けもののきろく(第2版)   作:大きさの概念

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あらすじ:凄まじいネコ科の戦い! 私は援護のために弾切れの銃の代わりの武器を作ろう!
  目標:クロスボウの射撃でネコ科フレンズを援護せよ!
 現在地:さばんなちほー中央部/熱帯大草原地域/横転バス付近
 時間帯:深夜

近接武器:黒曜石の大鉈/黒曜石のナイフ/ネイルハンマー
射撃武器:ハードコアボーラー(弾切れ)/骨十字の弓

 所持品:ダクトテープ/水筒/使い捨てライター

 同行者:キリン/マルミミゾウ/ヒカリ

 ヒント:「勇気」と「無謀」は紙一重だが、戦場で判断を迷っている暇は無い。


第16話 地獄の道は獅子心で舗装されているか? [▲]

「よっしゃっ! 完成したっ!」(小声)

 

 できたばかりのクロスボウ……レバーを力いっぱい引き、その強力な弦をセットする!

 銃身の上に、骨鏃の矢*1をつがえる!

 

『新シイ武器ノ「ぷろふぁいる」ヲ 作成シマス! 自動標的(ターゲット)距離捕捉――有効(あくてぃべいてっど)! 風向キ 及ビ 空気抵抗ノ影響ヲ 計算中……照準調整完了! リアルタイム・ベクトル補正――作動中! 準備OKダヨ!』

 

「よしっ! 逆襲だ! これでも喰らえッ!」

 私はヒカリさんのレーザーサイトを使い、ヤツの眼球をすばやく狙って矢を放つ!

 

 矢は低い放物線を描き……数秒後にセルリアンの眼に直撃!

 満月の光をバックに、骨の矢のシルエットが、眼球をえぐるように突き刺さっている!

 

 寄生したセルリアンの口から……()()()()()()という、ビデオの早送りのような悲鳴が……甲高いうなり声が聞こえてくる!

 ……()いているようだ!

 

 

 

「やったぜ! さすがレイヨウの中手骨(ホネ)! ()()()()()()()()()なもんだっ!」

『君ハ 弓デモ鉄砲デモ、ナンデモ使エルンダネ!』

 

「ぱおぱお~ッ! す、すっご~いっ!」(小声)

「さっきの『じゅう』の『噴火』もそうだけど……どうしてそんなにカンタンに当たるのかしら……?」

「楽勝っ! 標的(マト)がデカくて動きが鈍重(ノロ)いからねッ!」

 

 

 

『シカモ くろすぼうハ()()()()()カラ……コチラノ位置モ、セルリアンニハ 索敵()レテイナイ ミタイダヨ。コレナラ、コノ安全ナ場所カラ 気付カレズニ 攻撃デキルネ』

 

()()()!」

『エッ!?』

「あのフレンズ()らを危険に晒したまま……このまま隠れてじっとしてられるかっ!」

『アワワワ……ハ、ハナコ……』

「今度は(こっち)がオトリになる番だっ! セルリアンの動きを封じさえすれば、ネコ科の子ならなんとかなるはずっ!」

 

『待ッテ! 僕ラハ ココカラ、今ミタイニ 援護シテ……レイヨウフレンズ達ノ 「焚キ火」ノ準備ヲ 待ツベキダヨ!』

「いや! ヤツにとどめを刺さなければ!」

『キミ、何ヲ スルツモリダイ……!?』

 

 

 

「さっきのは試し撃ちだ! こっちの二本目の矢が本命…‥‥!」

 この次に撃つ(ボルト)には……骨の盛り上がり部分に、ロープが結んである! 矢をブッ刺した後、このロープでヤツの目玉を引きずり回してやるわけだ!

 

「うもー、ムチャなことはやめてよ! ヒカリの言う通り、ここは一旦様子を見るべきよ!」

 キリンが慌てて言う。

 

「キリン、さっきまでの勇気はどうしたっ!? 弱みを見せた相手は勢いで()()()()()()のが闘いの定石ッ! いつまでもこうして隠れてているわけにはいかないっ!」

「も~! ハナコ、あなた落ち着きなさいよ! 熱くなりすぎよー!」

「そもそも私には……フレンズ(みんな)を巻き起こんだ責任があるッ!」

 

「ムチャやるのは、勇気じゃなくて()()()()*2というものよ! それに、作戦はどーするのよ!?」

 

「『作戦』よりも、今はできるかぎり……いや、命がけでセルリアン(ヤツ)に『隙』を作らなければ! それが責任(ケジメ)だ、キリン!」

 だがそれは動機の説明と言うよりも、たんなる()()()()()()かもしれない……。

 

 

 

 骨の矢をクロスボウで先ほどと同様に発射する!

 

 セルリアンの眼球に撃ち込まれる矢!

 そして今度はその端にはロープが結んである!

 

 さらに!あの撃ち込んだ矢には、切り込みを入れて「返し」部分が作ってあるのだ!

 

 矢の「返し」はしっかりとセルリアンの大きな目に喰い込んで……手元にあるロープの端を引っ張っても外れることはないようだ!

 

 ふたたび矢が刺さり、そして今度は眼球を引っ張られて……怪物は耳障りな叫び声を上げ続けている! やはり目は弱点のようだ!

 しかも、体外へ貫通してしまうトカレフ弾よりも……刺さったまま()()()()矢のほうが効いているっ!

 

 セルリアンもネコ科フレンズも、この予期せぬ援護射撃に驚いている様子!

 そうだ! 今がチャンスだっ!

 

 

 

「こっちだっ! てめえの相手はこっちだぞっ!」

 私はロープ片手に草原に飛び出し、全力で疾走(はし)り出す!

「わわ! ちょ、ちょっと! あなた!」

 

 力いっぱいセルリアンの目玉を引っ張ってやるっ! 眼窩から引きずり出すぐらいの勢いだ!

 

『キ、君ハ、ドウシテ……君ニハ、何ノ理由ガアッテ、ソコマデ……』

「私の理由じゃない! ()()だ! ()()だからだ! 私はきっと、そのために生き返ったんだ!」

 自分でも何を言っているのか、よく分からないが……とにかく、フレンズたちが目の前で危険に晒されているのを見てると……冷静でいられない!

 

 ゾウほどもありそうなデカブツのセルリアンの……予想どおりの、なんという怪力だろう!

 目玉に負担が掛かるせいで、むこうも本気で引っ張ることはできないようだが……それでも、ものすごい力なのだ!

 だが……あの優しいフレンズたちのことを考えると……体の奥で血がカッカカッカと熱くなり、グングンと力が湧いてくるっ!

 

 息が切れるのも忘れるほどに全力で走っていられるぞっ!

 フレンズの体がありがたいものだっ!

 

 

 

「そらよっ! ()()()を向かせてやるっ!」

 私は背負い投げの要領で身を反転し、肩ごしにロープを引っ張る!*3 それも人間の骨が折れるぐらいの力でだ!

