メダロット5? すすたけ村の転生者 作:ザマーメダロット
登下校の時間とかにもっと雑談とかしてるとは思うんですが、ちょっと内容を想像できない。異世界の世間話ってどうやって書けばいいんでしょう。
ロボトルに参加する機体数が多いと、時間当たりの情報量が増えて読むのに適さない気がしてきました。今からでも所持メダロット数の設定を漫画とかアニメに寄せるべきか……?
「ジュンチ、リーダーを狙え!一気にカタをつけてやる!」
「はーい」
「ルート、右腕で地面に立ってるやつに向かって撃て。足元を狙うんだ」
「わかった!」
アサヒはまだ頭に血が上っているのか、それとも3対2ならどうにでもなると思っているのか、単純な短期決戦を狙った指示を出している。対するオレは、ルートのプレスを地上の敵の足止めメインで使おうと思って指示を出した。直撃させられるだけの隙がなさそうだからだ。もうちょっとマシな射撃パーツがあればよかったんだが、勝てるからといって買い物を怠ったツケが回ってきているのか。
敵方だが、車両タイプは地面が平らであればあるほど速い。飛行タイプは上方に天井や障害物のない開所で無類の強さを誇る。いずれも、二脚のこちらから足の速さで勝負を仕掛けるのは難しく、特に格闘攻撃を当てるには充填冷却でスピードや高度が落ちたところを狙うしかなくなる。まあ、今回格闘パーツを装備させていない理由はまた別にあるが。
ジュンチと呼ばれたアサヒの3番機は真上に飛び上がり、それから円を描く軌道で滑空しつつ、右の翼からオレンジ色のエネルギー弾を発射してくる。攻撃の前後だけ高度が下がっているのは、パーツの充填冷却中はそちらに出力を割り当てられてしまうからだ。
上からブレイクのエネルギー弾(と冷却中のジュンチ)が降りてくるより早く、2番機が1番機のそばで右腕パーツを使用した。腕の先のタイヤが回転し、そこから伸びた淡い光の帯が1番機の背中に繋がる。充填冷却が高速化した1番機の右腕が交換され……飛行機の羽がついた排気口の形になった。飛行機といっても戦闘機らしく、羽の横にはミサイルがついている。パイロット型メダロット、ジェットドライバのパーツだ。
「よっしミサイル!ヌルハチ、そのまま撃て!」
「やるぴょん!」
変化パーツを常用しているアサヒは、変化後のパーツを見て素早く指示を出す。レンジ不定の1番機――ヌルハチを除くと、この場にいるメダロットの攻撃パーツは射撃系のみ。近づく手間がない射撃パーツは開戦直後でも使いやすい。当たりを引いたような言い草は、多分その辺の事情だろう。
カエルだからなのか語尾にぴょんがついているヌルハチが変化後即座に右腕をこちらに向けてミサイル発射。狙いはベーデン。ミサイルが腕から切り離されるとすぐに右腕はカエルのものに戻った。
それとほぼ同時にベーデンとルートが射撃を開始。指示通り足元を狙ったプレスがヌルハチの方へ向かうが、ヌルハチは真横に走り出し弾との距離を開く。ベーデンのライフルは一発でミサイルを迎撃。続けざまに上方のブレイクを迎撃。
「なっ……いや、ちょっと運が良いだけだ!ヌルハチ、もう一回だ!」
「ルート、ベーデンから離れてリーダーを攻撃!」
「これ当たらないよ!」
クロトジル一式とは大いに勝手が違う体だからか、本当にこのまま攻撃するだけでいいのか疑問に思っているのか?レアメダルらしいな。
「当たらなくていいから撃てって!」
ヌルハチが再び右腕を変化させ、刃こぼれした剣を持った腕になる。執事が使っていたボロゴブリンの右腕だ。ベーデンとの距離を保ったまま横方向に走行していたヌルハチが旋回し、蛇行して近づく。曲がり方が急で上半身が揺れているが、真横に伸ばした右腕を振るのに支障はなさそうだ。
オレに念押しされたルートがプレスを放って重力フィールドでいくらか足止めしているが、地上からはヌルハチ、上方からはジュンチのブレイクが向かってくる状況だ。2番機の補助チャージがジュンチの方へも伸びており、高度が高めに維持されている。ベーデンはブレイクの迎撃に専念しているが、直接ジュンチへ攻撃する暇はない。
