乙女ゲー世界はモブたちに厳しい世界です   作:鈴名ひまり

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新たなる波乱の予感

 クラリス先輩に告白してから1週間。

 子爵になることが決まって、クラリス先輩と結婚できるようになって、浮かれた気分でお茶会に誘い、デートして、プロポーズまでしちゃって、OK貰ったはいいが──大丈夫なのか?クラリス先輩の実家から反対されやしないか?

 そんな俺の心配は杞憂だった。

 クラリス先輩のパパさんのバーナード大臣は俺の活躍──だいぶ誇張されていたが──を聞いていたようで、「騎士の中の騎士」だの「王国開闢期以来の英雄」だのと褒めちぎられた挙句、「むしろクラリスを貰ってくれないかと思っていたところだ」なる発言まで出てきた。

 褒められたのは嬉しいが、俺に対する評価は殆ど誤解である。俺は英雄などではないし、騎士道精神なんてのも碌に持ち合わせていない。

 とまれ、話し合いはスムーズに進み、現時点で婚約内定、俺に子爵位が授けられた後に正式に婚約、冬休みに婚約式を行うことが決まった。

 両家がいろいろ取り決めのために話し合っていた時に親父が終始緊張でカチコチになってたのは印象に残った。

 ただ──「王太子殿下に喧嘩を売って、公爵令嬢を実家に連れてきたと思えば、今度は大臣の娘さんと婚約って──お前は俺を殺す気か!?」などと意味不明な恨み言を宣う親父に、「あの子にこんないいお嫁さんが来るなんて」と言って泣くお袋を見ていると、何かが心に突き刺さった。

 たしかに婚活から逃れるという目的は達成し、数あるストレスの原因の中で最大級のものが解消された。

 もう女子にペコペコ頭を下げてお茶会に来てくださいと頼み込まなくていい。

 田舎の芋男子はお呼びじゃないとか、男爵家なんて論外だとか、平民でも誘っていろとか、そんなことを言われなくていい。

 ──自由だ。

 でも──冷静になってみると、どうにも素直に喜べない。

 この心の奥底に燻るしこりはどうしたものか──

 

 

◇◇◇

 

 

 両家の話し合いが終わり、学園に戻ってきた頃にはすっかり日が暮れていた。

 夏ならまだ明るくて暑い時間だが、今は暗くて寒い。

 クラリス先輩の希望で星空がよく見えるテラスに来た俺たちはベンチに2人で寄り添って座り、満点の星を眺めていた。

「綺麗ね──」

 クラリス先輩が呟く。

「そうですね──」

 玉響の沈黙。

 だが俺に以前から疑問に思っていたことを訊くことを決意させるには十分長い沈黙だった。

「先輩──ひとつ訊いてもいいですか?」

「何かしら?」

 クラリス先輩は先週までとは打って変わって上機嫌なのを隠そうともしない笑顔である。

「プロポーズまでしておいてこんなこと言うのもなんですけど──なんで受けてくれたんですか?俺はそんな美形でもないし、子爵なんて名ばかりで稼ぎもないし──正直俺より良い男は沢山いたと思いますけど」

 クラリス先輩の顔から笑顔が消えた。

 代わりに微かに苛立っているような、不安を押し殺しているような、よく分からない表情になる。

 クラリス先輩はそのまましばし沈黙した後、俺から目を逸らして淡々と話し始める。

「──正直、貴方よりも美形な男や都合の良い男は大勢いるし、そういう男たちと寝たことだって1度や2度ではないわ。でもね──」

 言葉を区切り、クラリス先輩が俺と目を合わせる。

「あの時──終わりの見えない悪夢の中にいた私を引っ張り出してくれたのは、貴方よ。荒んで、落ち込んで、腐り切っていた私を貴方が立ち直らせてくれた。私はそんな貴方と一緒に人生を歩いていきたいの」

