なので思いつきで投稿します。
他作品の続きは無視して新規投稿します☆
物語は数奇な運命により分岐される。
ここでも数奇な運命により分岐されていた。それはここ見滝原市でも起こっていた。未来を知る者、暁美ほむらによって幾つかの運命が変わっていくこととなる。
皆さんバタフライ効果を知っているだろうか?知らない方に大雑把に説明すると、例えばブラジルで蝶々が羽ばたいた風が、カリフォルニアに届いた時にはハリケーンになっているという。
勿論、それは暁美ほむらの行動にもバタフライ効果の影響は出ている。ある時はマミさんは発狂し、ある時はマミさんとは関わらず、またある時はマミさんは魔女に殺されてしまっていた。これはあくまで一例に過ぎない。そんな繰り返されていく時間の中で、少しの閃きによる試行からとある行動をとる事になったのである。
暁美ほむらは考えていた。今までもずっと思考の限りを繰り返していた。それに行動も伴っているのが彼女の強みの1つである。武器は揃えた。初期行動もある程度パターン化された。そこで彼女は風見野市にいる佐倉杏子に早期アクセスを試みることにした。この行動により、佐倉杏子との対ワルプルギスの夜を打倒するための共闘契約が結ばれる事となる。
ほむらとしては、佐倉杏子を巴マミや美樹さやか等と関わらせないようにしたかった。散々な結果に終わった過去があるため、余計な軋轢やトラブルは遠慮したいと思っていたのである。そのため、共闘の契約に条件をつけることを提案したところ、佐倉杏子から快諾される結果となった。
その条件内容とは、『他の魔法少女とは関わらないこと』ただこれ一点である。
佐倉杏子も過去に巴マミとの確執もあり、更には自身の魔法少女としての在り方も他者には受け入れ難いものだと理解しているので断る理由はなかった。何にしろ、これでワルプルギスの夜を倒す為の共闘戦線が確立したのである。
「佐倉杏子との接触はこれでよし。あとは美樹さやかとまどかがアレとの契約を結ぶ前に対処するだけね」
ほむらは次の計画を進めるために動き出す。
今回の早い佐倉杏子との邂逅は、時期的にまどかとさやかがキュウべえと出会う前であった。これにより物語の歯車は別の方向へと動き出す事となる。
ほむらは当面の協力体制を整えるために、風見野市に出現する魔女を積極的に狩っていた。勿論、佐倉杏子も一緒に狩りをしていた。ここは彼女のテリトリーになる街だ。佐倉杏子とこの街を離れる前に、ある程度のグリーフシードを確保しておきたかったのもあって狩りをしていたのだ。そしてこの後は佐倉杏子を見滝原に呼ぶために、一緒にいるのは都合が良かったのもあった。
…………佐倉杏子は文無しのホームレスだった。
なので彼女の暮らしを知っているほむらとしては、余計なトラブルを生まない為にも彼女を自分の家に住まわせる予定であったのだ。
「アンタの家に泊めてもらえるってことだけどさ、ちゃんと飯は出るのかい?」
「貴女は余計な心配はしなくてもいいわ。契約には衣食住も含まれているのだから」
ほむらは面倒見が良いわけではない。
放っておくと佐倉杏子は何をするかわからない。生きるためには犯罪行為も辞さないという矜持があることも知っていた。なので餌を与えることで首輪を繋ぐという意味でも、居候という形をとることにしていた。
そして二人は魔女を狩り終わると、ほむらの自宅へと向かう。時間も既に深夜帯だったので、明日も早いので二人は会話もそこそこに就寝する。
翌日、朝も早くから目覚めたほむらは二人分の朝食を用意すると、いつの間にか起きてきて寝惚け眼の佐倉杏子に話し掛ける。
「おはよう。私は学校があるから夕方まではいないけれど、食べるものは冷蔵庫にあるから好きに食べてもらってかまわないわ」
「そうかい。じゃ、好きにやらせてもらうさ」
「日中はあまり出歩かないで。今はまだ目立つ行動は避けてほしいから」
佐倉杏子に釘を刺すと、ほむらは身支度を整えて学校へと向かうのであった。
ほむらが出ていくと、杏子は用意された朝食を食べると暇をもて余すように一人呟いた。
「あまり出歩くな、か。へへ、じゃあ少しならいいってことだよな?」
久しぶりの見滝原を見にいくという、彼女の好奇心がまたもや運命の歯車を変えていくのであった。
矛盾点とかあっても、そこはご都合主義で脳内補完でオナシャス!