けもののきろく(第2版)   作:大きさの概念

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あらすじ:接近成功! ネコ科パワーでセルリアンをコピエまで誘導しろ!
  目標:射撃でネコ科フレンズを援護/熱帯草原に火を放ち、セルリアンの退路を遮断
 現在地:さばんなちほー中央部/熱帯大草原地域/横転バス付近
 時間帯:深夜

近接武器:黒曜石の大鉈/黒曜石のナイフ/ネイルハンマー
射撃武器:ハードコアボーラー/サブマシンガン(壊)
 所持品:ダクトテープ/結束バンド/植物繊維のロープ/水筒/使い捨てライター

 同行者:キリン/マルミミゾウ/ヒカリ

 ヒント:ネコ科動物は陸上で最も運動神経に優れている生物である。「可愛さにおいても陸上最強」と言う者もいる。


Chapter 1-4:サバンナ地方最大の作戦
第15話 戦争の猫たちを解き放て! [▲]


 戦車セルリアンを包囲する3人のネコ科フレンズ!

 彼女らの俊敏にして優雅な、そしてなんと協調した動き!

 

 距離が近すぎて砲撃が使えないセルリアンは、まさに決死の歩兵部隊に肉薄*1された戦車に等しいっ!

 

 もしあせって撃てば「点の攻撃」である砲撃は、近距離にある体高の低い目標には全く当たらないし、そのうえ大きな隙を作るだけの結果に終わるだろう……。

 

 それを分かっているのだろう。セルリアンは履帯(キャタピラ)のような歩脚で激しく動き回り、フレンズたちを転倒させて、その巨体で押しつぶそうとする!

 だが……人間が本気で逃げる野良猫を捕まえようとするようなもので、跳び回るネコ科フレンズの機動力には全くついて行けていないのだっ!

 

『ハナコ、ボク達モ 援護射撃ダヨ! 君ノ射撃ノ技術(ウデ)ト、ボクノ光(レーザーサイト)デ!』

「はい! ……ってアレ……?? ……げっ、予備の弾倉(マガジン)が無いっ!?」

『ワワワワ……サッキノ ばすノ横転ノ時ニ、紛失(ナク)シタ ミタイダネ……』

 いきなり作戦が狂ってしまったぞ……。

 

戦争(タタカイ)トハ 臨機応変(ランダム)ナものダカラ、ヨクアル事ダヨ』

「そ、そんな悠長な……」

 

「うもう! キリン(わたし)が推理するに、『じゅう』が動いてくれないらしいわね~」

『出来ル事ガ無イ以上、ココハ イッタン、(ケン)ニ 回ルベキダヨ』

「くそ~……」

 今は黙ってネコ科の子の戦いを見守るしかないのか……。

 我々は運転席付近が大破し横転したバスの残骸に身を隠し、戦況をうかがうことにする……援護が必要な時に備えて……。

 

 セルリアンはカラカル達の相手で手いっぱいで、我々にまで注意を向ける余裕が無いようだ……。それでもヤツは何をするか分からないから、こちらも一切油断はできない。

 

 

 

 

 映像の早送りのように、けもののような()()が草の中や木の上、アリ塚の上を、縦横無尽に帯のように動き回る……。そして彼女らの()*2やツメが、超鉱物「サンドスター」によって、玉虫色*3に光る!

 

 その瞳*4の光の輝きが、虹色のひこうき雲のように流れ……彼女たちの動いた後を追うように、遅れて残像*5が残るのみ!

 

 私の瞳*6では、彼女(ネコ)たちの飛び交った後の玉虫色*7の残像*8を追うだけで精一杯だ!

 

「ネコ科同士は『こんびねーしょん』バツグン!」とキリンが言う。

ゾウ(わたし)もキリンも、一緒に戦ったら、かえって手も足も引っ張る*9ることになっちゃいますね~」

 

「レイヨウの子たち、『焚き火組』の()()()()は、まだかかりそうでしょうか……?」

『作戦開始カラ 3分30経過……。マダマダ時間ガ カカリソウ ダヨ……』

 

 

 

「なんだか、()()()()()()からは、最初の『さくせんよてい』と違う展開だな~……。我らは『オトリ』という話だったが……できるなら()()()()()()()()()()()()()()なッ!」

「賛成っ! うみゃっみゃあ~っ!」

「うにゃにゃあぁあーっ!」

 バーバリライオン、カラカル、クロアシネコの3人が自在に飛び跳ねながら、指先に具現化した「サンドスターのツメ」でセルリアンの殻を斬りつける!

 

 セルリアンは、キリンの長い首の先に平たい口をくっつけたような「砲身」を柔軟に振り回して薙ぎ払うが、その縦横無尽の動きをすばやい眼球運動*10で捕捉し、自在に跳んで攪乱するネコ科のスピードには、やはり全く対応することができないっ!

 

「んもぉ~ッ!! やっるぅ~ッ! セルリアン、全然動きについていけてないわよ!」

「ぱお~、『オトリ組』のみんな、ガンガン行きますねぇ~! 『野生開放』を()()()*11して戦ってるのに……押してますね~! オトリどころか、このまま()()()()()を倒して『げぇむくりあ~』しちゃうかも~!」

 キリンとゾウが興奮して話している。

 

「おお! それは名推理ぃっ! もしかして……あなたも名探偵なのっ!?」

「めいたんてい……?? たんていげぇむ*12はむつかしくて、わたしニガテですぅ~……」

 キリンの賞賛に対して、マルミミゾウは耳と(マフラー)をぺたんと下げて残念そうに応えた。

 キリンほどではないが、このゾウの子もたまにへんなことを言う子だ~……。

 

 

 

「ハナコ、作戦どーりとはいかないけど、うまくいってるじゃない。だけどあなた、浮かない顔してるわね~」

「いや……確かに、パッと見ではセルリアンを翻弄しているけど……」

「している、けどぉ~……?」

 

「バーバリライオンさんの、あの素早さと鋭い爪でも……セルリアンの『殻』には全く傷が与えられない……」

『ツマリ、()()()()()()()()()()()()()()()、ッテワケ ダネ』

「あーるぴーじー的に言うとぉ~……あのセルリアンは()()()()()()()けど、()()()()()()()()()()()、だめーじが与えられないってわけですねえ~」

 

「かといって、戦車セルリアンの背中の上にくっついてる眼球の『寄生セルリアン』は弱点だろうけど、高すぎて攻撃できないし……! それに寄生体のあの触手が、まちがいなく反撃してくるだろう!」

「うももも……そ、そういう推理もあるのね……」

目玉(アレ)までジャンプして攻撃するにしても……まずどーにかしてセルリアンに有効打を与えて、ひるませないことには危険すぎる!」

 

「……なら、甲殻類(エビ)多足類(ムカデ)のように多くの歩脚が集合した脚部(あし)を狙うべきなのか? ……いや、それもダメだ! まるでシャコタン*13したフェンダーがタイヤを覆うように……殻の端が地面すれすれまで伸びて、歩脚の上部をカバーしている!」

『攻撃シヨウ トシテモ……殻カラ多脚(あし)ガ 露出シテイル部分ノ、位置ガ低スギルネ……』

「短いツメで攻撃しようと、もしかがんで斬りつけようとすれば……あのキャタピラのような歩脚に腕ごと引き込まれ、潰されてしまうっ!」

 

「うむむむ……それじゃこの状況はまさに……ばんでぃくぅ、『万事休す*14』ってコトワザね!」

「……キリンはたまには正しいことを言う*15ね(ちと噛んだけど)」

「ぱおぉ~……わたしたち、浮かれている場合じゃないですね~……。なにか、助けられることはないのでしょうか~……??」

 

 

 

 サンドスターのツメの斬撃ではまったく攻撃が通らない戦車セルリアン!

 あのダンゴムシの外骨格*16のような(アーマー)が問題だ!

 

 弱点……なにか弱点は無いのかッ!?

 

「……なかなか硬いなッ! だが、こういう硬い皮こそ……()()()があるものだ! ()()でどうだッ!! ガアァアッッ!!」

 バーバリライオンが咆哮(うな)り、右手の指の()()()()()()()()()()()()()させ……片手持ちの直剣*17状に変化させる!

 ジャンプして踏み込んでその切先を、セルリアンの装甲のスキマ……蛇腹のような柔らかい関節部分を狙ってねじ込む! 刃を左手でツメを食い込ませて掴み、両腕で押し込んで刺す*18っ!!

 

「ぱお~ッ! かいしんのいちげき! まさに、()()()()()()()()()ってやつですぅ~っ!」

「や、やったのかしら……!?」

 

 

 

 ……だが、駄目ッ!

 セルリアンには効いていない!

 装甲(から)がブ厚すぎて、間隙を狙っても内部(なか)まで突き通せないのだ!