 

『アワワワ! 危険スギルヨ! 遮蔽物ガ無イタメ、砲撃ヲ回避デキナイ可能性:大! 奴ニ引ッ張リ返返サレテ、巨体デ引キ潰サレル可能性:大!』

「危険なのは常に覚悟の上だ! ()()()の力がどこまで通じるか……試してやろうじゃないかっ!」

 

『ネコフレンズノ 身体能力ナラ、交戦デキル ケド……ヒトノ 身体能力デハ、真ッ向カラ 立チ向カエバ、「死」有ルノミ ダヨ!』

()()()()()()()()()()()だけだ!」

『アワワワワ……ハナコ、僕ニハ……僕ニハ、君ノ ココロガ 分カラナイ……。ワワワ、僕ハ、君ノタメニ、ドウスレバ……??』

 

 

 

「あーっ! ハナコ! なんでここに……!」

 疲れ切ったカラカルたちが、息を切らして叫んでいる!

 

「コイツの動きを止めてやる! 後はなんとか頼むっ! 君らなら上手くやってくれる! そう信じている!」

「お、おいちょっと! 作戦はどーしたっ!? 何をそんなに焦っている*4のよ!? 全然わからんっ、説明しろッ!」

 

「このままフレンズ(みんな)を傷つけられて……セルリアン(あいつ)に舐められっぱなしじゃあっ……生きてる価値が無いんだっ!」

『……!! ソ、ソウカ……君ノ心ハ……君ニ トッテノ「フレンズ」ハ、キット……僕ニトッテノ「ヒト」ナンダネ……!!』

 

「あ! そういえば……ヒカリさん。連れてきちゃったけど、あなたは私のワガママにつき合う必要はなかったな……」

『イヤ! コウナッタラ、僕モ 覚悟ヲ決メヨウ!』

 そう言うと、ヒカリさんもフラッシュライトをぴかぴか点滅させて電子音を出し始める!

 

 オトリに協力してくれているのだ!

 

「いいんですか?」

『イインダヨ』

「本当に?」

『高性能ナ 僕ニハ、「嘘つき」機能モ 有ルケド……今回ハ、本当ダヨ』

 

「……。ありがとうっ! じゃ、ここから先は()()()()一直線っ! 一緒に砲弾で吹っ飛ばされたらゴメンねっ!」

『大丈夫! 人間(ヒト)ガ イナケレバ、僕モ ()()()()()()ガ無イヨ!』

「よっしゃっ!」

 

 ……本当にヤバくなったら、ヒカリさん、あなたは遠くに投げれば生き残れそうだからね……。

 

 

 

 そして、セルリアンは……すぐに混乱から立ち直り、()()()()()()()を発見する!

 

 その砲身を私たちに向けてくるッ!!

 

 セルリアンとの距離が近い……! いや、()()()()のだ!

 これでは、まともに構えて狙えるハズがないがっ……野郎ッ、かまわず撃ってくるつもりかッ!

 

「……あの動物()たちを(バラ)した砲撃が……来るぞっ……!!」

『発射ノ瞬間、ナントカ回避スルシカ ナイヨ。ウマク避ケレタラ、爆発ニ 背中ヲ向ケテ 脚ヲ組ンデ低ク伏セ、両手デ目ト耳ヲ塞イデ、口ヲ開ケル*5ンダヨ』

「おっけーっ! そんなの、余裕! よゆう!」

 

 ネコ科フレンズなら見て避けられる砲弾。だが……しかしヒトのフレンズである私に、それができるだろうか!?

 

 だが、やるしかないっ!

 

(マト)はココだあっ! よ~く狙って、吹っ飛ばしてみせろッ!」

『サアサア、僕ラハ コッチダヨ~!』

 

 ……あの距離と、あの不安定な体勢では、ヤツは発射直後に隙を見せるはず!

 私は吹っ飛ばされるかもしれないが……ネコ科フレンズなら……カラカルやバーバリさんなら、直後の隙を狙って攻撃してくれるに違いないっ!

 

「さあ、()れッ! 地上最強の生物の()()()を殺してみやがれッッ!!」

『個体名:ラッキービースト! 作戦目的:「生命ノ尊厳」ノ保護!』

 

 

 

 と、覚悟を決めたその時!

 

「おおおっとぉ~っ! 危ないわよぉ~ッ!」

 突如背後に気配!

 

 だ、誰ッ!?

 

 

 

 後ろで一緒にロープを掴んでいるのは……フレンズ!

 ……その声はキリンとマルミミゾウだ!

 

「うわっ! ふ、ふたりとも!」

 

「あなた、この私もとても推理できない()()()()()()()()()するわね~! んも~びっくりするわよ!」

「ぱおぉ~! そういう()()()()()()なら、わたしの出番ですぞう~!!」

 セルリアンの目玉が引きちぎれんばかりの!ものすごい力で、ふたりも腕とマフラーと鼻でロープを引っ張るっ!

 

 

 

 強い力で目玉を引っ張られて、発射体勢を大きく崩しながらも……なおもこちらに砲身を向け、耳をつんざく轟音とともに発射される砲弾!

 

 だが照準がズレたため、弾は大きく外れた方向に撃たれ……私たちから離れたアカシアの木と一体化した「大きなアリ塚」に直撃する。

 

『サ、散弾! シカモコレハ、散弾同士ガ「えねるぎーノワイヤー(ひも)」デ 繋ガッテイル!』

「ワイヤー弾*6か!」

 

 横を見ると、()()()()()()()()()()()と言われているアリ塚が、砂糖菓子に包丁を入れるかのようにスライスされている……! マグロ包丁やチェーンソーを遥かに超える切断力!

 

 あれが、動物たちの遺骸を()()()()ようにした砲弾*7か……。

 

 廃車広場に投げこまれた死体は、鋭利な刃物のようなもので切り刻まれていた……。

 やはりあの「ワイヤー弾」を草食動物の群れに打ち込んで、瞬時に何体もの死骸を作ったのだ……。

 あの知能が高い寄生セルリアンは、以前の予想通りに、このように用途に応じて()()()()()()使()()()()()ことができるのだっ!

 

 ……しかしその凶悪な破壊力も、当たらなければ意味が無い!

 

 

 

 さて!

 セルリアンのほうは、と言うと……!

 

 砲撃の直後、その反動を逃がすため、セルリアンはカメの首*8のように、しばらく「砲身」を体内に引っ込めている!

 

 こいつの体は駐退機*9のような仕組みを持っているのか!?

 

 

 

 だがしかし!

 今の砲撃は、目標が近すぎたのだ! そのうえ砲身の角度を下げて発射したために……砲撃の反動が()()来てしまい、「引っ込め機構」でも十分に反動を逃がせなかったらしい! 後部を支点としてセルリアンの大きな体が少し宙に浮いてしまっている!

 

「今だ! バーバリさん!」

(おう)ッ!! ぐゥるるぁああぁアッッ……!!」

 

 雄獅子(バーバリライオン)の、大地裂けんばかりの咆哮*10……!

 野性の狩人たるネコ科フレンズは、怪物(セルリアン)のその一瞬の隙を見逃さない!

 

 両手のサンドスターのツメを、()()()()()()()()()()に収束し……斜めに宙返りしながら、その太刀*11の横斬りの一閃で、重心が上がったセルリアンが晒した()()()()()を、大鎌で麦穂を狩るように、何十本もまとめて切り裂くっ!

 

 まるで……中世ヨーロッパのの黒い頭巾(たてがみ)の、執行人(エクセキューショナー)だ!

 

 

 

 ……そのあまりの切断面の鋭さゆえ、斬られた後でも脚がくっついている!