 ──どうしよう。ものすごく照れ臭いことを言われてどう返したらいいか分からない。

 なんか嬉しいような申し訳ないような複雑な気分だ。

 保身のために不本意ながらジルクの野郎の尻拭いをやって、メソメソ泣かれて気分悪かったから俺なりに慰めの言葉を掛けただけである。

 弱ってるところにつけ込んだような感じがして収まりが悪い。

 クラリス先輩はすごく魅力的で、そんな素敵な女性に好かれたのは嬉しい限りだが、俺を好きになったのは精神的に追い詰められていた状況下でガードが緩んでたからじゃないのか、ちゃんと立ち直って自信を取り戻して、更に魅力的になったクラリス先輩の相手が俺のようなモブに務まるのか──そんなことを思ってしまう。

「──今度は貴方の方が自信をなくしてるようね」

 クラリス先輩はつい目を逸らした俺を見てそう言うと、俺の両肩を掴んでゆっくりと、だが力強く語りかけてきた。

「私に貴方の代わりなんていないわ。他の誰が何と言おうとも、貴方は私にとってかけがえのない人なのよ。他の誰にも──渡したくないくらいにね。私が貴方と婚約したのは、貴方が好きだからよ」

 耳を赤くしながらも目は真っ直ぐに俺を見つめての告白。

 それで俺は自分が情けなくなる。

 俺が一番信じていないのは自分自身なのだ。

 根底にあるのはこの世界が乙女ゲーの世界だと知っていること。

 今まで乙女ゲーの知識に何度も救われたが、今はそれが恨めしい。この世界が乙女ゲーの世界だと知らなければこんな気分を味わうこともなかっただろうに。

 ──尤も、乙女ゲーの知識がなければ学園にも入れず、妖怪婆に売られて軍人として使い潰されて終わってただろうから、考えても詮無いことではあるのだが。

 でも──こんなに真っ直ぐに想いをぶつけられてそれに応えずに逃げるなんていくらなんでも酷すぎるよな。

 この人はかつて愛していた相手にこっ酷く振られて自信喪失するほどのショックを受けた。

 それがどれほどの苦痛だったか俺には想像するしかないが、この人にはもうそんな思いをさせたくない。

 ──それに逃げたら報復が怖い。

 よし、もう腹を括ろう。なるようになれだ。

「──情けないこと言ってすみません。俺、これからは先輩を幸せにするために頑張ります」

 名ばかりの子爵で稼ぎも保証できないし、攻略対象男子のような魅力もないが、だからといって腐ったままじゃいけないよな。

 婚活から逃れられるという希望に縋って勢い任せにしたとはいえ、プロポーズしてしまって、それをあんないい笑顔で受けてくれて、その上今度はクラリス先輩の方から告白された以上、絶対に彼女を幸せにしなければ。

 俺の言葉を聞いてクラリス先輩は笑顔に戻り、俺の唇に指を当てて言った。

「何を言っているの?幸せは2人で作るもの、でしょう?」

 な、なんという名言!その言葉、他の女子たち──特にジェナ──にも聞かせてやりたいものだ。

 こんな名言が口から飛び出すような素敵な女子と婚約できている──それだけで俺は最高に幸せな気分になる。

 クラリス先輩は指を離すと、更に畳み掛けてきた。

「それと、その先輩って呼び方はよそよそしくて嫌よ。クラリスと呼んでくれないかしら?」

 ──そうだよな。俺たちは婚約者同士になるんだもんな。全然実感湧かないけど。

 たしかにクラリスと呼び捨てで呼んだ方が良いのだろうけど──ちょっとハードルが高い。

「えっと、努力します──クラリス先──クラリス」

 先輩の2文字が完全に取れるには長くかかりそうである。

「──っしゅん」

 不意にクラリス先輩が可愛らしいくしゃみをした。

 強めの風が吹いて寒さに思わず震える。

「そろそろ帰りましょうか」

「──そうね」

 クラリス先輩は一瞬残念そうな表情を見せたが、すぐに腕を絡めてきた。

「寒いわ」

 言い訳しつつも収穫祭の時より密着してくるあたり語るに落ちている。

 そういう所、可愛いと思う。

 

