神戸「そりゃモブだし…」
作者「高輪主人公の作品出すから待っとけ!」
高輪「やったぜ٩( ᐛ )و」
作者「いつか」
神戸&高輪「いつかかよ!?」
「そりゃ災難だったな。」
「今でも生きているのが不思議なぐらいだ。」
久しぶりに羽沢珈琲店で高輪とお茶している昼前。先日雪山での話をしている最中だった。
「お前軽く引いてるだろ?」
「そんなことないぞい……ただ大変だなぁーって思ってた。」
「引いてるやん。」
「神戸もハーレム過ごしているなぁっと羨ましいと見てたけどそんなこと無さそうだ、うん!」
「おめぇのほうがハーレムだろ?両手にお姉さん抱えて。」
「シーソーの真ん中も辛いぜ。」
「1回地獄へ落ちろ!」
軽くジョークを言ったものの、久しぶりに男友達と話したいという高輪の気持ちちょっと分かったかも。
「ハロハピも結構ファンがいるからな。背中には気をつけろー」
「棒読み感!ハロハピってそんな強烈なファンなんていなさそう…あっ!」
「いそうだろ?」
「ハロハピってよりも瀬田のファンだろうけど。」
この前のライブの時見たファンからの差し入れ。瀬田宛てだけがケタ違いであったな。中にはヤバそうなものもあったけど、『儚い』で終わらしていたなあの王子様。
「お話中ごめんね? 2人とも昼ご飯は食べるところも決まったかな?」
「おう羽沢か。俺は適当に済ます予定だったけど。」
「神戸とファミレス行く予定だった。」
「聞いてない!?まぁいいけど。」
「それならうちで食べていかない?」
あれ?高輪の予定軽く無視してない羽沢さん?
「あ、それいいな!神戸は?」
本人気にしてないからスルーでいいや。
「ここの飯は初めてだな。何がある?」
「周辺のお店のコラボメニューなの。まだ試作品だから、2人の感想が欲しくて。」
「そりゃ気になるな!」
「もちろんお代はいらないから是非食べて欲しいな。」
「タダは悪いよ。ちゃんと払うよ。」
「まだ値段決まってないし、こっちからお願いしているから大丈夫なの。それにあと2人試食に来るの。」
その時ちょうどお店のドアが開かれた。
「いらっしゃいま……あ、沙綾ちゃんはぐみちゃん!」
「こんにちは〜」
「来たよ〜つぐ!」
「待ってたよ!こっちに座って。」
「あれ?カイくんたちも来ていたんだ。」
「たまたまだ。北沢と山吹が来たってことは……だいたい予想がつくな。」
山吹と北沢…ただの試食なら、多分他の人も来るだろう。だからこの2人は関係者。単純にコロッケパンかコロッケバーガーだと思う。
「どんなメニューが出るか楽しみだぜ!」
「はぐみも楽しみ!」
北沢は見た目や味のほうだと思う。高輪は…
「ねぇ神戸くん。」
「なんだ山吹。」
「前々から思ってたけど、高輪くんってどこか抜けているよね?」
「オブラートに包まなくても大丈夫だぞ。ただのアホだ。」
「はいそこ聞こえてる!!」
「なら質問だ。コラボメニューは何が出ると思う?」
「えっと…………何が出ますでしょうか?」
「日本語おかしくなってるよ。北沢と山吹が来ても分からないのか?」
「……………アイドンノー!」
「やっぱアホだ。」
「なんで!?」
いやいやいや。それでアホじゃないと思うほうが無理がある。
「え!?分からないの!?」
「はぐみちゃんまでいじめるよ〜」
「北沢に言われたらおしまいだ。」
「カイくんそれどういう意味?」
キッチンでは羽沢とその親御さんがご飯を作ってくれている。
あまり騒ぐのは良くないが、他のお客さんは1グループだけでその人たちも賑やかいから大丈夫。なんなら北沢たちの知り合いみたいだし。
「おまたせしました〜山吹ベーカリーのパンズと、北沢精肉店のコロッケを使ったコロッケバーガーです!」
やっぱり予想通り。
バーガーは2個あって、パンの中にコロッケとレタスが挟んである。シンプルなバーガーだ。