 

 後ろのめりに浮いた状態から、ほどなくして着地するセルリアン……そして、その衝撃で前脚の切断面をズルリと滑落させ……その巨躯が勢いよく、傷口から滝のように体液を出しながら、地面に崩れ落ちる!

 

「すっごーいっ! やるわねぇっ!」

「さすがバーバリなのにゃっ!」

 カラカルとクロアシネコが叫んだ!

 

「ハナコっ、()()()()()()()()もらうぞッ!」

「はいっ!! ()っちまってくださいッ!! 私たちも援護しますっ!」

 返事するかしないかのうちに、ロープ付きの「骨の矢」をもう2発、クロスボウでセルリアンの眼球に撃ち込む!

 

「はいこれキリン!」「はいこれゾウさん!」と、キリンとゾウにロープを手渡す。

 

「コウシテ 一ヶ所ニ 固マッテイタラ マタ標的(マト)ニ サレルヨ!』

「よし! 各自ばらばらに散らばって、引っ張ろう!」

「りょうかいよっ!」

「ぱぉ~!」

 

 前のめりに体勢を崩したセルリアンを、散開してキリンとゾウのパワーで押さえつけようというわけだ!

 

 

 

「いや、しかし……さっきは助かった……いや、助けられた、だね……。キリンとゾウさんが……」

「そーよ、感謝しなさい! ジケンをミゼンに食い止めるのも、名探偵のおしごと*12なのよ」

「ハナコさん、あなた、むちゃくちゃしますぞう~」

「ふたりとも……ありがとう……」

「あのね、ああいう、ひとりでむちゃなのは『ひっぷのゆう』と言うのよ。セルリアンとうまく戦う方法があるなら、わたしたちも一緒に手伝うんだから!」

「そうだよ! 力仕事が必要なら、ゾウ(わたし)たちにも、ちゃんと言ってくださいよ~!」

 

「イヤ、キケンな仕事だから……。独りでヤツと刺し違えてもいい、っていう『計算』だったんだけどね……」

『僕ノ 思イ出(めもりー)ニ ヨルト……ハナコ、キミ「計算なんてくそくらえ!」ッテ、ドコカ*13デ 言ッテタ ハズダケド?』

「あ~、いやその……。そういえば、そんなことも言った、かも……」

『アアイウ、危険性ガ高イ 作戦行動ハ、モウ ゴメンダヨ~』

 

「あなた、もっと心にライオンがいないと*14ダメよ。あなたヤギだから、難しいかもしれないけど。まあ、かくいうわたしにも、難しいけれどね。でも、私たちの力をもっと信用してもいいのよっ!」

「……ごめんね、すまなかった。たとえば、こうしてセルリアンのほうを()()()()()()()()()()なんて、私独りじゃできないことだ!」

 

「にゃ~ハナコは無茶苦茶をするのにゃ~」

「セルリアンにまったくビビらぬ*15とは、おぬし……やはり()()()()()()()()()

「でも、ハナコ、アンタ意思は()()()()()()()わよ!!」

 

 そして、さらに! ネコ科フレンズたちも協力してくれるのだ!

 

 

 

 さあ!

 キリンとゾウのパワーで、こうしてセルリアンは背面の「眼球」を無防備に晒している!

 

 千載一遇の好機(チャンス)

 

 そこへネコ科フレンズたちが連携攻撃(コンビネーション)を仕掛ける!

 

「ふたりは『首』と『尻』を頼む! (ワレ)が『眼』を狙う!」

「みんみ! クロアシ、一気に畳みかけるよっ!」

「うにゃ! あの長い砲身(くび)()()()()()()()()のね!」

 一気にとどめを刺すつもりだ!

 

 

 

「うにゃあああぁっッ!」

 体中の毛を逆立てて、全身を振り回してセルリアンの後部の多脚を爪で打ち払い、立ち上がりを妨害するカラカル!

 

「にゃっぎゃぁぁーっ!!」

 キリンの首のような長い「砲身」に噛みつき、喉笛を喰い破かんばかりに牙と爪を突き立てて、振り回されながらも、攻撃を止めないクロアシネコ!

 

 彼女たちの援護を受けてバーバリライオンが跳躍し……戦車セルリアンの眼球にヤドリギのように取りついた「寄生セルリアン」本体を眼球ごと切断を狙うッ!

 

寄生体(ヤツ)こそが、宿主(デカブツ)のセルリアンの司令塔(アタマ)ッ! 野郎の(タマ)()ってくださいッ!」

 

 再び指から実体化する「虹色の大剣」!

 寄生セルリアンめがけて、その刃が振り下ろされる!

 

 

 

 ……が、ダメ!

 

 寄生体の触手が、すんでのところでライオンの体に巻きついてその動きを受け止める!

「ぐるぅっ……!! これも浅いかっ……!!」

 斬撃の勢いを完全に殺すことはできなかったらしく、触手の一部を切り落とされているが……だがセルリアンの受けたキズは致命傷とは程遠い!

 

 そして触手の操作で、一瞬のうちバーバリの体を反転させると……熟練の柔術家のように背面(バック)から絡みついて締め上げる!

 

 こ、この技は……!?

 

「あの触手野郎っ! 高見の見物をしてるだけかと思ってたが……こんな高度な格闘技術(わざ)を……!」

「で、でも……寄生体(メロン)のセルリアン、あの触手(うねうね)には、たいした力は無いようだから……」

 ロープを引っ張りながらキリンがそう推理を始める。

 

 

 ヤツの背中をよじ登って、ライオンを助けに行きたい! 助けにいきたいところだが……キリンもゾウも私も、ロープを引っ張って戦車セルリアンの動きを止めるだけで精いっぱいだ!

 非力とはいえ、私の力もセルリアンの動きを抑えるのに不可欠なのだ!

 3方向からの引っ張りが「2方向」になってしまえば、物理的にも安定を欠くのは必然!

 

 仮にここで手をゆるめれば……彼女をさらに危険に晒すことになってしまう、というわけだ! そうして戦車セルリアンを自由にすれば、バーバリライオンは容赦なく地面に叩きつけられ、巨体で踏み潰されてしまうに違いない!

 

 本当に助けるのであれば……感情まかせの「蛮勇」では、ダメなのだ!

 くそっ、じゃあ、どうすればいい……!?

 

 

 

「バーバリ! ワルいんだけど、キリン(こっち)もみんな手が離せないのよっ! あなたのチカラなら、そんな触手(ぐるぐる)なんて……カンタンに抜け出せるハズよっ!」

 

「いや、ダメなんだ! あの触手による拘束の仕方は……」

『りすとろっく*16ダヨ! シカモ 腕十字*17ヤ 送襟絞*18トノ複合技*19!』

「上半身を完全に固定(きわめ)られている! あれじゃ脱出()けられない! バーバリさん、蹴れっ! 野郎のデカイ目ン玉を蹴っ飛ばせッ!」

『ダメダヨ! アノ またれおん*20ノ体勢ジャ、蹴リ(キック)ガ 当タラナイヨ!』

 

 絶体絶命のピンチ!

 

 

 

 だが!

 

「ぐぅあぁるるっああぁーっ!!」

 反撃の咆哮とともに、バーバリライオンは……なんと!サンドスターで()()()()()()()を生やし、鋭利な尻尾の先端で背後を突くッ!

 

 寄生セルリアンの触手にまばらに腫瘍のように存在する()()()()()を貫いてひるませ、そのまま身をひるがえし、拘束からの脱出に成功するッ!