 

「ぐるうぅっ……()()()()()でも貫通()くのは無理かァっ……!」

 

 そう判断した瞬間、殻を両足で蹴り*19、その反動で手首までねじ込んだ右腕を引き抜く! 両手を再びツメの形に戻し、跳び退いて宙返りしドロップキック*20の受け身のように着地するバーバリライオン!

 

 ネコ科最強のライオン*21のフレンズの腕力での、渾身の諸手突きでも防ぐセルリアンの殻……!

 アレを突破するのは不可能なのかっ!?

 

 最強のネコ科*22だが、このセルリアンには傷を与える(すべ)は皆無だ!

 

 くそっ、これでは倒してしまうどころか、()()()()()の準備までのオトリとして時間を稼ぐことすらままならないかもしれない……!

 

 

 

 さらに闘いは続く!

 だが、ネコ科フレンズの動きが()()()()()()()()()()()()()

 

「はぁっ……はぁっ……」

「にゃ~……ちょ、ちょっとだけ~疲れてきたにゃ~……」

 

「まずい……! 持久力(スタミナ)が……!」

『コレジャ アマリ()タナイ カモシレナイ!』

 ネコ科フレンズは俊敏にして力強いが……持久力に乏しい!

 イヌやハイエナ*23のように、集団で長時間追い回して罠へ追い込むスタイルの狩りには、もともと向いていないのだ……!

 

「せめてイヌやハイエナの(フレンズ)*24がいれば……」

「イヌやハイエナの子*25かぁ……さばんなちほーには、たしかブチハイエナの子がいたハズですぞう~……」

「あの子は、たしか博士が()()()()()がどうこうって、大事な用事があるとかで『しんりんちほー』まで出かけているのよね……。ハイエナにはアリバイがある*26っ!」

 

『今イナイ フレンズノ増援ヲ 期待シテモ 無駄ッテモノダヨ』

「まったくヒカリさんの言う通りだ! どうにかして、私たちだけでカラカルたちを援護しなければ……! このまま持久戦になってしまうと、ネコ科の子たちのほうが危ないっ!」

「ぱぉ~……どうしよう~! 『ふぁいあ~』の準備には、まだかかるのでしょうかぁ~……!?」

 

「こ、こういう時、ホームズさんや、ポワロさんならどうするだろう……!? いや、ハナコ!! あなたっ、ヤギ特有の『灰色の脳細胞』で、いい考えはないのっ!?」

「ヤギじゃないが!今脳ミソはフル回転で考えているよっ!」

 

 

 

 ……何か、何かの方法で……ヤツの()()()()()()()()……。

 

 ……石を投げるか……? あの民家の庭で作っておいたロープと、バスの座席のシートを組み合わせて、投石器(スリング)でも作るか……?

 いや!強い風が吹いていてこっちは風下で、さらに坂の下だから投石*27では不利! じゃあ、どうすれば……??

 

 ……!! ……弓矢*28か……!!  だが、肝心の弓と矢の材料はどうするっ……?

 

 

 

 周囲に飛び散った壊れたバスの部品に、適当な金属やプラスチック片でもあればいいが……。いや、ダメだ! あたりに使えそうなものはない……!

 

 どこか、どこかその辺に木材でもあれば……。

 満月の光の中であたりを見回すと……バスの残骸の付近に、乾いた枯れ木がある!

 

「まっすぐな長い枝……これなら弓矢*29作りに向いてそうだ!」

 

 私はその木の枝をフレンズ特有の腕力でむしり取り、長ドスとナイフで弓なりに加工していく。

『コレハ ビャクシン*30ノ一種ダネ。弓ノ材料ニ向イタ木ノ ヒトツダヨ』

 

 加工した木材に、さきほど作った植物繊維のロープをほぐして細い(つる)を張る。

 よし、弓が完成! だが、この短い弓では威力と精密性は不十分だ……。

 

「そこで! さらにこの壊れた銃を組み合わせれば……クロスボウ*31だ!」

 

『矢*32ハ ドウシヨウカ? モウ 適当ナ形ノ枯レ木ハ 無イケド……』

「……()()()()()を使うことにましょう……!」

 周囲に散乱しているセルリアンにやられた()()()()()を指さして言う……。

 

 

 

 私はさっそくそれらをバックパックに入れてかき集めてくる。このレイヨウやシマウマのまっすぐな骨の先端を尖らせて、「矢」として使うのだ!

 

「わっ……! こ、これは……!」

「この子たちは……いや、もうサバンナを走ることもできない()()*33らは本当は手厚く葬ってあげるべきだけど……。でも……」

「……『ほうむってあげる』てのは、何のことか分からんけど……でもハナコ、あなた、すごく悲しんでいるのよね……。今度こそ、私の推理、当たってるでしょ……」

 

「ああ……。うまく言えないんだけど……もうこの()()()()()()()には……嬉しいことも、悲しいことも、苦しいことも無いけれど、でも()()は元は動物だったものだから、本当はこんなことに使うのは……」

「……いや、そうして武器として使ってあげるほうが、()()()()()()()()()()()()した動物たちも、きっと喜んでくれるぞう……」

 

「……もう()()は動物じゃないわ。あなたの言葉通り、命だったもの*34なのよ……。その命は()()()()()から、そんなに気にして、悲しむことはないわ……」

「……堪忍……堪忍してくれよ……」

 

「でも、命だったもの*35だけど、きっと()()()()()()()()()わ! だから動物たちも、ハナコに力を貸してくれるわよ!」

 自信家のキリンが、いつも以上の自信をもってそう言ってくれる。

 

「……よし! ホトケさんはムダにはしない! この動物()たちの()()()は私が絶対取ってやる!」

*1
肉薄(にくはく)】危険を承知で敵陣や強敵に近寄ること。「肉迫」という表記でも問題ない。『大辞泉』の「ことばの総泉挙」調査によると、53%の人が肉「薄」のほうを好むそうで……つまり好みはほぼ半々で、どっちの漢字を使っても良いみたい。なおこれを「薄肉(うすにく)」と間違えて書いてしまうと、色の名前だったり、彫刻や建築の技術だったりして全然違うものになる。

*2
【瞳(その1)】眼球の前面には「虹彩(こうさい)」という膜状の組織がある。筋肉の膜である虹彩は、カメラの()()()のようなもので、眼球内に光が入る(あな)である「瞳孔(どうこう)」のサイズを調整するはたらきがある。虹彩と瞳孔をあわせて、いわゆる「瞳」や「黒目」と言う。なお碧眼(へきがん)(青い瞳)などと言ったりするが、()()()()はどんな人種でも必ず黒っぽい色である。眼球内は余計な光が入らず、また入った光も戻りにくい、暗室のような遮光構造になっている。映画をスクリーンに映写する()()()()()()のと同じ理由だ。なので瞳孔を持つ動物の場合、ほぼ間違いなくその瞳孔の色は黒(暗い)色をしている。仮に瞳孔の色が赤や緑のヒトがいれば、眼球内が暗くないことを意味する――それはシネマの館内が明るいと映画が見えないのと同じで、()()()()()()()()()()()()()だ。※なお目の機能が退化している深海魚などは瞳孔が黒くないこともある。ちなみに眼球の奥の網膜(の網膜色素上皮)や、脈絡膜という部位には、黒い色素(メラニン色素)が含まれ、さらに毛細血管があるため、眼底の色じたいは赤っぽい黒色をしてる(このメラニン色素の量、つまり「瞳孔の黒っぽさ」は人種によって異なる)。そういうわけで、いったいわゆる「瞳の色」と言えば、瞳孔の色ではなく「虹彩の色」を指すのだ。

*3
玉虫色(たまむしいろ)(その1)】タマムシ(甲虫目タマムシ科ルリタマムシ属ヤマトタマムシ)の鞘翅(しょうし)の美しい輝きのような、常にあいまいに変化する色彩のこと。「七色」や「虹色」と同じような意味だが……タマムシの鞘翅の色は「構造色」と言って、色素によるものではなく、翅の表面の微細な構造に光が反射し、おたがい干渉して生まれるさまざまな波長(=色)であることが特徴。そのため、見る角度や光の具合によって常に微妙に色合いが変化していくのだ。シャボン玉、ディスクの裏面、蒼鉛(ビスマス)の金属結晶、アワビ類などの貝殻、モルフォチョウの翅、あるいは繁殖期のオスのクジャクの尾羽の七色も、同様のメカニズムである。「構造色」は色素によるカラーリングではないので、太陽光の紫外線による脱色が起こらないという利点があり、繊維や印刷用インク、自動車の塗料として実用化されている――日本ペイントの「マジョーラ塗装」(『仮面ライダー響鬼』などのヒーローのスーツの塗装に使用されていて、特撮ファンにも有名)や、トヨタ・レクサスの特別仕様カラー「ストラクチュラル・ブルー」の仕組みもコレだ。※なお、タマムシなどの甲虫類の翅の玉虫色は、優れた視覚を持つ鳥類に()()()()()()()()()()()()保護色(カムフラージュ)隠蔽的擬態(ミメシス))の効果があるらしい。フレンズのツメやツノ、キバなどの「武器」や瞳が発光するのは……戦闘時に「武器」の長さや形状、そして視線の方向をセルリアンに誤認させるためなのだろうか……? 確かに連中は大きな目を持ち、視覚に優れているものが多いが……。剣道やなぎなたの「五行の構え」のひとつ、敵から武器を隠す「脇構え」の精神に通じるかもしれない。