「ヌルハチ行けーっ!」
「ぴょおぉおーーん!」
「ベーデン危ない!!」
アサヒたち2人が威勢よく叫び、ルートはベーデンを心配して叫ぶ。ヌルハチが周囲を左右に動いてフェイントを入れる間もベーデンは上を向いてブレイクに向かって右腕で狙いをつけており、それを確認したヌルハチは一息に真後ろに回り込んで斬りかかり――ベーデンは振り返って右腕でヌルハチの右腕を掴む。
「ぴょん!?」
「ウソだろ!?」
時間切れになりヌルハチの腕が元に戻る。右腕で狙いをつけていたはずのベーデンは、ヌルハチの腕を離さずに左腕をヌルハチの脚部に向け、ガトリングを発射。掴まれているために避けられず、ヌルハチの脚部は破壊される。
「いったぁーい!ぴょん!」
冷却時間に入ったベーデンの腕を振りほどいて、ヌルハチが再び走り出す。破壊されているのでそのスピードは半減。
「あっ、これなら当たる!」
そこへルートのプレスが飛来、重力フィールドを突破する推力が足りないまま走り抜けようとして、バランスを崩して横転する。地面にぶつけた右腕パーツの装甲が0になった。
「ルート、そのまま地面を狙え!」
「オッケー!」
「げっ!やばい!ホンタイジ……間に合わねえ!ジュンチ、2番機を撃て!」
「やってるよお!」
アサヒが2番機を援護に出そうとしたが、遠い距離で補助チャージの維持に専念させていたため、格闘攻撃のために近づいたヌルハチを守れない。ジュンチはターゲットを変えたが高空からの射撃であることは変わらず、ベーデンが迎撃できている。
「あったたたた!」
ルートによって連続して展開される重力フィールドに引っ張られ続け、ヌルハチは地面の上を何度も何度も転がり、全身にダメージが蓄積。そしてメダルを排出した。
「リーダー機能停止!コイシマルの勝利!」
カバシラの宣言を待たず、アサヒはホンタイジとジュンチをストレージに戻しながらヌルハチに駆け寄り、膝をついてそのメダルを拾い上げ、メダロッチにはめた。オレは少し離れたところでベーデンとルートをストレージに戻しながら、カバシラはゆっくりアサヒに近づきながら、その様子を見ていた。俯いていたアサヒだが、立ち上がってその表情が見えると、けろっとしていた。
「敗者は勝者にパーツを1つ渡してください」
「わかってるよ」
すたすたと歩いてこちらへ来たアサヒが、ストレージからシティラッシャーの頭パーツを取り出した。
「……怒ってないのか?」
「大口叩けるだけつええメダロッターに負けたんだ。それであれこれ言うような根性してねえよ。……ほら、受け取れ」
差し出されたパーツを受け取り、自分のストレージに入れる。カバシラは消えた。
「さっきはごめん。弱い者いじめは嫌いだから、ちょっと頭に来ちまった」
「だーから、もう怒ってないって」
アサヒは笑いながらオレの肩を叩く。オレ自身アサヒという人物をあまりよくわかっていなかったのもあるが、この対応は少し意外で、面食らってどうすればいいかわからなかった。
「オレも、さっきの言葉は取り消すよ。都会のへなちょこ野郎なんて言って悪かったな」
「おう。じゃあ早速約束を守ってもらおうかな」
「うっ……まさか、肥溜めに落ちろなんて言わないよな?」
オレの言葉を聞いて、アサヒは急激に弱った様子になる。多分、オサムと二人がかりで、オレとヤマトを落とそうとした時の話だろう。
「なんだ、覚えてたのか」
「いや、今思い出した。で、どうなんだ?オレはお前がそんなこと言わないって信じてるぜ」
「大丈夫、あれは未遂だから根に持ってない。メダロット部に入ってくれればオレはそれでいいよ」
「メダロット部!?なーんだよ、"なんでも"なんて言って脅かしやがって、部員集めなら最初からそう言えよ」
ため息をつくアサヒ。メダロット部に入るのが嫌そうではないのは、部長を名乗ったオレが勝ったからなのか?
