能督
fpsが好き。ボイチャの時以外は毒とかげタイプのゲーマー。日光よりブルーライトが好き。
山風
育成系ゲームとか割と好き。
伊58
前任の時はオリョクルで忙しかったけどホントはゲーム好き。かめタイプのゲーマー。HNはゴーヤー。
江風
能督に勧められfpsにどハマり。とりタイプのゲーマー。HNはまろーん。
タイプ別ゲーマー動物4種 で検索しよう。
2月11日 09:29 鎮守府 執務室前廊下
トントントンと3回ノックする。・・・反応がない。
「提督・・・?入る・・・よ?」
ゆっくりと扉を開けるが、室内はまだ暗かった。
「提督?いないの・・・?」
今日の秘書艦はあたしなのに・・・
演習の時の提督の発言を思い出す。
「はぁ....俺いつになったら家に帰れるんだろ....」
もしかして
ま、先ずは提督の自室に行ってみよう。
まだ寝てるだけかもしれない....
◆ ◇ ◇
2月11日 09:32 鎮守府内 能督自室
「NEドアの裏、敵2人。抑えておくからまろーん、ゴーヤを起こして」
「ドムシ置いた!リバイブに入るぜ!」
「うぅ...ゴメンでち...」
「いや、1ダウン
「空爆要請したぜ!あ、提督!E方面から突っ込んできやがった!」
「おk、ダウン取った。あと、提督じゃあなくてノート君な」
「敵、見えたでち....」
スパーンッ!という発砲音と共にTV画面いっぱいに ”You are the CHAMPION!” の文字が浮かび上がる。
「よっしゃー!2連チャンピオンだ!提督...じゃあなかったノート君、マジうめぇな!」
まろーんこと、江風の賞賛の言葉に思わず顔が綻ぶ。
「GG(グッドゲーム)、ゴーヤの援護あってこそだったよ」
実際ゴーヤのスナイパーテクニックはかなりの物だ。
「まろーんの動きも完璧だったでち!」
お互いに褒め合い3戦目に備える。
「提督、何・・・してたの...」
ヘッドフォンを外されTV画面の前に立たれてしまった。この娘はいつの間に俺の部屋に入ったの?
「山風ちゃん?あのーゲーム画面見れないんだけど・・・」
「キリが着いたでしょ....今度はお仕事の時間・・・」
この前のオドオドした態度とは打って変わって堂々としてらっしゃる。
仕方ない、一応ゴーヤとまろーんにも言っておくか。
「すまん2人とも、山風ちゃんが来たから一旦落ちるわ」
パーティを抜けようとコントローラーに手を伸ばすも山風に取り上げられてしまった。
「提督なんで、ゲームしてたの・・・」
言葉尻から静かな怒りを感じる。なんで怒ってンの?
「いやーこの前さぁ、山風ちゃんが構わないでって言ってたからさ、じゃあ別に良いかってなって江風と伊58の3人でAp○xしてた」
「まだ・・・2人と話せるの?」
仁王立ちした山風ちゃんの股下からTV画面を覗くと3人のキャラクターが待機していた。
「パーティ抜けてないから喋れるよ」
山風はふーんと俺のヘッドフォンをつけ
「江風、ゴーヤちゃん、提督はお仕事で忙しいから次はあたしがやる」
いや今日の秘書艦貴女でしょ、山風ちゃん?
◇ ◆ ◇
2月11日 11:48 能督鎮守府 執務室
「ぐうぉぉぉおお......絶望的に面倒臭ぇぇぇええ.....」
机に突っ伏した拍子でペンが落ちてしまった。車椅子では落ちたペンを拾うのも一苦労だ。ゲーム中は気にならなかったが足が無いというものは、こうも不便なものかと溜め息がでる。
「ハァ、分かった。この書類終わったらお昼にするからそれまで頑張ってよ」
セミロングの黒髪を後ろで三つ編みにした物静かな女の子が溜息を着きながらペンを拾い上げる。
白露型駆逐艦2番艦 時雨。
「というか提督、山風は?今日の秘書艦は山風だった筈だよ?」
確かに今日の秘書艦は山風の筈だったのだが、俺のゲームで遊び始めてしまったので代わりに時雨を秘書艦として執務をしていた。
「あー...なんか用事が有るとかで来れなくなったらしいよ。あ、それと時雨ちゃん今日は元々非番だったから休日出勤手当て多目に出しとくね」
確かに仕事をサボるのは確かにいけない事(特大ブーメラン)だがゲームをプレイしてみたいと言う
ゲーム仲間が欲しかっただけです。
「手当ては嬉しいけど他の鎮守府から来たからって、あまり甘やかし過ぎちゃダメだよ」
「へーい」
甘やかしてるつもりは無いんだけどなァ。色んな艦から教わったお陰で1人でもある程度、書類を捌ける様にはなった。
静まる部屋にペンの走る音が響く。
──────
「ッしゃぁぁぁああ!!オワタぁぁああ!!」
大きな伸びをしながら仕事が終わった嬉しさから思わず叫んでしまう。
「...ッ!!びっくりしたじゃあないか。」
「めんご、めんご。よし、飯だ!飯に行こう!」
処理し終わった書類を纏め車椅子を動かす。
「いやー、俺ちゃんホント頑張ったわァ」
「あれ位の仕事はもっと早く終わらせて欲しかったけどね」
ちょっと厳しい事を言いつつも俺が乗っている車椅子を押してくれる。
「あ、そうだ時雨ちゃん。俺自室で食べるから白露型の姉妹ちゃん達と食べなよ」
流石に上司と肩を並べながら食事なんて嫌だろう。少なくとも俺は元帥や爆督と肩を並べながら食事なんて御免だ。打ち上げは本当に地獄だった。(色んな意味で)
「ううん、提督と一緒に食べるよ。提督、いや能督の事をもっと知りたいからね。ていうか提督、その足じゃあ何も出来ないでしょ?」
「じゃあ仕方ないね。」
まぁその足って膝から下、無いんですけどね。
能督がなぜ足を無くしたかは、また後日。
ノート君....能督はゲームのためなら早起きします。