*4
【瞳(その2)】フレンズたちの目は、魚類・爬虫類・齧歯類・食肉類・クジラ偶蹄類・ウマ類、フルーツコウモリ類など、多くの動物が持つ網膜の「輝板(タペタム)」(第1章10話TIP参照)の色素による様々な色の反射光や、カメラのフラッシュによるヒトの「赤目現象」(暗所での急なフラッシュに虹彩筋が反応できず伸びたまま=瞳孔が大きいまま撮影されて、過剰な光量により眼球内の毛細血管が赤く写ってしまう現象)のメカニズムと……実は全く異なっていてぇ~……サンドスターのはたらきで()()()()()が文字通り()()()()()()()()()()()()! とても奇妙なことなのだが!

*5
【残像(その1)】見たものが、消えた後もしばらく残って見える現象のこと。この残像効果を利用して、例えば映画では1秒間に24枚の静止画像を、テレビでは1秒間に30枚の画像(フレームレートが30FPSの場合)を流されると、これらを人間は()()()()()()()()()()()()()()と錯覚し、「チラつかない動画」として認識する。またLEDや蛍光灯は1秒間に東日本(50Hz(ヘルツ))では100回、西日本(60Hz)では120回点滅するが、同様にこれを人間は「点滅しない照明」として認識する。これらの錯覚は、ヒトの視覚刺激の「時間分解能」の0.05秒~0.1秒(1/20秒~1/10秒)という限界が原因。ある程度短い時間内に、画像A・Bを連続で流されると、ヒトの視覚では()()()()()()()()()()として認識してしまうのだ。(つづく)

*6
【瞳(その3)】瞳の色(虹彩の色)は、虹彩に含まれるメラニン色素の量によって決まる。第0章で一言だけ言及されているのだが、ハナコの虹彩の色は灰色(濃いめの碧眼)である。グレー(=ダークブルー)の虹彩というのは世界的に見るとぼちぼち珍しく、ロシアやフィンランド、バルト海沿岸など北国の人種の瞳に多いカラーだ。人類全体としては茶色(ブラウン)はしばみ色(ヘーゼル)琥珀色(アンバー)などの褐色系の割合が多く、日本人などのアジア人は黒(ダークブラウン)の瞳が多い。髪の毛の質や肌の色などの形質と同様に、住む場所の緯度によって異なる「紫外線への抵抗力」が、遺伝していった結果なのだ。しかし日本人でもまれに、九州や東北などに灰色や薄褐色や青い目の人がいたりして……ルーツをさかのぼると、ヨーロッパやロシアや中央アジアの人の血が流れているのかも。なお、彼女(ハナコ)や他のフレンズもそうだが、フレンズはみな、()()()()()()()()()()し、()()()()()()()()目や髪や肌の色や顔つきをしているのが特徴。さらに言えば、カラカルがネコっぽい顔つきだったり、アードウルフが(イヌとキツネの中間のような)アードウルフ顔だったりと、全員「けもの顔」っぽい雰囲気をしていることだろうか……。

*7
【玉虫色(その2)】玉虫色というワードは政治・外交の記事などで使われることが多く、「見る者の立場や見方によって、どうとでも解釈できるような曖昧さ」といったマイナスなニュアンスもあり……さっぱり性質の全然分からんサンドスターに、ハナコは不明瞭で不気味、といったネガティブなイメージも少し持っているのかもしれない。さらにタマムシは朽木に卵を産む習性がある。枯れ木から輝く甲虫が生まれるその様子は、汚い泥から生えて清浄な花を咲かせる仏教のシンボルの(ハス)のように、「死と再生」というイメージもあるのかもしれない。あの法隆寺の「玉虫厨子(たまむしのずし)」にタマムシの翅が使われているのも、一説にはそういう理由があると言われている。厨子に描かれている舎利供養図、施身聞偈図(せしんもんげず)捨身飼虎図(しゃしんしこず)といった仏教説話も、まさに「死と再生」がテーマなのだ。ちなみに、第1章9話のTIPでチラっと説明されているが、サンドスターの発光現象は、構造色の仕組みとはまた異なるものらしい……??

*8
【残像(その2)】……こういった視覚の時間分解能を示す「点滅を識別可能な限界値」のことを「ちらつき(フリッカー)融合頻度」といい、これは()()()()()()()()()()()()()()のようなもの。この数値が高いほど「動くものの識別視力」が高くなる。ヒトの「フリッカー融合頻度」は諸説あるが、前述のとおり1/20秒~1/10秒(=20~10Hz)ほどで、最大でも60Hz程度と言われている……。だが、ハトは約150Hzあり、また飛翔昆虫はこの数値が非常に高く、例えばハエは300Hz程度もある。ハエの眼は視覚の解像度(=空間分解能)こそ悪いが、視覚の時間分解能は非常に優れているのだ。ハエたちにとっては、ヒトの動きなど全くのスローモーションに見えるのだ……。同様に、ネコ科動物もフリッカー融合頻度が非常に高いと言われ、その能力を受け継ぐネコ科フレンズたちもまた、我々ヒトなどよりも「()()が短い動物」たちなのである。ハナコや私たちには「切れ目のない残像」としか映らない一連の高速の動きも、彼女(ネコ)たちにとっては、何枚もの連続写真を一枚ずつ眺めるように、しっかりと分けて視認されている。ちなみにパークの日常生活においては、以前のTIPでご紹介したとおり、(ふつうのフレームレートの)映画やテレビなどを見ても、ネコフレンズは画像の高速切り替えの瞬間が目視できてしまうため「いや、わからん……なんか点滅(チカチカ)してて、全然分からん!」状態という、そんな不便さもあったり。

*9
【手も足も引っ張る】パークの慣用句のひとつ。もともと多くが四足動物であったフレンズの場合、手と足という言葉を()()()()()()してしまうことに由来する言い回し。あえて説明する必要もなさそうだが……意味は人間の使う「足を引っ張る」と同じで「余計なことをして邪魔をしてしまう」ことだ。良い意味として使われることはない。

*10
眼球運動(サッカード)】最も身近なネコ科動物、イエネコの眼球運動の優秀さは愛猫家によく知られている。1秒間で垂直に250°、水平に150°という超高速で眼球を動かし、広い視野を確保することが可能なのだ。また1秒間に25~60°程度動く物体に対して、最大限に動体視力が発揮されるという。このネコの鋭敏な視覚は、獲物である小動物の動きに対応するために進化したものなのだ。半面、ネコは遅いものに対してはとても鈍感で、1秒間に1~3°ほどしか動かない物体は()()()()()()()()()と認識してしまうとか。このネコの眼球運動の凄さを観察したければ……あなたの隣人であるネコちゃんの目前で、顔をすばやく振ってみる実験をしてみるとよいでしょう。※興奮気味のネコパンチを顔面に喰らっても作者はいっさい責任を取りませんが……。そして、動物の能力を受け継ぐネコ科フレンズたちも、こうした素早いものを視認するための眼球運動を得意としている! 逆に、キリンやゾウ(目が横についているため、広い視野を確保するための眼球運動をほとんどしない動物)のフレンズは、眼球運動でこういった素早い動体を視認したり、距離感を捕捉するのがニガテ。キリンやゾウの突きや蹴りなどの打撃は、パワーやスピードこそ超スゴイが、じつは大振り(テレフォン)で外れやすいのだ。力自慢の格闘技素人のようなもの。急所を狙う精密な打撃系(ストライク)を最も得意とするのは、やはりネコ科フレンズなのである!

