爆速追跡さよひなドライブ!   作:石動大空

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えー長く投稿期間を空けてしまいました。申し訳ございま1000%
今回は戦闘無しで軽くストーリー整理です(メタ)
原作崩壊上等で我が道を行くのでついて来たい人だけついて来てください()



四話 情報交換

 

———余興だよォ?×××ゥ…!

 

2人の男が言い争う声が聞こえる。1人の声は聞き覚えが無いが、もう1人の声はうっすらと覚えがある。

 

———×××エンタープライズの連中も!お前も!お前の娘も!皆邪魔だ!

 

———やめろ!君には家族が!娘達がいるだろう!何故罪を重ねる!?

 

———オレに家族ゥ?…ああ、彼女達は実×××に過ぎ_____ピピピピッ_______ピピピ____

 

 

聞き取れない、もっとはっきり言っ…

 

ーーー

 

 

就寝前に仕掛けたアラームではなく、自分の体内時計で目を覚ます。空腹で目が覚めた、というのが正解だろうか。昨晩、家に帰ってから何も食べずに寝てしまった。

 

今日は1型との待ち合わせがある。朝御飯と着替えをしないと。

 

 

 

……起き上がれない。まるで誰かに押さえつけられているような。

 

「むにゃ…」

 

犯人は私の横にいた。起きる様子がないので犯人のほっぺをむにむにしてみる。

 

「日菜。ちょっと、日菜」

 

「んぁ…おはよぉ」

 

「おはよぉ、じゃないわよ。なんで私のベッドにいるの」

 

「おねーちゃんすごい魘されてたんだよ。だから心配で…」

 

「ここにいたのね…なるほど…。ちゃんと眠れた?」

 

「うん!いつもより快眠できたかも?」

 

「そういうものなのね……なら良いわ。心配してくれてありがとう。日菜」

 

最近は妹への劣等感も消え、以前より格段に落ち着いて対応できる。仮面ライダーだもの。常に余裕を持たないと。

 

氷川家には私と日菜しかいない。小さい頃からお父さんと3人で暮らしている。ここ数年、お父さんは仕事先から帰ってきていないが。

 

「…そろそろ時間ね。日菜、待ち合わせ場所に行きましょう」

 

 

ーーー

 

 

AIテクノロジー企業、飛電インテリジェンス。社員だけが泊まれる施設にて、香澄は二台のPCと向かい合っていた。

 

「三つの希望を残せ…だよね。クリム」

 

一つ目の希望、始まりの戦士から受け継がれ、幻の戦士が使用した『ドライブドライバー』

 

「あと二つ、しっかり完成させなきゃ」

 

二つ目の希望、遠くない未来、病魔と戦う為の力。

三つ目の希望、全人類の夢と未来を照らす力。

 

「香澄、そろそろ時間じゃない?」

 

この施設…いや、この家には3人が住んでいる。飛電インテリジェンス社長のお孫さん、まだ3歳の『倉田ましろ』、ましろの保護者代わりの人工知能搭載人型ロボであるヒューマギア、『花園たえ』と『戸山香澄』だ。

 

「時間?」

 

「時間。ほら、マッハとの…」

 

「ああっ!?忘れてた!ありがとおたえ!行ってくるね!」

 

「ましろちゃんのことは任せて。いってらっしゃい」

 

1型に変身する時とは違い、明るい声と表情で香澄は家を後にした。

 

 

ーーー

 

 

「ね、もしかしてあの人じゃない?」

 

「まさか…。1型のときのイメージとはかけ離れているわよ?」

 

羽沢珈琲店にて。今日は紗夜の同級生、つぐみの姿は見えない。

カウンターテーブルから離れた席に座っている猫耳の生えたような髪型をした少女に手招きされるまま、2人は彼女の向かい側の席についた。

 

「すみません。待ち合わせの5分前になってしまい…」

 

「いや、気にしないでください(5分前で謝られた…!?私ついさっき慌てて来たんだけど!?)」

 

こうして2人のライダーは再会した。

 

