算なんてくそくらえだっ! ええーい、この()()()()()()()が!」

『アワワ……ポンコツロボ違ウ。ぼくハ……高性能ロボットダヨ』

 

「自分で高性能とか言うなよ! 高性能AIさんとやらは……そういう考えしか、できないのか……。あんた、人情(こころ)ってものが無ぇのかよ!?」

『ワワワ……。ぼくハ……ぼくハ、キミヲ 守ルタメニ……デモ キミノ指示ニ……。ぼくハ ハナコノ事モ、フレンズノ事モ……()()()()ヲ 考エテ、言ッテイルンダヨ……』

「うるせぇっ! ()()()()()()だぁ? それで貧乏くじ(ババ)引いた誰かを独りで死なせられるかってんだッ!」

 

『アワワワワワ……』

 とうとうヒカリさんは喋るのをやめて、フワフワした機械音を上げ始めた。

 怒っているのか?

 

 ロボットって、こういう風に怒るのだろうか……?

 

 

 

「ふ、ふたりとも~、落ち着いてよ~! こんな時にけんかしないで~!」

 カラカルがあわてた様子で仲裁に入る。

 が、私のほうは気が収まらない。

 

「もういいっ! こんな機械には頼んねーっ! みんな、()()の言うこと、信用するなよ! 作戦は……私がなんとか考えるから!」

『……』

 

「うう、うみゃ~……」

「うも~……言ってるコトは難しいけど……さっきからあなたたちが、()()()()()()でけんかしているのかは推理できるわね……」

「わわわ……ハナコさ~ん……」

 カラカル、キリン、アードウルフが不安そうにこちらを見ている。

 

 フレンズたちもおろおろしている様子。

 みな、何も言わないがそれぞれが心配そうな顔で私たちを見ている……。

 

 だいぶ頭に血が上って、ずいぶん声を荒げてしまったから……。

 ちょっと言いすぎたかもなぁ……。

 

 

 

 ……ええい、くそっ! ヒカリさんがこんなに冷たい奴だとは……!

 

 いや、まあ、機械だから、冷徹なのは当然なのかもしれない。

 

 彼は、悪気があるわけではない……。というか、この極限の状況では、おそらく()()()()()()()()のほうが正論なのだろう……。

 

 ……しかし、今はくよくよ悩むよりも、実践的な思考と行動をしなければ……。

 

 ラッキービーストは頼りにならない以上、私独りで「武器調達」と「作戦立案」を行うしかない!

 

 

 

 手始めにそのふたつのうち、より簡単なほうを……つまり()()()()()を進めることにする。

 

 月明かりのもとで、さっき投げ込まれた「動物の骨」の前で、手を合わせた後……これらをナイフやネイルハンマーで解体(バラ)して、骨や腱などの使えそうな材料(パーツ)に加工していく。

「堪忍してくれ……。これから戦うのに、君らの亡骸(カラダ)を使わせてもらう……無駄にはしない……」

 

「おお! 今度は武器を作るのに、けもの()()()()()を使うのね! まあ、死んだ動物には骨なんてもう必要のないものだからね!」

 カラカルが明るい調子でそんなことを言う。

 

 さっきの口論に気を遣って、ワザと空気を読まずに明るく言っているように思える。

 

「……私、今ちょっと色々ウェットな気分なんだけどぉ~……カラカル(あなた)のほうは、サバンナの空気みたいに結構ドライな性格*6なのね……」

「にゃんだそりゃ?」

 

 気を取り直して……私は動物の大腿骨らしきものを拾い、廃車のボンネットの上に置いて、ガン、ガン、ガン……と、私はハンマーで叩いて形を整える。骨に溝を作り、黒曜石の欠片(ナイフ製作時の余り物から作成)を挟み込み、ハイラックスから「手足の接着剤」をもらって固定していく。

 

 裁判に出席したフレンズのひとりオグロヌーが、それを横で見て(いぶかし)しんでいる様子。

「あ、それ『黒いぴかぴか石』のかけらですね」

「あなたを助けたときに、お礼にもらったやつですよ」

「ぬぬぬ~? 黒曜石(それ)は、かざる以外の使い道があったのです?」

 

 

 

 そして! しばらくすると「細石刃*7」のカタナが完成する!

 

「動物たちの遺骸(なきがら)も、きれいな黒曜石(いし)も……こうして道具(ぶき)にして、役立ててあげるのが、今はきっと一番いい使い道だと思います!」

 

「ネコ科のキバみたいね~。なんていう名前なの、この武器?」

 カラカルが尋ねる。

「細石刃*8の、なんていうか……剣、カタナ……いや長ドス*9かな……?」

「ながどす!」

 

「そう! この長ドスで斬り込みに行く! あのセルリアン(やろう)の殻のてっぺんの、メロンみたいな眼ン玉を切り落として蹴っ飛ばしてボール遊びして楽しもう!」

 私は黒曜石の長ドスを、バックパックにロープでくくりつけておく。

 抜き身で危ないので気をつけよう。

 

「ハナコ、アンタ……ふだんは静かだけど、戦うときだけはけっこう()()()()*10よね~!」

「そ、そうかな~?」

 

 

 

「しかし、さすがに得物(ぶき)がこれだけでは……。もっと強力なのが欲しいところだ……。なにしろヒトには、みんなのようなツメもキバやツノも無いからね……」

 

 すると!

 

『ハナコ、『武器』ガ欲シイナラ……』

 口論以降ずっと黙っていた彼が突然喋り始めた。

「あっ……ヒカリさん……」

 

『向コウニ、()ガ アルハズダヨ』

「……。えぇっ!? ハ、(ハジキ)が!?」

『正確ニハ、自動拳銃*11ト 短機関銃*12ダネ」

「な、なんですかそりゃあ!?」

 

『ぼくト一緒ニ、()()()()()()()()()()()()ハズダヨ。キミガ ぼくヲ発見シタ地点ニ、行ッテミナヨ』

「そ、そうだったんですか……銃が……。さっきはハイラックスさんを助けるのに必死で、全然気づかなかった……」

『言ワナクテ、ゴメンネ。サッキマデハ、フレンズノ 救助ノホウガ 優先事項ダッタカラネ』

「いえ、助かります! 教えてくれてありがとう!」

 

 

 

 というわけで、警戒しながら先ほどのコンテナのそばに戻っていく。

 

 その移動中、ラッキービーストと私は、小声でこんな会話をした。

 

「あ、あの……ヒカリさん、さっきはついカッとなって……()()()()とか()()()()()()とか、色々ひどいこと言って本当にごめんない」

『ぼくハ ろぼっとダシ、今ハ 作戦行動中ダシ……ソンナ謝罪ハ 必要無イヨ』

「いや、でも……」

 

『ソンナ事ヨリ、ぼくハ、ハナコノ立テル作戦ニ 従ウヨ。今ハ ソレガ重要ダヨ』

「私に従うって……? さっきは、あれだけ自分の作戦を押していたのに……。それ、どういう心境の変化です?」

『ツマリ、キミノ命モ守ルシ、命令ニモ従ウ……ナントカシテ両方ヤル、ッテ事ダヨ』

「そ、そうか……そのことで迷って、ずっと黙ってたんですね……」

 