*11
【セーブ】ここでのセーブは「節約する」の意味で、もちろん英語の動詞"save"から。セーブには他にも記録する、貯金する、救う、守るなどの意味があるが、どれも「安全な所へ移す」という基本の意味から派生している。ラテン語のsalvus(安全)が由来で、safe(安全な;金庫)やsalvage(サルベージ)(引き揚げ作業,海難救助)、salvation(サルベーション)(宗教的な救済)も同じ語源。で、なぜこんな言葉をゾウさんが知っているかと言うと……彼女の出身地「じゃんぐるちほー」の住民には、なんと()()()()()()()()()()()()()()()()()がいて、彼女に「げぇむ用語」をいろいろ教えてもらったワケです。マルミミゾウ自身も「げぇむ」が好きで、「マフラーの鼻」の()()()()()()で器用にコントローラーを操作できる、なかなかのゲーマーなのです。しかしビデオゲームでの「セーブ」は基本的に「記録する」の意味だが……彼女はボンヤリしているように見えて、実は動物のゾウと同じくとてもアタマが良いので、複数の意味があるのをキチンと理解している。

*12
【探偵ゲーム】ファミリーコンピュータのADVゲーム『シャーロック・ホームズ 伯爵令嬢誘拐事件』と『ミシシッピー殺人事件』のこと。マルミミゾウが以前にプレイしてクリアできなかったゲームである。前者は蹴り技とナイフとピストルで、19世紀末ビクトリア朝イギリスの各都市で悪漢どもと戦うゲーム。後者は投げナイフや落とし穴やクリア不能になるハマりなど、数々のトラップをかいくぐるゲーム。……あの、とっても推理ゲームには思えないかもしれませんが、マジです――つまりどっちもクs……難易度がふつうよりちょっと高いゲーム(配慮した言い方)なのだ。マルミミゾウは探偵ゲームはニガテでクリアできなかった、としょげているが……現代人類でもノーヒントでクリアできる辛抱強い人はそんなにいないと思われるので、あまり残念がらないでほしいと思う。人類が撤退したジャパリパークにおいては「げぇむそふと」はとても貴重なので、発掘したのが()()()()()()だったりすると、私たちが定価(フルプライス)でそういうのを買っちゃうよりも何十倍もガッカリするという。かわいそう……。

*13
【シャコタン】自動車の最低地上高(ロードクリアランス)を下げて、高速走行向けにする改造のこと。語源は「車高短」から(※寿司やソーラン節で有名な北海道の半島とは全く関係なく、あれは夏の村(シャク・コタン)が語源)。ローダウンとも言い、コイルスプリングやダンパー(ショックアブゾーバー)などのサスペンション回りの部品やホイールをイジったりする改造だ。なお日本の法律では、最低地上高は9cm以上となっている。むかしは暴走族(ゾク)車の代名詞であったが、1995年に車検関係の法律が規制緩和がされて、今ではカーショップやディーラーでも一般化している。近年のクルマでは最初っから車高が低くなっているものも多い。たしかにレースであれば、重心が下がって減加速やコーナーリング性能は上昇し、ダウンフォースが得やすくなって車体が安定するハズなのだが……日常生活では下面(した)を擦りやすくなる上に、サスが固くなって乗り心地は悪くなるし、燃費も悪化するし……過度に改造すると、逆に操作性が悪化するとも言われており……カッコ良さ(これもセンスによるが)以外のメリットは、あまり無いと言える。……にしても、ハナコって子はたまに()()()()()()()()()ことを言うような……。

*14
万事(ばんじ)(きゅう)す】万策尽きた!打つ手がない!という意味の言葉。一見すると「窮す」がふさわしく思えますが、こう書くとマチガイです。ここでの「休す」とは休む、ではなく「終わる」の意味。この故事成語は中国の史書『宋史』の『荊南高氏世家(けいなんこうしせいか)』という章が由来で……10世紀、中国の小国「荊南(けいなん)」の高従誨(こうじゅうかい)という王様が、王子の高保勖(こうほきょく)を溺愛しすぎて、王子はこっぴどく怒られてもニコニコして誤魔化すような性格になってしまい、国民が「あ~もう!万事休す(なにもかもおわり)だぁ~!」と嘆いたエピソードから。で、このゴマかしクソプリンスの保勖が王位を継いだ時、実際に悪政で国が滅びてしまいましたとさ。

*15
【キリンはたまには正しいことを言う】(も~! な、なによその言い方はぁ~! それじゃ、いつもわたしが間違ったことを言うみたいに聞こえるじゃない! ……「わたしがいつも正しくて、たまにだけそれが認められる」のが、論理的に正しい推理っ!)心の声byキリン

*16
【外骨格】脊椎動物(哺乳類や鳥類・爬虫類・両生類・魚類)がみな体内に骨を持つ「内骨格」であるのに対して……節足動物(昆虫・甲殻類・鋏角類・多足類など)は、体表面に骨格構造である「外骨格」(皮膚骨格)を持っている。一言で言うと、昆虫・エビカニ・クモサソリ・ムカデなんかは()()()()()()()()()生物的デザインなわけですね。なお外骨格とは、生物学的には、貝の「殻」(体「外」の分泌物)や、カメの甲羅(内骨格の変化したもの)などとは違うモノなので注意です。外骨格のメリットは、軽くて丈夫で衝撃から全身を守れる、陸上では乾燥を防げる、脱皮で大きく成長&治癒できる……などなど。反面、体の柔軟性や筋肉の運動性では内骨格に劣り、脱皮時と直後は完全に無防備になり、しかも脱皮じたいがとても危険(リスキー)で死にやすい行為だ。それに陸上の強い重力下においては、()()()()()するほど「二乗三乗の法則」でそれ以上に()()()()()()()()()()()、とうとう動けなくなってしまう……つまり「体重の支持性能が低い」といったデメリットもある。というわけで、外骨格を持つ陸上生物は()()()()()()()()。※重力の影響が少ない水棲生物では全長2m以上のウミサソリなどがいた。しかしこのセルリアンの場合は、そんなの関係ねぇ~!とばかりにデカイ……! サンドスターの性質により土壌や水中から()()()()()()()()()()ことや、外骨格じたいの金属結晶や溶岩の柱状節理のような特殊な「ハニカム構造」が、デカさの秘訣らしいが……。

*17
【片手持ちの直剣】バーバリライオンは、他のふたりのネコ科よりもサンドスター操作が得意である。彼女がツメを変形させて具現化したブレードは、古代ローマの「グラディウス」(もしくは「スパタ」、あるいは中世の「五指剣(チンクエディア)」)という刀剣と酷似した形状! まさに「フレンズとヒトの合わせ技」だ! 古代ローマ軍の密集陣形(テストゥド)戦術においては、長い槍では長くて取り回しづらい。長物(それ)よりも「グラディウス」のような、素早く突き刺せる小ぶりの直剣をローマの重装歩兵は好んだ。さらに、振り回して同士討ちしやすい斬撃はローマ式の接近戦には向いていない。というわけで、「直線的な刺突」に向いた形で、そして左手に盾を持ちながら右手だけでも素早く使えるようにと、グラディウスはまっすぐな形で、さらに片手で使えるように短めな剣身をしていた。当時の鋳鉄技術では細長い剣は折れやすかったという理由もある。ちなみに、長剣は左腰に()くのが一般的だが、ローマ軍の一般兵士は左手に大きな盾をかまえていたため、盾の操作に干渉しないようにグラディウスを右に吊るしていたらしい(※古代ローマが舞台の映画や、岩明均先生のマンガ『ヘウレーカ』などのローマ兵を見てみて下さい)。盾を持ってない指揮官などは左腰下げですが。にしても、右手で右腰から全長数十cmもある長剣を順手ですばやく引き抜く動作は、ちょっとやり辛そうだが……混乱した戦場でも流れるように抜いて刺せるように、ローマ軍はふだんから訓練していたそうだ。

*18
【両腕で押し込んで刺す】中世ヨーロッパの剣術に「半剣(ハーフソード)」と呼ばれる技法がある。これは全身鎧(プレートメイル)を着た敵への攻略法で、右手でふつうに剣の柄を握り、そして(籠手がある前提で)()()()()()()()()()()()()()構えをとる。リーチは短くなるが、より力強く、そしてより精密な攻撃が可能となる! この両手構えから、相手の鎧の構造上カバーできない弱点(兜の目のスリット部分や、脇の下、籠手・肘・膝の内側や、股間などの関節部)を攻撃するのだ。空手家の諸手(もろて)貫手(ぬきて)突きのような、バーバリライオンの「一枚爪(グラディウス)突き刺し」は、その理念はまさにハーフソードと同じである。けっこう慣れた感じの動きでよどみなくやってるので、過去に彼女はこういう「殻のあるセルリアン」と対峙したことがあるのかもしれない……。