「送ってくれてありがとう。おやすみなさい」

 そう言ってクラリス先輩は女子寮へ入っていった。

 笑顔だったがやはり少し残念そうな表情が混じっていた。

 もしかすると「今夜は一緒にいたい」的なサインだったのかもしれないが、だからと言って手を出すのはまだ憚られる。

『おや、先週とは打って変わってチキン野郎ですね』

 聞き覚えのある声がしたので振り返ると、ルクシオンが浮かんでいた。

「戻ったのか。ていうか、いつから見てたんだ?」

『プロポーズまでしておいてこんなこと言うのもなんですけど──なんで受けてくれたんですか?のあたりからですね。自信のない臆病な男性を女性は嫌います。マスターがこのまま卑屈ではいずれ愛想を尽かされますよ』

「お前本当にいい趣味してるよな」

 数日ぶりに相棒と軽口を叩き合いながら俺は寮に向かう。

 ルクシオンを公国への情報収集任務に送り出してからクラリス先輩に告白して、その後連日のアトリー家との話し合いに出席したりで忙しく、寮に戻れば1人だったので皮肉や小言が懐かしかった。

 

 

◇◇◇

 

 

 俺は部屋に戻ると、ベッドに仰向けになったままでルクシオンの報告を聞いた。

「ヘルトルーデに妹が?」

『はい。こちらの女性です。名前はヘルトラウダというようです』

 映し出された映像はヘルトルーデによく似た、でも少し幼気な少女だった。

 ヘルトルーデに妹がいたなんて設定はなかったはずだが──ゲームと現実の違いのひとつか?

「代わりってこの娘のことだったのか」

『間違いありません。さらに言うと魔笛ももう1つ存在します』

「──は?」

 それも初耳──どころでは済まない重大すぎる情報である。

 てっきりヘルトルーデと魔笛を奪って公国の切り札はなくなったと思っていたのに。

「また公国が仕掛けてくる可能性は消えてなかったのかよ──」

『むしろその可能性が消えたといつから錯覚していたのですか?』

 ルクシオンが呆れたようなトーンで言ってくる。

「ゲームにはヘルトルーデの妹なんて出てこなかったぞ。もう1つの魔笛だって──」

 今の状況はあの乙女ゲームの設定との乖離が激しすぎる。

「こうなったら公国に潜入してもう1つの魔笛を盗み出すしかないか──」

 公国に切り札がまだあったのは誤算だが、それも奪えばいい。

 ルクシオンがいる俺なら出来ないなんてことはないはずだ。

 だがルクシオンは冷酷な未来予測を口にする。

『この際言っておきますが、切り札を全て奪ったとしても公国は止まらないと予想します』

「なんでだよ?いくら何でも勝てないって分かってて王国に戦争を仕掛けるほど公国も馬鹿じゃないだろ?」

 ルクシオンはセンサーアイを左右に動かし、淡々と告げてきた。

『公国の国民は多少の個人差こそあれ、王国への反感や憎悪を持っています。勝てないと分かっていてなお、戦いを挑むことも度々あるのが人間です。マスターの母国もかつてそうだったのでは?』

 ──日本のことを言っているのか。

 あの時代の人々の考えは俺には理解しかねるが、反論もできない。

「理解できないな。何のためにそこまでやるんだ」

『真の目的は王国本土を浮かせている浮遊石を回収することですね。魔笛を使って巨大モンスターを召喚し、王国を沈めるのはそのための手段です。が──今や公国は手段が目的と化しています。戦争を有利に運ぶために煽った反王国感情が暴走した結果でしょう』

「それって──もう詰んでるってことか?」

『はい。公国の切り札を奪ったところで戦意まで完全に奪えはしません。戦いの火種は燻り続けます。そして戦いが始まってしまえば、どちらかの目的が完全に果たされるか、勝って得られる利益に見合わない程の犠牲が出るまで終わらないでしょう』

「──どうしたらいいんだ」

 ゲームだと戦争を終わらせたのは聖女の力とリビアの持つ力と「愛」だった。

 だが今の話を聞いていると、あのゲームのエンディングって現実だとどういうものなのか疑問に思えてくるな。

 何をどうやったらこんな詰んでる状況からハッピーエンドに持って行けるんだ?

