とあるオタク女の受難(ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか編)。 作:SUN'S
Ж月Ψ日
ハローワークにて更新した落書きを見せてほしいと言われたため、ヘスティアの持つ紙を提出することになった。ヘスティアは「もう少しだけ引き伸ばせないか?」と言ってきたが、さっさと提出した方が楽じゃないか?
そんなことを考えながら受付嬢の「もう、すでにレベル・アップしてるぅ!?」という叫び声を聞き付け、ハローワークのソファを陣取っていた連中が確かめるために詰め寄ってきた。
ヘスティアを抱きあげながら受付嬢の後ろに飛んで回り込むことは出来たが、この騒動を納めるのは難しそうだな。
私の二つ名を呼びながら「レベル・アップの理由を教えろ」とか「ズルしてんじゃねえぞ」等と言ってくる連中へ気当たりを叩き付け、コキコキと首の骨を鳴らしながら威圧する。
やはり、虫を追い払うより楽な作業だな。
ヘスティアと受付嬢の話では「神の会」にて新たな二つ名を名付けられることは確定事項とのことだ。私は「拳人」の二つ名を気に入っているんだが……。
まあ、増えるのは仕方ないことだ。
迎えに来てくれたリリルカとベルの頭を撫でながらレベル・アップしたことを伝えると「リリもレベル・アップしましたよ!!」と書類を見せてきた。おお、たしかにレベル・アップしているな。
Ж月%日
ミアハはナァーザと水壺を乗せた荷車を押して進む足腰のトレーニングを行いつつ、指先のシフトウェイトを確認するように歩いている。
しっかりと地盤を固めるには努力するしかない。ナァーザの「ミアハ様、頑張って…」という応援を糧として踏ん張り、なんとか拳闘同盟組合の前まで戻ってきた。ミアハは「さ、さすがに、疲れた」と言いながらグローブを両の手に嵌めている。
スポーツ格闘技ではトレーニングを重ねれば重ねるほど自信を持つことが出来るのは人種を問わず当然の考え方ではある。
ミアハの場合は自信を持つためというより生真面目な性格ゆえに怠慢を許すことが出来ないんだろう。
サンドバックを叩いているミアハを眺めるナァーザは「ミアハ様、すてき」と呟きながら見詰めることが多くなってきた。この二人の関係を見直さないとダメなような気がするのは何故だろうか?
ダイエットのために通っている女子の中には男性との出会いを求めている者も多くおり、最近は「フレイヤ様の命令だ」と入ってきたオッタルと御近づきになろうとする輩も増えてきた。
Ж月θ日
ロキはダイエットというよりバストアップするために通っている。それゆえに胸の筋肉を発達させるトレーニングを聞いてくることが多い。
まあ、ロキはジム通いを始めたから少しだけ胸が大きくなってきたのは事実だな。
ゆっくりと育てれば良いんじゃないか?なんて言えば「ウチは今すぐコレが欲しいねん!!」と胸を掴んで抱き着いてきた。
そういうセクハラ行為は受け付けていない。
いっそのこと愛読書の「ダンベル何キロ持てる?」を貸せば良いのか?そう言えば梁山泊の自室を片付けてない。資金さえ貯まれば日本へ帰ることは出来るんだが、必要経費が分からない。
ヘルメスは「二人は仲良しだねえ…」と言いながらミアハの右ストレートを避け、左フックを抉り込むように繰り出していた。
ヘルメスの得意とする「クロスカウンター」を避けるのは難しくないが、ミアハの精密機械のようなジャブを避け続けるのは至難の技だ。
ロキを迎えに来たアイズから「ボクシング、女子も参加できる?」と聞いてきた。ボクシングは男女問わず行えば良いんじゃないか?
そうだな、ハローワークの受付嬢へ言えば「オラリオ女子拳闘同盟組合」を設立することぐらい朝飯前だと思うが……。
とりあえず、ロキは胸から手を離すことを覚えろ。
【ステイタス】
「Lv.3」
力「D428」
耐久「G332」
器用「A887」
敏捷「B639」
魔力「ERROR」
武人「B」
突貫「A」
流水「C」
【スキル】
「
・早熟する。
・理想を想うほど成長する。
「
・製品精度の能力向上効果。
・魔導製品の自己修復化。
「
・他者能力上昇効果付与。
・他者能力向上効果付与。
【アビリティ】
「武人」
・無手状態攻撃力上昇効果付与。
・全能力超補正効果付与。
・痛覚鈍化効果付与。
「突貫」
・刺突攻撃上昇効果付与。
・刺突攻撃全能力超補正効果付与。
「流水」
・精神異常無効化効果付与。
・精神沈静化効果付与。