*19
【両足で蹴り】ネコのワザは前脚によるものだけではなく、後ろ脚キックを使うことも良く知られている。ネコもヒトと同様に、前脚よりも後ろ脚の筋力のほうが高いので、ネコキックは強力だ。なにしろあの優れたジャンプ力ぅ……なので、キックを好むのも納得、ですかねぇ……。さらに、まれに跳び蹴り(ドロップキック)も使うのだ! 跳んで前足で掴んで(ホールド)からの両足キックや、組まずに上空から踏み蹴るようなキックをかましたりなど。ただ、ドロップキックの場合、ときどき低空すぎて受け身(バンプ)がうまくできなくて、ぺたんと着地して「猪木アリ状態」みたいになってしまうことがあるし、二足走行するカンガルーや走鳥類やヒトのキックのように、体重を乗せた威力のある跳び蹴りもニガテのようだ。というのも、ネコの跳び蹴りは、実は意図してやっているわけではなく……攻撃時にビビッてしまって、上半身は前に飛び掛かる形だが()()()()()()()()()()()()()()になって、たまたまそういう形になってしまう、という説もあるのだ。(次のTIPへ続く)

*20
【ドロップキック】――しかし、フレンズの身体(カラダ)であれば話は別で……スクリュー式や、一回転式、低空式などの様々なフォームのドロップキックを器用に行うことができるのだ! かつてのフレンズの身体能力に関する研究によると、ネコ科の跳び蹴りは、軽量級ルチャドールや新体操選手以上の身軽さで繰り出され、時速60km(法定速度)750cc(ナナハン)の衝突並みの威力があるという! 攻撃用の「切り裂き蹴り」(足のツメを出して強靭な脚力で敵を引き裂く)だけでなく、牽制用の「踏み蹴り」(ツメを出さず、足裏の肉球で敵を蹴り飛ばして距離を取る)もできる! 組み付きからの「連続ふみふみけりけり」などはファンシーな技名に反して超強力! パークの映像資料に記録されている「3回宙返り(プロドノワ)からの蹴り」などは、もはや人間技ではない! おまけに完璧な着地(うけみ)だっ! 10.0! ムトーやミサワもびっくりですよ! 本編のように、深く刺さりすぎたツメを引き抜く時にもネコキックが大活躍する。

*21
【ライオンはネコ科最強?(その1)】多くの人間と同じく、「ライオンこそが動物の王」とハナコは考えている。彼女はライオンに関する自身の記憶を総合し、その身体能力だけでなく「集団戦の強さ」も考慮して「王」であると結論している。しかも、諸説あるがバーバリライオンはライオン現生種のなかでも最大と言われており、実際モロッコの()()()()()で飼われていたことで野生絶滅を免れている……。まさに百獣の王の中の(おう)といったところ! ちなみに中国の「闘獣棋」という伝統的なボードゲームでも、「獅子」の駒のほうが「虎」より強いぞ! だが、体の大きさで言えばトラのほうが大きく……なかでも寒冷地に棲むアムールトラ(シベリアトラ)という亜種がトラの中でも最大、のみならず、現生ネコ科動物で最大種である。ウェイトだけでなく、さらにパワーやスピード・柔軟性・爪やキバの長さ・ジャンプ力ぅ……などなどの他の数字(スペック)においてもトラが上、ですかねぇ……。しかし、狩りの成功率はライオンのほうが高い(集団戦法だけど)し、ふさふさのタテガミによる()()()()()()()()というアドバンテージも無視できない。歴史上では、古代ローマの円形闘技場(アンフィテアトルム)で催されたトラ(ベンガルトラ)vsライオン(バーバリライオン)の対決試合や、19世紀インドで組まれた同カードの決闘では、()()()()()()()()()だったという――ローマでは勝率が7:3で、勝ち星じたいはトラ11勝でライオンが9勝だった、らしい。だが、偶然に野生のライオンとトラが戦った事例ではライオンの勝ち星が多いようで、また動物学者監修のシミュレーションだとライオンの勝率が高い……。というように、この「ライオンvsトラ問題」については、数学界のフェルマーの最終定理のごとく「カッコイイ動物好き界」に鎮座する議論のタネであり、後者と違って解決しそうもなく……このTIPのスペースは、このことについて深く書くには狭すぎるのです。だってヒトの場合ですら、競技人口の多い格闘技では試合が頻繁に行われていて、スポーツ科学や運動生理学についてはよくよく研究されているのに、「地上最強の格闘技」は未だに決まりませんものね……(続く)

*22
【ライオンはネコ科最強?(その2)】……ともかく読者の方の中には、トラのほうが最強だぜぇ~!とお考えの人も多いだろう……。例えば、ハナコとほぼ同時にフレンズ化した「ハダカデバネズミのフレンズ」(元ブラック企業勤務の男性)などは、熱烈な「トラ最強派」信者であり、「俺……()()()()()()なんかじゃなくて、本当はトラになりたかったのにぃぃ~!」が口癖のフレンズである。なお彼、いや彼女は(ハナコの記憶喪失ほどではないが)記憶障害が少しあるらしく、「さ、さばんなちほーなのに、かばんちゃんやサーバルちゃんやボスはどこ……??」とか「このジャパリパーク、アニメと設定違くね……??」などと意味不明(メタ)な言動をよくしており、パートナーの「尻尾も耳もない謎のフレンズ」に不思議がられている。このハダカデバネズミのフレンズだが、現在はどういうわけか成り行きでLB(ラッキービースト)に頼まれて、ロケットランチャー積載軍用トラック「カチューシャ」を運転して、満月下のさばんなちほーを爆走するハメに陥っている。数奇な運命ですね(他人(ヒト)事)

*23
【イヌやハイエナのフレンズ(その1)】イヌやハイエナのフレンズは、動物の特性が反映されて()()()()()()()()()()のだが、その代わりに弱点だってある。第1章3話のTIPでも言及されているが、イヌやハイエナは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()という欠点があるし……さらにパンチングや掴み(グラップリング)の精度・パワーが(ネコフレンズと比べると)格段に弱いのだ。これはイヌ科やハイエナ科の動物には「鎖骨」が無いことが原因。イヌやハイエナの他にも、偶蹄類やウマ類・ゾウ類の動物などは鎖骨が完全に退化している。逆に、鎖骨を持つ動物とはネコ科や齧歯類・クマ類・サル類などで、サルの仲間であるヒトもそうだ。鎖骨のアリナシは、森林で進化して()()()()()()()()()()動物か、草原で進化して()()()()()()()()()()()動物かの違いだ。鎖骨があると木登り(キノヴォリ)ができるので、なかでも樹上性動物だと鎖骨がとくに発達している。ネコ科動物の場合は(チーターをのぞいて)みな鎖骨があり、家畜であるイエネコでも小さめだがちゃんとした鎖骨とその周囲に筋肉がある。大型ネコ科では、なぜかトラよりライオンの鎖骨のほうが発達している。トラはネコ科で最も大型で体重も重くて、()()()()()()()()()()が……対してアフリカライオンの場合、ときどき日中木登りして涼しく安全な樹上で休む習性が知られており、そういう生態の違いが、鎖骨の大きさに現れているのかもしれない。余談だが、トラが木登りが苦手なイメージは「木の周りをぐるぐる回って溶けてバターになるお話」や、シャーロック・ホームズの聖典(げんさく)の「空き家の冒険」の、インドのトラ狩りでは、木の下にオトリを置いて狩人は木の上で待ち――というセリフなどで有名だが……中国や沖縄の民話では、トラが()()()()()()()した時、慢心して()()()()()()()()()()()()()()()()()()という話が伝わっている。

*24
【イヌやハイエナのフレンズ(その2)】鎖骨と付属する筋肉のはたらきによって、上腕骨のハマった「肩甲骨」がしっかり「胸骨」に固定され、前肢を横に広げることができる。鎖骨があるおかげで、腕を持ち上げたり回したり、ものを押したり引いたりする動作や、前足(手)の器用な操作が可能なのだ(※逆に鎖骨が無い動物は、前脚の前後動作がしやすくなり、()()()()()()()()()()()()というメリットを持っている)。ヒトもフレンズも鎖骨を骨折すると、腕がほぼ完全に使用不能になってしまう――細長い鎖骨は最も折れやすい骨のひとつで、人間の骨折の10%は鎖骨骨折であるという統計もある。……そういうことをふまえて、最も身近な鎖骨の無い動物であるイエイヌが、おもちゃで遊ぶときよ~く見てみましょう。あなたの隣人であるワンちゃんは、前脚で上から抑えることはできても、()()()()()()()()()()()()()()()のだ。またイヌパンチという言葉がないように、ネコと違って()()()()()()()()()()()ことも分かる。これは、イヌの前肢は背面の肩甲骨の()()()()()()()()()()()()いて、横に広げられない構造になっているため。そういうわけで抱っこするときには、前脚が横に広がって痛くしないよう気を付けて下さいね。

