早急に道内の全高校にクーラー配備を願いたいですね
「……ん……」
寝息とも区別がつかないほどの小さな声を発し、カニンガムが目を開ける。ぼんやりと白に染まった視界や肌に伝わる衣服などの感触から寝起きの頭が混乱したものの、すぐさま自体を理解し、むくりとベッドから起き上がる。
(「そう……墜とされたのでしたね」)
何かに追突されたような衝撃に一瞬遅れて、左胸と右腕を襲った高熱。息が詰まり、体の先から無くなっていく、力、熱さ、感覚。
曖昧な記憶を辿って思い出すだけで、カニンガムの背筋には寒気が走った。無意識に、ぶるりと体を震わせる。傷口を確認しようと、薄緑の半袖の病衣の右袖をまくるカニンガム。が、腕には傷らしき跡は一切無く、胸元を広げてもそれらしき跡は無い。
「……やはり、栂井少尉のお陰のようですね……おや」
病衣を整えていたカニンガムの個室の扉が、静かに開く。目を細くし、睨むように扉の方向を見るカニンガムだが、来訪者の姿を明瞭に確認することはできなかった。
上下共に黒い衣服。赤いネクタイに、首元まで垂らした茶髪の三つ編み。手には、色とりどりの物が詰まった籠のような物を下げている。
「……どちら様でしょうか?回診に来たのではないようですし」
無表情で、戸口に立つ黒衣の人物に声をかけるカニンガム。その人物はカニンガムの質問に意表を突かれたのか、うぇ、と戸惑いの声を漏らした。
それに耐えきれなくなったように鉄面皮を崩し、ふっと微笑むカニンガム。
「……冗談ですよ、李大尉。来ていただいて早々申し訳ありませんが、眼鏡を探していただけませんか?」
「あ、うん。ちょっと待ってね」
カニンガムのベッドの前を横切り、脇の棚の上の眼鏡を取って籠を置く游隼。折られていたテンプルを伸ばし、カニンガムに渡そうとする。
「……」
差し伸べられていた手に眼鏡を置く前に、空中で動きを止める游隼。それを見て、カニンガムが首を傾げる。
「どうかしましたか」
「いや、髪下ろしたのもそうだけど、眼鏡かけてないカニンガムってなんか新鮮だから」
「外すと見えませんからね……ありがとうございます」
眼鏡をかけ、数度瞬きをするカニンガム。はっきりとした視界に、数種類の果物が乗った竹籠の横に並んだ游隼が入る。その表情は、どこか安心の色が浮かんでいた。
「何か剥こうか?もう何か食べてもいいって言われてたよ」
懐から小振りなナイフを取り出し、慣れた手付きでくるくると玩ぶ游隼。
「お気持ちは受け取っておきます。ですが、先に私が撃墜された後の事を話していただけませんか。まず、私はどのくらい眠っていたんですか?」
「一日半くらいかな。一昨日の午後に落とされて、昨日はぐっすりって感じ」
「そうですか。では、昨日起きた出来事を教えてください。できるだけ詳細に」
「あー……そうだね。気になるよね」
腑に落ちた顔で、傍に合った椅子に腰掛ける游隼。その様子に何かを察したのか、カニンガムが訝しげな表情を浮かべる。
「平穏な一日を過ごした、という風ではないようですね」
「よくおわかりで……昨日、出撃があってね。それ自体は単なる偵察型の掃討だったんだけど、行った先でひと悶着あってさ……そのネウロイが、地上の何かを狙ってたんだよね」
「ほう」
「それを私とレイが探しに行ったら、女の子が一人居たんだよね。その子、ネウロイにやられたっぽくて怪我しててさ、レイが治療したんだ。金髪の可愛い子でさ……それで、保護しようとしてみんなが集まったら、逃げようとするんだよ」
「妙な話ですね」
「そう……そしたら、急に胸を抑えて苦しそうにし始めて、赤い光が全身から出てき──むぐっ!?」
