アリアがキンジ達の部屋に泊まって次の日の朝……
「ふわぁ……おはよう〜って、武昭もう起きてたの?」
起きたアリアがリビングに行くと朝食の用意をしていた武昭がいた。
「あぁ、おはようアリア、それはそうだろ、俺が作らないとツギの奴は簡単な物で済ますからな」
「へぇ、そうなんだ……あっ、私シャワーを浴びたいんだけど……良いかしら?」
「良いぞツギの奴はまだ寝てるから、浴びるなら早めにしてきた方が良いんじゃないのか?」
「武昭の言う通りに、じゃあ浴びて来るわ」
許可を貰ったアリアはシャワーを浴びに行った。
暫くするとキンジが起きて同時くらいにアリアもシャワーを浴び終えたので皆で朝食を開始した。
「そうだ、ツギ、ほら弁当だ」
「あぁ、悪いなアキ」
「それと、こっちはアリアの分だ」
「ふぇ?私のも作ってくれたの?」
「当たり前だろ、事情はどうであれ俺たちの部屋にいるんだからよ」
「ありがとう、じゃあ遠慮なく貰っていくわ」
「そうだ、部屋を出る時はアリアが先に出てけよ」
「え?何でよ、一緒に出たら良いじゃない」
「あのな、ここは男子寮で本当ならアリアは居たらダメなんだよ」
「ツギの言う通りだな、まぁ変に見つかって
「そう言う事なら分かったわ、じゃあ私は先に行ってるから」
「あぁ、さてとツギ俺達も行くぞ」
「そうだな、鍵は俺が閉めるから先に出てろ」
部屋から出た3人は、各々で学校に向かった。
その日の放課後……
「おーいツギ、依頼は決まったのか?」
「あぁ、青梅での猫探しって奴があったからな アキの方は何を受けたんだ?」
「ん?俺は空き家を占拠してる不良達の排除って奴だ」
「全く……本当にアキは、そう言う乱暴な奴を選ぶよな」
武昭の依頼を聞いたキンジは軽く呆れていた。
「別に良いだろ、ここに依頼を出すって事は、それだけ困ってるって事だからな」
「まぁアキは誰も選ばない奴を選ぶからな」
「別に良いだろ、俺がそうしたいんだから……「おぉ、ちょうどえぇところにおったな」蘭豹先生?」
2人が話してると武偵高の教師である蘭豹が話しかけて来た。
「先生、俺かツギに何か用ですか?」
「あぁ、用があるのは武昭の方や」
「そうですか悪いがツギ、晩飯は冷蔵庫にある物か何か買って食べてくれるか?」
「あぁ分かったよ、それじゃ 俺は依頼に行ってくる」
キンジが依頼に向かったので武昭は蘭豹に連れられて
「それで先生、話は何ですか?」
「それなんやけど、確か武昭は
「戦姉妹って……あぁ、上級生が下級生とコンビを組んで1年間指導するって奴でしたっけ?」
「そうや、それで強襲科の1年から誰か居ませんかって言われたんや」
「それで俺に声をかけたんですか……まぁ、俺は誰とも組んでないから構いませんけど」
「そうか、せやったら今から呼び出すから待っとってや」
蘭豹は席を外すと校内放送をかけた。
しばらくして武昭は蘭豹に連れられて強襲科内にあるトレーニングジムに来ていた。
ジム内では数人の生徒が訓練をしていたが、その中の1人が武昭達のそばに来た。
その者は女子にしては少し高めの身長で金髪のポニーテールで蝙蝠型の髪飾りをつけていた。
「先生、彼女がさっき言ってた……」
「せや、ほら火野自己紹介せんかい」
「あっ!初めまして!強襲科1年の火野ライカって言います!!」
「あぁ、俺は探偵科Eランクの遠山武昭だ、よろしくな」
「え?Eランクって……先生、私はSランクの上級生と戦徒が組みたいって希望したんですけど……」
「確かに今の武昭はEランクやけど1年生の時はれっきとしたSランクやで」
蘭豹がニヤッと笑いながら武昭を見た。
「あぁ、先生の言う通りだな……まぁ事情があって今は探偵科にいてな……まぁ火野さんが組まないって言うなら俺は構わないよ」
「そう……「だったら俺の相手をしてくださいよ先輩」」
武昭達の話に1年生の男子が入ってきた。
「ん?お前は最低限の礼儀を知らないのか?今は俺が彼女と話してるだろ?」
「確かに先輩かもしれませんけど……何で強襲科の俺たちが探偵科の言う事を何で聞かないとダメなんですか?」
男子の後ろには数人の男子達がいて武昭をバカにした態度で見ていた。