 戦争を終わらせた「愛」って何なんだ?

 考え込む俺にルクシオンが献策してくる。

『ですからマスター、公国は沈めてしまった方がよろしいかと。ご命令くだされば1日、いえ、1晩でやってみせます』

 ──また始まった。答えは決まっている。

「却下だ。俺は大量虐殺なんて御免だぞ」

『マスターの考え、決断の如何に関わらずいずれ戦いは起こるでしょう。そうなった時には両国に多大な犠牲が出るのは確実です。公国だけの犠牲でマスターの望む平和がやってくると考えてはいかがですか?』

 コイツは本当に──油断も隙もないな。

 あの手この手で俺を唆し、「新人類の末裔」と呼ぶ現在の人類を滅ぼそうとしているコイツも公国と同じ穴の狢なのではないだろうか。

「戦いにならないようにするんだよ。力を貸せ」

『──難しいことを言ってくれますね。ゲームで戦いを終わらせてハッピーエンドに持ち込んだのは聖女の力とオリヴィアの力、でしたか?その代わりは用意できないのでしょうか?』

「無理だな。どっちもリビアにしかない。──待てよ。あいつはそれをどうするつもりだったんだ?」

 思い出したのはマリエのことだ。

 あのゲームをプレイしていたのなら聖女の力とリビアの力が必要不可欠だと知っているはず。

 なのにリビアを追い落として自分がその立ち位置に成り変わったのは不可解だ。

 もしかしてあいつはゲームクリアのために何らかの算段を持っているのか?

 これはすぐに問い質す必要があるな。

「マリエと話をしないとな」

『彼女がマスターの期待する情報を持っていると?』

「分からない。でもあいつは間違いなくあのゲームを知っている転生者だ。もしかしたら何か考えを持っているかもしれない。何とかあいつと2人で話せればいいんだけど──」

『それは難しいでしょうね。彼女は学園ではあの5人の誰かと一緒ですし、寮では専属使用人がいます。それこそ拉致するのでもなければ彼女と2人きりで話などできませんよ』

 拉致とは物騒だが、手段を選んでもいられないか。

「まあそれでも仕方ないか。でも怪しまれないようにやれるのか?」

 心配する俺にルクシオンは自信たっぷりに言った。

『お任せください。証拠ひとつ残さず消してみせますよ』

 

 

◇◇◇

 

 

