久しぶりに執筆したことで、以前より文章が滅茶苦茶な上、短いです。
楽しみにしていた方がいたら、本当にすみません。
まだ春休みは終わってませんが、原作三巻の内容に入っていきます。
そして最後には『彼』が少しだけ登場します。
それではどうぞ。
十六時間目 忍び寄る影
あやかの家に行った翌日。
ネギと明日菜は、のどかと夕映、ハルナと会って話をしていた。
内容は当然、前日に桜が言っていたことについてである。
「成る程。お姉ちゃんですか」
「桜にお姉ちゃんがいたなんてね~」
話を聞いた夕映とハルナは驚く。
のどかは何も言わなかったが、二人と同じように驚いていた。
「私もびっくりしたわよ。しかも、寝ぼけてたとは言え、間違われるし…」
そう言いながら、明日菜は昨日のことを思い出す。
笑顔で抱きついてきた桜が可愛く、再び顔を赤くしてしまった。
そんな彼女を見て、のどかとハルナ、夕映は嫉妬の視線を向ける。
「うう……狡いです…」
「まき絵にしろアンタにしろ……何で私たちじゃないのよ…」
「納得出来ないです」
「いやいや! 私だけじゃなくて、ネギもこのかもいいんちょも見てるからね!」
そう言い訳するが、三人の空気は変わらなかった。
「それはそうですけど…」
「先生と木乃香さんは良いんです! 二人は桜さんに友好的ですから!」
「アンタといいんちょはそうじゃないでしょーが!」
「うがー!」と言わんばかりに、夕映とハルナは明日菜に文句を言う。
明日菜はそんな二人を見て呆れていた。
そんな中、ネギが口を開く。
「いろいろと気になることがあるんですが…」
「本人に聞いても、素直に教えてくれるわけないしね~」
「そもそも、桜さんの傍には…」
夕映がそこまで言って、口を閉ざす。
全員がある人物を思い浮かべていた。
言わずもがな、ライダーである。
「『余計な詮索するな』って言われたし」
「怒らせたら大変ですよね」
短い付き合いであるが、ネギ達はライダーがどういう人物なのかはある程度理解している。
桜が「手を出すな」と言っているから、ある程度は大人しくしているのであって、ネギ達が何かの拍子に桜を傷つけてしまったら、暴走するのは目に見えている。
既に何回か暴走しているが……それはさておき。
「でも、少しは踏み込んでみないと、いつまで経っても桜のことを理解できないでしょ?」
「そういう距離感は難しいですね」
全員が何か良い考えがないかと考え込む。
すると、部屋のドアがノックされた。
「は~い」
代表してのどかが行く。
ドアを開けると、そこには今会話に出ていた桜とライダーがいた。
「桜さん、どうしたんですか?」
「いえ、ネギ先生に渡す物がありまして…」
「僕ですか?」
自分が呼ばれたことで、ネギも桜の元に行く。
桜の手には封筒があった。
「ウェールズのお姉さんから手紙が届いていましたよ」
「あ、ありがとうございます!」
桜から手紙を受け取って、喜ぶネギ。
大好きな姉からの手紙が嬉しいようだ。
「では、失礼します」
「あ…桜さん…」
用事が済んだ桜はすぐに背を向ける。
呼び止めようとしたのどかだったが、既に桜とライダーの姿はなかった。
「相変わらず逃げ足早いわね」
「全くです」
いつの間にかハルナ達も扉の近くに来ていた。
とりあえずネギ達は部屋に戻り、封筒を開けた。
手紙を広げると映像が浮かび上がり、ネギの姉である『ネカネ・スプリングフィールド』が映し出される。
「わっ! すごい!」
「魔法とはこういうことも出来るんですね」
明日菜達が驚いてい間に、ネカネがいろいろな話をしている。
そんな中、気になる発言があった。
『ところでネギ、少し気は早いけどパートナーは見つかったかしら?』
『パートナー?』
明日菜達が疑問の声をあげる。
映像が終わった後、ネギに質問をした。
「何々ネギくん。パートナーって恋人のこと?」
ぐいぐいくるハルナ。
他の三人も興味津々だった。
そんな四人にネギは苦笑しながら答える。
「え~っと……パートナーっていうのは
魔法使いの世界に伝わるお伽噺で、世界を救う魔法使いと、それを守り助けた戦士の話があるという。
それに倣って、
「へ~…」
「アスナ、分かってないでしょ」
「うっさいわよ。大体は分かったわ、大体は」
「その
夕映の質問に、ネギは首を横に振った。
「そういう決まりはないです。ですが一般的には男性なら女性、女性なら男性をパートナーにしていますね。最近だとそのまま結婚するのが多いです」
それを聞くと、ハルナはニヤニヤと笑い始めた。
「な~んだ、やっぱり恋人で合ってるんじゃ~ん」
「ハルナ…」
呆れたような様子ののどか。
のどかだけでなく、明日菜と夕映もハルナを冷めた目で見ていた。
「でも
「それは何ですか?」
「戦いのサポートです」
魔法がばれた時にネギ達が説明した通り、危険なモンスターや犯罪者と戦う等魔法使いの活動には危険が伴う。
その際に
魔法使い達は呪文の詠唱を行う際に完全に無防備になるのだが、それを守る役割を担うのが
「――なので、パートナー探しは慎重に行わないといけないんですよね」
『成る程』