『ソシテ、フレンズ達ノ命モ守ル……。ソレハ、ドウヤラ キミノ()()()()コトダカラネ』

「……ヒカリさん、あなたが何者なのか、よく分からなかった……正直言うと、信用できないかもと思ってた……」

 私は正直に言った。

 

 そしてこう続ける。

「でも! こうしてきちんと私の話を聞いてくれて、お話できるし……そして、さっきはハイラックスさんを助けてくれたんだから! 少なくとも、悪いヤツのハズはないってのは確かですね!」

『大事ナコト 言イ忘レテイルヨ。ぼくハ 高性能AIダヨ。コレモ、確カナ事トシテ 覚エテオイテネ』

「ははは、言いますねぇ! ……ありがとう、ヒカリさん!」

 

『謝罪モ 感謝モ 必要ナイッテバ。ハナコガ ドーシテモ ソウイウノ 言イイタケレバ……作戦ガ終ワッタ時ニ 頼ムヨ!』

了解(ロジャー)であります!」

 

 

 

 ……さて、コンテナの前に着くと、確かにヒカリさんの言ったとおり、フタの空いた大きなジュラルミンケースが落ちている。

 これは……? さっきのセルリアンの砲撃によって、積み上がった廃車から落ちてきたものだろうか……?

 

 さっそくフタを開けると、その中には拳銃と機関銃が入っているではないか!

 

 私は拳銃を拾い、スライドを少し引いて薬室を見る*13

 

「これは、中国製(ヘイシン)……いや、ロシア製のトカレフ*14か……滑り止め(セレーション)が純正品の形だ……。状態が良いからすぐ使えそうだ……。弾倉(タマ)も十分ある」

『アララ、キミ ズイブン詳シイネ。ソウイウノ、ドコデ 知ッタノ?』

「……さあ?」

 

 満月の月明かりに照らして、銃をよく見る。

「一見、粗悪品(ギンダラ)に見えるけど……違うな。ふつうのトカレフ*15よりグリップと弾倉が長い。バレルとスライドが延長されていて、セイフティもある。高価な(イイ)ものだ。ターミネーターの銃みたいだな……」

『銃ノ扱イモ 手慣レタものダネー。ぼくガ 使イ方ヲ 改メテ 説明スル必要モ無イヨ。……()()()() ()()()()()()()()

「……いや、全然わからん……。そんなの、私が知りたい……」

 

 この拳銃は、弾倉を装填するだけで薬室に弾を入れずに、ジーンズの右の(ケツ)のところに差しておく。

 

「で、そっちは……見たことないマシンガン*16だ。弾はトカレフ(こっち)と同じようだけど……。あっ!! な、なんだこりゃ!? 銃身が溶けて*17塞がっちまっているけど……!? いったいどんな目に遭ったんだろう?」

『残念ダケド、ソレハ 機関部ガ 完全ニ壊レテイルネ……』

「いえ、機関銃(こっち)も、何かの武器に加工できるかもしれない! いちおう持っていきましょう!」

 私はマシンガンの弾倉から弾だけ抜き、再び弾倉を装着して折りたたんで、木製ストックホルスターに入れてストラップで肩にかける。

 

 警戒しながら周辺をさらに探索すると、廃車のピックアップトラックの荷台の暗がりに「コパイバオイル*18」なる、自然原料の燃料が入ったジェリカン*19が落ちている。

 そして、そばの車の開いたトランクの中のすみに、銀色に光るものが……。ビニールに入った新品のダクトテープ*20、か……。

 

 どちらも戦闘で役に立ちそうだ!

 私はコパイバオイル*21の携行缶を手に抱え、ダクトテープ*22をバックパックに収納しておく。

 

 

 

 そして……さっきからちょっとした「思いつき」がある。

 

 道すがら、さっきの廃車の「ライトバス」の車内に入って、ハンドルやギアを調べておく……。

 さすがに電池はゼロで、電動走行はできないが……ギアチェンジやハンドル操作はできるな。動きは悪いがタイヤも動くようだ。

 

 ギアをN*23に入れて、強い力で()()()()()だろう。

 それにこの車はサバンナ仕様……装甲プレートや防弾ガラス、金網が追加されていて、装甲車みたいなもんだ。

 これは「作戦」に使えそうだ!

 

 

 

 使えるモノを回収した私は、広場に戻ってきた。

 

拳銃(これ)はヒトの武器だよ」

「『それ』は……見た感じ、あんまり強そうじゃないけど~?」

 カラカルが感想を言う。

 

「ところが、見た目以上のモノだよ。これは、あのセルリアンの『大砲』と同じ仕組みで……言ってしまえば同種(なかま)みたいなものだからね」

 

「じゃ、セルリアンと同じようなのを、仲間にしたってワケね。頼りになるわねぇ!」

「でも、仲間と言っても……そんな小さいもので、役に立ちますかねぇ……」

 ヘビクイワシが疑問を口にする。

 

「確かに……セルリアンの戦車砲と、この拳銃じゃ……ダチョウに対する小鳥みたいなもの……」

 私は彼女を見ながら言った。

 

『わにニ対スル とかげ……にしきへびニ対スル 毒へび*24……ミタイナもの、ダネ』

 ヒカリさんも、フレンズたちに照明を当てながら()()()を言った。

「ヒカリさんの言うとおり。これら手持ちの武器だけじゃ、戦うには不十分だ」

 

「……ところでアンタら、いつのまにか、仲直りしてるわね?」

 カラカルが言った。

「え……? ま、まあ、そうだけど……」

 と、私はちょっと恥ずかしがりながら返した。

 

『ぼくハ 高性能ダカラ、ソウイウ機能モ アルンダヨ』

「……そうなんですか?」

『「他人(ひと)ト仲直リ回路」ト言ウヨ』

「ええー? それほんと~?」

 

「ヒカリさんは『ラッキービースト』のはずなのに、よくおはなししますね~。はかせがよく言うことにゃ……あのひとたち、『パークの生態系の保護』のために、フレンズとは()()()()()()()()()があるのでありましょう」

「でもラッキービーストは、ちゃんとしゃべれるのよ。難しい()()()()()はたまに言ってるからね。きっと頭いいけど、無口なのよ」

「でもやっぱり、ヒカリさんはふつうのラッキービーストとは、種類が違うのでありましょう。見た目も全然違いますしぃ~」

 ヘビクイワシとキリンがこんな会話をしている。

 フレンズたちが話すパークガイドロボットの「ラッキービースト」とは、そういう存在らしい。

 

 

 

「あ~っ! あ~はははっ! うひひ、あ~よかった~! さっきふたりがけんかしてた時は、どうしようかと……」

 アードウルフさんがホッとした笑顔になって言った。

「わたし……泣き出しちゃうかと思った」

 

「こんな事態だってのに……さっきはあんなに怒鳴って、ヒカリさんにもだけど、みんなにもごめんなさいね……」

 私はフレンズたちにも謝った。

 

