魔法少女三只眼☆吽迦羅   作:世間で言うジョージさん

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今日は何故かマジハロ5に座ってしまった。
まどかを裏切った訳じゃない。
報いを受けた。それだけだ。


第14話 実地研修

 

 

 

巴先輩の家に集まった日のことである。

本格的にチームを作って共同で魔女退治に当たらない?と言い出したのは転校生。

現在の見滝原市で活動してる魔法少女は四人。その中でグリーフシードを必要としないのは二人。基本的に杏子が戦えば、ソウルジェムの消耗もほぼないので、転校生と巴先輩が使えることになる。

奪い合い等のトラブルを避けれるのだ。

 

 

反対意見も特に無かったので、見滝原魔法少女連盟(仮)が結成された。名前に関しては巴先輩が何か言いたそうにウズウズしていたが、転校生から巴先輩のネーミングセンスには期待するなと言われた。これは後々考えよう。

 

 

活動するのに不便なので連絡先を交換することになった。後日、杏子の分は親に無理言って買ってもらった。

これには杏子は凄く遠慮してた。高い買い物だからだろう。それでも照れながら小声でモゴモゴと、ありがとうと言う杏子が可愛いかったそうだ。両親はノックダウン!もう一人の娘として正式に美樹家に居候することになる。一生居てもいいとか言われてた。私は早く嫁にいけと言われてたのに。

 

 

「お互いの情報を交換しないかしら?暁美さんの事も、美樹さんと佐倉さんの事も知らない事だらけだもの」

 

 

確かにその通りだ。巴先輩はあんまり絡みがなかったし。転校生の戦闘スタイルも解らない。連携を取る上で、お互いの出来ること出来ないことを知るのは重要だ。それでも切り札の1つは持ってるだろうし。

こちらが望んでる情報も誰か持ってるかもしれない。これには理由がある。さやかにはどうしても欲しい情報があったのだ。

他の魔法少女と素質のある少女の情報である。それらは危険でもあり、希望でもある。魔法少女同士の殺し合いもたまにあるという。思想がヤバい奴らだっているだろう。

基本的には巴先輩のような魔法少女が一般的とされる。所謂、正義の魔法少女。まさにテレビの影響を受けて育った日本人らしいと言える。

 

 

 

結果、いくつかの情報を得ることができた。

転校生は何やら知ってそうだが、ここでは言うつもりはないらしい。今度また自宅に突撃してみよう。

お互いの戦い方は、夜に練習することになった。例の特撮に使われそうな場所で手頃な所があるらしい。切れる手札だけ見せておこう。

 

 

 

「ある程度は決まったわね。それでね、活動方針なんだけど…」

 

 

 

巴先輩は少し言いづらそうに杏子の顔色を伺っていた。以前、巴先輩から聞いた話を思い出す。音楽性の違いの話だったかな?

杏子はバツが悪そうに話し出す。

 

 

 

「あー、アレな…魔女も使い魔も倒す。これでいいんじゃねーか?」

 

 

「佐倉さん…!」

 

 

「ちょ、やめ!」

 

 

巴先輩は感極まった表情を浮かべていた。

余程嬉しかったのだろう。杏子を抱きしめていた。フリーハグであの凶器が当たるとか反則すぎる。

さやかは転校生にささやかな微笑みを送る。

その視線が不快そうに転校生は睨んでくる。

 

 

方針も定まったので、皆で戦闘における連携等の練習に出掛ける。今回はまどかも一緒だ。そこに転校生の強い意志があったのが印象的だった。あれだけ関わらせたがらなかったのに不思議だ。

よく漫画などで学校の裏山とかがある。ちなみに見滝原中の裏にそんなものはない。なので今回も飞腭での移動になる。

どうやら空の旅に期待していたらしい。そんなに高く飛べる訳ではないけど、まぁ夜だし大丈夫だろう。近所の山まで来ると、目立たなさそうな戦闘が出来る特撮現場のような所があった。どうやら過去に巴先輩はここで練習に明け暮れてたらしい。

ここは私のホームと言わんばかりに巴先輩が動き出す。

 

 

 

「まずは私からね。鹿目さん、見ててね」

 

 

 

唯一の一般人を選んで自慢気に微笑んでみせた。転校生が張り合わないか心配になる。

巴先輩はリボンを主体に魔法を使うらしい。あのマスケット銃も弾も全てリボン製らしい。世の中の服飾関係は兵器産業かと勘違いしてしまいそうだ。

応用性能も高く、相手を拘束したり、どこかにぶら下がってターザンのような事も可能だ。

ドヤッ!と言わんばかりの顔で紅茶を飲んでいた。アンタこの前はもっと優雅に振る舞ってなかったか?

