ACECOMBAT7 ~After story of Archange~ 作:アレクサンデル・G・ゴリアス上級大将
近江彼方
ライフデザイン科所属だが進学先第一希望は防衛大学校。狙う理由は学費を払わなくて良い上に給料が貰えるから。それ故か軍事方面も料理と同じくらい明るい。だが彼女は気付いていない。そこに入学しようものなら眠ることなど夢のまた夢だということを。
本作ですがあなたちゃんはいません。代わりに彼が入ります。ですのでスクールアイドル同好会の再建初期は歩夢ちゃんとカスミンだけでやっていたという設定です。
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「なるほど。我が国に負けず劣らずクラブ活動が活発だな。」
質はともかく。というより我が国のクラブ活動はもはや人材養成の訓練施設なので比較するわけにはいかないが。
「はい。我が学園最大の長所の一つです。これだけありますのでシラージ君にぴったりの部活もきっとあると私は思います。」
「説明ありがとう中川会長。ご厚意はありがたい。だが担任に言われたから、同じクラスだからとはいえ私にこれ以上時間を割く必要は無い。そして君を信頼していない訳ではないがこういう類いのものは自分の目で確かめねば私の気が済まん。パイロット・・・いや生き残れる軍人とはそういうものだ。」
「わかりました。ですが何か不明な点や困ったことがありましたらいつでも連絡して下さい。此方が私の連絡先になります。」
「ありがとう。」
部活の勧誘用の張り出しを確認する。やはりこのような紙では実態がわからん。しかし運動系の部活は残念ながら論外である。プロの軍人が入るのは不味い。大会等に出場しているクラブは特に。文化系クラブを虱潰しに当たることにしよう。
スクールアイドル同好会?これは一体どのような部活なのか。
「・・・。」コンコン ドアを叩く
「は~い。」
「転校生で入部する部活探しをしている者だ。入室許可を貰いたい。」
「ど~ぞ~」
随分気の抜けた入室許可だな。まあ良い。
「失礼する。」
「うおっ!」
「?」
「せつ菜せんぱ~い、グレー髪のスッゴい美男子が現れましたァ!」
「!?」
「・・・中川会長、さっきぶりだが一体何をしているのだ?」
舞台役者が着る衣装にしても随分派手だな。
「え?この人せつ菜先輩の正体を・・・どうしてわかったんですか?」
「シラージ君・・・。」
「これでも観察眼には自信がある。で中川会長、何をしているのだ?」
「はい。私やここにいる皆さんでスクールアイドル活動をしているのです。ここはその部室です。」
「・・・我が国には『スクールアイドル』等と呼ばれるものが無い。まずスクールアイドルとやらについて教えて貰えるだろうか。」
派手な衣装を着たままの中川会長のスクールアイドル説明会が始まっておおよそ2時間経過した。なるほど、中高生がやるアマチュアアイドルといったところか。概要と中川会長のスクールアイドル愛は承知したが話が長い。既に中川会長の隣の短髪の子が眠りの園の住人になっているのだ。
「中川会長言いたいことと君の情熱は理解したが話はもっと簡潔にすべきだ。既に隣にいる子が眠りの園の住人と化している。」
「わーかすみさん起きて下さい!」
「ふぇ?ふぁーせつ菜先輩すみません寝落ちしてました。」うとうと
「でシラージ君どうでしょう?スクールアイドル同好会に入りませんか?」
「男の私に歌って踊れと?」
ダンスはできなくもないが舞踏会のダンスだ。分野が違う。
「いえ。今スクールアイドル同好会には部長がいない状況です。マネージャー役の人手が足りてない状況で。私が部長代理という立場ですが生徒会長をしながらというのも正直かなりきつい状況です。それに男性からの意見を身近に聞けると私達としてもとてもありがたいなと・・・。」
「・・・承知した。私で良ければ力を貸そう。だが軍務の都合もあることを了承して欲しい。」
祖国に無いクラブに身を投じ祖国に無い仲間と共に歩むことは正しく今世での父が企図した私の留学のコンセプトに当てはまるだろう。これで良い。
「本当にありがとうございます!」ミハイの右手を握る
「では自己紹介する。本日付を以てクラブ“スクールアイドル同好会”部長に着任したミハイ・ドゥミトル・マルガレータ・コルネリウ・レオポルド・ブランカ・カロル・イオン・イグナチウス・ラファエル・マリア・ニケタス・ア・シラージだ。以後よろしくお願いする。」敬礼
では本格的に始めるとしよう。『生み出す為の戦い』を。
短いですが丁度良いのでここまでにします。
次回から(多分)動き出します。