「いいえ! こんな()()()()()()だからこそ、ハナコは真剣に考えている、っていう証拠でしょ?」

 キリンがありがたくフォローしてくれる。

 

「みんな……私のワガママに巻き込んでしまって……。ヒトというけものは……いや、()()()()()なんだよな……。あの恐ろしいセルリアンをやっつけたいけど、誰も死なせたくない、救いたい……なんて思うから……」

「そりゃ……アタシには、()()()()()()()のように聞こえるけど……」

 

「そうは言ってもな、今の状況じゃ……。私には動物(ヒト)だった時の記憶が無いけど……でも、なんでなんだろうな、こんなに、()()()()()()なのは……。もしかしたら私がヒトだった頃、何か大切なものを失ってきて……それで欲張りになったのかもしれない……」

 

 黙って聞き入れるフレンズたち。

 私はさらに続けた。

 

「だから……もしかしたら、セルリアンと戦おうという私の判断は……それは欲張りすぎて、間違っているのかもしれない……。今ここに本当は戦いたくない(フレンズ)がいるなら、もちろん逃げてしまっても……」

 

 

 

「こら、さっき我らで固い決意をしたというのに。ハナコは、今さら何を弱気な事を言うのか」

 バーバリライオンが反論する。

 

「ここにいる(フレンズ)は、『好き』で戦おうとしている。つまり、ヒトであるお主にただ従っているワケではなく、それぞれ自己(おのれ)の判断で動いているのだ。最終的な判断はいつも自分で下す、それがパークの掟だからな」

「……」

 

「ハナコ、お主には、彼奴(セルリアン)めを打ち倒す勝算があるのだろう? すくなくとも、(ワレ)は、ここでのこれまでのお主の動きを見て、話している事を聞いて……最終的にお主の判断を信じてみよう、ということだ。勝てない相手なら逃げるものだが、()()()()()だと思うのに、弱気になって逃げるのは、臆病者のすることだ」

「バーバリライオンさんはいいことを言いますね。さすが()()()()()()()()*25ですね!」とヘビクイワシが言った。

 

「バーバリさん……」

「お主、あやつに勝てるはずだと思っているはずだろう?」

 

 

カラカル(アタシ)だってそうよッ! 信じてるっ!」

 カラカルも口を開いた。

「ハナコといちばん付き合いが長いのはアタシだから、一番よく分かるのよ! こいつぁ~信頼できるってなぁっ!」

 

「付き合いが長い、って言っても……この日の朝からじゃない。キリン()ほとんどと変わらないでしょ?」

 

「うにゃ! アタシが一番分かる! アンタ、ハナコはフレンズのことをよく考えているから、そうやって悩んだり怒ったりするんだって!」

「ふふふ! ……ま、きぐうにも、私のたぐいまれない推理と観察も、同じ結論に達しているけれどね!」

 

「わ、わたし(アード)もですよっ! わたしを助けてくれて……。ハナコさんとは、出会ってから短い間だけど……でも、上手く言えないけど……そういうのって、すぐにわかるものじゃないですかっ!」

 

「みんな……こういう『いい友達』は……ますますセルリアンの攻撃で死なせるわけにはいかないじゃないか! ヒカリさん、(アンタ)もそう思うだろ!」

「ハナコ……キミノ意思ガ ぼくノ意思ダヨ。ぼくハ……ヒトノ 命ダケジャナクテ、ヒトノ(ココロ)モ 守リタインダヨ。情*26ノ定義ナンテ、ぼくノ高性能ナ 電子頭脳辞書デモ ハッキリシナイ ケドネ。ヨク 分カンナクテモ……デモ、ぼくハ ソウ シタインダ」

「情*27か……」

 

 

 

「ウム! ……で、本題に戻るけど、ハナコ、さっき戻ってきたアナタの『いい顔』を見ると……この私が推理するに、『セルリアンたいほ作戦』の問題は解決したんじゃない?」

「おお、キリン、鋭いな……。うん、実は、銃と車と燃料で、セルリアンを追いつめる()()()()を思いついてね……。つまり、コレをああして、アレをこうして――」

 

 ごにょごにょ*28

 

 ごにょごにょ……。

 

「え、え~!!」

()()を動かして!?」

()()()()を借りて!?」

()を起こして!?」

()()()で!?」

「そ、そんなこと、できるんでありますかぁ!?」

 

「できるっ! できるったらできるんです!」

 

 武器と作戦とそして闘志……!

 必要なものは揃った! さあ、闘いだ!!

*1
【奴らには目が…】このセリフは元ネタがある。16世紀末の英国の劇作家ウィリアム・シェイクスピアの演劇『ヴェニスの商人』に登場するユダヤ人の高利貸しシャイロックのセリフだ。ハナコって血の気が多いけど、なぜか意外と文科系なのですね。ところで『ヴェニスの商人』のストーリーは……「借金のカタに、お前の肉をよこせ!」と主張する悪役に対抗して、主人公たちが「では、血を流さずに肉のみを切り取ってみろ!」と、とんちか落語みたいな反論をして、裁判でやりこめるというおはなし。タイトルの「ヴェニスの商人」とは金貸しシャイロックのこと……ではなくってぇ……主役の貿易商人アントーニオのこと。※原題での"merchant"は金貸しのことは指さないので。でも「シャイロックがかわいそう」と思う人も多くて、現代では彼のほうを主役として演劇・映画が作られることもあり、2004年のアル・パチーノ主演の映画がとくに有名。

*2
戦車(タンク)】現代の軍用車両を戦車と呼ぶには以下の3つの条件がある:1.無限軌道(キャタピラ)(=履帯(クローラー))で悪路を走れる。2.強力な「主砲」を備える旋回式砲塔(ターレット)を持つ。3.装甲化されて十分な防御力がある。以上の条件を備え、前線で敵戦車と戦える車両を「戦車」と呼ぶ。3つの条件のうちどれかが欠けている場合は戦車ではなくAFV(装甲戦闘車両)になる。つまり兵員輸送車や偵察車や自走砲などは、戦車ではないのだ。わかりにくい例としては、米軍のM2ブラッドレー歩兵戦闘車や、自衛隊の89式装甲戦闘車などは()()()()()()()()()()けれど、スペック的に戦車ほどの火力や装甲が無いので()()()()()()、など……。だがこの「戦車の定義」は結構あいまいではあるが……まあ、ともかく! 戦車とは野球で言えば走・攻・守の3点がバランスよくハイレベルでそろっており、イチロー選手や秋山幸二選手のごとし! 完全無欠の陸の王者だ! ちなみに英語で戦車を水槽(タンク)と呼ぶが、コレは第1次大戦中に秘密開発されていた時の暗号(コードネーム)だったものだ。でももともとはwater carrier(水運搬車)という隠語で、略称だとW.C.(お手洗い)……さすがにカッコ悪いとtankに改名したそうだ。

