虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のヤンデレ日常   作:裕ちゃん

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こんにちは。今回は歩夢ちゃんとせつ菜ちゃんの2人を軸に置いた話を書いてみました。本当はせつ菜ちゃんだけをメインにしようと思ったのですが、書いてるうちに歩夢ちゃんのヤンデレ具合がだんだん盛り上がってきたので2人を軸にストーリーを修正しました。

そして書いてるうちに男主人公はあまりこの話に合わないなと思い急遽女主人公に変えました。名前は双葉ちゃんです。
今回も後書きに重要なことを書いてるので、ぜひ最後まで見てください


今度からは話によって主人公の性別を変えていくつもりですが、皆さんが見たいキャラと主人公の性別があればぜひ教えてください(例えばかすみ×男主人公などのように性別とキャラを指定してくださればそのストーリーを書くつもりですので!)


歩夢×せつ菜×あなた(女) その1

一ヶ月前

 

双葉「せつ菜ちゃん?もうそろそろ部室閉めるよ?」

 

せつ菜「あ、ごめんなさい!すぐ片付けしますね....あっ!」バサッ 

 

双葉「ん?これは....」

 

せつ菜「そ、それは見ないでください!!」

 

双葉「これはもしや...リ○ロのラノベ?」

 

せつ菜「し、知ってるんですか?」

 

双葉「もちろん!これ凄く面白いよね!私も大好きなんだ!」

 

せつ菜「ほ、本当ですか!?」

 

双葉「うん!もっと早く言ってくれたら良かったのに!私はエミリアが好きなんだ。」

 

せつ菜「私もエミリアちゃんが大好きなんです!王道ヒロインって感じしますよね!三巻は読みましたか!?あの展開は最高でしたね!特に主人公がエミリアちゃんを救おうと自ら死に戻りをえら...あ、ご、ごめんなさい!私また夢中になっちゃって...」

 

せつ菜「私、好きなことを話し出すと伝えたいことや共感して欲しいことがいっぱいありすぎてつい話しすぎちゃうんですよね....」

 

 

せつ菜「気をつけてはいるんですけど、本当にごめんなさい。気持ち悪かったですよね...?」

 

双葉「そんなことない!大好きなことをせつ菜ちゃんの顔、とっても輝いてたよ!」

 

双葉「私もラノベとかアニメとか大好きなんだよ!でも歩夢とかはこういうの興味ないし、周りの友達にもあまりいなかったから」

 

双葉「良かったら、せつ菜ちゃんともっとアニメの話とかラノベの話、したいな!」ニコッ

 

 

せつ菜「わ、私も!...親がこういうのを禁止していて、誰とも話したことがなかったんです。」

 

せつ菜「だから...私も双葉さんと好きなことについてたくさん...お話ししたいです!」

 

双葉「よしきた!それじゃあこれからたくさん話そう!」

 

せつ菜「はい!」ニコッ

 

 

 

 

一ヶ月後、生徒会室

 

コンコン

 

双葉「失礼します。同好会の件でお話があるので来ました。」

 

 

せつ菜「あ、双葉さん!」パァッ

 

双葉「今は生徒会長の中川さんでしょ?」

 

せつ菜「誰もいないんで良いじゃないですか!それで話って?」

 

 

双葉「ほら、前も話してた同好会の予算の話なんだけどこんな感じでいいかな?」

 

せつ菜「ふむふむ...はい、これなら通ると思いますよ。」

 

双葉「そっか、良かったあ...とりあえず仕事が一つ片付いたよ。」

 

せつ菜「いつも私たちのサポートありがとうございます。」

 

双葉「いやいや、私がしたいことだからね。楽しいよ。」

 

せつ菜「それはそうと!昨日貸した漫画どうでした!?」

 

双葉「めっちゃ面白かった!あのヒロイン最高だったよ!絵も綺麗だし何より話がスポ根でめっちゃ熱くなれるね!」

 

せつ菜「そうでしょう!穂花ちゃんは主人公の幼馴染みで、いつも主人公が部活に専念できるように影で献身的にサポートをしてるんですよ!主人公が落ち込んだ時も穂花ちゃんが...

 

双葉「ちょ、ちょっとストップ!!ネタバレはやめてね?」

 

 

せつ菜「あ、ご、ごめんなさい!また夢中になっちゃって....」

双葉「いいよいいよ。せつ菜ちゃんがキラキラした目で熱く語ってる姿、とっても素敵だから!」

 

 

せつ菜「す、素敵って...//」ボソッ

 

 

双葉「あ、もうすぐ昼休み終わるしそろそろ教室戻らないとね。」

 

せつ菜「そ、そうですね!」

 

 

私、優木せつ菜は同好会の部長さんに恋してしまいました。

 

きっかけは一ヶ月前のあの日、彼女が私を肯定してくれた時からです。

 

趣味が合う私たちは、この一ヶ月たくさんの時間を一緒に過ごしてきました。

一緒にアニメグッズを買いに行ったり、アニメ映画を見に行ったりしました。

彼女の家に遊びにいくこともよくありました。

 

そうして一緒の時間を過ごすうちに、彼を好きな気持ちはどんどんと膨らんでいきました。

 

