サバゲで使っていたZTactical Comtac I ヘッドセットを明石に改造してもらったのを使って指示している。
爆督
TAC-SKY C2 密閉型ヘッドセットを使用中
空督
Z-TAC TEA COBRA 片耳タイプを使用中
2月6日 10:30 演習会場 能督用指揮室
「よし、皆よく逃げ切ってくれた。後は俺の番だオーバー」
「えっ?それってどういu....分かりました。提督を信じます....では予定通りプランB、主砲及び副砲乱射し敵を撹乱させます」
ぽっと出の俺を信じてくれるのは艦娘達の警戒心を疑うが榛名が根回しでもしてくれていたのだろう。
待たせたな。
◆ ◇ ◇
2月6日 10:43 演習会場 爆督用指揮室
当たらない。私が幾ら陣形を変え、手を変え品を変えながら攻撃してもあの能督の艦隊には全くと言っていい程弾が当たらない。
艦載機を飛ばしても撃ち落とされ魚雷を放っても爆雷で防がれる。
だからと言って攻撃もしてこない。
隣にいる爆督も仁王立ちして薄ら笑いを浮かべるだけで本当に何もしてくれない。
能督は引き分けを狙っているの?
分からない。だけど、今出来る最善の事をするだけ。
「雷と電の探照灯で索敵して!2人の探照灯に釣られて砲撃してきた艦を返り討ちにするよ!」
私の指示に対し2人の可愛い元気な声が帰ってくる。でもやっぱり見つからない。
ドォン!ドォン!と砲撃による水柱が立つ音はする。けど電達に撃ってきている様子はない。
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「・・・ッ!!!」
急に爆督のヘッドセットから電光が見えたと思ったらバチンッ!という音が鳴り響き、白目を剥いて倒れてしまった。
突然の出来事により何をしたら良いか分からなくなる。
「爆督ッ!?ど、どうしたんですか!?」
無線から電達の声が聞こえるがパニックでそれ所じゃあない!なんで?機械の故障?
パチパチッ....っと左から謎の音が聞こえる。
・・・まさかッ!!
キーーーーーーン!!!!!
言葉にならない不協和音が脳内を駆け巡る。
「・・・カハッ...」
意識が飛びそうになるが、なんとか持ち堪える。士官学校時代の訓練の賜物かな。
私のヘッドセットも爆督のヘッドセットと同じ様に壊れてしまった。爆督のヘッドセットは両耳密閉型だったから爆音に耐えられずタヒんだんだ。(タヒんでません)
私のヘッドセットは片耳型。まだ右耳は生きてる。
「イレギュラーって起こるもんだねぇ」
ドアがゆっくり開き憲兵服を着た男が入ってくる。
「だ、誰ですか。貴方....」
謎の憲兵はハァと1つ溜息を着くと徐に服を脱ぎ始めた。
「な!あ、貴方!なななな何してるんですか!?」
「アンタが誰?って聞いてきたんだろ。だからその説明をする為にこうやって、この暑苦しい服を脱いでんじゃん」
ダボッとした憲兵服の下は白の軍服、提督服を着ていた。
「初めましてだね、可愛い提督さん。ついこの間着任した提督でェす。皆からは能督って呼ばれてまァす」
間延びした自己紹介をし昼戦の時付けていた般若面と溶接ゴーグルを再び付けた。
ん、提督?能督?この人が例の新任提督!?
「絶対・・・絶対許しません」
私がタヒぬ気で訓練してやっと准将になったと思ったら何もせずに少将の階級と鎮守府を丸々1つ与えられたクソ提督。
「グレイ・マシーン!!その体に風穴を空けてやる!!!」
私のスタンド、G.マシーンは空気を圧縮、発射する能力を持っている。
「チュミミィイイン」
G.マシーンがいつもの音を放つ。このチュミミィイインという音は空気の圧縮が終わった音だ。
準備は出来ている。覚悟もできている。
憲兵が見えた頃から準備していた空気弾はいつでも撃てる。
ドシュン!ドシュン!ドシュン!
先ずは右示指、右中指、左示指で圧縮していた3発の空気弾を放つ。
G.マシーンには空気を圧縮する時間がいる。
同じ指から連発は出来ない。
「A.スペェェェス!!」
スタンドの名を叫び拳でG.マシーンの空気弾をいとも容易く防がれてしまった。
「俺のスタンドで君の攻撃を防ぐ事はそう難しい事じゃあない。じゃあ...ごめんなぁ、ちょっと寝ててね」
水中を泳ぐ魚の様に私の脇を通り背後を取られてしまった。
「苦しいかもだけど勘弁ねェ」
羽交い締めにされ指を後ろに向ける事が出来ない。
「う...ぅぐ...ぅわぁぁああ!!!!」
手が上を向き背後のコイツを撃てないなら上だ。上に向かって撃てばいい。
ドシュン!ドシュン!
「え?どこ撃ってんの?うわ!暗ッ!痛ッ!」
撃ちあげた空気弾は蛍光灯にあたりその破片は私にもコイツにも降りかかった。
「いったァ...」
能督は蛍光灯の破片に怯み羽交い締めを解いた。
勝った。
残りの空気弾全てをコイツに撃ち込む。
ゼロ距離で。
ドッドッドッドッドシュン!
5発続けて空気を切る音が部屋に反響する。
いくら近距離パワー型のスタンドといえどもゼロ距離では空気弾を叩き落とせないはず!
「ッ痛〜、危なかったぁ」
憎たらしい薄ら笑いを浮かべながらフラフラと立ち上がる。
「嘘よ」
確かに命中はした。だが、寸前の所でA.スペースを出し防がれて致命傷には至ってない。
「しゃなし・・・全艦、相手旗艦へ砲撃ッ!!」
溜息をつきヘッドセットで艦隊に指示を出した。私も対抗指示を出さなきゃ!
「ッ!全艦旗艦を守って!相手が旗艦を狙ってくる!」
返答がない。・・・それもそのはず。
「忘れたんでぇすか〜?そのヘッドセットは俺が壊しまァした〜」
能督が身体をくねくねさせながら煽ってくる。うっざ!
「大丈夫。みんななら勝てると信じている。・・・チームメイトを信じている。」
「だが違ったァ」
stand name:グレイ・マシーン(G.マシーン)
stand master:須藤歩美(准将)
stand spec:
パワー E
スピード E
射程距離 E
持続力 B
精密動作性 E
成長性 A
頭に雲が浮かんでいる胴長犬の様なスタンド。スタンド自体に攻撃能力は無く射程圏内の空気操作(圧縮&発射)がメイン能力。
名前の由来
エアゾール・グレイ・マシーンから
因みにヘッドセットの内部を海水で充たしたので漏電し故障しました。