*25
【イヌやハイエナのフレンズ(その3)】要点をまとめると、格闘家(グラップラー)寄りのカラダのネコやライオンに対して、イヌやハイエナは陸上選手(アスリート)寄りだと言える。けものの能力は一長一短。「前脚の器用さ」と「走る時の効率」は両立できない。トクイなこともあればニガテなこともあるのです。十人十色で適材適所な()()()()()――つまり「個性」とは、ヒトを含めたけものたちの……そして全生物の、進化の歴史を反映しているのだ。……ところで、あの「アードウルフ」(今は「焚き火」の準備のため、さばんなちほーを奔走中)も、れっきとしたハイエナ科のけものだが……()()()()()()()()っぽくないため、ハナコ含めたフレンズたちも(読者の人たちも)いまいちハイエナの一種とは認識していなさそうだ……。

*26
【アリバイがある】いきなり何言ってんの?このクジラ偶蹄類……?と読者はお思いでしょうが、おそらく「んもぉ~、肝心なときに現場にいないんだからぁ~!」という意味だろう。ブチハイエナの子もいい迷惑ですね。アリバイ(英:alibi)とはもともとラテン語で「他の所に」を意味し、現場「不在証明」つまり「いなかったことの証明」のこと。しかし「いないこと」の証明は基本的に非常に難しい(※第1章1話TIP【悪魔の証明】参照)ので……アインシュタインの「光速不変の原理」により、人は無限大の速度では動けず「同一人物は別々の場所に同時に存在できない」ことは、古典物理学的にも法的にも明白なため、アリバイとは「別の場所にいたことの証明」である場合がほとんど。ミステリー作家、有栖川有栖の長編推理小説『マジックミラー』第7章では「アリバイ講義」と銘打って、「アリバイトリックの分類」を作品名のネタバレ無しで解説していて、面白いので興味ある方は読んでみて下さい。余談ですが、かつて大阪の阪神百貨店の梅田本店地下には「アリバイ横丁」とか「アリバイ通り」と呼ばれる商店街がありました。正式名称は「ふるさと名産(旧名:全国銘菓名物街)」。各都道府県の名を冠した店舗が並び、日本全国のお土産を買うことができ、ウソ旅行やカラ出張などの「アリバイ作り」に利用されたそうで。しかし物流の発達や携帯電話の普及などにより、現代ではもはやお土産程度ではアリバイにならなくなってしまったせいか、2014年にその60余年の長い歴史に幕を下ろすこととなった。

*27
【投石】投石などの原始的な攻撃は、状況によっては銃器よりも強力になると言われている。銃弾に比べて石は大きく丸いため、空気抵抗の影響を受けやすく減速しやすいが……逆に、()()()()()()()()()()()や、()()()()()()()ならば、追い風(フォロー)や重力により加速して、銃弾を遥かに超える最終威力になる! たとえば台風時の飛来物や、高所からの落下物は超キケン!というのは、言うまでもなくご存じであろう。しかし今ハナコたちのいる風下の場合……()()()でセルリアンに察知されにくいし、坂の下だから輪郭(シルエット)が目立ちにくく、隠蔽(ステルス)しやすいメリットもあるのだが……向かい風(アゲンスト)と重力のせいで投石攻撃には全く向いていない場所だ。もし細長い「投げ槍」でもあれば……それなら空気抵抗が少なく、向かい風なら「揚力」が発生して逆によく飛ぶ(と、陸上競技者の間でささやかれている)のだが……今は、そんな長く真っすぐな槍など作ってるヒマはなさそうだ……。

*28
【弓矢(その1)】オーストラリアなどの一部の地域をのぞき、世界中の人類が有史以前から使用していた遠距離攻撃の技術。一口に弓矢といってもいろいろな種類があるが……長く弾性のある素材に、ひも状の(つる)洋弓(アーチェリー)では(げん)と読む)を張り、その張力で矢を発射する道具だ。大きさで分類すると長弓と短弓、材料で分類すると丸木弓(単一の材料を使う弓)と複合弓(複数の材料を組み合わせた弓)に分けられる。弓矢は、約28万年前に発明された投げ槍や、6~10万年前に発明された投槍器(アトラトル)などの投擲武器から発達した技術のようだ。人類最古の弓矢は、南アフリカのジブドゥ洞窟から発見された約6万4千年前のもの……ユーラシア最古の弓矢は、スリランカ熱帯雨林のファ・ヒエン・レナ洞窟の約4万8千年前のもの……日本最古の弓矢は、縄文時代初期の約1万5千年前のものだそうだ。弓や矢の軸そのものは木製で腐って無くなりやすいため、発掘で発見される多くは、矢の先端部である「矢じり」((やじり))だ。矢じりの材料としては、古くから木や動物の骨・角などが、また黒曜石や安山岩(どちらも火成岩)や粘板岩(スレート)(堆積岩の一種)でできた「石鏃(せきぞく)」が使われてきた。

*29
【弓矢(その2)】氷河期の大型哺乳類、マンモスやバイソンなど相手には、パワーのある投げ槍(ダート)のほうが有効であったが……氷河期が終わり、森林が増えて()()()()()()()するとともに、矢をたくさん持ち運べて素早く()てる弓矢技術が発達し、人類に広まっていった。そして弓矢の威力はどの程度かと言うと……中世イギリスの長弓(ロングボウ)(張力45kg以上もある強い弓)の場合だが、そのパワーはなんと拳銃弾ほども有ったという! 頭蓋骨を射抜かれた遺体も見つかっているのだ! しかも訓練した兵士であれば5、6秒に1発という速さで速射できたという! そして、矢は銃弾ほどではないが石よりは軽いし、(投擲と比べると)直線的に射出されるため、()()()()()()()()()()()()()()()。今の本編の状況に適した武器だと言える。

*30
【ビャクシン】ヒノキ科の針葉樹。英語だとジュニパーと言う。葉っぱの形はヒノキにそっくりだが、ブルーベリーのような果実をつけるのが特徴。作中に登場した倒木は、アフリカや中東の乾燥地帯に自生するプロセラビャクシン(Juniperus procera)という種で、唯一の赤道以南に生えるビャクシン属だ。本来はもっと山あいの土地に自生する樹木のはずだが……かつて観賞用や資源用に植えられていたものだろうか? 弓の材料としては、使い捨ての短射程のものでいいなら、適当な形と大きさの木なら別になんでもよい。本格的な弓をつくる場合、ビャクシン以外の木材としては、イチイ(中世イギリスのロングボウはイチイ製)やタケ(弓道の弓は竹弓)、カシ、カバ、カヤ、クリ、ケヤキ、ツガ、ペカンヒッコリー(クルミのなかま)、ヤナギなどが向いている。本来ならばこれらの木材のよく乾燥させたものを使い、何時間もかけて弓を製作する。

*31
【クロスボウ】引き金(トリガー)銃床(ストック)を備えた機械式の弓。あらかじめ(ボルト)をセットして引き金を引いて撃つ。ボウガン(和製英語)とも言う。本編では、壊れたサブマシンガン(MAT-49)をダクトテープや結束バンドで取り付け、元の銃の木製ストックとマガジン折り畳み機構を流用した、「山羊脚(ゴーツフット)」と呼ばれる比較的単純な構造の「レバー式クロスボウ」へと加工している。ふつうの弓より連射力は下がるが、てこの原理により張力の高い弦をセットでき、威力と精密狙撃性に優れる。他の仕組みのクロスボウとしては、足と両腕でふんばって脚力と背筋パワーで弦をセットするものや、クランクを手で回す巻き上げ式のもの、アマッポとかクワリと呼ばれるアイヌの仕掛け弓、完全自動連射式の複雑なものなどが存在する。古代~中世にかけてヨーロッパやイスラム世界、中国で活躍したクロスボウだが、銃器が発達した第1次・第2次世界大戦でも()()()()()()用――つまり、のちのグレネードランチャーと同様に用いられた。またその静音性から、減音器(サプレッサー)が発達する以前は、特殊部隊やスパイにも隠密戦闘用として広く使用されたという。※なお、クロスボウは(いしゆみ)とも呼ばれるが、(おおゆみ)の誤読が広まったものであり、本来の石弓(いしゆみ)はお城の高所から落石で攻撃するトラップ兵器だ。

*32
(ボルト)】弓の発射物。ふつうの弓ならアローだが、クロスボウの場合はボルトと呼ぶ。サバイバルで即席で作る場合、弓の長さ120cm程度に対して、矢は長さ60cm・直径6mmほどが良いとされているが、クロスボウの場合はもっと短く太く重いものが良いだろう。矢の一方の端に弦をかけるための6mmほどの矢筈(やはず)(切り込み)を入れ、もう一方には尖った矢じりをつける。作中でこれから登場する「矢」はとても簡素なものだが……本来なら、まっすぐな木の棒を「()」(矢の軸)として、先端に石や金属・骨・ガラスなどを尖らせた「矢じり」を挟み込んで接着剤(樹脂と木炭(チャコール)を混ぜたものや、(にかわ)など)とヒモで固定し……反対側の端には、鳥の羽根や紙・布・葉っぱなどで作った「矢羽」をくっつける工程を行う。が、戦闘中の今はそんな余裕がないので……。