*3
【戦車セルリアン】問題のセルリアンは……甲殻類のような「他脚」での悪路走破能力、薄手だが重層的で頑丈な「外殻」、長い口を直線状に伸ばして消化器の内容物を吐き出せる「主砲」(横方向ならかなりの角度まで旋回できる)と、ヒトの操る戦車と同様の特徴を備えている。前述のTIPを読むと、戦車は最強の存在に思えるけれど……実は()()()()()のだ。このセルリアンだって、どこかに脆弱な部分あり、そこが()()()()()になるはずだ……。

*4
【鶴翼の陣】古代より中国に伝わる8陣形のひとつ。敵軍に向かって自軍を左右に展開し、その両端が前にせり出すV字形で相手を取り囲んでいく。翼を広げた鶴の形に例えられる基本戦術。「鶴翼の陣」が大成功した例としては、古代ローマの「カンナエの戦い」が……失敗した例としては、戦国時代の「三方ヶ原(みかたがはら)の戦い」や「関ヶ原の戦い」が有名。スポーツにおいても、ラグビーワールドカップ2019準決勝で、イングランドが典型的な鶴翼の陣を布いて勝利したことが記憶に新しい。鶴翼の陣は自軍の損失を抑える防御的な布陣だが、「両翼包囲」が成功すれば敵の死角となる側面や後方から奇襲できて攻撃力は抜群! 今回の戦車セルリアンは1体(+眼球の寄生体セルリアン)のみだが、ヤツは本物の戦車並みの戦力と考えていいので、これぐらいの周到な作戦は必須だ。今回はセルリアンのほうは見晴らしのいい場所に陣取ってあまり動かず、フレンズがV字配置で突撃する必要があるので、「鶴翼突撃の陣」とでも言うべき作戦か。……余談だが、さばんなちほー東部の広大な湿地帯――南アフリカのオカバンゴ・デルタを思わせる大湿原には、派手な体色でカンムリをかぶったような頭のツルがいて、子育て時には()()()()()()()()()()()()()()()という気の荒い鳥類だ。で、そのツルの()()()()()()も現地にいる。「お城」と呼ぶ施設に棲んでいて時代劇好きという個性的な子なのだが……本編のお話とは関係ない、今は。

*5
副次的被害(コラテラル・ダメージ)】軍事行動による(民間人への)やむを得ない被害、政治的に回避できない犠牲などを指すことば。アーノルド・シュワルツェネッガー主演の同名のテロリズムを扱った映画があり、これは2001年公開予定だったのだが、アメリカ同時多発テロの影響で翌年に延期されたという事情がある。オリジナル版からストーリーやシーンが大幅に変更されているそうだ。

*6
【結構ドライな性格】アフリカ・サバンナには、カラカルと似ているサーバルキャットという中型ネコ科動物がいるが、そちらと比べてカラカルは()()()()()()()()()と言われている。水場が少なく生き物が少ない厳しい乾燥環境は、そこに棲む動物の習性に大きな影響を与え、さらにフレンズの人格や価値観にも大きく影響しているのかもしれない。

*7
細石刃(さいせきじん)(その1)】旧石器時代の終わりから縄文時代の始まり頃の、ヒトの刃物製作文化。細石器、マイクロリスとも言う。カッターやデザインナイフの刃のような数cm程度の極小刃(マイクロブレード)(おもに黒曜石製)を、(シャフト)(木製や骨製、角製)のミゾに何枚も挟み込み、大きな一枚刃のような刃物にする技術のことだ。投げ槍の穂先として広く使われていたという。細石刃は現代の()()()()カミソリのようなもので――壊れてしまっても、()()()()()()()()()()()()()()()()()()ことで再使用できるのだ! 旧石器時代のハンターは「細石刃核」という黒曜石のカタマリを()()()()に持ち歩いていて、壊れたらその場で修理していたとか……。その点では、修理技術さえあれば現代の刃物より便利かも~。

*8
【細石刃(その2)】この有史以前の最新鋭テクノロジーは3万年以上前のシベリア・アルタイちほーで最初に発達し、その後人類の間でまたたくまに広がり、日本やアラスカなど世界各地に伝播していった。そして旧石器時代が終わると、ユーラシアでは弓矢技術の発達によって細石刃技術は姿を消したが……中南米のマヤ文明やアステカ文明では「マクアウィトル」(別名マカナ)という刃つき棍棒として発達する。マクアウィトルの木製軸は先端が太く、かなりの重量になっており、黒曜石の刃が欠けてしまっても、ただの棍棒としても使える優れた武器。軸の重さに加え、黒曜石の刃は分子1個分の薄さの医療用メス以上の切れ味で、その重厚な斬撃は、人間の首をも切断できたと言われている……。参考として、テリー・シャパートという人(元グリーンベレー衛生兵)の『世界の最強武術を体得せよ!』というドキュメンタリー番組のマヤ戦士の回で登場しているのだが、ちょっとかすっただけで()()()()()()()()()()()()()すっご~い威力なのであった……。

*9
【長ドス】(つば)がない刃物(ヤッパ)を総称してドスと呼ぶが、とくに長めのもの、脇差や打刀(うちがたな)(ふつうのカタナ)サイズのものは長ドスと呼ばれる。語源は「脅す」、あるいは刺したときの音らしい。※なお短刀サイズだと匕首(あいくち)(合口とも書き、鍔がないという意味)という。安価な武器であるドスの柄(握り部分)には、一般的なカタナで見られる(こしらえ)という装飾が無く、白木の簡素な柄と鞘の、いわゆる「白鞘」状態であることが多い。白鞘にはホオノキがよく使われる――ホオノキは非常に加工しやすく、ちょうどいい硬さの木材で刃を傷めず、またサビを防ぐと言われている。「白鞘」は休め鞘や油鞘とも呼ばれ、本来は()()()()()()()()()()()()()であり、太くて滑り止めもない柄は、戦闘時にしっかり握って使用するのには適さないし、全く補強されていない(続飯(そくい)というご飯つぶ接着剤でくっつけているだけ)ので非常に破損しやすい。カタナの外装をビシッよそ行きにキメた「拵」に対して、カタナを寝かせておく「白鞘」状態のドスはパジャマのようなもの……でも任侠映画とかじゃよく寝巻姿のまま酷使されるもんだから刃物も大変ね~。本編の「黒曜石の武器」の外見は、骨製の超大きな片刃カミソリのようで、長ドスとは似ても似つかないが……脇差くらいの長さ、片刃のみ(材料が足りないし強度の問題がある)、防御用の鍔が無い、軸部分は骨なので白い……などの共通点がある。

*10
獰猛(どうもう)】性質が荒々しいこと、好戦的な性格。人間社会ではとてもじゃないが誉め言葉としては使われないが、戦闘時は荒々しく勇敢に戦うパークのフレンズ達のあいだではわりと誉め言葉である。猛と書き、丁寧の寧ではないのでネイモウと読むと誤読です。※全く関係ないが、レモンの漢字表記「檸檬(ネイモウ)」は、中国の同名の生薬に由来する。lemonとネイモウ……発音が似ていて、もともと「檸」にはレモンの意味があるから、だそうだ(※「檬」はマンゴーの意味)。