「これは予想外だ!」
「北沢と山吹来た地点で察しろよ。」
「俺はてっきりパンコロッケかなと…」
「よし分かった!高輪…お前今後料理なんて一切するな!」
「なんで!?」
パンコロッケってなんだよ。コロッケの中身がパンなのか?美味しく無さそうだし、みんな普通逆だろと突っ込むと思う。
「冷めないうちに食べようよ〜」
「そうだな。じゃあいただきます。」
『いっただきまーす!!』
パンとコロッケのうまさはもう説明するまでもないな。コロッケとレタスのうまさを出している
「このソースの味は初めてだ!」
「うちの自作ソースなんです!」
「自作なんか!レシピ教えて欲しいぐらいうまい!」
「ありがとうございます!」
他のみんなもバーガーを食べることで精一杯だ。喋る余裕すら無さそう。
「山吹のパン、北沢のコロッケに羽沢珈琲特製のソース。真似しようと思えばできそうだが、これはここだけの味だ。」
ソースのレシピは企業秘密ですっと微笑む羽沢。自分で試行錯誤して作るしかないのかぁ。
「このコロッケバーガー…悪くない。」
「ちょっとあたしの真似しないで!!」
「ご、ごめん…ていうかあんた誰?」
隣のグループの1人が声をあげてこっちを睨む。
黒髪のショートに赤メッシュ…ライブで見たことあるような……
「とりあえず気に障るようなことを言ったなら謝る。」
「別にいいけど。」
いいんかい!
まぁ茶番は置いといて……3店舗のコラボで羽沢珈琲店からはソースが出てるとはいえ、コラボとしては少し弱いな。
そう思ってマグカップを取ろうとすると、
「そっか。飲みきっていたか。」
2杯目になるが、無性に飲みたくなってきたので注文を頼む。
「ホットコーヒー?ちょっと待っててね。」
羽沢が裏へ行くと、すぐに人数分のコーヒーを持ってきてくれた。
「結構早いな。」
「みんな食べ終わることに淹れたの。これもサービスだよ。」
「それは悪い。コーヒーぐらいは払う。」
「実はバーガーを頼むとドリンクもついてくるの。」
「なるほど。これはセットだったんか。」
「そうなの。だからコーヒーも試食の一部だから、お金もらう訳にはいかないの。」
これなら羽沢珈琲店の要素もあるし、何よりも合う!
「あ〜美味しかった!」
「おい北沢。口の周りがすげぇことになってるぜ。」
「うそ!?」
「おしぼりがあるだろ手で拭うな!」
全く子供か……
高輪や山吹も笑っているし…悪い気はしないけど。
「そういえばはぐみ。何か話があるんじゃなかったっけ?」
「いっけない忘れてた!ちょうどカイくんもいるからなよかったよ。」
「なんだお願いか?無理なやつは遠慮なく断るぞ。」
「大丈夫だよ難しいことじゃないから!」
あんた含めて難しいこと(主にバンジーや雪山登山)しかしてないから不安なんだよ!
「来週ソフトの試合があるんだ!」
「ソフトってソフトボールか?」
「そうだよ!商店街のチームに入っているんだ!」
何かスポーツはやってそうだと思っていたけどソフトだったか。
野球とほぼ同じだから、俺はあんまり好きではない。
(ほぼ……同じ?)
なんかこの後のお願いが分かった気がした。
「それでさーややカイくんに応援をお願いしたいんだ!」
太鼓もトランペットも使って本格的な応援したいって言って話を進めている。
「本格……的?」
「そうだよ!野球中継観ててかっこいい………」
この後の話は正直耳に入って来なかった。
思い出す酒臭さ、耳障りなヤジ………
「あれカイくんどうしたの?」
全てむせ返るほどの吐き気が襲う。
蘇るあの過去を。道具として、戦隊として使われたあの地獄を…
「カイくん!!しっかりして!!!」
気づいたら地獄の景色が鮮明に現れた。まるで現実にいるような感じに……
コーヒーとコロッケバーガーって合うんですかね?実は試したことありません。なので今度コ〇ダで試してみます