甘いモノ大好き人間。砂糖を直舐めできる。
高雄
チョコバナナはバナナの方がメインだと思ってる。
愛宕
チョコバナナはチョコの方がメインだと思ってる。
マニラ
甘い物は嫌いでもなければ好きでもない。
2月1日 15:21 立体駐車場
「あのー、誰かと勘違いされてませぇん?」
事なかれ主義の俺じゃなくても分かる。目の前に居る女性が放つ殺気は物凄い。
もう目で人をコ◽︎してしまいそうだ。
「ソウデスカ?間違ッテマスカ?野上彰成サン?」
「いえ、違う人ですね。俺は野上じゃあなくて江上なのでェ(大嘘)」
彼女は合っているが、ここで本名をバラすと後々困るのは目に見えている。
「階級少将、スタンド A.スペース、イツモ嫌ダ、断ル...No noト言ッテルノデ付イタ二ツ名ガ能悩提督、能督ト呼バレテイル。ドコカ間違ッテマスカ?」
何この人!?怖ッ!もしかしなくてもストーカー!?
「高雄姉、愛宕姉、こんな時の対処法って分かる? 」
踵を返し女性と反対の方へ何処かの波紋使いの如く全力疾走する。
「にっげるんだよ〜!!」
この手に限る。この手しか知りません。
そんな事を嘲笑うかのように女性は追ってこない。だが逃げた事で女性の質問に対し ”肯定”と取られてしまった。
「バッドガイ...」
後ろから空気を切る様な、何かが高速で接近して来る様な音がする。今思えば何故避ける事が出来たのか分からない。
「....ぅわぁっぶねぇ!!!」
振り向くと全身に棘が生えたパンクなデザインの人型スタンドが1本の棘をコチラに伸ばしていた。
「ナーンダ、ヤッパリコレ見エテルジャン」
気付きたくないが、逃げれられないと気付いてしまった。
「・・・ごめん高雄姉、荷物持って先に車乗ってて...俺ちゃん、ちょっと急用が出来ちゃった」
荷物と車のキーを後ろに滑らせ、それを受け取ったのか2人の足音は遠くへ消えていく。
意外と俺の事信じてくれてるんだな。
さて、2人が去って行くのに反応しないという事は
「アンタの名前と目的を知りたい...」
コートを脱ぎながら会話を続ける。
少しでも時間を稼げればそれで良かった。
「初対面ノ 女ノ子二アンタハ 無イデショ。マーイーヤ、”マニラ” トデモ呼ンデヨ」
「ではマニラ、アンタの目的が知りたい」
右手で俺の方を指差し左手を口に、頬を膨らませ口を尖らせ笑い声を上げる。指を指すな、指を。
「プップー(笑) ソレ本気デ言ッテル?キミノ 抹殺ダヨ、ナントナク気付イテルデ・・・ショ!!!」
今度は無数の棘が物凄い速さで向かって来る。
「邪魔ァ!!!!」
拳で棘の方向を逸らす。棘の攻撃を防ぐ事はそう難しい事じゃあない。マニラもそれを理解したのか立体駐車場の柱に隠れる。
足音が消えた。
詰まりその柱の裏から動いてないって事だぜ!!
一気に距離を詰めラッシュをかける。
「悪いが再起不能になってもらう!!」
居ない。
何故?立体駐車場故に足音はとても響く。だが、柱の裏に回った途端足音が消えた。もう1つ能力を持っているのか?