「ま、まま本当(マジ)*21かっ!?」

 そう、フレンズもまたヒトではないのだっ!

 これぞ奇想天外な「フレンズの技」っ!!

 

「奥の手ならぬ、奥の尻尾ねっ!」

「ライオンの尻尾にはトゲがある*22のにゃ~!」

 

「……!! ……キュルるルゥゥア゛あ゛うア゛あうぁウっ!!」

 目を刺し突かれた寄生セルリアンが、今までで最大の、耳障りな苦悶の雄たけびの声を上げる!

 

 宿主である戦車セルリアンよりも……やはり本体である「寄生部分」への「直接攻撃」が一番効果があると見えるっ!

 

 

 

 

 苦痛にあえぐセルリアンは、左右の脚をそれぞれ逆向きに高速運動させることで、超信地旋回*23を繰り出す! 平たく言えば、その場での高速回転(スピン)だ! 強引にフレンズたちを吹っ飛ばす気か!

 

「ぱお~っ!」

 まずい! このままではロープが絡まり、引き込まれて危険だ!

 

「やばい*24! みんな手を放してっ!」

 

 戦車セルリアンを拘束していたキリンとゾウと私は急いでロープから手を放し、その勢いで吹っ飛ばされる!

 

「ふぎっ!」

「ぎにゃーっ!」

 セルリアンの後ろにいたカラカルと、砲塔に食らいついていたクロアシネコを跳ね飛ばし、そして背中に乗ったバーバリライオンも、遠心力により地面に振り飛ばされるが、体を捻って綺麗に着地する!

 

「おぉ~! 効いてるのにゃ~! セルリアン、苦しんでるのよ!!」

「や、やったのかな~……!?」

「ハァハァ……! いや、まだまだ元気いっぱいのようだぞ!」

 

 

 

 苦しむセルリアンは、本体の触手を広範囲に展開させ……反撃!!

 触手が一斉に地面に突き立てられ、肉を貫く音があたりに響く!!

 

 だが触手は……周辺にまばらに落ちている動物の死骸に突き刺さっただけだ!!

 

「外れだ!」

「止まって見えるにゃっ!」

()()()()()ぞッ!」

 

 

 

 続いて、触手で動物の死骸を掴み、振り回しての攻撃だ!!

 

「そんなことして何のつもりか知らぬが……」

「全然当たらないわよっ!!」

「まぬけだにゃ~、そんな遺骸(おもいもの)を持って……。()()()を使ってるつもりかにゃ? ()()()()()()にゃ?」

 

 ジャンプで回避し、動物の死骸から滴り落ちて辺り一面にある()()()()に、水音を響かせて着地するネコ科フレンズたち。

 

 触手を振り回す速度が遅すぎるのだ!

 疲れ切っているとはいえ、あんな鈍重な振り回し……ネコ科フレンズの反応性と瞬発力の敵ではない!

 動物の死骸は、木や石に当たって、辺りに血や肉片を飛び散らせるのみ!

 

 

「……だが、寄生セルリアンは、なぜこんな……??」

『ウン。ドウシテ、コンナ 隙ダラケノ、()()()()()()()ヲ……??』

 

 万が一にも、あの死骸の振り回しがフレンズに当たったところで、たいしたダメージにならないだろう……。

 そんなこと、ヤツだって分かっていると思うのだが……。

 

 予想外の攻撃を受けて焦ったからだろうか……?

 

 その時私は、触手が()()()()と……一瞬だけ、火花を上げるのを見た……。

「寄生体セルリアン……つまり、ヤツは全身が脳……神経……!! ということは……!?」

 

 

 

 私は彼女たちに突進しながら、力いっぱい叫んだ。

「危ないっ!()()()()()()()()んだッ! 早くッ!!」

「……?? おぬし、何を言ってる??」

 

「ヤツのカラダは()()()()()だ……! そうやって、血で辺りを濡らして……()()()()ッ!!」

「かみなり? 空は晴れてて……お月様がよく見えるけどにゃ~?」

 

「わ、わからんが! とりあえず、ここから離れようっ!」

 カラカルは危険を伝えようとしているのは理解(わか)ってくれたようだが……そうやっているうちに反応が遅れるネコ科フレンズ!

 

 

 

 その動作が遅れた一瞬の隙へ!

 

 触手から放たれた()()は……()()()()()()()()()伝導(つた)う光……!!

 寄生セルリアンの()()だッ!!

 

「うにゃああぁーーっ!!」

 わけもわからず感電するフレンズたち!

 

 

 

 

「畜生ッ! あいつ、こんな奥の触手()を隠していたのか!」

『……行動ノ支配、神経ヘノ寄生トハ……スナワチ、神経組織ノ()()()()ノ 掌握ニ 他ナラナイ!』

()()()()()()()も、この奇襲のための布石か!! えげつないことしやがる!! クソったれ!!」

 

「ぱお~! ど、どうしよう!」

「ハナコの言った通り、雷だわ!」

 

「いけない! 近づいたら感電しちまう!」

 助けに行こうとするキリンとゾウを止めるが……。

 

 だがしかし……!

 では、どうすれば……!

 

 

 

 高電圧の漏電攻撃は……幸運にも、すぐに収まったようだが……。

 

 かわりに、電撃によって巻き散る血しぶきによって、辺り一面に「血煙」が巻き起こされる……。

 

 その「赤い煙幕」の中へ、後ろ走りで巨体を隠すセルリアン!

 態勢の立て直しを図るつもりか!

 

『暗視機能:視界不良! 赤外線熱感知:不能! 有質量ノ煙幕ニヨリ、レーダー:使用不可!』

「くっ、ヒカリさんの機能()もダメか……。戦車の発煙弾発射機*25の煙幕と同じ理屈……。セルリアンの『反撃の狼煙』ってワケか、くそォッ!」

 

 血の赤い煙幕で……! 視界が遮られて何も見えない!

 状況が把握できない! キリンとゾウはどこだ!

 

 バーバリー! クロアシ! カラカル!

 

 

 

 

 がりがりがり……と、セルリアンのキャタピラのような脚の動く音だけが聞こえる……!

 

「どこか分からんけど……とりあえず、みんな早く逃げるんだッ! 轢き殺されちまうッ!」

 

 私は煙の中を走り、大声で叫んだ。

 フレンズの返事は無い……。

 

 くそっ! カラカルたちはやはりさっきの電撃をまともに受けて、動けないに違いない……!

 

 

 

 やがて、煙が晴れると……そこには()()()()()()()()()()()()が広がっていた。

 

「キリンっ! ゾウっ!」

 

 ネコ科フレンズ達が引き潰される直前……すんでのところで戦車セルリアンの突進を受け止めるキリンとマルミミゾウ!!

 

 持ち前の怪力でセルリアンの巨体を食い止め、宙に持ち上げられて、そのダンゴムシのような脚が、犬かきのように空中でむなしく動いている!

 

「うも~ぅ……ぐふふふ、名探偵の『ばりつ』の出番は残っているようねぇ……!」

「ひさしぶりに……『ひとあばれ』させてもらいますぞう~……!」

 

 ふ、ふたりとも……笑顔だけど、目は笑ってないよ~……!

 マジで(こえ)ェ……!

 

 

 

 怖いよ……怖いんだけど……頼れるゥ!!