*33
【これ】話し手に近く、聞き手には遠いものを指し示す言葉。話し手に遠く、聞き手には近いモノだと「それ」。どちらからも遠いモノだと「あれ」。そのモノの位置がよく分からない時は「どれ」を使う。「指示語(こそあど言葉)」というヤツですね。英語のthisやtheseと違い、日本語では基本的に「モノ」を指して使い、言わなくても分かるでしょうが、人を「これ」と呼ぶと()()()()()()()()()()(※親や上司などが、目下のものに使うことはあるかもしれないが……)。人いがいでも、愛犬家や愛猫家などは、イヌやネコが「これ」と呼ばれるとおそらく怒るように……「心を有するであろうもの」を指して「これ呼ばわり」は、話し手がその対象に自立性や人格、あるいは「精神的なつながり」などを認めていない、という証拠だろう。

*34
【命だったもの(その1)】通説によると、遺体を()()()()()にすぎないと見なすのは……肉体(からだ)とは一時的な「魂の器」で、つまり亡骸は「亡き殻」であり、死後には霊魂(プシュケー)肉体(ソーマ)から解放されるという「霊肉二元論」だ。古代のプラトンのギリシャ哲学やユダヤ思想に端を発し、中世ではキリスト教で支持され、デカルトの近代哲学により強化された欧米的な死生観である。対して、遺体を「生命の延長線」であると拡大解釈する「一元論」的な価値観は、とても日本人的だと言えよう。この日本人の死生観は、欧米人の目にはとても奇異に映るらしく……たとえば、英国の歴史学教授でありイギリス国教会の聖職者であるジョン・マクナーズは、その著書『死と啓蒙』において、日本人が火葬した遺骨や遺灰を骨壺に入れて保存することを、遺体を切り刻んで鉢に入れる風習(スペイン・バレアレス諸島)や、遺体を酒の中に入れて保存する風習(オリノコ川流域)などと同様の「未開人の文化の一種」と評している。なお、現代イギリスでは日本と同じく(国土の狭さが理由で)火葬が主流だそうで、この考え方は変わってきているかも……。だがしかし「遺体に()()()()()()()()()()()()が宿っている」とするのは、西洋人にとってはとても奇妙な感覚であり、仏教や儒教の考えが変異して取り入れられ、そして神道の「ケガレ」の価値観と混合した、日本に土着の複雑でユニークな文化だと言えるものです。だがしかし……!?(つづく)

*35
【命だったもの(その2)】……しかし、欧米にも「骨には魔力が宿る」といったおとぎ話(メルヒェン)や、キリスト教の「聖遺物崇拝」など、ギリシャ哲学以前のシャーマニズムに由来する「アニミズム」文化のような、「一元論」的価値観も残っているのだ。さらに日本にも、「お盆」こと盂蘭盆会(うらぼんえ)といった、インド仏教とはかけ離れた「先祖供養」の慣習、つまりまぎれもなく「霊肉二元論」的な考え方も深く根付いている……。一元論と二元論、どちらが文明的で、そしてどちらが正しいのだろうか? たんなる価値観と意識の違いなのだろうか? そして、ヒト以外の動物の場合でも、仲間や自分の子供の遺骸に対して「なにかの感情や意識」を持っている(であろう)行動を示すことも、逆に遺骸を完全に「モノ」として取り扱うことも、どちらの現象もよく知られているが……。さらに、動物がヒト化したフレンズの場合は……彼女たちは「死んだもの」をどう思うのだろう……??




【参考資料】

◆「にくはく」を漢字で書くと肉迫 or 肉薄のどちらが正解…? Oggi.jp
https://oggi.jp/5021920

◆昆虫の構造色 自然観察 大阪府池田市北部
https://web.archive.org/web/20040911015013/http://skino49.web.infoseek.co.jp/morpho1/

◆クジャクの羽の色“構造色” 人工で再現 京大などが研究|サイカルジャーナル|NHKオンライン
https://www.nhk.or.jp/d-navi/sci_cul/2019/06/news/news_190620/

◆青く見えるのに青色じゃない!「モルフォ蝶」の発色原理を応用したレクサスの特別なボディカラー GAZOO
https://gazoo.com/column/daily/18/07/13/

◆玉虫色はカモフラージュ!実は捕食昆虫の目に見つかりにくいと判明 – Discovery Channel Japan
https://www.discoverychannel.jp/0000020635/

◆玉虫厨子のタマムシの話 自然観察 大阪府池田市北部
https://web.archive.org/web/20040813040436/http://skino49.web.infoseek.co.jp/tamamushi/tamamushi/

◆茶の湯の森-平成の玉虫厨子-
http://www.nakada-net.jp/chanoyu/tamamushi/#tamamushi

◆瞳(瞳孔)とは虹彩の中心にある光を通すところです 瞳コラム 聖母眼科
https://www.web-santamaria.com/column/2018/12/%E7%9E%B3%EF%BC%88%E7%9E%B3%E5%AD%94%EF%BC%89%E3%81%A8%E3%81%AF%E8%99%B9%E5%BD%A9%E3%81%AE%E4%B8%AD%E5%BF%83%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%8B%E5%85%89%E3%82%92%E9%80%9A%E3%81%99%E3%81%A8%E3%81%93%E3%82%8D/

◆「虹彩」と「瞳孔」の不思議|参天製薬
https://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/eyecare/wonders/iris.jsp

◆1.目で見る眼の仕組みと病気|目と健康シリーズ|三和化学研究所
https://www.skk-net.com/health/me/c01_01.html

◆眼の構造を覚えよう! アルファティップス イナマガ 株式会社イナミ
https://inami.co.jp/inamaga/detail/?contents_type=461&id=1576

◆ぎもんしつもん目の辞典
https://www.ocular.net/jiten/

◆猫の目が暗闇で光る理由は?~タペタム(輝板)の構造と機能・完全ガイド 子猫のへや
https://www.konekono-heya.com/news/2019/december/16.html

◆猫の視力も低下するの? 意外と知らない、猫の目の話 猫との暮らし大百科
https://www.anicom-sompo.co.jp/nekonoshiori/776.html

◆赤目現象と眼の病気のスクリーニング 院長ブログ 西川口駅前眼科
http://nk-eye.com/blog/post-624.html

◆人の目の色は、全部で24種類(日本人は4種類)!あなたは何番の色?|ぱやブログ
https://placeuveneverbeen.co/humaneye-colors/

◆目と耳の分解能について クリップエンジニアリング
https://clip-inc.com/%E7%9B%AE%E3%81%A8%E8%80%B3%E3%81%AE%E5%88%86%E8%A7%A3%E8%83%BD%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/

◆LEDや蛍光灯は、高速で点滅しています。問題はないの? 株式会社スリーエス
http://www.i-sss.jp/led-column/column20/

◆猫の目と視覚・完全ガイド~目の色・視力から色覚・視野まで写真と図で解説 子猫のへや
https://www.konekono-heya.com/karada/eye.html#two-two

◆save 意味と語源 – 語源英和辞典
https://gogen-ejd.info/save/

◆シャーロック・ホームズ 伯爵令嬢誘拐事件 - ゲームカタログ@Wiki
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2621.html

◆シャーロックホームズ伯爵令嬢誘拐事件とは - ニコニコ大百科
https://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA%E4%BC%AF%E7%88%B5%E4%BB%A4%E5%AC%A2%E8%AA%98%E6%8B%90%E4%BA%8B%E4%BB%B6

◆ミシシッピー殺人事件 - ゲームカタログ@Wiki
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2612.html

◆ミシシッピー殺人事件とは - ニコニコ大百科
https://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%94%E3%83%BC%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6

◆【ミシシッピー殺人事件】開始3分で額にナイフが突き刺さる!ファミっ子たちの心を打ち砕いた伝説のクソゲー! サブカルチャーのある生活
https://www.zel-life.com/entry/mississippi

◆不便なだけじゃなく性能悪化も! クルマのローダウンのメリット・デメリットとは WEB CARTOP
https://www.webcartop.jp/2019/02/328808/

◆Qローダウンのメリット・デメリットって - 8speed.net
https://8speed.net/vw/17220644

◆「万事休す」とは?意味や使い方をご紹介 コトバの意味辞典
https://word-dictionary.jp/posts/5170

◆中国故事316 「万事(ばんじ)休(きゅう)す」  やけい
https://ameblo.jp/yk1952yk/entry-11584956006.html

◆なぜ人間はパワフルな昆虫のような外骨格をもたないのか? - 知力空間
https://cucanshozai.com/2020/08/why-skeleton-inside.html