*11
自動(オート)拳銃】薬室(チャンバー)から弾丸を発射して、その残りの空薬莢(ケース)を自動的に排莢(イジェクト)し次弾を弾倉(マガジン)から装填(ロード)できる種類の拳銃のこと。有名なのはモーゼルミリタリー(マウザーC96)、コルトM1911、ベレッタM9、グロック17など(※オートではない拳銃は回転式拳銃(リボルバー)、つまり穴あき円筒(レンコン)形の弾倉(シリンダー)があるほうの銃だ)。オートマチック拳銃の自動排莢&装弾の方法はおもに3つある:発射火薬の吹き戻し(ブローバック)圧力を直接利用する「(シンプル)ブローバック」方式、弾丸発射の反動(リコイル)(反作用)を利用する「ショートリコイル」方式、発射の燃焼ガスを利用する「ガス圧作動」方式。※ライフルやマシンガンの作動方式もおもにこれら3種。今回登場する拳銃は、もっと正確に言うと半自動(セミオート)拳銃に分類され、引き金(トリガー)を引くたびに一発ずつ弾が発射される構造のものだ。この半自動射撃はほぼすべての自動拳銃に採用されているが、まれに全自動(フルオートマチック)射撃(引き金を引いているあいだ弾が発射され続ける)や、バースト射撃(1回引き金を引くごとに複数の弾が発射される)も可能な拳銃もあって、機関拳銃(マシンピストル)とも呼ばれる。※なお日本では「ピストル」と言うと「=自動拳銃」のみを指す……と誤解されることがあるが、英語ではリボルバーのことも指すそうだ。アメリカの『射撃王』(原題:Top Shot)などの射撃専門TV番組や、雑誌・書籍などでは、実際オートもリボルバーもどちらもピストルと呼ばれている。

*12
短機関銃(サブマシンガン)全自動連射(フルオート)で拳銃弾を撃てる小型の銃器のこと。単発(セミオート)射撃機能つきのものも多い。近距離の敵に連射を浴びせることに向いており、第1次世界大戦の頃に、塹壕内での接近戦用に開発されたのが始まり。拳銃ほど超小型化&精密化しなくていいし、フルオート射撃のみの単純構造なら、安価に大量生産することができる。そういう安価なSMGではMP40、ステンガン、M3グリースガン、イングラム、TEC-9などが有名。MP5などの高価で精密射撃可能なものもある。サブマシンガンが発射するのは9mm拳銃弾や45口径拳銃弾などで、同じ自動連射式の銃でも、強力なライフル弾を発射する軽機関銃(ライトマシンガン)自動小銃(アサルトライフル)と比べると大幅に威力が低い。しかし低威力なので射撃を制御しやすいし、小型化もしやすく、また()()()()()()()()()()()()()では二次被害が出て困る場合――例えば警備員や警官や法機関が、市街地や屋内などで使用する場合にも、低威力であるサブマシンガンが選ばれる。安価・小型だが拳銃よりは高火力というメリットにより通信兵や戦車兵、空挺部隊などに装備され、そして犯罪者にも好まれる。なお、たんに機関銃(マシンガン)と言うと、とくに軽機関銃・重機関銃・汎用機関銃など大型で高威力の「機銃」類のことを指すことが多いが、本小説ではあまり区別せずに使います。

*13
【スライドを少し引いて…】拳銃内部の薬室(チャンバー)(これから発射する弾丸が収まる場所)内を見て、弾が装填されているかどうか、まず安全確認している。オート拳銃ならスライド(銃上部の可動するパーツ)を少し引っ張れば、このように排莢口(エジェクションポート)(空薬莢が飛び出る穴)から、中をのぞくことができる。……ハナコさん、あなた精神年齢(とフレンズとしての外見)は中学生ぐらいだけど、でもそういう知識と訓練はどこで……? 彼女の()()()()()()()は、どういう人間だったのか……??

*14
【トカレフ(その1)】USSR TT-33自動拳銃。第2次大戦期のロシア(旧ソビエト連邦)製の大型軍用拳銃。装弾数8+1発。ショートリコイル(ティルトバレル)方式のシングルアクション拳銃。TT-30というモデルがあり、TT-33はそれの改良省力型。内部メカニズムはアメリカ軍の名銃コルトM1911を参考に極限まで単純化し、独自の使いやすい工夫が多く施されている。シンプルな構造なので、凍結などの故障にも強い。この銃の開発時、大戦中のロシアでは、大量輸入したドイツ製のモーゼルC96拳銃の弾薬「7.63mmモーゼル弾」がたくさん余っており、TT-33はこれを流用して「7.62mmトカレフ弾」と改名した弾薬を使用している。両者は弾頭の素材などが異なる弾薬だが、サイズは全く同じなのでいちおう互換性がある。トカレフ弾はボトルネック形状という、ライフル弾のような尖った形で、現代で一般的な9mm弾薬よりも小口径・高速初速のため、多少貫通力が高く射程が短め。日本ではトカレフはよく『防弾ベストを貫通できる銃』と評されたが、弾の形状の影響以上に、安価な(スチール)芯の弾丸が多いことがその理由らしい。

*15
【トカレフ(その2)】またトカレフは「安全装置が無い拳銃」としても有名だ。ハーフコック(暴発防止用の内部機構)しかなく、明らかなセイフティは確かに存在しないので、薬室に弾を装填した場合、()()()()()()()()()()()()()()。でも訓練を受けた軍人なら非戦闘時は薬室から弾を抜いておくので、とくに目立つ問題でない……と、ソビエト軍は判断したようだ。だが民間だと大いに問題あるので、他の旧共産圏の国々で製造されたモデル――セルビア(旧ユーゴスラビア)のザスタバ社のM57や、ハンガリー製トカジプト58、中国ノリンコ54式手槍の輸出モデルなどは、安全装置がちゃんと追加でデザインされている。そして! 今回本編で登場したトカレフはオリジナルとかなり異なる。本編のセリフのとおり、マガジンを延長し装弾数を10+1発に増加、青い月光に映えるステンレスシルバーの輝くロングスライド、ロングバレル改造で弾丸の貫通力アップ、マニュアルセイフティ追加……と、細身の「AMTハードボーラー」といった外見のカスタム拳銃に仕上がっている。

*16
【見たことないマシンガン】第2次世界大戦の頃のフランス製サブマシンガン、MAT-49(M1949 9mm軍用短機関銃)。当時一般的な量産型軍用SMGだ。装弾数は20発もしくは32発。フルオート射撃オンリー、シンプルブローバック、オープンボルト方式の単純な機関部と、生産性の高いプレス加工技術により大量生産されている。最大の特徴としては、銃身下部の箱型弾倉(マガジン)()()()()()()()()こと。こうしてマガジンを折りたためば輸送時や保管時にかさばらず、かつ弾倉から給弾されないので安全。ほかには、安全装置が「グリップセイフティ」のみなのも特徴的。一般的な手動セイフティは存在しないが、上述の折り畳み機構が安全装置を兼ねている。MAT-49はアフリカや東南アジアの旧フランス植民地国で導入されており、とくにアフリカ砂漠地帯での運用が想定され、機関部には粉塵よけのダストカバーを備えている。本編で出てきたものは「ベトナム戦争モデル」の一種で、長銃身に改造されて、使用弾薬がオリジナル版の9mmパラベラム弾から7.62mmトカレフ弾に変更されている。そして、()()()()()()()()()()()()()非正規の木製銃床(モーゼルやルガーのものに似ている)が取り付けられている。拳銃ホルスターのようなスマートな形状で、弾倉ごと折りたたんで収納(ホルスター)できるMAT-49に適した追加装備だ。

