文香さんと翔の絡みが上手く書けない…文香さんのキャラクター的に攻めたことは出来ないし…
「今日の授業はここまで!復習しとけよー。」
金曜日の授業が終わり、帰りの支度をしていた。今日は部活が顧問の出張の関係でないので、一人でさっさと帰ろうとした。が、
「雨?マジかー…」
雨が降っていた。今日は友達はみんな部活があるので、傘に入れてもらうことはできない。駆はどうせもう帰っている。
「助けてー!鷺沢ー!」「よろこんで。」
声のする方を見ると文香さんがいた。は?
「な、なんで文香さんがここに?」
「たまたまこの学校の前を通りかかったら翔さんが困ってそうだったので…」
「あ、ありがとうございます。」
ん?でも、傘一つしかないじゃん。やっぱり神様は僕を見放したか…
「傘一つしかないので、二人で入りましょう?」
「え?あ、ありがとうございます!」
ありがとう。神様。
…どうしよう。緊張して何も話せない。というか、こんな美しい方と同じ傘の下に入れることはこれからの人生でないんじゃないだろうか。今のうちにこの状況と文香さんを目に焼き付けとくか。
「「…!」」
どうしよう。目が合っちゃった。というか、この人雨超似合うじゃん。溶けてしまいそうだわ。
「あまり見ないでください、恥ずかしいです…」
「ご、ごめんなさい!」
やばい…!完全に見とれてた。
「雨すごく似合いますね。文香さん。」
「そうでしょうか…?本が湿気っちゃいます。」
「あー、そうですね。それは確かに困りますね。」
気まずい雰囲気はほぐれ、他愛のない会話をしていたらいつの間にか、俺の家に着いていた。
「今日はありがとうございました。送らなくて大丈夫ですか?」
「あれ。ない。」「何がですか?」
「家の鍵を忘れてきてしまったみたいです…」
「駆に開けてもらえばいいじゃないですか。」
「今日は駆は遊びに行っていて…」
…覚悟を決めるか。誤解されないように。
「じゃあ、俺んち来ます?」
「…!ありがとうございます…!櫻井くん。」
「俺をそんな国民的スターみたいに呼ぶな。俺の名前は双葉翔だ。」
「失礼。噛みました。」
「違う。わざとだ。」
「かみまみた!」「わざとじゃない!?」
可愛すぎんだろ。なんだこの生物兵器は。全人類が全員が同意する可愛さだろ。
家に入れて1時間が経過した。文香さんは家の漫画を読んでくれている。なんだろう。最近この光景をよく見るから、この事が特別じゃないように思えてきた。いや、特別じゃないわけないわ。そんなことを考えていると、自分のスマホが震えた。
「杏7時くらいに帰ってくるみたいです。」
今は6時だから、あと1時間くらいか。
「わかりました。では、もう少ししたら帰りますね。」
「はーい。」
そういって文香さんが次の本を取ろうとしたとき机の上から文香さんのかばんが落ちた。鍵が出てきた。
翔は鍵をてにいれた!って、なんで鍵?
「これって何の鍵ですか?」
「家の鍵ですが…?って、あ。あー。」
誤魔化すのが下手すぎる。なんか他にあるだろ。
「持ってないんじゃないですか?」
「いやだって、…一人で家いるの寂しいんですもん…」
あー、一瞬期待した俺がバカだった。俺じゃなくても良かったパターンだ。ま、役得だしいいか。
「もう駆も帰ってきてる頃合いなんじゃないですか?」
「雨も曇りに変わってき」ぴかーん!どーん!
雷が落ちた。曇天の霹靂だ。というか、雷の擬音ふざけてるだろ、まだもう少しいいのあっただろ。
「怖い…うぅ…少し近づいてもいいですか…?」
「ど、どうぞ。」
文香さんは俺の腕に抱きついてブルブル震えていた。雷が止み帰るまでずっとこんな感じだった。ひとつだけ感想を言うならば、柔らかかった。
タイトル的にきらりんは?と思う方も多いと思いますが、きらりんは文香さんとの絡みが書きづらくどうしようかと思っています。ありすもどうしよう。