あんふみ!?狂騒曲   作:ΣERO

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夏祭りです。祭りはすごく好きなイベントですが、いく人が毎回見つからず行きあぐねてた思い出です。
書き方は未だに模索中です。行間や、文の構成、こうしてほしいなどあれば言っていただければ自分の文章と織り交ぜながら修正していこうと思います。よろしくお願いします。



夏祭り(1)

「やべえ…。緊張してきた。」

今日は夏祭り当日。普段ならどう足掻いても日常の一部だ。でも、文香さんと行くとか非日常の中でもトップクラスの非日常だろ。非日常の頂点に君臨できそうだわ(?)まあ、そんなこともあり家には居ても居られずらしくない図書館に俺はいた。

 

「お、これいいかもな。」

 

俺が手に取ったのは夏目漱石の伝記だった。文香さんに漱石貸してもらったしちょうどいいな。

俺は本は滅多に読まないが、国語は勉強しなければならない。おかげさまで読むのが人より早い気がする。

 

「へぇー。英語の先生だったんだな。」

 

国語の大家と言われても遜色ないのに英語教えられんのか。そりゃすげえや。ん?逸話がある。

 

「…!これは…!?」

 

…そうか。文香さんのあの言葉はそういう意味だったのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図書館で3時間ほど時間を潰し、集合時間の6時の20分前に俺は集合場所の駅前広場に到着した。俺の人生の中で一番早く集合した気がする。ベストタイム更新だ!

なんてくだらないことを考えていると、一人の女神がそこにはいた。

 

「すみません…。遅くなりましたか?」

「すげえ…」

 

人類ってここまで美しくなれるのか…。薄紫の浴衣。花のかんざし。浴衣はきっとまだ新しいものなのだろう。色がまだ褪せていない。

 

「翔さん?どうしましたか?」

「お似合いですね。感動しました。」

「へ?あ、ありがとうございます…」

 

文香さんが少し照れているように見えた。よかった。間違えたこと言ってなかったわ。言う言葉を1,2,3の中で選択させてくれればいいのに…。

 

「じゃ、行きましょうか。」

「はい。そうしましょうか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祭りの会場は駅から5分ほどにある公園から海まで続く道路となっている。8時からは海で花火が打ち上げられ、ここら辺ではとても有名なこの祭りのメインイベントだ。

 

「なにしましょうか。」

「おっとっと…。」

 

あ、浴衣に合わせて下駄を履いているから歩きにくいのか。そこまで意識が回らなかった…。こういうところがダメなんだろうな…。

 

「すみません…。」

「どうしましたか?」

 

文香さんは何かを決意したかのような目をして言った。

 

「腕をお借りしてもいいですか?」

「?全然構いませんよ。早く言ってくださればよかったのに。」

「ありがとうございます……」

 

文香さんは少し俯きながら俺の腕へと寄りかかった。やっば平常心保てる気がしねえ…!どうすればいいんだよこれ…。学校でアイドルに密着されたときの対処法なんて習わねえよ…。

 

「あ、射的ありますね。」

「やりましょう。私やったことなくて。」

「じゃ、俺が教えますね。」

 

「すみませんー。射的玉五発ください。」

「はいよ!ってあんた綺麗な嬢さん連れてきてるな?一発おまけしてやるから、かっこいいとこ見せてやりな。」

 

射的屋のおっちゃんが小声でそういって六発くれた。うし、ここでこそ腕の見せ所ってもんだな。

 

「翔さん、あれ欲しいです…。」

 

文香さんが指を指したのはワニとひよこが手を繋いでる小さいフィギュアだった。なかなか可愛い。

 

「任せてください!」

 

ブラピ使いの俺に落とせない物はない!

死にたいやつは前に出な…。

 

『ガトン』「よし!」

「すごい…。」

「じゃなくて、文香さんがやりたいって言ったんじゃないんですか。何で見てるんですか。」

「あ、そうでした…。」

 

自分も楽しくなっちゃったのは秘密だ。

 

「これはどうやるんですか?」

「えーと、ここを引いて、玉を入れて、撃つ。」

「わかりました。やってみます。」

 

文香さんが次に狙ったのはトラックのトミカみたいなやつだ。ワニとひよことトラックなんてなかなか変わった組み合わせだな。

 

「えいっ!」

 

擬音をつけるならば確実にスカッだった。

 

「えいっ!!」

 

ん?なんか時が繰り返したのか?いや、二発分玉がなくなってるわ。時が巻き戻ったかと思ったわ。

 

「文香さん、もう少し狙いましょ?」

「そうですね。そうします。」

「えいっ。」コン

 

お、少し動いた。さっきのえいっ!のせいでぶれてたんじゃ…。

 

「くらえっ。」コン

 

お?これは来たのでは?

 

「えいっ!!」スカッ

 

だから声は出しすぎちゃダメだって…。

 

「だめでした…。」カランカラン!

「お嬢さんおめでとう!景品落ちたよ!」

「え?でも当たってなかったですよ?」

「流れ弾が当たってたよ!」

「本当ですか!?やった…!」

 

文香さんはとても嬉しいそうな笑顔を浮かべワニとひよこ、その横にトラックを手のひらに乗せて楽しんでいる。とても嬉しそうだ。俺もこんな可愛い姿をみれて嬉しい。

 

「おっちゃん。なんでくれたんだ?」

「せっかくの夏祭りは楽しめ!」

 

俺にそう耳打ちしてくれた。マジでありがとう。おっちゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




夏祭りその一でした。僕は浴衣を着たことがないので調べて書いたのでとてもいい勉強になりました。夏祭りはラブコメには外せないイベントな気がします。
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