 

 戦車セルリアンと寄生セルリアンコンビ vs キリンとゾウの()()()()()()()コンビ!

 夢のウルトラヘビー級対戦カード!

 文字通りの()()格闘技戦!

 

 キリンさんが好きです。

 でもゾウさんのほうがもっと好きです。

 

 逆襲だ!

 

 今、変則タッグマッチのゴングがサバンナ・リングに鳴り響く!

*1
【骨鏃の(ボルト)】セルリアンの砲撃で殺された動物たちの骨を加工して作ったクロスボウの発射物。シマウマやレイヨウの大腿骨や、中手・中足骨(ヒトの体の「指や足である骨」だが、有蹄動物の体の場合は、あえて不正確な言い方をすれば「すねの骨」にあたる。こういった()()()()()()()()()()()()()()を「相同器官」と言う)などが材料。比較的まっすぐな骨を選んでナイフとハンマーで先端を鋭く尖らせて、()()()()()()()のような形状の発射物にしたのだ。急場しのぎに作った簡素なものだが、クロスボウの強い張力で撃ち出せば殺傷力は十二分にあるだろう……。※ちなみにこういう「骨角器」は本来、一晩中水に浸けて軟化させてから加工していたそうだ。

*2
【蛮勇】後先考えない無謀な行動。向こう見ずな大胆さのこと。類語として、一時的で短絡的な勇気を意味する「匹夫(ひっぷ)の勇」という言葉がある。これは古代中国の思想家、孟子(もうし)の思想について書かれた書物『孟子(もうじ)』の、「梁恵王下(りょうけいおうげ)」の章に由来する故事成語。『小さな勇気は、一人を相手取るのが精いっぱいです。それではいけない。一国の(おさ)たるもの、大きな勇気を持ってください」と言って、王を諌めたエピソードから。今フレンズたちが対峙している強大な敵は、力と知能を分担して補う「ふたりのセルリアン」だ。コイツを倒すには、蛮勇や匹夫の勇以上の「真の勇気」が必要になることだろう。

*3
【肩ごしにロープを…】柔道の「一本背負い」と同じような動きで、肩に担いだロープを引っ張っている。腕力だけではなく、背筋と下半身の筋肉もぞんぶんに使えて、全身の力を込めて引っ張ることができる体勢なのだ。余談だが、これはミステリー小説や刑事ドラマでは「地蔵担ぎ」や「地蔵背負い」と呼ばれる効率的な()()()()と同じ要領だ――裏家業の人間がネクタイやマフラー、ピアノ線などを用いて、標的を背後から背負って絞殺する手段である。遺体は縊死(いし)(首吊り)の場合と同じ状態になり、自殺に見せかけることができる。ものの本によると、20世紀初頭のフランス・パリの裏路地で強盗が襲撃に使った技だとも記されている。

*4
【焦っている】このハナコという少女は、()()()()()()()()()()()()ことに()()()()()()焦っている。自分の命よりも()()()()()()()()()()()()に置いている。さらに、自分独りが犠牲になって他者が助かるのであれば、自分の命を賭けることは「手段」のひとつであり、状況によっては自分を捨て駒にするのを厭うべきではないという「計算」を無意識に行っている。彼女の言動は……()()()()()を反映している「習性」なのだろうか? それとも、()()()()()に由来する「個性」なのだろうか……?

*5
【爆発に背中を向けて…】これは破片手榴弾(フラググレネード)(防御用手榴弾)や空爆に対する防御姿勢だ。例えば、米軍の破片手榴弾「M67グレネード」の場合、有効殺傷範囲はおよそ半径15mだが、破片や爆風はおもに30°以上の角度で上方に拡散する。そのため、伏せることで爆発に対し投射面積を小さくして、かつ3m以上の距離があれば、飛んでくる破片は固いヘルメットやコンバットブーツで防御できて、ほとんど被害が無いとされている。破片は高速で飛散するが、硬いものや分厚いものでうまく防御できれば、貫通力は低いのだ。というわけで、「脚を組む」というのは、背後から飛んでくる破片から、胴体をブーツのソールで守るため。目と耳を塞ぐのは、爆風の衝撃波から鼓膜を守り、眼球が飛び出るのを防ぐため(()()()()()()フレンズの場合はどうすればいいのだろう……?)。そして口を開けるのは、体内への爆発の衝撃を開けた口から逃がすためだ。しかし、今回はヘルメットもブーツもなく、さらに得体の知れないセルリアンの砲撃……。頑丈な体をしている超生命体「フレンズ」とはいえ、裸同然の格好でどこまで有効に砲撃を防げるのだろうか……。

*6
【ワイヤー弾】ショットガンの弾薬には「ボーロー弾(Bolo shell)」というものが実在する。これは、ワイヤーで連結された一粒弾(スラグ)を発射する弾薬なのだ――このワイヤー連結弾は、語源である原始武器「ボーラ」のような形状をしている。この仕組みにより、遠距離でも適度な拡散ぐあいを維持し、さらにワイヤーをからませて敵を殺傷させる弾、と宣伝されている。しかしワイヤーの強度が不十分で切れてしまうことが多く、その潜在的な危険性からアメリカの多くの州で禁止されているものの、現状では効果は普通のスラグ弾と大差無いとか……。だが、同じ仕組みのこのセルリアンの「ワイヤー斬撃弾」は、非装甲目標に対して強力な殺傷能力を誇る! ミキサーにかけられた野菜のように、動物の体や人体などいとも簡単にコマ切れにできる! 短射程ながら広範囲を切り裂ける接近戦用の砲弾! この非常に強力なワイヤー弾を、ヤツは一度に何ダースも放てるのだっ!

*7
【砲弾】戦車(ダンゴムシ)セルリアンがこの戦いでバカスカ撃ってくる砲弾の「原料」は……ヤツが砲撃で狩って喰べた「動物の死骸」である。こいつははもともと草食性なので、動物に含まれる微量のサンドスターを吸収するのはニガテなのだが、その「反芻」能力を生かして、「喰い残し」を再構成して砲弾として利用しているのだ。ヤツの消化器は喰いカスでパンパンに膨らんでおり……しかも行動を掌握する「寄生セルリアン」は知能が高く、無駄撃ちは避ける傾向がある。つまり「弾切れ」を期待することはできないだろう……。

*8
【カメの首】戦車セルリアンはダンゴムシのようなカラダをしていて、ダンゴムシで言うと頭部にあたる部分には、掃除機の吸い込み口のような「口吻」がある。その口吻をまっすぐに伸ばして「砲身」として、消化器の内容物を吐き戻して砲撃してくるわけだが……その砲身が体内に引っ込む様子を、ここでは「カメの首」に例えている。だがしかし!カメは必ずしもまっすぐに首を引っ込めるワケではない! 首をまっすぐに(正確にはS字に)甲羅の中に引っ込めるのは、北半球に生息する潜頸類(せんけいるい)というカメ(の一部の種)だけだ。対して南半球の曲頸類(きょっけいるい)という種類のカメは、()()()()()()()()()()()()する。日本人含め北半球の住人には「カメは首を引っ込める」ことは常識だが、オーストラリアやニューギニア、南アフリカなど南半球に住む人には「カメは首を横に曲げる」のが常識なのだ。