「いや脅かしてはないだろ。入部届書いとけよ」
「心配すんな。オレはいっぺん約束したことはちゃんと守る。それで……名前なんだっけお前」
神妙な顔つきで尋ねるアサヒ。
「1組のテンサン コイシマル」
「コイシマルか。その……ヤマトに会ったら、今まで悪かったって言っといてくれねえか?同じ部になるんだし、これからは仲良くしねえと」
頬をかきながらそう言うアサヒは、とりあえず今後のことを真面目に考えてはいるようだ。
「ダメだ。自分で言え」
「き、厳しいな……わかったよ」
「あと、できればでいいんだけどサメハダの勧誘頼んでもいいか?」
「オサム?言うだけ言ってみるけど、約束はできねえぞ」
「それでいいよ。じゃあ、ヤマト探してくる」
「ヤマトはいっつも部室に入って鍵閉めるから、そこにいると思うぜ」
つまり、パターン化するくらい日常的に追いかけ回していたということか。
「そうか。反省しろよ」
「反省してるって……じゃあな」
アサヒはそのまま校門の方へ歩いていき、出ていった。滝壺のくだりをカットしてロボトルを挑んだのはアドリブだったが、うまくいってよかった。ついでにオサムも入部してくれればいいんだが、多分まだダメだろうな。
……
体育館の部室まで来てドアガチャすると、案の定鍵が閉まっていた。ここに来るまでにオサムの姿も見なかったが、どういうルートで出ていったんだろうか。まあ、アサヒが校門を乗り越えたりしてたし、壁を乗り越えて出ていったとしてもそう不思議ではないが。
「ヤマト、開けてくれ」
「コイシマルくん?アサヒたちは?」
鍵は開かないまま、中から不安そうなヤマトの声がする。
「帰った。あとヒョウモンはうちに入部する」
「ええっ!?」
ガチャガチャと音がし、ドアを勢いよく開いてヤマトが飛び出してきた。
「アサヒが入部するって本当!?」
「おう本当だぞ」
「一体どうやって――」
「ヤマト!」
喜色満面でオレに質問するヤマトの声を遮るように、廊下の向こうから低い声が飛んできた。2人揃ってそちらを見ると、体育教師であり弓道部顧問であるウスモンが、サキを始めとした部員をぞろぞろ引き連れてやってきていた。オレたちの前で止まると、オレたちを囲むように部員たちが広がる。
「今日こそ体育倉庫を明け渡して貰うぞ!」
「できません」
ヤマトに向かって話しているウスモンに声をかけると、ウスモンは今オレの存在に気付いたかのようにハッとしてオレを見て、元の強面からは想像できないような下卑た笑みを浮かべた。
「なんだテンサン、お前、ダメロット部に入ったのか?」
周囲の弓道部員は何も言わないが、冷たい視線を送るもの、にやにや笑っているものと、オレたちをどう思っているかは明白だ。
「オレが入ったのはメダロット部です。で、廃部は今週末なんでまだ引き渡しはできません」
「今日でも3日後でも同じことでしょ?」
ウスモンの隣に立っているサキが反論する。
「2人に増えたところで、サキの言う通り、状況は変わらんぞ」
「明日ヒョウモンが入部するんで3人です」
「出任せを言ったって無駄だ。ロボトルに勝てないヤツが部長をやってる部に、誰が入ってくれるんだ?」
全く信じていないようで、表情は下品な笑顔から動いていない。先に話を聞いていたヤマトの方をちらりと見ると、口を真一文字に結んでいた。その表情は悔しそうでもあり、ウスモンの言い草に怒っているようでもあった。
「今の部長はオレです。とりあえずヒョウモンには勝ちました」
「ほう……そこまで言うなら、それが本当かどうか、オレが見てやろう」
言葉を重ねるオレを鼻で笑い、メダロッチを構えるウスモン。その様子を見てすぐ、サキが口を開いた。
「先生、その役目、私にやらせてください!」
「うん?別に構わんが……」
「文句ないわよね、コイシマル。私に負けたら、さっさと諦めて部室を明け渡してよ」
「いいよ。じゃあオレが勝ったらお前はメダロット部に入った上でヤマトに謝ってもらおうか」
「いいわよ♪」
ストレートに要求を呑み合うオレたち二人に、ヤマトもウスモン一派も飛び上がって驚いた。
「お、おい、サキ……」
ウスモンが急に尻込みし始めた。大事な部長だから心配するのもそうだが、放っておけば廃部になるメダロット部に対して急いで仕掛ける必要なんてどこにもないわけでもあり、当たり前といえば当たり前か。だが、サキは何を考えているのか、ウスモンに対して強く出始める。
「先生は私が負けると思っているんですか?コイシマルはつい最近初めてロボトルをしたような初心者ですよ。アサヒに勝ったとかなんとかだってウソに決まってます」
「いや、し、しかしだな、万が一ってことも……」
「……」
サキがじっとウスモンを睨む。
「わかった、任せよう。任せるから、勝ってくれよ!」
結局、何も言わず譲らないサキにウスモンが折れる形になった。
「コイシマルくん、大丈夫?」
「問題なし」
オレ(それともメダロット部か?)を心配するヤマトに、強気に笑顔を作ってそう返し、サキから離れながらメダロッチを構える。サキも同じくメダロッチを構え、距離を取る。ヤマト、ウスモン、周囲に集まった弓道部の女子共も、ロボトルの邪魔にならないよう、さらに離れる。廊下の幅は4メートルくらいか?小回りの効くタイプが有利になりそうだ。オレには関係ないが。
「メダロット転送!」
「メダロット転送!」
オレとサキは、同時にメダロットを転送した。
※アンケート設置予定
他キャラの視点(①)や、コイシマル不在のシーンの書き起こし(②)は……
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原作やったからいらん、①だけ出せ
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同シーンの焼き増なんぞいらん、②だけ出せ
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なんでもいいから両方出せ
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そんなもん書いてる暇あったら本筋進めろ