*17
【銃身が溶けて】機関部が高熱で変形・溶接されたような……謎の壊れ方をしたマシンガン……。実はコレ、とあるセルリアンのしわざ。金属を体内に取り込んで自由に変形させる能力――フレンズいわく『かたいものを舐めて食べる』能力を持つセルリアンが、お隣の「じゃんぐるちほー」で目撃されている。フレンズの話では、ヘビのようなセルリアンとも、フレンズのような(ヒト型の)ヤツとも言われていて……なぜか目撃者フレンズの()()()()()()()()()()……?? 視界が悪い『(ジャングル)の中』ゆえに見間違えたのだろうか? この謎のセルリアンは、どうやら()()()()()らしく……もしかしたら、ここ「さばんなちほー」にも川沿いに移動してきているかも……!?

*18
【コパイバオイル(その1)】ブラジルのセラードやアマゾンなど、中南米の熱帯に分布するマメ科コパイフェラ属の樹木47種のうち、10種から採取できる植物油。ドリルなどで穴をあけると幹の内側から樹脂が染み出してくるのだ。先住民のあいだでは古くから薬として使用されてきたが、最近では()()()()()()()()()使()()()という試みがなされている。コパイバオイルには、石油の主成分と同じ炭化水素が多く含まれているのだ。財団法人・進化生物学研究所というところで、湯浅浩史という植物学者さんが実験して、ちゃんとクルマが走ったらしい。コパイバのように、サトウキビやトウモロコシなどから採れる「生物由来の燃料」は、バイオマス燃料(バイオエタノールorバイオディーゼル)と言い、原料の植物は石油植物と呼ばれている。それらの多くは発酵&蒸留させる必要があるのに対して、コパイバオイルは木からそのままオイルが採れるので手っ取り早い。だが、こういうバイオ燃料の実用化は難しくて、生産コストの問題などがアレコレ……。しかし中国やインドで実用化への研究が盛んである。

*19
【ジェリカン】ガソリンなどの液体を持ち運ぶ携行缶の一種。英語でもjerrycan。ふつうの縦型ポリタンクと同じ形だが、取っ手が3つあるのが特徴で、軽ければふたつまとめて片手持ちできて便利。ガソリン(非常に気化しやすい)用のものは、材質がポリ製だと静電気がたまって危険なので、導電性のある金属板が使用されることが多い。強度が高いのでイス代わりにしたり、並べて置いて板かけてテーブルにしたりなどもできる優れもの。ジェリカンは第二次世界大戦の頃にドイツで発明されたそうで、「ジェリ」とは英語のドイツ兵の蔑称。蔑称つけたくせに便利なので欧米の軍隊にもすぐ普及した。飲料水用ジェリカン(人体に有害な内部加工が無いもの)もあって、なんとワインも入れて運んだらしい。そう記述する資料は無いけれど、もしかしたら「フードコンテナー」代わりにスープやシチューも運んだかも?(洗いにくそうだけど) ※ちなみに現代のポリタンクの側面にはX型の模様があるが、これはモデルであるジェリカンに存在する「補強用のプレス加工」をマネした名残らしい。

*20
【ダクトテープ(その1)】アポロ13号の修理にも使われたという、超最強の銀色の布テープ。「防水性」と「接着力」が非常に高く、経年劣化で粘着力が落ちないし、ハサミがなくても指で切れるのでとても便利。ふつうの粘着(ガム)テープ(クラフトテープ)以上に接着力と耐久度が高い。しかもけっこうカンタンに、ノリの跡が少なくはがせる。ちなみに民間用や軍用などいろいろグレードが存在していて、テープの「引き裂き抵抗」が異なるとか。ダクトテープという名称はいちおう商標なんだけど、ほぼ一般名詞化してしまっている。ふつうの工作用途のほか、DIY精神さえあれば、窓や雨具やホースや車やボートなど濡れるものの応急修理、固いビンのフタに貼り付けて引っ張る、緊急時に新聞紙や段ボールを補強して靴にしたり、編んでロープをつくったり、ケガの応急処置、対化学兵器・生物兵器用のシェルターをつくる(米国土安全保障省が推奨)……あるいは武器の製作や改造、人質の口や手に貼り付けて拘束するとか……(『犯罪ハ ダメダヨ!』)などなど、なんにでも使える。さいきょうすぎるだろ……。

*21
【コパイバオイル(その2)】コパイバの1本の大木から採れるオイルは1年で約40Lで、そのペースで70年間採り続けられるという。オーストラリアでは2万本以上の「樹木の油田」が植えられているそうだ。コパイバは暑い地域なら荒地でも育って、おまけに二酸化炭素削減にもつながるのです。このさばんなちほーでもたくさん植林されていて、発達した精製・混合技術により生産効率(コスト)などの問題が解決して、ジャパリパーク内でよく見かける最安価な燃料のひとつだ。ヒトが健在だったころのパーク内では、EV(電気自動車)が多かったが、内燃機関(エンジン)車や発動発電機、草刈り機やチェーンソー用の燃料の需要も依然あり、バイオ燃料もよく使われていたようだ。ちなみにフレンズたちのあいだでは、コパイバの樹液は飲むとノドの調子を整える「くすりのあぶら」であるとも、むしろ逆効果で全然よくないとも言われていて……フレンズが飲むとはたしてどうなるか、真相は定かではない。

*22
【ダクトテープ(その2)】洋画なんかでは、よくアメリカ人が何でもくっつけてすごく雑に修理しちゃうイメージがありますが、実際ダクトテープはアメリカで生まれたものです。日本の発明品じゃありません。20世紀初頭から防水・防湿の粘着テープの開発が進んでおり、その頃は名前が「ダックテープ」だったらしい。ダック(あひる)の羽毛のように防水性があるからとも、オランダ語で帆布(キャンバス)を意味するdoek(ズック)が語源とも言われている。もとは第2次大戦中に軍用に開発されて、もとは緑色だったのが戦後なぜか銀色になって、いつのまにかダクトテープという名前になっている。この最初の実用的な製品を戦時中に発明(つく)ったのは、実はあのばんそうこうの「バンドエイド」で有名な「ジョンソン・エンド・ジョンソン社」で、もともと荷物の防水加工目的で開発されたという。なお、ダクトテープは寒暖差に弱くて、名前に反して長期の()調()()()()()()()()()()()()そうです(えぇ~……)。おなじ銀色テープでも、よく混同される「アルミテープ」ならば温度変化による劣化に強くてダクト修理には有用です、でもちょっと高額でふつうの粘着テープの何倍の値段もします。しかし最近じゃ「ダクト修理もできるダクトテープ」(へんなの~!)も開発中らしいですよ。