*9
【駐退機】戦車砲や火砲に備えられている反動(リコイル)を打ち消す機構。砲弾の発射という「作用」には、必ず「反作用(=反動)」を伴う――それを軽減させるため、レールで()()()()()()()()()()()()()()()メカニズムだ。引っ込んだ砲身をバネで戻す「復座機」も一緒に組み込まれ、あわせて「駐退復座機」になっている。これによって、戦車や大砲が反動で後退するのを防ぎ、再度照準を合わせる手間ヒマが不要となり、砲弾の速射が可能となる。また駐退機とは呼ばないものの、一部の銃器にも同様の反動減衰機構がある。この草食性の戦車セルリアンの駐退機は……サバンナでの乾燥や外敵の攻撃を防ぐための、殻にこもる能力から派生したものだろうか? この駐退機を上手く利用すれば、セルリアンはほとんど体勢を変えずに速射ができる。※なおカメの首の話だが……これは()()()()()()()()()()()()に首を動かす筋肉が発達したもので、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()にすぎない、とする仮説もある。

*10
【咆哮】叫び声、唸り声のこと。獅子吼(ししく)という言葉や、『獅子()ゆれば野干(やかん)脳裂く』とか、『獅子哮咆すれば百獣脳烈す』などいう言葉が仏教にあるように、ライオンの咆哮のものすごさは古くから人類に知られている。ライオンでもイエネコでも、ネコ科動物は体型や習性がどれもよく似ているし、遺伝子的にも似通っていて、例えばトラとイエネコの遺伝子は90%が同じらしいが、しかしネコ科動物たちの大きな相違点のひとつとして「咆哮(ガオーッ!)」と「喉鳴らし(ゴロゴロ……)」の()()()()()()()が挙げられる。19世紀英国の動物学者リチャード・オーウェンによると、ネコ科動物には()()()()()()()()()()()()()()があり、多くの大型ネコ科動物のばあい、舌骨の靭帯が柔らかく喉をよく伸ばせることができ、また長い声道や四角く平らな声帯の構造によりライオン・トラ・ヒョウ・ジャガーなど(ユキヒョウ以外)の大型ネコ科は、力まずとも低く(とどろ)く咆哮を出すことができる。逆に(チーター以外は)あのゴロゴロという喉鳴らしができないと言われている。※ユキヒョウは単独行動だし雪山には天敵もいないので、威嚇やコミュニケーションのための咆哮をしくなったらしい。対して、中・小型のネコ科は舌骨が固く、声道・声帯の違いにより「吠えられないが、ゴロゴロ鳴らせる」喉の構造になっている。だが、この「咆哮と喉鳴らし」の生態については実はあまり研究が進んでおらず、不明な点も多いんだとか。

*11
太刀(たち)()()()()()()()とは、これいかに……。バー()()だけに、スゴそう……。でも、このバーバリライオンのフレンズは元がオスなので、つまり()()()()()()()()()とは、ずいぶんまぎらわしい……人間のTとはかなり異なる存在だが……。いや、そ、そんな話はともかく……(※LGBTの方への差別目的は一切ありません)……。ライオンがサンドスターで具現化したこの「両手刃物」は、古代ヨーロッパのダキア人の使った「ファルクス」という刀剣に似た形状。古代の中央ヨーロッパのドナウ川下流以北、現在のルーマニアのあたりの部族が帝政ローマ軍と敵対して、属州化されたのがダキアちほ~である。そこのダキア人が使った、全長約1.2mの切れ味の鋭い曲刀がファルクスだ。この大剣はもちろん両手持ちのはずだが、恐ろしいことにダキア人は片手でもこの長い刀を振り回すこともできたと言われ、ローマ兵の腕や脚をスッパスッパと切り払うことができたと伝えられている。サイキョーすぎるだろ……。

*12
【おしごと】人間文化に触れたフレンズがたまに使う言葉で、「すべきこと」あるいは「するのが自然なこと」の意味。多くの人間の定義である「生きていくために、しなければいけないこと」「誰かに言われて、しかたなくすること」とは、真逆の違う意味だ。パークのフレンズの使う「フレンズ日本語」は、日本で使われる()()とは異なる場合もあるという一例。

*13
【どこか】第1章13話

*14
【心にライオンがいないと】「心にライオンがいる」とはフレンズ用語で、「本当の賢さ」や「真の勇気」を持つことを意味する。ヒトの歴史では、中世イギリスの王様、リチャード1世が「リチャード・ザ・ライオンハート」と呼ばれていたことが有名……または『3人寄れば文殊の知恵』の「文殊菩薩」は、知恵の象徴である獅子(ライオン)に乗っている。12星座占い(西洋占星術)においては「しし座(獅子宮)」の生まれのものは賢く、勇敢で、リーダーシップと向上心に富み、自信家だがちょっと自己中心的で、意外とナイーブな精神をしている、と言われている(※戦闘時以外はとても穏やかでのんびりしていて、あまり自己主張しない性格のバーバリライオンだから、この気質はあまり当てはまらない。バーバリの性格は、五感と美的センスに優れ、慎重さと我慢強さを備えた「おうし座」で、どちらかと言えばヘビクイワシが「しし座」っぽい性格だ)。このように、人間文化において、獅子は知恵と勇気の象徴だが、フレンズたちにとっても同様である。陸上で一番背の高い動物のキリンと、陸上で一番大きく重いゾウ……そのキリンとゾウのフレンズは、とても強いけれど、もとが草食性のせいか戦闘ではあまり効率的に動けず、ただの力任せになってしまったり、パニックになって独断行動に走ってしまうことも多い(ハナコの場合パニックのせい、というのとはちょっと違うようだが……)。群れ(プライド)を持つものとして、臨機応変に、仲間と協調的に、そして「知恵と勇気」で戦えるのは……やはり百獣の王であるライオンのフレンズなのである! フレンズの言う「らいおんはーと」とは、そういう精神の強さのこと。パワーや技術だけではなく――言うなれば()()だけではなく精神的な側面である()()、つまり「獅子の道」を極めるということだ。

*15
【ビビらぬ】「ビビる」とはもちろん「恐怖する」の意味だが……「実は平安時代から使われている言葉なのです!」という、有名なトリビアは、どうやら()()()()だそうです。でも「音が響く」という意味で、古くから「びびる」と言ったのは本当だそうで……。さらに、遅くとも江戸時代には「恐怖する」の意味で使われていたらしく、やっぱり歴史のある言葉なのは間違いない。関西の方言であったこの言葉が、1970~1980年代に全国で使われるようになったんだとか。

*16
手首固め(リストロック)】格闘技や武道における「手首関節技」の総称。合気道の「三教」や「小手返し」、少林寺拳法の基本の柔法(組み技)の「小手抜き」や「逆小手」や「裏固め」、柔術(ブラジリアン)の「牛の手(モンジバカ)」や、中国武術の擒拿(きんな)術(関節技)の一部の技……などなど、様々な格闘技や武術で見られる技法。見た目はすごく地味でも効果が高いのだ。というのも、指・手首・前腕にかけての筋肉はつながっており、手首を掌屈させる(掌側に折り曲げられる)と、指の()()()()()()()「総指伸筋」が伸び切ってしまい、ものを掴むことがほとんどできなくなるからだ。加えて、手首を回内させる(親指側に回して橈骨(とうこつ)をひねる)と、肘まで動けなくなるぞ。自分の手首でやってみるとよくわかる(※関節が固い人は筋肉や腱を痛める可能性があるので、自己責任でお願いしますネ)。というわけで、いくら筋力に優れるライオンのフレンズと言えども、()()()()()()()()()である以上、このように手首を完全に極められば爪を振るうことが全くできないのだ! なお「手首固め」は柔道では禁止技だが、ブラジリアン柔術ではOKなので、後述のような「腕ひしぎ」との複合技は柔術に実在します。

