笑顔を育むトランペッター   作:スタプレ

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この前この小説を書くのはまだ先と言ったな。あれは嘘だ(ホモは嘘つき)

単純に抑えられなかっただけです。

それでは本編どうぞ〜(まだプロローグ)


プロローグ 特技と趣味

突然だが、君の趣味と特技は一致しているかい?

まぁ大抵の人はそうだろうな。好きなことに没頭していつの間にか得意なことになったり、あるいは元々得意ことを重ねてやると楽しくなっちゃったとか。

もちろん俺はそんな人を否定したりしないさ。むしろ素晴らしいことだと拍手するぐらいだ。

 

そして趣味だけど特技ではない人もいる。このことを「下手の横好き」と言うのだろうか?

でも好きならそれでいいじゃない。

 

 

 

 

 

じゃあ反対の人間は?

 

 

特技だけど趣味じゃない。例えて言うなら俺かな?

 

 

小さいころ関西に生まれたのだが、その下をミスってしまった。

 

家柄的には富豪なのに、両親は熱狂的なとある野球チームのファンだった。

まだそれだけならいい。ただ私設応援団に入ってたのが間違いだった。

 

小さいことからトランペットという楽器を使わされ、試合の時にも半ば強制的に吹かされた。

それで好きになればいい。しかし虐待と言っても過言ではない指導に恐怖を抱き、むしろトランペットなんて嫌いだと思うぐらいの過去を持っている。

 

 

結局私設応援団は解散。アル中の父は肝臓が弱って他界。母も追うように癌を患って死んでしまった。

独り身となった俺は中学卒業を気に関東へ移住。親戚の仕送りで高校生活を迎えることになった。

 

 

 

高校生となった今でもトランペットは好きになれない。

 

思春期の影響なのか、自分の音がつまらないと最近思える。

まぁ元々強制的に吹かされた音だから、個人の色が出た音なんて出るわけがない。

 

だから新しい高校の自己紹介でこんなこと言ったんだ。

 

「趣味は特にありません。高校生活で見つけられるよう頑張っていこうと思います。」

 

なんだ媚びを売るような紹介は。模範すぎる言葉に思わず反吐が出そうだ。

 

 

トランペットという楽器は好きになれない。自分の音はつまらない音だと思う。

 

こんなネガティブなモットーを掲げた自分・・・神戸 快知 (かんど かいち)は道に生えた雑草のごとく、時に流された日常を送る。

 

こんなモットーよっぽどのことが無い限り折れることはないだろう。

 

 

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自分の新しい住居は普通のアパートの一室。1人で暮らすには充分な広さだった。

場所は新宿から少し離れた住宅街。大都市との距離が少ない割には都会にはない馴染みやすい雰囲気を出した街だ。

近くには商店街もあり、買い物に困ることはないだろう。

 

ただ唯一の欠点はこのアパートの壁薄い。え?薄い...はぁめんどくせぇ

 

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