 

 

「それにしてもそっくりですね!話には双子って聞いてたけど、似てる〜っ!」

 

「でしょ?よく言われるんだ〜!」

 

香澄と日菜はすぐに打ち解けていた。感性が近かったのだろうか。

 

「あ、あはは……昨日と雰囲気が違いすぎてどう離せばいいんだか」

 

「ねーねー、まずは貴女のことを聞かせて欲しいな!」

 

 

 

戸山香澄。クリム・スタインベルトの娘の姿をコピーしたロイミュード000にして人類の守護者。デイブレイク事故のさらに一年前。ロイミュードの一斉反乱の時、大規模な重加速現象や破壊活動の被害をシフトカーと共に最小限に食い止めた英雄。元・仮面ライダープロトドライブ。

ハート・ロイミュードとの戦いに敗北し、ロイミュードの番人として改造される寸前で施設から脱走したという。

デイブレイク当時に完成したサイクロンライザーを使い、正式にドライブに選ばれた今井リサと共にロイミュード達を掃討。通信衛星アークの打ち上げを阻止した。

 

今は飛電インテリジェンスで研究、開発をしており、ロイミュード等の対策を独自に進めている。

 

ーーー

 

 

「…え、全部メモ取ったのおねーちゃん」

 

「勿論。…さて、ロイミュードについての情報交換をしましょうか」

 

 

ーーー

 

 

デイブレイクから一年の時を経て、現在複数のロイミュードがコアの自己修復を終え、続々とボディの取り戻している。

重加速に対抗できるのは日菜の開発したシグナルバイクと、香澄のチェイサーバイラルコア三種のみ。シフトカーはデイブレイク以来姿を消しているという。

 

何者かがロイミュードのデータをクリムと香澄の発明品の一つ『プログライズキー』を悪用し、ロイミュードの戦力強化を図っている。前回紗夜と香澄が交戦したロイミュードがその強化体だ。

 

 

ーーー

 

 

「そういえばおねーちゃん」

 

「…何?今は前のロイミュードの対策を…」

 

「来週から修学旅行だよ?」

 

「……ああっ!?そ、そう言えば…」

 

紗夜達高等部は来週から沖縄修学旅行を控えていたのだ。

 

「仕方ない。私はこの街に残るわ。日菜1人になるけれど…」

 

「えー!?やだよー!何とかならないの!香澄ちゃん!!」

 

「えーっと、エンジェルのキーを使ったあのロイミュードは、傷が癒えたらまた動き出すと思います。計算上…修学旅行中には再出現しないと思いますよ。だから行って大丈夫だと思います!」

 

「し、しかし…」

 

「ほらほら!風紀委員委員長が学校行事サボるワケには行かないよね!ね!!ねーお願い!!」

 

「ああもうっ…わかったわ。戸山さん、万が一再出現したらお願いします」

 

「はい!任されました!」

 

3人はそれぞれ会計を済ませ、羽沢珈琲店を後にした。

 

(羽沢さん…今日はお休みなのかしら)

 

仲の良い後輩の姿は店内の何処にも見当たらない。少し辺りを見回した後、紗夜は店を出た。

 

 

 

「来週って台風が近づいて来るらしいよ?ちゃんと楽しめるか心配だな〜」

 

「あ、日菜さん」

 

香澄が日菜を呼び止める。そして、とあるUSBメモリを手渡した。

 

「クリムの遺したシフトカーのデータがあるんです。それを渡しておきたくって」

 

「助かるよ香澄ちゃん!これがあれば“アレ”もすぐに作れそう!修学旅行には間に合うかな〜」

 

「何か作ってるんですか?」

 

「ふっふっふ…実はおねーちゃんにも言ってない。できてからのお楽しみだよ」

 

「日菜ー?置いていくわよー」

 

「ほほーう…じゃあ楽しみに待ってますね!」

 

「うん!またねー!待ってよおねーちゃーん!」

 




色々と伏線を張り巡らせた回になりました。

RAS実装……タノシミタノシミ……
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