・始原の湊本編と違う世界線(本編から設定を引き継がない)
・短編(基本的に1話完結型)
・本編よりコメディ強めシリアス薄め(回による?)
・ナレーション少な目(回による?)
何か思い付いたけど、本編には話の都合上盛り込めない話を書く予定です。
3/20 本作が累計1000UAを突破しました。とても嬉しいです。ありがとうございます!
張り詰めた空気....迫りくるカウントダウン...ここは、例えるならば...そうね
「とある地獄」かしら。
──とある地獄
「"とある地獄"中々良い響きね Roseliaの歌詞に組み込んでも良いくらいのm..「友希那」
「この状況は歌になる。貴方もそう思わないかしら?紗夜」
「いえ...」
「ねえ、ゆきn「リサ、少し黙って頂戴。私は集中したいの」ムス
「それは目の前の課題にって意味?」
「空想中の歌詞にって意味」
「課題は?」
「・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・?」キオク!キエタ??
「
「リサ、落ち着いて。私の頭脳があれば学校の宿題程度2週間で終わるわ」フフン
「2週間もない!!あと1週間なの!!タイムマシンを探す前に今真面目に宿題に取り組むべきなの!!!」オコ
「そもそも羽丘は進学校ですし、課題は難しいはず」
「最悪赤ペン先生に丸投げすることまで考えてるわ」シンケンゼミ!
「いやいや筆跡でバレるでしょ・・・無理だって!」
ピカーン
「リサ、紗夜 今、天啓が降りてきたわ」
「新型コロナウイルスによって登校が先延ばしになる...ふふ 完璧な推理ね」ドヤ
「「???」」
「? ...なに? 二人とも豆鉄砲で撃ち抜かれた様な顔して」
「その例えは正しいよ私たちは"必死"だから。友希那・・・ニュース見てないの??」
「ニュース?」
「新型コロナウイルスは6月下旬頃から患者数が大幅に低下し、7月の中旬頃には終息宣言とまではいかないものの、日本での流行はほぼ気にしなくてもよい水準まで下がったと聞きました」
「従って休校になる見込みは薄いでしょう」
ガーンガーン...ガーン...ガーン...ガーン...ガーン...
「はいはい反響しないの」
「やる気になった?」
「私は人間よ。身近に同じ境遇の仲間がいることで安堵感を感じ、そのまま苦楽を共にする気でいるわ。一蓮托生」
「(友希那はこんなこと言うタイプじゃないと思うんだけどな~)」?
「あこのこと言ってるなら、友希那ほど酷い状況にはないよ。だからここに居ないの」
「宇田川さんには白金さんが付いています。白金さんは宇田川さんが困らないように夏休み初日から度々時間を設定して、一緒に課題に取り組んだそうです」
「宇田川さんは年齢や容姿から子供っぽい印象を抱かれがちですが、現に人の忠告を真摯に受け止め行動に移すことができていますので大人だと思いますよ湊さん貴方と違って」
「よく聞き取れなかったわもう1回」
「....宇田川さんは湊さんより、、「言わなくていいよ紗夜。友希那はそれで時間一杯まで粘る気だろうから」
「なるほど。流石に今井さんは湊さんの生態をよく理解しておられますね
「宿題程度さっさと片せば良いじゃないですか。なぜやらないんですか?単にやる気がないとかそういう理由ではないでしょう?」
「友希那がちゃんと課題に向き合って入れば、私たちはこの時間を休養や自主練に当てることができた」
「そこまでして課題に取り組まない理由、是非教えてほしいなーアタシにも。」
「やる気がないだけじゃないでしょ??」
「・・・」
「・・・紗夜、ごめんなさい。課題をやらない理由の半分は"やる気がなかったから"よ」
「こんな低レベルなことで謝らないでください・・・」