*17
【腕十字】柔道技「腕挫十字固(うでひしぎじゅうじがため)」のこと。講道館柔道の関節技十本のひとつ。背筋と両腕両脚の筋力を使い、テコの原理で肘関節を極めるという、シンプルにして強力な関節技だ。柔道の試合で最もよく見かける関節技のひとつで、プロレスや柔術、総合格闘技、軍隊式格闘術においてもポピュラーな技である。プロレスでは「腕ひしぎ逆十字固め」と呼ばれることが多い。バーバリライオンはこの技で、片腕の肘を完全に固定(ロック)されているのだ! しかも、親指を上向きにしたり(筋肉の付き方の問題で、親指が上になると肘を曲げる力を出しにくくなる)、触手を脇に差し込んで肩をしっかり固めたりなど、柔道家もビックリの完璧(きれい)(フォーム)なのだっ!

*18
送襟絞(おくりえりじめ)】講道館柔道の絞技十二本のひとつ。最も基本的な絞め(チョーク)技にして、柔道の試合で最もよく見かける絞技のひとつだ。送襟絞とは普通なら柔道着の襟を利用して頸動脈を圧迫する技だが……今回はバーバリライオンの首の重厚な()()()()を触手で掴んで首を絞めている! ふだんは首への攻撃を防ぐ「頼れる防具」であるタテガミだが、今はセルリアンに逆用されてしまっているわけだ。このタテガミは彼女の毛皮(ふく)の襟以上に強靭であり、幸運にも自然に破れて脱出できるなんて「希望的観測」(※第1章7話TIP【希望的観測】参照)は、今回は全く期待できそうもない! そして、ヒトの頸動脈への圧迫は「過剰な血圧が加わっている」と()()()()()()して()()()()()()()()()「頚動脈洞反射」が起こり、ごく短時間(およそ5~10秒)で意識が落ちる――この「頚動脈洞性失神」はフレンズの場合も同様に起こると言われている! さらに、ヒトは興奮状態になると全身への血流が増え、脳への酸素量は安静時の80%(ブドウ糖量は60%)まで低下すると言われており、戦闘中の脳は()()()()()()()()()()()なのに、その血流を遮断するのだから、首絞めはヒトにもフレンズにも効果が高いのである!

*19
【複合技】手首固め+腕十字+送襟絞という、腕が2本しかないヒトでは不可能な複合関節技(サブミッション)! 深海に棲むクモヒトデ「テヅルモヅル」のように、幾本もの触手を持つ寄生セルリアンならではの技だ! 本能か? 学習か? ともかくこのセルリアンは、人体(フレンズ)の効果的な()()()を知っているのだっ!!

*20
獅子殺し(マタレオン)】"mata leon"とは、ポルトガル語で背後からの裸絞(リア・ネイキッドチョーク)のこと。ギリシャ神話のヘラクレスのエピソード(第1章2話TIP【オリーブ】参照)に由来するネーミングだろうか? 裸絞(はだかじめ)ことチョークスリーパーは、ヒクソン・グレイシーやアントニオ猪木や、元女子プロレスラーの播磨佑紀選手(相羽あいなさん)の得意技で有名ですね。なお広義では、服を着ていない相手への絞め技は全部「裸」絞だと言えるそうだ。今回は「送襟絞」の形だが、寄生セルリアンが余った触手を使って()()()()()()()()()()()()()()()()首絞め(チョーク)をよりきつくしている点は、まさに裸絞の「フィギュア4」と呼ばれるテクニックだ! 作中のように、背後からの裸絞が完全に()まると、総合格闘技ルールでは脱出不可能と言われている……。だが、ヒトではなく、フレンズとセルリアンのなんでもあり(バーリトゥード)野生の戦い(ジャパリマーシャルアーツ)ルールの場合は、はたして……?? ※余談コーナー・格闘技まめちしき:多くのプロレス団体では、喉(気道)を絞める「チョーク」は反則だが……(よりキケンとも言われる)首関節や頸動脈への攻撃なら、なぜかルール上OKである。そういうわけで、プロレス技のスリーパーホールド(※喉を絞めない)と、柔術のチョークスリーパー(ホールド)(※喉も絞める)は見た目は似ているが、実は厳密には別のワザなのです。

*21
【マジ】「真面目な」の意味。本気(マジ)と書くこともある。基本の意味から派生して、ここでは「信じられない!」の意味で使われている。なんとコレも()()()()()()使()()()()()()由緒ある言葉です。もとは当時の芸人言葉であったとか。

*22
【ライオンの尻尾にはトゲがある】ジャパリパークのことわざ。「強い者こそ、追いつめられた時には……やっぱり相変わらず強い」という意味。なおこの動物知識、ウソじゃないです、真実(マジ)なんです。でもこのトゲ、なんのためにあるのかは不明。ライオンはネコ科で唯一、先端に房のある尻尾を持つことと関係しているのかも……? だが「ライオンのフレンズ」の場合は、このように奇襲用の暗器(隠し武器)なのだ! 参考資料:『ライオンの尻尾にはトゲがある―動物ふしぎ話』(著者:小原秀雄/発行:光文社)

*23
超信地旋回(スピンターン)】戦車などが、履帯(クローラー)を右と左で逆回転させる――つまり()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ことで可能な、その場での高速回転だ。戦車でなくても、ユンボやブルドーサーなどキャタピラがついている重機なら可能。なお昔の(第二次大戦までの)戦車では、変速機(トランスミッション)の性能上、できる戦車が限られていたが……現代の西側の戦車はすべてが超信地旋回が可能である。ソビエトや中国などの東側の戦車は、かつて性能上コレができなかったそうだが、ロシアの最新戦車のT-14アルマータは性能UPによってできるようになったらしい。で、作中の戦車セルリアンのこの「超信地旋回」は、一回行うだけでも、細い歩脚に相当な負担がかかるはずだ――しかも脚部は、さきほどのライオンの斬撃で負傷している。だがしかし、戦車体を操っている「寄生体」が、このまま背中に陣取ったライオンに追撃されて死ぬよりはマシだ……という判断だろう。本体であるこの「寄生セルリアン」は、思慮が浅いし、戦術が場当たり的な部分も多いが……こういった緊急時の判断は非常に迅速だとみえる。

*24
【やばい】「危険な」を意味する、現代の若者用語(スラング)……ではなく、これも江戸時代から使用法のある由緒ある言葉。漢字で書くと「矢場い」であり、「矢場」とは射的場のこと。侠客が取り仕切る矢場では、接待をする「矢場女」との違法売春が行われており、そういう事からこの言葉が生まれたとか……。他には、牢屋の隠語である「厄場(やば)」に由来するという説もあります。

*25
発煙弾発射機(スモークディスチャージャー)】遠隔操作や自動操作で発煙筒を発射し、周囲に煙幕を展開する装置。第二次大戦以降の戦車には標準装備されている。随伴歩兵の援護や対戦車兵器の回避など、様々な使い道がある。さらに!このセルリアンの「血煙」の場合は「サンドスター」の効果により、動物たちの死骸や血液が()()()()()()()()()()()()()()()、ヘビやクロコダイルのフレンズの「熱感知」から隠蔽(デコイ)する「フレア」としても役立つ! さらに煙幕じたいが金属(サンドスター)を多く含み、また十分に大きな質量があるため、ラッキービーストの電波探知を妨害する「チャフ」の役割もあるのだ!