◆巨大な昆虫がいない理由 やつは四天王のうちでも最弱
http://udonkoo.jugem.jp/?eid=145

◆【雑記】内骨格、外骨格 ぼーちぼち by まぬう
https://ameblo.jp/manu-san/entry-12084130298.html

◆【刀剣ワールド】古代ギリシャ・ローマの剣|世界の剣・刀剣・甲冑(鎧兜)
https://www.touken-world.jp/tips/7739/

◆グラディウス gladius|武器図書館
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◆スパタ spata|武器図書館
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◆チンクエディア cinquedea|武器図書館
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◆古代最強のローマ軍団の象徴の武器「グラディウス」とは?戦い方も 民間軍事ネットワーク(PMN) WHITE ORDER
https://www.whiteorder.net/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E6%9C%80%E5%BC%B7%E3%81%AE%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E8%BB%8D%E5%9B%A3%E3%81%AE%E8%B1%A1%E5%BE%B4%E3%81%AE%E6%AD%A6%E5%99%A8%E3%80%8C%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A6/

◆『中世ヨーロッパの武術』長田龍太/新紀元社/2012

◆『続・中世ヨーロッパの武術』長田龍太/新紀元社/2013

◆突然襲いかかる猫キック!けりけりの行動の意味、気持ちを考える Catchu きゃっちゅ
https://nekogohan-web.jp/neko-kick2131/

◆猫の攻撃はパンチだけじゃなかった。ドロップキックを決める猫 情報屋さん。
http://jyouhouya3.net/2012/08/post_1917.html

◆ライオンvsトラはどっちが強い?狩りの成功率が高いのは? 雑学カンパニー
https://zatsugaku-company.com/lion-vs-tiger/

◆最強の戦士は?実際に行われたと語り継がれている10の異種格闘戦の勝敗結果 : カラパイア
https://karapaia.com/archives/52237680.html

◆熊いじめ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%8A%E3%81%84%E3%81%98%E3%82%81

◆ライオンとトラどっちが強いか問題に決着をつける! - ありんとこ
https://www.arintoko.com/entry/2015/09/11/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%83%88%E3%83%A9%E3%81%A9%E3%81%A3%E3%81%A1%E3%81%8C%E5%BC%B7%E3%81%84%E3%81%8B%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AB%E6%B1%BA%E7%9D%80%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%91%E3%82%8B

◆これはガチ。世界最強の動物ランキングベスト10 - ありんとこ
https://www.arintoko.com/entry/animal-ranking

◆ライオンと虎どちらが強いのでしょうか? - トラです。- Yahoo!知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14139779184

◆百獣の王ライオンvs密林の王トラ やっぱり強いのは・・・ : 生物ちゃんねる
http://seibutsu.blog.jp/archives/9429426.html/%E7%99%BE%E7%8D%A3%E3%81%AE%E7%8E%8B%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3vs%E5%AF%86%E6%9E%97%E3%81%AE%E7%8E%8B%E3%83%88%E3%83%A9

◆闘獣棋 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%97%98%E7%8D%A3%E6%A3%8B

◆児童闘獣棋(動物軍人将棋??)ー20年前の香港土産 - (新)八草きよぴ(kiyop)非公式モリゾー愛ブログだトン
https://blog.goo.ne.jp/kiyop/e/fa1730bc36c542477f4a6802c47fe2bc

◆猫にあって、犬にない...?森どうぶつ病院|北九州市八幡西区の動物病院
http://www.mori-ah.com/blog/2019/06/post-156-1469504.html

◆なぜ足音を立てずに歩けるの?猫の脚のヒミツ - にゃんこマガジン
https://nyanmaga.com/%E7%8C%AB%E3%81%AE%E8%84%9A/2/

◆鎖骨のあるなしの話。
https://yamabiko-db.jp/publics/index/34/detail=1/b_id=71/r_id=934/

◆犬には鎖骨がないから抱き方には注意が必要 ARATA HOUSE
https://aratahouse.com/2315/dog-clavicle.html

◆Clavicle Size Of Lions And Tigers - Animal Untamed
https://www.tapatalk.com/groups/animaluntamed/clavicle-size-of-lions-and-tigers-t1483.html

◆『ケニア・タンザニアの旅(7)~セレンゲティ国立公園3・鈴なりの木登りライオン~』セレンゲティ国立公園周辺(タンザニア)の旅行記・ブログ by トンガリキさん【フォートラベル】
https://4travel.jp/travelogue/10745984

◆木登りライオンがいた!アフリカを軽キャンパーで旅する!ケニア編1|BE-PAL
https://www.bepal.net/trip/overseas/84129

◆ちびくろサンボ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A1%E3%81%B3%E3%81%8F%E3%82%8D%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%9C

◆トラが木登りの出来ない理由 沖縄県の民話 <寅年特集> 福娘童話集
http://hukumusume.com/douwa/eto/tora/j03.htm

◆虎のイメージに関する一考察-中国のことばと文化 鄭高咏 愛知大学リポジトリ
http://id.nii.ac.jp/1082/00000138/

◆【アインシュタイン】人間が同時に二つの場所に存在することは不可能とは?【海辺のカフカ】- 物理学 教えて!goo
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/452800.html

◆名探偵が関係者を「全員集合」させたがるワケ 読書 東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/394068

◆今は無き昭和レトロな地下街、梅田の全国銘菓名物街 アリバイ通り アリバイ横丁 大阪市 昭和レトロ探索
https://syouwa.昭和レトロ.tokyo/archives/6243

◆大阪・梅田の「アリバイ横丁」 60年の歴史に幕 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2902D_Z20C14A3000000/

◆やり投げの記録で追い風・向かい風が考慮されない理由 やり投げのポイントや注意点 陸上競技の上達のコツ
https://www.field-track.com/category9/entry86.html

◆48,000年前の”ユーラシア大陸最古の弓矢”が発見される! - ナゾロジー
https://nazology.net/archives/62413

◆投げ槍は28万年前に発明された? ナショナルジオグラフィック
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/8581/

◆サブマシンガンと同じ威力! 中世の弓矢の殺傷力は半端じゃなかった - ナゾロジー
https://nazology.net/archives/59614

◆【刀剣ワールド】鏃(矢じり・矢尻)の基礎知識|武具・書画・美術品の基礎知識
https://www.touken-world.jp/tips/35997/

◆原始時代の道具で弓矢を作る suvtech
http://www.suvtech.kohal.net/?p=829

◆弓矢を作って狩猟をしよう!サバイバル時の弓矢の作り方を紹介! サバイバル考察ブログ
https://survival-kousathu.com/yumi/

◆ひとりダッシュ村の彼、ついに狩猟用具を制作! Akimama
https://www.a-kimama.com/culture/2016/05/47846/

◆タンザニアの自然・農業とのふれあい日記 ヒノキの仲間
http://tanzaniashizen.blog10.fc2.com/blog-entry-116.html

◆プロセラビャクシン 植物資源バンク室 鳥取大学乾燥地研究センター
http://www.alrc.tottori-u.ac.jp/plant/plant_child/Juniperus_procera.html

◆弓矢のイラストの描き方を種類別にご紹介!ロングボウ、クロスボウなど弓系の武器を解説!|お絵かき図鑑
https://oekaki-zukan.com/articles/11959

◆平取町立二風谷アイヌ文化博物館 とる・つくる・運ぶ
http://www.town.biratori.hokkaido.jp/biratori/nibutani/juyo_yukei_minzoku/nah-d-0013.htm

◆アマッポ アイヌ学 アイヌの生業
http://m-ac.jp/ainu/_living/hunting/tool/amappo/index_j.phtml

◆アイヌ自製品の研究 : 仕掛け弓・罠 宇田川 洋 東京大学文学部考古学研究室
http://doi.org/10.15083/00029582

◆『最新SASサバイバルハンドブック』ジョン・ワイズマン 著/高橋和, 弘友清仁 訳/並木書房/2009

◆『米陸軍サバイバル全書』米国陸軍省 編/鄭仁和 訳/並木書房/2011

◆【こそあどとは指示語のこと】上手な使い方を4つの事例で解説 記事ブログ
https://記事作成代行.jp/directive/

◆プロテスタント - 異文化看護データベース|日本看護科学学会
https://www.jans.or.jp/modules/committee/index.php?content_id=61

◆骨が語るヨーロッパ 鬼束佳代 関西大学学術リポジトリ
http://hdl.handle.net/10112/00018055

◆脳死論議と日本人の身体観 ― 日本人の身体観・身体思想(その一) 種村完司 鹿児島大学リポジトリ
http://hdl.handle.net/10232/8779

◆火葬するのは日本だけ?日本の火葬の歴史や他国の埋葬方法も紹介!|DMMのお葬式
https://syukatsulabo.jp/funeral/article/20127
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