「友希那は音楽以外に関しては結構ガサツだし、練習の方が大事だとか言って課題を溜め込むのはよくあったんだよね~中等部の頃から」
「でも、アタシでももう半分の理由はよくわかんないな~ 話してくれる?友希那」
「・・・」
「・・・・・」
「・・・・・・貴方たちとこうして雑談をする時間が楽しかったからよ」
「? スタジオの帰りにも何かしら話しながら帰ってるじゃないですか」
「貴方たち、今居るこの場所がどこかわかる?」
「友希那の家でしょ。そう言えば久しぶりだね ここに来たの」
「湊さんの家です。そう言えば自宅にお邪魔するのは初めてですね」
「ここはいわゆる私のプライベート空間、練習帰りとは違う、ここで奏でられる音楽は限定される」
「音大きいと近所迷惑だもんね」
「そして貴方たちは私に夏休みの課題をやらせるためにここに来た」
「音楽、バンド、そう言ったものはこの場所にはない。そんな因果でここに導かれたわけじゃない」
「・・・結局何を伝えたいんですか?」
「バンドとか音楽とか、そんな理由に縛られずここに来たということは、それは純粋な"遊び"と言えるかと思って」
「遊び?」
「私は一般的な女子高生事情には明るくないけれど、多分放課後にパフェを食べに行ったりとかそんな感じだと思うの」
「まーそんな感じだね あとは服屋さんとかね」
「私はひなと偶にそういう風に過ごしたりもしますね」
「・・・密かに、こういった純粋に遊びを楽しむような関係に憧れていたの」
「私たちはRoselia 高みを目指すバンド・・・ゆえに練習も過密なスケジュールを組むことが当たり前になっている」
「”バンドは遊びじゃない” これは皆の総意だと思うのだけれど、じゃあ遊びとは何か、と思惟したら、、うらやましくなったのよ パフェを食べ歩く女子高生たちがね」
「「・・・・・」」
「なんて、柄にもないようなことを言った気がするけれど、ふと思っただけよ」
「勉強は苦手だし、理屈で考えても音楽の方が大事だって思うからここまで課題を溜め込んでしまって・・・」
「ねえ、友希那にとっての遊びは、今日のこの時間で達成されたと思う?」
「・・・いいえ全く 家からでないなんて引きこもり同然よ 私は認めない」
「同感です。ですから・・・」
「この課題を終わらせたら、パフェか何時ものファミレスにでもいきませんか?」
「紗夜・・・」
「スーパーやけ食いセットを食べたあの日も言うならばコンテストの敗北からですしね。私たちの活動は何かしらバンドが絡むものに限られてしまっている」
「バンド仲を深めた方が良い音楽を奏でられることを、仲間の大切さを私はRoseliaに入って学びましたから・・・」
「あことりんこも誘って5人で遊びに行く!!決まり!!」
「リサ、勝手に決めないで まずは日時からよ」
「「その前に課題を終わらせることから!!」です!!!!」」
「・・・フッ 見ていて。すぐに終わらせて見せるわ」
「友希那ならできるよ!!私たちもいるし!分かんないとことかあったらすぐに聞いてね!時間を無駄にしない!!」
「わかってるわリサ。ボーカルの肺活量は自慢の1つ。息を切らさず終わりまで突っ走る」
「(遊びの約束、楽しみにしてるわ・・・ 私の頭脳フル回転!!!突っ走れっ!!!!!!)」
「(そして青薔薇咲き誇る約束の檀上へ!!!!)
──DIVA's HOMEWORK(終)
本当はずっとコメディやるつもりだったんですが、書いてるうちにこうなりました。
コロナ云々は予言です。時事ネタです。
話の中では触れてませんが、紗夜さんがこの場にいるのはリサ姉からの"友希那が課題を拒むから何か言ってやって"と要請を受けてやってきたという背景があります。また、方法の一つとして友希那さんに対してブチ切れるとかそういう策を取ったとしても根本的な解決にはならないと判断したため、割と柔和?に接しています。