喋っているにも関わらずに突如口を抑えられ、游隼が驚きの表情を浮かべる。口を抑えているカニンガムは、真剣な面持ちで唇に空いた片手の人差し指を当て、游隼の耳元に顔を近づける。
「……大尉、1つお聞きします。その話は、一般の方にも伝えられる情報ですか?」
「んっ、んー……」
声を落とし、ぼそぼそと喋るカニンガム。游隼は少し考え、ふるふると首を横に振った。それを受け、カニンガムが固有魔法を発動する。
黒猫の耳と病衣の隙間から尾が生え、天使の輪のような赤い光輪が発生する。が、それらはすぐにカニンガムの体に引っ込み、カニンガム自身も游隼から離れる。
「声の届く範囲に人は居ないようですし、盗聴の心配も無いと見ていいでしょう」
「わ、わかるの?」
「声の届く範囲程度であれば、普段とは別の波を用いた擬似的な空間把握ができるんですよ。レーダーと
説明を聞いてきょとんとした表情を浮かべていた游隼に、カニンガムが咳払いをして言う。
「う、うん……それで、耳と尻尾みたいなのが生えてきたんだ。今のカニンガムみたいに。そしたら体が急に浮き始めたから、その時点で私達は女の子に狙いを付けた。でも、レイがいたから撃てなかった……アナとジャニスが上から撃とうとしたんだけど、2人が上昇して少ししたら逃げたんだ。カニンガムも居なかったし、追うのは無理だと思ったから、そのまま帰ってきた……そんな感じだよ」
「なるほど……中々のひと悶着があったようですね」
カニンガムの発言に、游隼が苦笑いを浮かべる。
「詳しい話は基地に戻ってからにしましょう。来月はリベリオン空軍との軍事演習も控えていますし、それについての説明もしなければいけないので」
「え?」
そう言いながら、迷いなく枕元のナースコールを押すカニンガム。何の躊躇いもないその動きに、游隼が驚きの声を上げる。
「何かおかしいですか?」
「いや、おかしくはないけど……もう退院するつもりなの?まだ少しくらい休んでてもいいんじゃ……」
「さっきの話を聞かされてしまえば、いつまでもこんな所で休んでいるわけにもいきません。それに、もう体は動きます」
ほら、と言わんばかりに腕や首をぐるぐると回すカニンガム。思い切った行動に戸惑いを隠しきれない様子の游隼だったが、駆けつけた看護婦に退院の意向を伝えてさっさと準備を始めてしまったカニンガムに、声をかけることができなかった。
「そうだ、李大尉」
看護師に用意された新たな制服や衣服を受け取り、ベッドの周りのカーテン越しに着替えていたカニンガムが、突然カーテンの向こうにいた游隼に言う。
「どうしたの?何かあった」
片手で果物の入った籠を持ち、もう片手でナイフを革のケースに入れたまま手で回していた游隼が、その手を止めて聞く。
「いえ……その桃、後で剥いていただけますか。好きなんです」
髪をシニョンにまとめながら出てきたカニンガムが、籠に入った桃を指して言う。
「おー、お安い御用だよ。みんなで食べようか」
「そうさせてもらいましょう」
所変わって、千歳基地にて。食堂には、朝食を済ませたジャニスとフラムが2人残っていた。厨房のコンロにやかんを置いて湯を沸かしていたジャニスがテーブルに戻り、ぽつりと言った。
「それにしても、2ヶ月の減棒に、一週間の自室禁錮とはねぇ。ちょーっと命令違反しただけにしては重くない?」
ジャニスの問いかけにフン、と鼻を鳴らし、横に座るフラムが腕組みをして答える。
「まだ軽いくらいよ、一昔前なら独房にでも行かせてたわ。ここに無くて残念ね」
「そりゃあまあ。今時になっても独房がある軍の基地なんて、よっぽどヤバい人達の集まりでもないと無いよ。私でも入ったことないし」
