長いことぼっちだった為、わりかしネガティブ。提督業に関してはポンコツ。
霧島
メガネが似合う美人。有能。
母
小太りだが愛嬌があり慌てん坊。
父
ビールっ腹で威厳が台無し。
キャラ紹介は毎回書きますが本編とはほぼほぼ無関係です。
1月31日 14:23 執務室
「こーゆー時ぐらいだよね、俺のスタンドが輝く時ってさァ」
お湯の入った290mlのペットボトルを左手で握り締め冬の寒さを実感しながらもう一方の手でペンを走らす。
提督、俺のスタンド、アクアスペースは ”閉ざされた空間” を ”液体” で満たす能力。魚人の様な見た目のスタンドで近距離パワー型。
ポ〇カポカレモン、俺の好きな飲み物が入ってたボトルという ”閉ざされた空間” にお湯という ”液体” で満たし其れを握り締め暖をとっていた。
決して執務室が寒かった訳では無い、暖房、ヒーターは元気良く動いていた。それでも手の先や足の先は冷えるというものだ。
「提督の能力は底々...いえ、かなり強い能力だと思います。深海棲艦の艦載機を叩き落としたのですから。というか無駄口叩いてないで早く書類片付けて下さい。」
俺の何気ない一言に割と棘のある言葉で返してくるこのメガネ美女、彼女は人間ではない。艦娘と呼ばれている。
今日の秘書艦、金剛型高速戦艦四番艦 霧島である。
彼女は本当に有能です、俺が必要か疑いたくなる位には。
◆ ◇ ◇
1月15日 17:34 自宅
具体的な年齢は覚えてないが、俺は幼少期から変なものが見えていた。手のひらサイズのふよふよ浮いてる小人。
そして四六時中傍で棒立ちしている魚人の様な亡霊。
当時の俺は皆も見えていると勘違いしそれを話してはキモがられたり、ヤバい奴だと距離を置かれていた。
こんなヤベぇ奴に友達なんているはずも無く、働きたくないという思いだけで進学した美容専門学校から帰り(ぼっち)、我が愛しのマイホームに着くと仕事に行ってる筈の両親が大粒の汗を垂らしたがら俺に叫び散らかした。
「あ、あんた向けに手紙が来てるわよ!」
母が慌てて詰め寄る。
だがそんな筈はない、小中高友達0人の俺にLINEならまだしも手紙なんて来る筈がない。
どうせセールスか不幸の手紙だろう。
「し、しかも日本国海軍総司令官及び元帥から!あ、あんた何しでかしたのよ?!」
知らない。そんな長い名前の奴なんか知らない。というか知りたくない。
「良いから早く中身読んでみなさい!ど、どうしよう、あなた...」
親父は至って冷静である。
あぐらをかき、腕組みをして静かに口を開く。
「兎に角、落ち着きなさい。そしてバカ息子、お前も早く中身を読まんか」
そんな強く言わなくてもいいだろうに、、、
「えー、貴殿を鎮守府の臨時提督に任命す。明日の未明迎えに参上致す。ほーん、提督ねぇ...」
手紙を丁寧に折り畳み其れが入っていたであろう封筒に入れ丁寧にゴミ箱に放り込んだ。
俺は何も見なかった事にした。これで良し。
「何してんの?!あんた馬鹿じゃあいの?!」
俺が丁寧に捨てた手紙を慌てて母が拾い上げる。というか息子に向かって馬鹿は無いだろう。馬鹿は。
「急いで荷物を纏めなさい。」
親父は冷静を装っているつもりだろうが禿げ上がった額が汗まみれなことバレるからな。
いや、荷物を纏めって...俺が提督?海軍?。何かの冗談だろ?そんな今時徴兵制度紛いなのなんて御免だ。
「じゃあなァ!暫くしたら帰ってくるぜェ!誰か来たら家出したとでも言っておいてくれぃ!」
冗談だとは思いつつも両親の慌てっぷりに万が一の可能性を考慮する。
まさかって感じだが、本当かもしれない。俺は逃げるように自分の車に乗り近くのネカフェに急いだ。受付をし個室に入り暫く漫画を読んでいたら段々と瞼が落ちてきた。
流石に夜通し車で逃げ続ける様な勇気は持ち合わせてない。
たまには自分の布団以外で寝るのも悪くはないな...
◇ ◆ ◇
1月28日 14:28 執務室
「...iとく...tいとく!いい加減起きて下さい提督!」
あんな悪夢から起こしてくれた事は感謝するが寝ている人を起こすなんて殺生な事この上ない。
「...うぅ...我が眠りを妨げる者は愚か者は誰だぁ...ふぁあ...」
寝ぼけまなこを擦りながら硬い机から上体を起こす。
「愚か者は貴方です、提督。さぁ馬鹿な事言ってないでサッサと仕事して下さい、私が目を離すとすぐこうなるんですから」
傍らに立つ
どうやら俺は此処に連れてこられた時の事を夢で見ていた様だ。
と言うか、揃いも揃って皆俺の事、馬鹿って言い過ぎじゃあない?
超能力を持つ提督と有能な艦娘たち...
パロネタ多め。クスッとでもして頂ければこれ幸いです。
主人公:野上彰成(ノガミアキナリ)
上(ジョウ)彰(ジョウ)で、一応ジョジョです。
空き時間などで気軽に読んで頂けるように1話1話を短めにしております。