【参考資料】

◆身体の仕組みから考える! 動物の描き方に役立つ知識 いちあっぷ
https://ichi-up.net/2017/021

◆北の縄文 - じょうもんキッズ_縄文人道具(骨角器) | 環境生活部文化局文化振興課
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/bns/jomon/kids_tool_f.htm

◆奈良文化財研究所学術情報リポジトリ 008 骨角器の製作技法についての予察
http://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/244

◆「匹夫の勇」の意味と使い方、語源、類語「蛮勇」との違い、対義語、英語を例文つきで解説 | WURK
https://eigobu.jp/magazine/hippunoyuu

◆手榴弾が爆発したときに生存率を上げる姿勢 | ライフハッカー
https://www.lifehacker.jp/2016/07/160709explosion_get_hurt.html

◆『コンバット・バイブル[増補改訂版]』上田信/コスミック出版/2015

◆息子「爆弾が降ってきたら低く伏せて口を空けて耳を塞いで目を瞑る!」ひいおじいちゃんが教えてくれた行為にはそれぞれ意味がありました。 - Togetter
https://togetter.com/li/1120211

◆破片手榴弾と攻撃型手榴弾 | ミリタリーショップ レプマート
https://repmart.jp/blog/military-terms/army-grenade/

◆カメ大公開(水棲ガメ編)潜頸類と曲頸類 ZOOTIME
http://zootime.info/2020/04/23/%E3%82%AB%E3%83%A1%E5%A4%A7%E5%85%AC%E9%96%8B%EF%BC%88%E6%B0%B4%E6%A3%B2%E3%82%AC%E3%83%A1%E7%B7%A8%EF%BC%89%E6%BD%9C%E9%A0%B8%E9%A1%9E%E3%81%A8%E6%9B%B2%E9%A0%B8%E9%A1%9E/

◆「亀」と「蛙」と暮らす日々 首の曲げ方で2種類に分かれる? 難しくないカメの分類【その2】・・・曲頸類って何?
http://kamekero.blog111.fc2.com/blog-entry-90.html

◆【進化】初期のカメが首を垂直方向に曲げて甲羅に収納していた理由 Scientific Reports Nature Research
https://www.natureasia.com/ja-jp/srep/pr-highlights/11656

◆江戸時代から「マジ・ヤバい」はふつうに使われていた(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/52134

◆『ビジュアル博物館 第29巻 ネコ科の動物』ジュリエット・クラットン=ブロック 著/祖谷勝紀 訳/同朋社/1999

◆知るとおもしろい 猫とネコ科動物の共通点と違い|みんなのペットライフ
https://www.min-petlife.com/275122

◆なぜ猫はライオンのように「ガオー」と吠えないのか?|@DIME アットダイム
https://dime.jp/genre/1018241/

◆なぜネコは吠えることができないのか? - ログミーBiz
https://logmi.jp/business/articles/217387

◆チーターの鳴き声がライオンと違ってカワイイのはなぜ? - エキサイトニュース
https://www.excite.co.jp/news/article/E1503919027120/

◆喉鳴らし - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%96%89%E9%B3%B4%E3%82%89%E3%81%97

◆ネコ科の猛獣にも「ニャー」と鳴く種類が居る!「ガオー」と分化したのは弱いから? - Togetter
https://togetter.com/li/1136782

◆99)ヒョウ 100)ユキヒョウ 101)ウンピョウ 川口先生のペットコラム ヘーベルハウス
https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/pet/kenkyu/blog/2014.01-2014.08.shtml/

◆同性愛者などのタチネコリバトラってなんですか? - Yahoo!知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1166765401

◆トランスジェンダーとは?意味を簡単にわかりやすく解説。性同一性障害との違いについても。 | 自分らしく生きるプロジェクト
https://jibun-rashiku.jp/column/column-1506

◆ファルクス falx|武器図書館
http://arms.cybrary.jp/db/sword/large/falx.html

◆【刀剣ワールド】古代ローマ軍に対峙した剣|世界の剣・刀剣・甲冑(鎧兜)
https://www.touken-world.jp/tips/7778/

◆文殊菩薩とは?- 知恵を象徴する仏 - 仏像、ときどきアート
https://shishi-report-2.hatenablog.com/entry/kiso-monjyubosatu

◆しし座(獅子座)の性格 | ウラソエ
https://8761234.jp/2833

◆おうし座(牡牛座)の性格| ウラソエ
https://8761234.jp/2830

◆「びびる」の嘘語源を正す 「平安時代から」はガセ - 四次元ことばブログ
https://fngsw.hatenablog.com/entry/2018/06/13/192334

◆『図説 関節技』高平鳴海ほか 編/新紀元社/2006

◆『武術「奥義」の科学 最強の身体技法』吉福康郎/講談社/2010

◆『格闘技の科学 力学と解剖学で技を分析!』吉福康郎/SBクリエイティブ/2011

◆モンジバカ【テクニック】 ALL格闘技テクニック
http://allmmalla.com/monjibakauekara/

◆第1章 肘のしくみと肘の痛み Mindsガイドラインライブラリ
https://minds.jcqhc.or.jp/n/pub/1/pub0044/G0000474

◆総指伸筋の働き – Therapist Circle
http://therapistcircle.jp/soushishinkin/

◆手首固めと腕十字固めを連動させての極め方。 : 桑原幸一のブラジリアン柔術日記
http://blog.livedoor.jp/grascobjj/archives/1054944389.html

◆腕ひしぎ十字固めに関する考察 | 武術とレトロゲーム
https://ameblo.jp/musyaavesta/entry-12506010703.html

◆【柔道チャンネル】柔道武道館:腕挫十字固
https://www.judo-ch.jp/dictionary/technique/katame/kansetu/udejyuji/

◆【柔道チャンネル】柔道武道館:送襟絞
https://www.judo-ch.jp/dictionary/technique/katame/sime/okurieri/

◆【柔道チャンネル】柔道武道館:裸絞
https://www.judo-ch.jp/dictionary/technique/katame/sime/hadaka/

◆柔道試合における「極り技」の傾向性について 金田一芳美 岩手大学リポジトリ
http://doi.org/10.15113/00012132

◆柔道試合における決まり技の傾向 長野工業高等専門学校 長野工業高等専門学校リポジトリ
http://id.nii.ac.jp/1051/00000372/

◆【特別寄稿】深海生物「テヅルモヅル」とは何者か? academist Journal
https://academist-cf.com/journal/?p=5362

◆誰も知らない生き物を求めて 東京大学
https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/features/f_00085.html

◆2018年3月のどうぶつえん日記|釧路市動物園
https://www.city.kushiro.lg.jp/zoo/zoo_dialy/zoo00061.html

◆幅広い世代で日常的に使用される言葉「ヤバい」の、なかなかヤバい語源をご紹介。 - Middle Edge
https://middle-edge.jp/articles/JSDhM
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