でも...彼女には幼馴染みがいます。

 

私の大切な仲間である彼女は、双葉さんのことが大好きだという気持ちが溢れています。

 

その彼女の大好きな気持ちを、邪魔したくない。

 

でも自分の気持ちも大切にしたい。

 

その狭間で揺れてしまっているのが現状です。

 

 

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その日の放課後

 

双葉「みんなお疲れ様!」

 

せつ菜「あ、あの双葉さん!今日も良かったらアニメショップに寄って行きませんか?」

 

 

 

双葉「お、いいね!それじゃ...」

 

 

 

 

 

歩夢「せつ菜ちゃん、ごめんね」

 

 

歩夢「今日はあなたに話があるからその用事はまた今度にしてもらって良いかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

せつ菜「え?あ....は、はい!それじゃあ双葉さん、また今度行きましょう!」

 

 

双葉「ごめんね、せつ菜ちゃん。また今度ね!」

 

 

 

せつ菜「はい!」

 

 

 

 

 

 

歩夢「.....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の帰り道

 

双葉「それで、話ってどうしたの?」

 

 

歩夢「...最近、せつ菜ちゃんと凄く仲良いね。」

 

 

双葉「趣味が凄く合うんだよ!そんな友達今までいなかったから話が楽しくてさ!」

 

 

 

歩夢「....そうなんだ。ごめんね、私はアニメとか漫画とかあまり興味がないから....」

 

 

 

双葉「い、いや!別に謝ることないじゃんそんなの!」

 

 

歩夢「私と話してても面白くないよね...。」

 

 

 

 

 

双葉「どうしたの歩夢ちゃん!今日ちょっと変だよ?」

 

 

 

 

 

 

歩夢「うぅ....ぐすっ....」

 

 

 

 

 

 

 

裕「ちょ、ちょっと!どっか調子悪いの?大丈夫?」

 

 

 

 

 

 

歩夢「あなたは、私なんかよりせつ菜ちゃんのことが好きなんだよね...?」

 

 

 

 

 

 

 

歩夢「私は、こんなにあなたのことが大好きなのに....」

 

 

 

 

 

双葉「そ、そんなことない!歩夢ちゃんのことは誰よりも大切に思ってるよ!」

 

 

 

 

 

 

 

歩夢「....本当?」

 

 

 

裕「本当だよ!」

 

 

 

 

歩夢「ずっと、貴女のそばに居ていいの?」

 

 

双葉「もちろん!私もずっと歩夢ちゃんと一緒にいたいよ!」

 

 

歩夢「嬉しい...大好きだよ、あなた。」ギュッ

 

 

双葉「よしよし...ごめんね、最近構ってあげられなくて....」

 

 

歩夢「ううん、私の方こそ迷惑かけてごめんね.

...」

 

 

双葉「ううん、歩夢ちゃんが私のこと凄く大切に思ってくれてるんだなって感じて凄く嬉しいよ。これから歩夢ちゃんとの時間をもっともっと増やすね?」

 

 

歩夢「うん!ありがとうあなた♡」

 

 

 

歩夢「ずっと一緒だよ...?♡」

 

 

 

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その日の夜、双葉の部屋にて

 

双葉「歩夢ちゃんの衣装はこんな感じにしたらどうかな?」

 

歩夢「あなたが私のために考えてくれた衣装なら、なんでも嬉しいよ?」

 

 

双葉「そう言ってくれると考えがいがあるよ!」

 

ピロリン♪

 

双葉「あ、メールだ...せつ菜ちゃんからだ!」

 

 

歩夢「....どんな内容?」

 

 

 

 

双葉「えーとね、漫画の話!ちょっと返信するから待ってね....えーと....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歩夢「ダメ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歩夢「今は私との時間だよ♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

歩夢「なんでせつ菜ちゃんのことを考えてるの。」

 

 

 

 

 

 

 

歩夢「ねえ」

 

 

 

 

 

 

 

双葉「あ、いや....ごめんね!そうだよね、今は歩夢ちゃんと一緒に居るもんね!ごめんね?返信は後でするね!」

 

 

歩夢「ありがとう♡」

 

 

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その頃、せつ菜邸

 

 

 

せつ菜「返信、遅いなあ...」

 




今回の話も楽しんでいただけたなら幸いです。

ちなみに補足なのですが、男主人公と女主人公につけてる「裕」と「双葉」という名前は便宜上つけてるだけで特に意味はないです。なぜかというとつけた方が会話文中にキャラが主人公を呼ぶときに便利だからです。

個人的に1人のキャラとして主人公を成立させるのではなく、余計な情報を省いて話を読んでる人にその主人公に感情移入できるようにする方が好きなので最低限の情報だけ主人公につけています。

この話を読んでくださる方は、ぜひ自分を主人公だと思って読んでみてください。


ちなみに裕というのは自分の本名ではありません。友達から取りました。双葉というのは例のあなたちゃんの名前オーディションであった名前から取らせていただきました。そして投票したのはもちろん真中双葉ちゃんです。

最後になりますが、Twitterやってます。
@umi_umi_uuで検索したら出てくると思います。
それではまた次の話で会いましょう!

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