*23
(ニュートラル)】車のギアレンジの一種。エンジンやモーターなどの動力と、タイヤなどの走行装置が連結されていない中立の状態。この状態だといくらアクセルを踏んでも走らない。N状態だとタイヤは自由に動くので、押したり引いたりして外部の動力で動かすことができる。なおNと違い、ギアを完全にロックする(パーキング)レンジはAT車の駐停車用だ。長~い信号待ち渋滞時にNに入れて停車することもできるが、これは非推奨。なぜかと言うと、AT車にはATF(オートマチックフルード)というギア冷却液が積んであり、Nにシフトするとギアを冷却できなくなって熱で負担がかかり、最悪()()()()()()()危険性もあります。さらに、Nだとブレーキ無しじゃ傾斜で動くし、後続車が急に来てもとっさに発進できないから危ないのです。ふつうに(ドライブ)のままでフットブレーキをつかうべき。また、下り坂でNを使えば燃料の節約になる?と一見思えるが……下り坂では、D(や2やL)に入ってると負荷(エンジンブレーキ)により動力が抑えられ燃料供給が減るので、実は全く問題ない。そしてNはアイドリング状態なので()()()()()()()()()とか。教習所でも「基本的に使わない」と教えられるニュートラルって、実際ほぼ使いどころさんがなく……ただのシフトレバーの通り道ですなぁ。牽引(レッカー)されるときや、踏切で故障()まっちゃって人力で押さないと!とかの緊急時のみ使いますよ。

*24
【毒へび】ヒカリは「小さなヘビ」の意味で言っている――毒ヘビは無毒のヘビより小型の傾向があるので。その例外と言える有毒大蛇キングコブラですら、全長3~4m(体重5~10kg)程度で大蛇の中でもめちゃくちゃでかい、というわけではなくってぇ……ニシキヘビ、アナコンダなど、全長4~10m(体重100~250kg)のぶっとい「超大蛇」はおしなべて無毒なやつらばかり……。こういう大型のヘビは、強力なフィジカルで獲物を締め付けて窒息させるから、基本的に毒なんていらないのだろう。

*25
【サバンナの王さま】フレンズたちに王侯貴族の概念はないが、ヒトの絵本などで見聞きして言葉だけ知っていて、「でかくてえらいひと」ぐらいの意味で使っている。他のさばんなちほーの「王さま」としては、めずらしー毛皮の模様の「キングチーター」が有名だ。さらに!さばんなちほー南部の沿岸に位置する「じゃぱり海上要塞」(かつてヒトのサンドスター発掘基地かつ軍事拠点でもあった施設)には、キングペンギン(オウサマペンギン)とカモメのフレンズさんが棲んでいます。ふたりで王様と水兵ごっこをして遊んで、ジャパリパーク初の独立国家(ミクロネーション)を目下建国中だとか(シーランド公国みたいなものだろうか?)で……現在の(フレンズ)口はふたりのみ。国王いわく『国民になりたいかた、どなたでも大募集中! 空飛べる鳥の子歓迎! 今なら「貴族」になれます!』だそうだ(焼鳥屋かよ……)

*26
(こころ)(その1)】心が青いと書いても(こころ)と読む。心とは、少なくともヒトにはあると信じられているもの。しかし心無い人間というのは確実に存在する。ヒト以外の動物にもあるだろうか。ダンゴムシに心はあるのか。左右や数や色彩や宗教の概念を持たないピダハン族には心の概念はあるか。心とは、大脳新皮質にあるのか、大脳辺縁系にあるのか、脳髄にあるのか。中枢神経か、末梢神経を含めた全体のシステムか。A・T・C・Gの4つの文字で描かれるものか。遺伝子の箱舟に乗るものか。それはプログラムなのか。感情なのか。言語か。人間性か。あるいは宇宙。あるいは意識(クオリア)。あるいは精神。あるいは魂。21gの重さを伴うとも言われているが定かではない。「心」と、見せかけの「心のようなもの」との違いとは何だろう。それは、チューリングテストや中国語の部屋やウォズニアック・テストで判定できるものなのか。コウモリであるとはどのようなことか。『高性能ナ ぼくニハ……心ハ アルダロウカ?』……ところで、あなたには、心はありますか?(つづく)

*27
(こころ)(その2)】……などとカッコつけたことを言っていないで、科学的に考えます。実は「他人に心があること」は()()()()()()()()()()()()()()()。自分以外のすべての人間は、心がある()()をしている()()()()()()なロボットや宇宙人や役者(専門用語で「哲学的ゾンビ」と言われるもの)なのかも……と思い込む、カプグラ症候群やフレゴリ症候群という、そんなに珍しくない病気もあったりします。トゥルーマン・ショーやゼイリブの世界観ですね。そういう人でも「自分には意識がある」ことを否定することはないので、我思う、ゆえに我あり(コギト・エルゴ・スム)ということだと思えるけれど……。しかし進化生物学的に考えると、「他人に心があると思う」ことで、()()()()調()()()()して()()()()()能力があれば、以下の2点のメリットがある:1.他者とのコミュニケーションが円滑になる。2.相手の行動の意図を考えられるので、他者の有益な行動を自分で模倣しやすくなる。……そして、この「他者への洞察能力」が流用されて内面へ向いた結果が「自意識」なのでは?という、()()()()の仮説もある。「他人には心があると考える」ヒトの習性は、ミラーニューロン(自分の行動と相手の行動、どちらにでも刺激される神経細胞)の存在が証拠となる。コレは、誰かが何かをしているのを()()()()()、まるで鏡に映るように()()()()()()()()()()()()()()に活性化する脳の神経細胞。映画などで、誰かが殴られるシーンを見るだけで自分が痛いような気分になるのもこの神経細胞の働き。ミラーニューロンはヒトを含めたサル類と鳥類で発見されており、さらにゾウなど一部の他の動物にもあるのでは?と言われている。他者共感・新技能獲得のための「自他を区別しない模倣能力」こそが実は自意識の原点なのかもしれない……。『「つながり」の進化生物学』(朝日出版社発行)という本の著者、岡ノ谷一夫先生は、この仮説を「心の他者起源説」と名付けている。

*28
【ごにょごにょ】よく分からないことを話す時の表現。不明瞭な話し声に由来する、擬音語(オノマトペ)の一種だろう。「なんとかかんとか」「ほにゃらら」「ちょめちょめ」という似たような言い方もある。英語やフランス語、ドイツ語などでは"blah blah blah..."という似た意味の言葉がある。こういう言葉は専門用語で韜晦(とうかい)語と言うそうだ――韜晦とは「隠すこと」という意味。




【参考資料】

◆【セリフで分析シェイクスピアの世界 Part2】第2回 ユダヤ人シャイロックをどう読む?(『ヴェニスの商人』) 東北大学コラム
https://tohoku-univ.ox-tv.co.jp/article/the-world-of-shakespeare-3/