「当たり前でしょうが。たとえ強くたって、わざわざそんな厄介者は呼ばないわよ……そう、ツガイのことだけど。接触するなとは言わないけど、多少は控えなさいよ。禁錮の意味がないでしょ」
「へーへー、わかってますとも……おっと、沸いた沸いた〜」
フラムの言に思案顔を浮かべていたジャニスが、やかんが甲高い音を立て始めたために厨房へと歩いていく。コンロの火を消し、戸棚から星条旗がプリントされたマグカップとインスタントコーヒーの瓶を取り出す。
「飲まない?インスタントだからまずくないよ」
「いらないわ。苦いし」
「えー?お湯勿体ないし飲もうよー。カフェオレにしてあげるからさ」
ジャニスの妙な誘い方に、どこか不機嫌気味に返すフラム。しかし、ジャニスが食い下がらなかったため、それ以上断ることはしなかった。
「……じゃあ、飲む」
「はーい」
追加のマグカップと砂糖を戸棚から、冷蔵庫から牛乳を取り出すジャニス。そのまま瓶の蓋を外してさらさらとマグカップに入れ、お湯も(フラムのものには牛乳と少し多めの砂糖も)適量注ぐ。
「ほい、どーぞ」
「よくそんなの飲めるわね」
ジャニスのマグカップのブラックコーヒーを見て、かなり薄まった茶色のカフェオレを受け取りながらフラムが言う。
「美味しいよ?私は紅茶よりもこっちが好きだね」
「別に、人の趣味嗜好に口を出す気は無いからいいけど……それで、用は何」
カフェオレを一口飲んでから、フラムが切り出す。ジャニスは、一瞬とぼけた表情を浮かべたものの、それで誤魔化しがきくとも思わなかったのか、マグカッブを置いて口を開く。
「いやー……昨日、よくあんなに早く判断できたなって思ってね」
「血も涙も無い奴だって言いたいなら、はっきりそう言ったら」
ジャニスの言葉に、吐き捨てるようにフラムが言う。それを受け、ジャニスが手をひらひらと振って否定する。
「違う違う。レイじゃないけど、もう少し悩むと思ったのにって話さ。最初に判断したのは私だけど、あれは正直早計だったし」
「……職業柄って言うのかしら。赤い光と異常事態、その2つが重なれば、否が応でも警戒するわ。それが飛び始めれば、尚のことね」
「それが、小さな女の子でも?」
「ええ。前、あなたも一緒に見たでしょ。私達の目の前で、サイロの屋根がネウロイに変わるのを」
ジャニスがぴくりと眉を動かす。数ヶ月前、2人が目の当たりにした光景は、それがおよそ人智を超えた存在であるネウロイによる行動であっても驚くべきものだった。
「もしあの女の子が形を変えて、ツガイや私達がやられてたとしたら。その可能性を考えたら、私はあの子を撃つ覚悟はできてたわ」
きっぱりと言い張るフラムに、ジャニスがぱちぱちと小さく拍手を送る。
「なるほどねぇ。いやあ、立派だよフラム。まったく立派な隊長だ」
ジャニスの言葉に、胡散臭いものを見るような目を返すフラム。
「どうしたのよ、急に。あなたが褒めてくるなんてなんだか気持ち悪いけど、何か企んでるの?」
「ヒドい言いようだね……別に、何も企んじゃいないよ。ただ、リベリオンにいた頃の、知り合いの隊の指揮官を思い出してね。責任は負わないし、規律も厳しく取り締まるのに、部下の手柄は全部自分の物、っていうお年寄り……それに引き換え、フラムは私より年下だってのに、最前線で頑張ってる。だから、つい口に出ちゃった」
黒ぐろとした水面に映った自分の顔を眺めながらジャニスが言い、そのままコーヒーを啜る。
「……悪かったわ、余計なこと言って」
「ま、私も唐突だったから。ぬるいのが好きなら別だけど、早く飲んじゃいなよ」
暗い顔だったフラムにジャニスが手で促し、カフェオレに口をつけさせる。乳白色の液体を静かに飲み、フラムがふぅ、と息を吐いた。
