ヒロ滅のアカデミ刃   作:far

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復活しないかなーと願いを込めて、狸舌 氏の 俺の幼馴染が壊れた を推してみる。
一部で見かける、TSかっちゃん×デクの設定なヒロアカもの。
彼氏面院と評判のFGOエドモン・ダンテスの能力を使えるようになったものの、言動全てに彼のロールプレイのフィルターが勝手にかけられてしまうようになったデクと、それに振り回される周囲が楽しい。特にかっちゃん。

なお展開が進むと、英霊の数が増える。


育成。これが鱗滝のやり方だ。

 

 ここまでのあらすじ。

 

 良かれと思った医者に鬼にされてしまった、生まれつきの病弱ボーイ鬼舞辻無惨。

 すかさず医者にバックアタックをキメる(1ウッカリ)と、鬼としての生活をエンジョイし始めた。

 

 しかし自ら鬼を増やして、その中から突然変異でいい感じのが生まれないかと過ごして数百年。

 

 鬼の素材や、進化材料にそこらの関係ない人々を使いまくって、当然恨みも買いまくった結果、鬼殺隊ができる。(2ウッカリ)

 更には鬼にした者の中からオール・フォー・ワンが生まれてしまい、力を全部取られて死ぬ。(3ウッカリ。地獄へ住所チェンジ!)

 

 そしてウッカリも受け継いでしまったオール・フォー・ワン。

 鬼をヴィランと称して量産するも、うっかりワン・フォー・オールを作り出してしまう。(1ウッカリ)

 そのワン・フォー・オールが代々受け継がれて、八代目のオールマイトの代でオール・フォー・ワンは退治されかけてしまう。(2ウッカリ)

 

 これはいかぬと自分も後継者 死柄木 弔を育てたのだが、彼は引きこもりになってしまう。

 代わりにいいのいねぇかな。と日の呼吸の使い手っぽい一家を襲撃しに行ったら、オールマイトが先に一家を襲撃していた

 

 そして生まれる、筋肉ムッキムキの禰豆子さん。

 

 彼女のパワーにより吹き飛ばされる、オールマイトとオール・フォー・ワン。

 ついでに吹っ飛ぶ、竃門家の住み処。

 生きる場所を無くした竃門一家は、鬼殺隊に保護してもらう事にした。

 

 だが禰豆子はイイ体してるね。働け。まずは研修からだ! と丁稚奉公に出されてしまう。

 

 一人で放り出すと不安だから、と長男の炭治郎が付いて行って、自分も研修を受けようとしたが禰豆子に止められる。

 

 

「お兄ちゃんは、私が、守るの」

 

 

 脅迫を受けたインストラクターの鱗滝だったが、彼は冷静にこう言った。

 

 

「だが鍛えないと、筋肉がつかないぞ。筋肉は、大事だよな?」

 

 

 あれ? 脅迫にアッサリ屈して、アッ、ハイ。って言ってなかったっけ?

 

 そう疑問に思う炭治郎だったが、鍛錬が出来るのはいい事なので、黙って修行する事にした。

 実際、この説得に禰豆子が大いにショックを受けて、OKが出たのだし。

 

 

 でもこの修行、何か違う気がする。

 

 

 走りながらでも刀を安定して振るうため、上半身を揺らさずに走れ。 十傑集走り だ!

 特殊な呼吸で、身体能力を高めろ。一秒間に十回の呼吸をしろ。次は十分吸い続け、十分吐き出し続けろ! 波紋の呼吸 だ!

 この館には凶悪な罠が仕掛けてある。切り抜けて来い。この 刻命館 をっ!

 そこに 3つの モンスターボール が あるじゃろ ?

 

 

 違うッ。何かが! 確実に何かが違うぞッ!

 

 あといつの間にか、これまでのあらすじが終わっているッ!

 

 

 若干影響を受けながらも、修行を続ける炭治郎。

 メタなネタにまでツッコミを入れられるほど、彼の力は高まっていた。

 

 あとモンスターボールは、せっかくだからどれでもない黄色を選んだところ、泣き言ばかり言って何もしない 善逸 が出てきたそうな。

 面倒くさいのと修行の邪魔なので、基本彼はモンスターボールに封印されている。

 

 

 そんな兄を見守る、禰豆子にも修行は課せられていた。

 

 

「次はこのあたりの山へと行ってくれ。そこに歯を伸ばして肉を切って、断面を見るのが何より好きな変態がいるので退治して来るのだ」

 

「いいですけど、本当に修行だよね? 賞金首みたいなのをタダで倒させてるんじゃないよね?」

 

 

 ちいっ。ついに気付いたか!

 

 顔にはそう書いてあった鱗滝だったが、その為の天狗の面。一人暮らしの時でも、年中つけっぱなしなのはこういう時のため。

 そして声と態度には出さずに、流れるように誤魔化しにかかる。

 

 

「そんな事はーないーぞー。さー、この五銭銅貨を見てー。はい、ワン、ツー、 水の呼吸

 

「あっ、ああぁぁぁ……」

 

「何も、問題は、無い。さあ……」

 

「な、なにも ない。何も、問題は、アリマ、セン」

 

 

 水の呼吸ってなんだったっけ。

 

 

 呼吸法の修行をしながら、横目でそのやり取りを見ていた炭治郎は、何か大事なものを失ってしまったような気持ちで、そう思った。

 

 というか。ここで富岡さんは何を学んで行ったんだろう。

 

 それと何だかんだで修行をこなせちゃってるんだけど、俺も何かおかしくないか?

 

 あと流してたけど、モンスターボールって何だよ。何で人間が出てくるんだよ。バッジがないと言う事を聞かん、とかどういう事だよ。

 

 

 すぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー……

 

 ……ふぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「うん。この世には、不思議が一杯だな!」

 

 

 可能な限り大きく息を吸い、長く吐き出す。

 息と共に、心と腹に溜まったナニカを吐き出して、身も心も軽くなった炭次郎は、いい笑顔でそう言った。

 

 あれこれと引っかかる事全部に、泣きながらツッコんでいても何も変わらないし、どうしようもない。

 そういう行動をとりまくった善逸を見て、炭次郎が悟った護身法…… いや、護心法だ。

 

 考えるな。感じるな。流せ。

 

 東京流ボケ殺し、冷たいリアクション。その初歩であった。

 ここ狭霧山で、鱗滝左近次の元。竃門 炭治郎は様々な方向へと、強くなっていた。

 

 

 

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