 

 

 

「じゃあ次は、アタシのでば…」

 

 

「貴女はまだよ。次は私ね」

 

 

 

被せるように杏子の言葉を遮ると、転校生がまどかに向けて親指を立てていた。見ていてねと、まどかに告げると次の瞬間には消えていた。

皆で不思議に思っていると、銃声のような音が響き渡り、巴先輩の足元にいつの間にかあった黄色い髪の人形が弾け飛んだ。恐る恐る人形を確認すると、額に穴が空いていた。

この人形は巴先輩だと暗に示唆しているのだろうか?

 

 

 

「まぁこんなところね」

 

 

「いやいや、おかしいし。何も解ってないから」

 

 

 

こちらを頭が悪いものでも見るかのように目線を送ると、不安に怯えるまどかを見て慌てて説明を始めた。

どうやら転校生は時を止められるらしい。そして離れた所から巴先輩を…じゃなくて人形を狙撃したそうだ。時を止めるのに力を使うから銃はリアル製品だそうな。出所は不明。黙秘されてしまった。

 

 

 

「な、何よこの人形!まるで私みたいじゃ…」

 

 

「貴女がティロといってる間に眉間に穴を空けられるわ」

 

 

 

冗談よと言う転校生に怯える巴先輩。何か転校生は恨みでもあるのだろうか?

そしていよいよ自分の出番と言わんばかりに杏子が出てきた。そこでまどかが聞きたかったツッコミを入れる。

 

 

「どうして杏子ちゃんだけ私服で戦うの?」

 

 

「アタシは魔法が使えねーからな。だから服も変わらねーのさ」

 

 

 

何ソレ?初耳と言わんばかりに驚く巴先輩。一応の当たりはつけてたのか納得している転校生。じゃあ何故、魔法少女なの?と思ったまどか。

 

 

 

「魔法の代わりになる力があるからな!まぁ見てなって!」

 

 

 

的をどれにするかキョロキョロすると、杏子は手頃な木に向かって力を放つ。

 

 

 

「佐倉杏子の名において命ずる!いでよ、土爪!」

 

 

 

木に向かって何かが通り抜けたかと思うと木に三本の切り口が出来上がりバラバラになった。杏子は次々に獣魔を披露していく。事前の打ち合わせ通り、出した獣魔は七つ。

土爪、走鱗、回風、雷蛇(レイシヲ)、縛妖蜘蛛(フーヤオチチウ)、闇魚(アンユイ)、导息(タオシー)の七つである。

現状、まだ見せれる獣魔もあるが無理に見せる必要はない。応用次第でいくらで対応できるからだ。

 

 

「最後を飾りますのは、三只眼☆さやかちゃんなのだー」

 

 

さやかは魔法少女として契約した時に、膨大な知識量も有した存在となっている。なので多岐に渡る術を使えるのだが、杏子と違い無尽蔵ではない。魔法も使えないことはないのだが、今は使えない。ここに魔女化を阻止する秘密があるのだ。さやかは秘術を幾つか使い、ソウルジェムによる干渉を封印した。これにより穢れること無くなったが、代わりに魔法を使うことも出来なくなった。まぁそれは良い。ソウルジェムや奇跡等と言っても、そこは魂を扱う領分であるならば充分干渉の余地はあるのだから。ちなみにさやかは少し干渉することで魔法少女の姿になれる。

 

 

さやかは普通の術なら大概は使えるのだ。勿論、無限に使える訳ではないので簡単で手頃なところを使う。

 

 

 

「風牙」

 

 

 

風の刃で木をスパッといってしまう。来たときに乗っていた飞腭を含めて大体こんな感じと説明する。

そこからは魔力も勿体ないので、魔女を探しに行って実地研修みたいなことをやった。ちなみに使い終わったグリーフシードは、キュウべえに渡さずに獣魔の卵になりました☆

 

 

 

 

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