アグモンのヒーロー生活   作:ボルメテウスさん

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タイマン!シャイングレイモン 前篇

職場体験

 

実際に仕事をしている人と接し、自分自身も体験することで、働くことの意義や目的の理解、進んで働こうとする意欲や態度などを育むことができる。

 

それは多くの仕事でも見られており、俺が行っているヒーローにもそれが該当している。

 

そして今日、どうやら雄英の子が家に来て、職場体験をするそうだ。

 

「えっ、何時の間に」

 

「あんたが仕事をしている間に、私がしといたわ」

 

俺は覚えのない学生が来た時には思わず首を傾げたが、それに答えたのは姉さんだった。

 

「ねっ姉さん!!

あんた、なに勝手な事をっ!!」

 

「五月蠅いわね。

ぐずぐずしているあんたが悪いでしょうか!」

 

そう言いながら、俺達は睨み合っている間に

 

「えっえっと、その大丈夫でしょうか」

 

「あっごっごめんね!

そういう事だから、少し戸惑ったけど、改めて僕、アグモンよろしくね」

 

俺は慌てて、自分のキャラを忘れないように、少し引きつった笑みで実習に来ている子に挨拶した。

 

「はっはい、なんというか、少し印象と違って」

 

「うっうん、気にしないで、

喧嘩をしてしまうと、つい大きな声を出してしまってね」

 

「よくやるわよ」

 

そう、俺の反応を見て呆れた声を出している姉さんを無視しながら、俺は改めて来た子を見つめる。

 

「それで、ごめんね。

僕は君の事をあんまり知らなくて、名前を教えてくれないかな?」

 

「あっはい!

雄英高校1年の芦戸 三奈です!」

 

そう言い、元気よく声で挨拶してきた。

 

うん、とっても元気な声を出しているし、性格も明るい。

 

これは俺の仕事にもついて来れそうだ。

 

「それで個性はなんなの?」

 

「はい、全身から酸性の溶解液を分泌する酸です!!」

 

「うん、少しびっくり」

 

仕事にぴったりな性格だけど、思いっきり危ない個性じゃないか。

 

「えっえっと、やっぱり、駄目ですか?」

 

「う~ん、そんな事はないよ。

まぁ僕の仕事で個性は基本は使わないから、とりあえず一緒に行こうか」

 

「はっはい!!」

 

そう言い、俺は彼女と共に一週間、仕事を行った。

 

これまで通り子供達の安全教室にイベント、その多くを体験する中で当初は戸惑いを見せる芦戸だったけど、持ち前の明るさで乗り越える事ができた。

 

そうして、職場体験最終日の夜。

 

僕達は仕事終わりの帰り道

 

「なんだか、凄いね。

最初は個性で戸惑ったけど、とっても良いよ」

 

「えっえへへへぇ、どうも。

なんだか、こうしたのは初めてで。

アグモンさんは、なんでこういう仕事を?」

 

「それはまたどうして?」

 

「いえ、その。

子供達と一緒に過ごすのは楽しいけど、その「ヒーローとは遠いって」はい!

アグモンさん、いつもランキングは下だけど、私、昔からファンだったので」

 

「そうか」

 

ファンという事を知って、多少嬉しく思いながら

 

「だけど、やっぱりランキングが下で、その他のヒーローと比べて馬鹿にされている声も聴くので」

 

そう、少し落ち込んでいる彼女に対して

 

「確かにランキングは大事だし、人の命を助けるのも大切だよ。

でもね、僕達がこうやって子供達と触れ合いながら、危険について教えるのも、大切な事なんだよ」

 

「それは、はい、分かっていますけど」

 

それでも、未だに迷っているようだ。

 

さて、どうしたもんか。

 

そう考えていると

 

「っ!!」

 

聞こえてくる悲鳴、同時に見つめるとそこには黒い肌をした奴が立っていた。

 

「アグモン」

 

「っ!!」

 

聞こえてきた声に振り向くと同時に、俺はそのまま芦戸を吹きとばし

 

「ピンキー、応援を呼んで来い」

 

「っ、あれって!!」

 

その声と共に奴は正体を現し、そこには鼻が長い奴が現れ、顔は脳を剥き出しになってこちらを見つめている。

 

「あれって、USJを襲った奴に似ているっ!!」

 

「USJって、まさか」

 

改めて見ると、相澤から教えてもらった謎のヴィランと同じ特徴を持つ。

 

「油断はできない相手という事か」

 

聞けば、あのオールマイトでも苦戦した相手。

 

ならば

 

「手加減は必要ないな、アグモン、ワープ進化」

 

その言葉共に奴はこちらに向けて、拳を振り下ろした。

 

それに対して、俺はその拳を受け止めながら、反対に殴り返す。

 

「シャイングレイモン」

 

その言葉と共に構えながら、目の前にいる奴を睨む。

 

「シャイングレイモンって、見た事がない」

 

「まぁね。

ここまで来ると加減を間違えれば、町に大きな被害が出るからな。

だけど、そうも言ってられないからな」

 

そう言いながら、目の前にいる謎のヴィランはこれまで戦ってきたヴィランの中でもかなりやばい奴だと分かる。

 

少しでも油断すれば、負けてしまう。

 

「さぁ、こっからはタイマンだぜ、ヴィラン!!」

 

「ガアアァァ!!」

 

その言葉と共にヴィランも雄叫びを上げながら、拳を振り上げて、互いに拳が激突する。

アグモンの進化系統は

  • ウォーグレイモン
  • シャイングレイモン
  • ビクトリーグレイモン
  • ブリッツグレイモン
  • エンシェントグレイモン
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