食堂で話していたフラムとジャニスが午前の哨戒で基地を出発し、基地は余計に静けさを増した。そんな静まり返った長い廊下に、軽く戸を叩く音が響く。
「レイ、今いいですか?」
ノックに続いて、恐らく暇つぶし用にでも持ってきたのであろう、文庫本を片手に持ったフィーネが扉に声をかける。しかし、返事はない。
(「寝てる?でも、レイは私と違ってそんなに居眠りはしないはずですし……」)
ふと、興味本位で扉に耳を当てるフィーネ。すると、部屋からは狭い間隔の呼吸音らしきくぐもった音がしていた。過呼吸か、はたまた何らかの理由で息を切らしているのかという判断はつかなかったが、フィーネは部屋に入ろうとドアノブを握る。
「レイ、開けますよ」
相変わらず返事は無かったが、施錠がされていなかったため、フィーネはゆっくりとドアを開けた。まず視界に入ったのは空のジャニスのベッドだったが、当然異常は見受けられず、フィーネはそのまま部屋の中に入る。
くぐもった音は、反対側のベッドの上が発生源だった。そこでは、レイが全身をタオルケットにくるんで歪な団子のようになっており、しきりに肩らしき場所が上下していた。
二度も声をかけたにも関わらず、なんの反応も示さないレイの姿を見て違和感を覚えたのか、文庫本を近くのテーブルに置き、再度呼びかけながらレイの肩を揺さぶるフィーネ。
「レイ!何かあったんですか?大丈夫ですか!」
そこでやっと気づいたのか、怯えた子犬のように恐る恐るタオルケットから顔を出すレイ。その顔面はどこか蒼ざめていて、昨日の朝よりも体調が悪そうに見えた。
「フィーネさん……」
レイが異様なほど汗をかいていることや、間断なく体をぶるぶると震わせていることに気づき、フィーネがタオルケットごとレイの体を抱く。
「……横になりましょう。多分、楽になります」
胸元で震えていたレイにそう言い、半分無理やりに横たわらせるフィーネ。緊張して強張った体をほぐすように、ゆっくりと頭を撫でる。
「どうしたんですか?……怖い夢でも見ましたか」
「……」
レイは答えず、半袖のワイシャツから伸びるフィーネの二の腕を軽く握る。
「今は話したくない、と。ふむ……では、一緒に寝ましょうか。私も眠くなってきましたし、私がいればきっと悪夢も見ずに済みますから」
レイの無言を肯定と取ったのか、フィーネは一度止めていた手を動かし、再び頭を撫で始める。
その日は8月にしては気温が低い一日で、レイが窓を閉め切っていたのにも関わらず、2人が添い寝をしていても寝苦しくならないほどの涼しさだった。
しばらくしてからレイの頭を撫でていた手が止まり、5分ほどそのまま時間が過ぎる。窓から差し込んでいた日光が雲に遮られ、部屋が日陰に包まれたようにうっすらと青暗くなり、静けさが一層部屋に満ちる。
ふと、レイが口を開いた。
「フィーネさん、起きてますか」
「はい。起きていますよ」
返事が返ってきたことでレイは僅かに驚いたようだったが、すぐに続ける。
「少し、相談したいことがあるんです」
「構いませんよ。ネウロイさえ来なければ、時間はたっぷりありますから」
フィーネの腕を離し、ぐるりと体を反転させて向かい合う姿勢になるレイ。
「……私があの子を助けたことは、間違いだったんでしょうか?」
「正しい行動ですよ。少なくとも、私はそうだと思っています。あなた自身が認めた『人間である』あの子を救うのは、間違ったことですか?」
「あの子がこれからネウロイになって、多くの人を傷つけたとしても?」
「そうなったとしても、誰もレイを責めることはできませんよ。結果的にその未来を迎えたとしても、レイは1人の人間の命を救っただけです」