◆ミリタリー わかりにくい言葉の違い|婚活ならParties
https://parties.jp/columns/6009

◆【動画】戦車と装甲車、何が違うのか? 乗りものニュース
https://trafficnews.jp/post/78428

◆【采配次第】魚鱗、鶴翼…あの合戦も陣形が勝敗を分けた 歴人マガジン
https://rekijin.com/?p=13787

◆【刀剣ワールド】陣形から見る3つの合戦|戦国武将の合戦戦略
https://www.touken-world.jp/tips/18714/

◆陣形の妙 『鶴翼vs魚鱗は昔話ではない』 - スポーツナビ
https://sports.yahoo.co.jp/official/detail/202010260016-spnaviow

◆時をこえて十勝の川を旅しよう! 第2章先史時代 |帯広開発建設部
 1. 旧石器時代 (2) カッターナイフのような替え刃式石器…細石刃
https://www.hkd.mlit.go.jp/ob/tisui/kds/pamphlet/tabi/ctll1r00000045bq.html

◆旧石器時代のハイテク替え刃! 「細石刃」「マイクロブレード」の登場!! 日本の歴史を分かりやすく解説!!
https://日本の歴史.com/2017/11/%E7%B4%B0%E7%9F%B3%E5%88%83/

◆ばさら日本史 細石器を作る
http://basaranihonshi.la.coocan.jp/basara24saisekki.html

◆How to make a Maquahuitl Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=oqtxDz5tW6k
https://www.youtube.com/watch?v=aOHHUPW-x6s
https://www.youtube.com/watch?v=LVuoEsKvu0Y

◆世界の最強武術を体得せよ! 第6話 マヤの戦士 Hulu
https://www.hulu.jp/watch/100008105

◆仁義のはらわた 極道用語の基礎知識
http://www.usamimi.info/~kintuba/zingi/zingidic.html

◆刀剣の鞘と手入れ方法を解説!石川五エ門の刀は実は昼寝中だった!? | 和樂web 日本文化の入り口マガジン
https://intojapanwaraku.com/craft/35238/

◆取り扱いと保存方法 刀剣博物館
https://www.touken.or.jp/museum/sword/preservation.html

◆ホオ 朴 ホオノキ 木材博物館
https://www.wood-museum.net/ho.php

◆檸檬はレモンじゃなくてネイモウだった! - レモン同好会
https://welovelemon.net/post-638/

◆コパイバオイル 途上国森林ビジネスデータベース BFPRO
https://jifpro.or.jp/bfpro/product/1257/

◆ビジネスモデル解説コパイバ(コロンビア) 途上国森林ビジネスデータベース BFPRO
https://jifpro.or.jp/bfpro/business-model/

◆バイオマス白書2020
https://www.npobin.net/hakusho/2020/

◆インドが死に物狂いでバイオ燃料に注力するワケ |ビジネス+IT
https://www.sbbit.jp/article/cont1/35760

◆ジェリカン後期型 (Wasser Kanne) 東部戦線的泥沼日記
http://gerhard03.blog61.fc2.com/blog-entry-83.html

◆ジェリカン前期型 (Kraftstoff Kanne) 東部戦線的泥沼日記
http://gerhard03.blog61.fc2.com/blog-entry-129.html

◆フードコンテナー (Essenbehälter) 東部戦線的泥沼日記
http://gerhard03.blog61.fc2.com/blog-entry-239.html

◆ドイツ軍のジェリカン STEINER WW.II
http://steiner.web.fc2.com/uni/afv/a006/a-006.html

◆飲料水用ジェリカン STEINER WW.II
http://steiner.web.fc2.com/uni/afv/a019/a-019.html

◆燃料携行缶/ジェリカンについての考察 ジョンソン空軍基地に関する情報集
https://archive.is/20130427092425/http://homepage2.nifty.com/CCV/JOHNSONABJERRYCAN.htm

◆ガソリンをポリ容器に入れてはダメ!|横須賀市
https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/7415/syoubou/20110318.html

◆ダクトテープには無限の使い道が!宇宙でも大活躍した万能な使い方とは アウトドア・暮らしの情報メディア
https://lifelab-web.net/posts/2847

◆高性能で万能!ダクトテープとは? アクシグ
https://aqcg.jp/what_is_duct-tape/

◆ASCII.jp:ガムテより万能のアメリカンな粘着テープがオススメ
https://ascii.jp/elem/000/000/198/198263/

◆アメリカ人の愛するダクトテープとは何なのか。歴史と製造方法と性能を調べてみた ギズモード・ジャパン
https://www.gizmodo.jp/2012/10/post_10911.html

◆万能すぎるダクトテープの使い方10選!最強テープと噂の使い道とは? 暮らし〜の
https://kurashi-no.jp/I0014200

◆ダクトテープ:意外に偉大な20世紀の発明品(上) WIRED.jp
https://wired.jp/2006/03/27/%E3%83%80%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%97%EF%BC%9A%E6%84%8F%E5%A4%96%E3%81%AB%E5%81%89%E5%A4%A7%E3%81%AA20%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%81%AE%E7%99%BA%E6%98%8E%E5%93%81%E4%B8%8A/

◆AT車のニュートラルとは何のためにあるの  ベストカーWeb
https://bestcarweb.jp/feature/85623

◆車のニュートラルギア(Nギア)は何のため?意味や正しい使い方を解説 MOTA
https://autoc-one.jp/knowhow/5002115/

◆キングコブラ ナショナルジオグラフィック動物大図鑑
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20141218/429002/

◆動物図鑑-キングチーター Private Zoo Garden
https://pz-garden.stardust31.com/syokuniku-moku/neko-ka/kingcita.html

◆シーランド公国の“建国”から50年。自称「世界最小の独立国」とは? ハフポスト
https://www.huffingtonpost.jp/kenji-ando/principality-of-sealand_a_23194493/

◆「心」と「情」 好*信*楽
https://kobayashihideo.jp/2018-01/%E3%80%8C%E5%BF%83%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%80%8C%E6%83%85%E3%80%8D/

◆カプグラ症候群とフレゴリ症候群 脳科学メディア
https://japan-brain-science.com/archives/2952

◆カプグラ症候群 - 脳科学辞典
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%82%AB%E3%83%97%E3%82%B0%E3%83%A9%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4

◆ミラー・ニューロン - 脳科学辞典
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%B3

◆ミラーニューロン 脳の世界 中部学院大学 三上章允
http://web2.chubu-gu.ac.jp/web_labo/mikami/brain/34/index-34.html

◆他者と自己の区別をしない神経細胞:ミラーニューロン WIRED.jp
https://wired.jp/2009/04/20/%E4%BB%96%E8%80%85%E3%81%A8%E8%87%AA%E5%B7%B1%E3%81%AE%E5%8C%BA%E5%88%A5%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E7%B4%B0%E8%83%9E%EF%BC%9A%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%A5/

◆「ミラーニューロン」は何の役に立つのか? WIRED.jp
https://wired.jp/2014/07/29/mirror-neuron/

◆『「つながり」の進化生物学』岡ノ谷一夫/朝日出版社/2013
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