四人は納得し、他にも質問しようとするが、再びドアがノックされた。
「は~い」
のどかがドアを開けると、またもや桜とライダーがいた。
ライダーは機嫌が良いのか、笑顔である。
「何回もすみません…」
「いえ、大丈夫ですが…」
「桜さん、どうしたんですか?」
ネギ達もドアの方にやって来て、桜に質問した。
「先ほど高畑先生に会いまして――」
「先生、これで全部ですか?」
「そうです。ありがとうございました」
ネギと桜、ライダーの三人はとある部屋に来ていた。
桜がタカミチに言われたのは、前から準備していたネギの部屋の用意が出来たということだった。
元は寮にあった小さな物置部屋を改装して、ネギの部屋にしたとのことだった。
ネギの荷物はそれほど多くない為、三人で運んでいたのである。
「あの、桜さん――」
作業が終わり、ネギは覚悟を決めてあやかの家でのことを聞こうとするが…
「さぁ、サクラ! 早く行きましょう!」
「え、ちょっ…ライダー!?」
上機嫌なライダーによって、桜は連れて行かれてしまった。
「………………」
暫く呆然としていたネギだったが、ハッとして動き出す。
部屋から出ると、既に二人の姿は見えなくなっていた。
「あうう~…」
落ち込むネギ。
そこへ明日菜達がやって来た。
「何か聞けたの?」
「全然です」
申し訳なさそうに言うネギだったが、明日菜達はとくに気にしなかった。
「それにしても……ライダーさん、嬉しそうだったわね」
「桜さんと二人部屋になったからでしょうね」
「………大丈夫かな…」
ハルナと夕映、のどかはそう言って想像する。
三人の頭の中では狼の耳と尻尾を生やしたライダーが、桜に襲いかかるという状況が出来ていた。
「大丈夫……とは言い切れないわよね」
三人の想像を聞いて、明日菜はそう言う。
ネギは意味がよく分からなかった為、首を傾げていた。
「やっほ~! みんなして何してんの~?」
そこへ裕奈達運動部組がやって来た。
「ちょっと話をしてただけよ。裕奈達は?」
「部屋に戻るところだよ。それより聞いた? 変な噂」
『噂?』
裕奈の言葉に、ネギ達は首を傾げる。
最近、夜に「妙な影を見た」という生徒がいるらしく、その影が吸血鬼なのではないかという噂が出ているのだ。
「あれ? それって半年くらい前にも噂になってなかったっけ?」
そう、ハルナの言う通り、ネギが来る半年前にもその噂があったのだ。
しかし、目撃証言のあった場所では何も見つからず、只の見間違いとして片付けられたのである。
「また見間違いじゃないですか?」
「ウチらもそう思ったんやけど、まき絵も見たって言うんやで」
「まきちゃんがですか?」
のどか達がまき絵を見ると、まき絵は涙目で話し始めた。
「本当だよーっ! 昨日、ちょっと帰りが遅くなった時に、変な影を見たんだよーっ!」
「は…はぁ……」
すごい勢いで話すまき絵に、夕映は少し引き気味になる。
普段のまき絵の話なら見間違いと笑い飛ばしているが、この様子を見る限りだと本当のように思えたのだ。
ネギはその話を聞いて、考え込んでいた。
「どうしたのよ?」
明日菜が声を掛けたことで、全員がネギのことを見る。
「いえ、一応見回りをしておこうかと」
「本当!? ネギくん!」
ネギの提案に、喜ぶまき絵。
まき絵はお礼を言って裕奈達と部屋に戻っていった。
「大丈夫なの?」
心配そうに言う明日菜。
他の三人も同様だった。
「出来るだけ危険なことはしないようにしますから。皆さんはちゃんと部屋で休んでいてくださいね?」
ネギは安心させるようにそう言い、明日菜達は一応頷いて部屋に戻っていった。
「はあっ…はあっ…!」
とある場所で、急いで走る影があった。
「待っていてくださいよ、兄貴っ!」
影はそう言うと、麻帆良学園の方向へ走っていった。
と言うわけで、最新話でした。
少しでも良いなと思ってもらえたら嬉しいです。
無理だ~と思った方は、低評価を入れてブラウザバックお願いします。
久しぶりの投稿なので、桜のプロフィールやライダーのステータスを紹介します。
変更した部分がいくつかあります。
『出席番号27番
間桐桜
生年月日不明
血液型:不明
好きな物:先輩
ライダー
姉さん
藤村先生
読書
静かな場所
嫌いな物:自分自身
所属:図書館探検部
備考:魔術師 』
『クラス:ライダー
真名:メドゥーサ
マスター:間桐桜
基礎能力:筋力A
耐久B
敏捷A+
魔力A
幸運E
宝具A+
クラス別能力:対魔力B
騎乗A+
保有スキル:魔眼A+
単独行動B
怪力B
神性E- 』
という感じになっています。
ライダーのステータスがすごく上がっています。
サーヴァントのステータスは『知名度補正』や『マスターの魔術師としての実力』が関わってくるということなのでこうなりました。
この世界の桜はちゃんと強いです、凛には負けません。
それと個人的な意見なんですが、ライダーって知名度はstaynight勢の中ではトップだと思うんですよね。
正直私、アーサー王とか円卓とか言われても分かりませんし(笑)
というわけで、後書きは以上です。
HF三章楽しみですね……延期しませんように(切実)