 レッドグレイブ公爵家。

「それは本当なのですか?」

 俄かには信じられない情報にアンジェは思わずヴィンスに聞き返していた。

「本当だ。裏も取れた」

 ヴィンスは淡々と答え、難しい顔をする。

「この情報が広まればどうなるか──影響は小さくないだろうな。私を含め、事情を知らない者の目には彼がレッドグレイブ家の庇護下から抜けたと映るだろう」

「──初耳です。いつの間にあの2人はそこまで関係を──」

 リオンとクラリスの婚約が内定したという情報にアンジェは動揺する。

 クラリスの実家──アトリー家は代々大臣の役職に就いている家系で、どの派閥にも属さずに中立を保っている。

 リオンがクラリスと正式に婚約すれば、それは中立宣言に等しい。

 レッドグレイブ派閥にしてみれば、看過できないことである。

 リオンは所有するロストアイテム故に味方にできれば大きな力になる。

 また、制御しやすいという面もある。

 公国との戦闘が終わった後、停戦処理に口出しすることも戦利品の所有権を主張することもなく、自分が倒した黒騎士の大剣さえも献上したのがその証拠だ。

 そんな好都合な人物が離れていくことは戦略的に大きな損失であり、下手をすれば新たな脅威を生むことになりかねない。

「これは彼に我々を見限る意図があってのことだと思うか?」

 ヴィンスがアンジェに問いかける。

 アンジェはかぶりを振った。

「いえ、リオンがそこまで考えているとは思えません。リオンは──読めない人物ではありますが、宮廷での政治的判断や駆け引きには疎い人物です」

 アンジェの返答にヴィンスは腕を組む。

「ふむ──彼はクラリス嬢と恋愛結婚することの意味を理解していないということか」

 ヴィンスはしばし窓の外に目を向けて遠くを見るような表情になる。

 リオンに対して不快感を持っているのではないかとアンジェは思う。

 貴族の結婚は所属する派閥や後ろ盾となっている家に対する政治的配慮がなされる。

 後ろ盾であるレッドグレイブ公爵派閥に対する忖度をせずに、中立の家の娘と恋愛結婚しようとしているリオンを面白くないと思っても仕方がない。

 尤も、彼はレッドグレイブ家の寄子でも子飼いでもないため、表立って干渉はできないのだが。

 ヴィンスは身構えるアンジェに向き直り、静かに命令を出した。

「彼に話を聞くのだ。クラリス嬢との関係の経緯を知りたい。それとなく彼に()()もしておくように」

 リオンにレッドグレイブ派閥に加わる気がないならば、せめて敵対派閥に加わったり、担がれて新たな勢力を作ったりしないように釘を刺しておく必要がある、ということだとアンジェは理解する。

「分かりました」

 

 

◇◇◇

 

 

 公国との戦いに参加した学生たちの叙勲式が冬休みの初日に行われることが発表され、学園に熱気が戻ってきた。

 彼らに授与されるのは「頑張ったで賞」のような【奉仕勲章】だが、それでもそう簡単に貰えるものでもないし、箔がつくので楽しみにしているようだ。

 俺が口を酸っぱくしてアンジェ救出は皆の意志だったと吹き込んでおいたせいかは知らないが、王宮は公国と戦った学生たちの話をクリスを主役にした英雄譚に仕立て上げていた。

 クライマックスなんて傑作である。「私たちを守るために単身敵に降ったアンジェリカを置いては行けない。今度は私たちが彼女を助ける番だ」と勇敢に主張したクリスに心動かされた学園生──俺を含む──たちは無謀にも思える救出作戦を敢行。見事成功させた上、1人の死傷者も出すことなく増援到着まで持ち堪え、冒険者の血の流れる王国貴族の誇りを示した。

 ということになっている。

 とんだ捏造だが、俺としてはそうなってくれた方が都合は良かった。

 ──()()()()のだ。

 結局俺も同じように、いやそれ以上に英雄扱いされて出世してしまうことが判明した今となっては、徒労感が凄まじい。

 呑気に勲章を貰える日を楽しみにしているおめでたい連中を見て羨ましくなる。

 さて、俺はこれからマリエとの()()()に行かなくてはならない。

 校舎を出て、中庭の人気がない場所に行くと、光学迷彩で隠されたエアバイクが現れる。

「シュヴェールト、だっけか」

 青色混じりのメタリックカラーに塗装された大型エアバイクに乗り込むと、光学迷彩のホログラムが俺の姿を隠した。

 エンジン音が響かないように離陸し、ルクシオン本体を目指す。

「話が分かる奴だといいんだが」

 どうにもあのマリエという女は前世の妹に似た感じがする。

 正直言って嫌いなタイプだが、世界の命運がかかっている。心して相対しなければ。

 俺はシュヴェールトの操縦桿を握りしめる。




ノリと勢いで書いてたら18禁になりかけたりプロットから外れたりしちゃってしょっちゅう書き直してる
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