午後の0218、漸く呉鎮守府に到着した。
実はこの呉鎮守府は最近できたばかりで、僕が此処の最初の提督となるらしい。
因みに深海棲艦は四ヶ月くらい前に現れ、艦娘は先程も言った通り深海棲艦が現れた三ヶ月後にその存在が確認されたのだ。
呉鎮守府は艦娘が確認された二ヶ月後に建てられた鎮守府だが、僕が見つかるまでは提督が二人しかおらず、一人は横須賀鎮守府(因みに建てられたのは艦娘確認の十四日後)、もう一人は佐世保鎮守府(建てられたのは艦娘確認の一ヶ月後)に着任している為、空きとなっていた。因みに上述の二つの鎮守府が早く建てられたのも理由がある。
それは深海棲艦による被害がかなり大きい海域だったからだ。
呉周辺も最近、被害が大きくなってきた為、鎮守府が建てられたのだ。
そうこうしている内に呉鎮守府の門の前に来た
門の前には青い弓道着を着た女性と右目に眼帯をした黒服の女性が立っていた。
しかし、どうにも青い弓道着を着た女性が自分の姉に見えてしまうのは気のせいだろうか
因みに僕には八歳程歳の離れた姉がいる。
姉は僕の前ではいつも笑顔で、幼い頃はよく、ゲームの遊び相手になってくれた。
だけど、僕が六歳の時、姉は行方が分からなくなった。
今も姉の行方は分かっていない。
まぁ、それはおいといて、今は門の前に立っている二人の艦娘に敬礼をする。
二人の艦娘は僕に敬礼を返す。
そして、僕は自己紹介を始める。
「今日から呉鎮守府に着任となりました、宝生永無です、よろしくお願いします。」
僕は資料に目を通しているだろう、と思い簡潔に自己紹介を終えた。今度は二人の艦娘も自己紹介を始める。
青い弓道着の女性から自己紹介を始めた。
「一航戦(いっこうせん)、加賀(かが)と申します。」
加賀と名乗った彼女はその後ポーカーフェイスで「よろしくお願いします」と付け足す。だが、正直な話、ポーカーフェイスは明らかに取り繕っている、と見た。
伊達に小児科医をやっていないのだ。
そして、もう一人の眼帯の艦娘も名乗る。
「俺は天龍型一番艦、天龍(てんりゅう)、フフ、俺が怖いか?」
「いや、寧ろカッコいいと思う」
僕は素直に感想を返す。すると、天龍は褒められ慣れていないのか少々顔を赤くしていた。
そういえば、と僕が言う
「もう一人、君達に紹介したい人がいるんだ」
俺がそう言った瞬間、俺の体からオレンジと水色のバグスターの粒子が出てくる。そして、人型を形成した。
「俺は永無に感染しているバグスター、パラドだ、よろしくな」
バグスター、という単語を聞いた瞬間、二人の艦娘は表情を険しくし、咄嗟に身構えた。
「ああ、そんなに身構えなくても大丈夫、彼は善良なバグスターだ」
僕は艦娘達をそう言って宥める。
「そう、貴方がそう言うのなら矛を収めるわ」
加賀は命令に従うかのように構えを解く
「うう~ん・・・提督がそう言うのならば・・・」
渋々とした様子で天龍も構えを解く
「ありがとう、二人共」
僕はパラドの存在を認めてくれた事に対し、礼を言う
「そろそろ鎮守府内を見回りませんか?」
加賀が唐突にそう言う
「じゃあ、そろそろ行こうか」
俺はその問いにyesと答えた。
そして、俺達は呉鎮守府に入って行くのであった。
今回は、初期艦(二人)の登場回でした。
あと、今回は文章が書いててかなり酷い事になりましたがご容赦下さい・・・(苦笑い)変身は二、三、四話辺りで書く予定です。