「バーカ♡」
声がする方を見たが時すでに遅し。マニラのスタンドの棘が左腕をかすっていた。
ポタ...ポタ...っと水音が響く。
「横二移動シテナイナラ上カ下デショ? ソンナ事モ分カンナイノ?キミッテ頭弱インダネ(笑)」
小馬鹿にしながら立体駐車場の屋根から降りてくる。俺が今まで会った中で一番ウゼぇな。
「棘で天井に張り付いてたのかぁ...そのスタンド、面白いなぁ...」
つい先程マニラが居た所を見上げると無数の穴が空いていた。
「ソンナ分カリキッテイル事ヲ 一々口ニ出サナクテ良イヨ、メンドイ人ダナー・・・アト私ノ スタンド、”バッドガイ” ッテ言ウンダケド」
挑発してくるが問題なし、依然問題なし。
隠れて不意打ちを狙って来るという事は単純なパワーではB.ガイよりA.スペースの方が上と見ていいだろう。
「ねぇ知ってる?アルファベットではBよりもAの方が先にくるんだよ?(豆〇ば風)」
「何言ッテルノ?」
「質問を質問で返すなぁあ!!」
この馬鹿は疑問文に疑問文で返すと0点という事を知らないらしい。
「ウッサイナー、ソンナ怒鳴ラナイデヨ...マー私ガ静カニサセテアゲルヨ、永遠二ネー...」
今度は先刻の数倍の数の棘を伸ばしてきた。
「邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔ァァァァアアア!!!...うぐっ.....がはっ...」
視界が歪んだせいか2〜3本、棘を喰らってしまった。平衡感覚が崩れパンチどころか、マトモに立ってられなくなる。
「アハハ!ヤット効イテキター...B.ガイノ棘ニハ色ンナ効果ノ毒ガ有ルンダヨ〜、アレレ〜?血デオ洋服ガ真ッ赤ダヨ〜?」
喧嘩なんてした事が無い俺にとってコレはかなり不利だ。元帥に喧嘩売った時もボロクソにやられたしな。更に棘の攻撃を諸に喰らい、毒で視界、足元、思考どれをとっても覚束無い。
選択肢は3つだな。
1つ目、戦う。こんな満身創痍でマニラとか
2つ目、逃げる。戦うよりかは幾らかマシだろう。だが、俺が逃げることで姉妹を危険に晒される可能性が出てくる。
3つ目、命乞い。コチラも線は薄いが時間を稼いで...
マズい、思考が纏まらない。
「モシモーシ!能督サーン!生キテマースカー?」
考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ••••••
どうすれば生き残れる?どうすればあの2人を無事に鎮守府へ帰せる?
「ソロソロ 死ンデ?」
兎に角時間を稼ぐしかない。
「まっ、待ってくれ!どうしたら許してくれる?」
手を顎に当て首を傾げ答える。
「ン〜、ソーダナ〜・・・キミガタヒンダラ 許シテ、ア・ゲ・ル♡」
「タヒぬのは貴女です」
先刻買った つっかえ棒を棍の様に扱いマニラの脳天目掛け振りかぶる。
「チッガイマース」
まるで見透かしていたかの様にB.ガイでつっかえ棒をポ○キーっと折ってしまう。
「提督!ほら逃げるよ!」
フラフラの俺を軽々と抱え愛宕姉は走りだす。
「で、でも...高雄、姉がぁ...」
口もまめらなくなってきた。
「提督は先ず自分の心配!!」
車の助手席に放り込まれ愛宕姉は慣れた手つきで発進し高雄姉を無視するかの様に立体駐車場を降りる。
「あ、たごねぇ...も、どっえ...」
本格的に毒が効ききちんと発音出来ない。
立体駐車場を降り、道路に出た所で愛宕姉が急ブレーキを踏む。
「高雄!乗って!」
シートベルトをして無かった俺は軽く前に投げ出されそうになるが愛宕姉が抑えてくれた。それから2秒も経たない内に高雄姉が立体駐車場3階から飛び降り見事なまでの五点着地。
流れる水の様に車に乗り込み愛宕姉はアクセルを目一杯踏み込む。
キュルルルルという不快音と共に法定速度なとお構い無し、ぶっちぎりのスピードで ”一般道路” を駆け抜けた。
「
高尾姉妹は提督を逃がす為に真っ先に車に向かいました。提督が負ける事を予め.......いや、やめよう。
stand name:バッドガイ(B.ガイ)
stand master:マニラ
stand spec:
パワー C
スピード A
射程距離 D(棘は最大15mまで)
持続力 A
精密動作性 B
成長性 B
全身にトゲやスタッズが点在するパンクな人型スタンド。棘の射程距離は15mまで伸ばせるが、複数同時に伸ばすと1本あたりの長さが減る。(例1本→15m、2本→7.5m、3本→5m)
パワーは低いが棘でそれを補い、吐気、目眩、幻覚、平衡感覚障害などの効力を持つ毒により相手をジワジワと追い込む様な戦い方をする。
B.ガイの毒はシルヴァが気絶、タヒ亡もしくはスタンドを解除するまで持続する。
名前の由来
バッド・ガイ→Billy Irish の bad guy
マニラ→マニラ海溝