「でも……」
伏せ目がちなレイに、フィーネが真っ向から言う。
「あなたが信じるんですよ、そうはならないと。彼女を心から信じてあげられるのは、他でもないあなただけなんですから」
信じる、という言葉に顔を上げたレイ。その表情は、先程までの陰鬱なものから、普段の元気を取り戻した精悍なものになっていた。
「……そうですね、私はあの子を信じます。あの子は、ネウロイになんかならないって」
それを見て、フィーネが微笑みを浮かべる。
「元気になったようですね……では、そろそろ添い寝もお終いにしましょうか。万が一フラムに知られると面倒そうですし」
そう言ってむくりと起き上がろうとするフィーネの手を、横になったままのレイが握る。
「あの、フィーネさん」
「ん、もう少し一緒に居ますか?」
「その……最後に一回だけ、ギュッてしてもいいですか」
今更ながら照れたように言うレイに、フィーネは頷きを返して横になり、手を広げる。
「構いませんよ。どうぞ」
「失礼します」
脇の下から手を通し、自分のものよりも幾分か立派な胸元に顔を埋めるレイ。その状態でしっかりとフィーネを抱きしめ、目を閉じて心音を聞くように耳を当てる。
「あったかい……」
(「うーん……流石に、少し恥ずかしいですね」)
レイに抱きしめられ、頬を掻くフィーネ。恥ずかしさに心臓が早鐘を打ち始めそうになったところで、レイは腕のホールドを解き、フィーネの胸を離れる。
「満足しましたか?」
「はい。ありがとうございました、フィーネさん」
「よかった。そうそう、ずっと部屋にいても暇だろうということで、アナさんから本を預かっています。感想は、直接伝えてあげた方が喜ばれるでしょうね」
ベッドから立ったフィーネが、テーブルに置いてあった文庫本をレイに渡す。何時ものようにブックカバーがかけられているために表紙は見えなかったが、さほど厚くもない本だった。
「了解です!」
「では、よき一日を。寂しくなればいつでも呼んでください、すぐに駆けつけますから」
「はい!本当にありがとうございました、フィーネさん!」
笑顔で手を振って部屋から出ていくフィーネに、レイがベッドに正座してお辞儀をする。
扉を閉じて廊下を歩き、レイの部屋のすぐ近くの十字路に差し掛かったあたりで、フィーネが正面を見たまま静かに言った。
「部屋に入らないにしても、部屋の前まで来るとは、思ったより心配性なんですね」
虚空に消えた言葉に反応するように、十字路の曲がり角にもたれかかっていた影が口を開く。
「……いつから気づいてたの」
「添い寝をして少ししてからでしょうか。静かにしていましたし、多少の物音なら気づきますよ」
フィーネが声の方向に振り返ると、そこではアナが腕を組んで立っていた。
「今から行って、声でもかけてあげればいいじゃないですか。レイならきっと喜びますよ」
「読書の邪魔はしない主義だから」
「素直じゃないですねぇ」
そう言い残し、フィーネの部屋とは違う方向へと歩いていくアナ。その背中にフィーネがぼそりと呟くが、アナは振り返らずに角を曲がっていった。
「さて、今日はどこで昼寝をしましょうか……おや」
フィーネが気ままに歩き出した所で、制服のポケットに入っていたスマートフォンが振動する。確認すると、カニンガムが退院したため、これから帰るという旨の游隼からのメールが届いていた。
「おっと、これは……出迎えた方がいいでしょうね。アナさーん!」
それを見て、名を呼びながらアナがつい先程曲がっていった角へと走り出すフィーネ。
過酷な大地の夏が、終わろうとしていた。
さて、次回は新キャラが4人も登場します
なかなかインパクトのある人たちですのでお楽しみに