アリアが転入した日の放課後の学生寮のキンジ・武昭の部屋で……
「なるほど……あの後にツギは神崎と出会ったのか……」
武昭が夕飯を作りながら今朝あった事の詳しい事情を聞いていた。
「あぁ……それで変に絡まれたくなかったんだけどな……」
「だけど神崎が俺達のクラスに来て、あぁなったと……もしかしてだけどツギ、お前……
武昭がある事を言うとキンジは体をビクッとさせて汗をダラダラ流していた。
「ハァー……仕方ないけどなツギの
「ん、分かった……〔ピンポーン〕こんな時間に誰だ?」
キンジが動こうとした時に誰かがインターホンを鳴らした。
「ユキが来たのかも……けど、アイツだったら〔ピンポンピンポンピンポン〕絶対違う!」
「おいっ!いい加減に……なっ!?なんでお前がここに!?」
キンジが玄関のドアを開けるとキャリーケースを持ったアリアが立っていた。
「私が来たんだから早く開けなさいよ!まぁ良いわ入らせてもらうわね」
「ちょ、ちょっと待てよ!!」
「んー誰かと思えば神崎じゃないか、どうしたんだ?」
武昭はズンズンと部屋に入ってきたアリアに普通に事情を聞いた。
「あら、この部屋って貴方もいたのね、ちょうど良いわ今日から私もこの部屋に住むから」
「そうか……なら夕飯を1人分増やさないと……」
「待て待て待て!アキ!!なんでお前は普通にしてるんだよ!?」
「ん?あぁ……何か言っても聞かなそうな感じがしたからな、それにグギュルルー」
「な、何よ!?今の音は!!」
「あぁ、今のはアキの腹の音だよ……荷物があるなら邪魔にならない所に置いて待ってろよ
ちなみにアキの食事を邪魔したら……恐ろしい事が起こるからな」
「な、何よ……恐ろしい事って!!」
アリアは青い顔をして震えながらキンジの言う通りにしていた。
暫くして武昭が夕食を作り終えたので食事を開始した。
「それで神崎「アリアで良いわよ」あぁそうか、それでなんでアリアはここに来たんだ?」
「あぁ、それは……キンジ!あなた私のドレイになりなさい!!」
「は?アリア、ドレイってどう言う事だ?あ、アキ、そこの唐揚げをくれ」
「ん、ほらツギ、それでアリアが言うドレイって言うのはよくある女王様とドレイのアレか?」
「ンニャ!?ち、違うわよ!そんな事を言う奴は風穴を開けてやるから!!」
武昭がキンジにオカズを渡しながらアリアに言葉の意味を聞いたが顔を赤くして照れて発砲しようとしたが……
「アリア……悪いけど食事中は静かにしようか?……」
「ハイ、スミマセンデシタ」
アリアは震えながら青い顔で土下座をした。
食事を終えて武昭はキンジにはお茶をアリアには紅茶を淹れていた。
「それでアリア、さっき言ってたドレイって奴はツギとチームなりなんなりを組みたいって意味で良いのか?」
「えぇそうよ、ん、美味しいじゃない よし武昭、あなたも強襲科になって私のドレイになりなさい」
「いやいやいや、ちょっと待てアリア、俺は強襲科が嫌で探偵科に転科したんだぞ……
武貞自体も辞めるつもりだ、あんな所に戻るなんて【無理だ】……」
「良い事キンジ、武昭私には嫌いな言葉が3つあるわ【ムリ】【疲れた】【面倒くさい】この3つの言葉は私の前では二度と言わない事、良いわね?」
「それは【無理】だな「ちょっと!」アッ?「ごめんなさい」分かれば良いんだ」
(うん……ある意味アリアは武昭に逆らえなくなったな)
キンジは武昭に睨まれて土下座をしたアリアを見て上下関係がハッキリした事を確認した。
「まぁ、アリアがその言葉を嫌いなのは構わないけど、それを他人に押し付けるなって事だ」
「どう言う事よ、武昭」
「人にはどうやっても出来る事と出来ない事があるんだよ 例えば、死んだ人を生き返らせてくれって言われてアリアは出来るのか?」
「そ、そんなの出来る訳ないじゃない、ム……」
「今のはちょっとしたイジワルだったから無茶を言った事は謝る。
だけどな自分が出来ることでも他人が出来ない事があるし、アリアが出来ない事が他人が出来る場合があるんだ」
話を終えた武昭は部屋を出ようとしたのでキンジは声を掛けた。
「おい、こんな時間に何処に行くんだ?アキ」
「あぁ、少し散歩をしてこようと思ってな……ツギ、アリア互いに話したくない事があるかもかしれないけど話せる事だけは話してた方が良いと思うぞ」
武昭は、そう言うと部屋を出た。