メダロット5? すすたけ村の転生者   作:ザマーメダロット

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ゲーム通りに進行すると平日と休日の配置がおかしくなることに気が付きました。
ゲーム本編では省かれている日があるものとすれば矛盾は解消できるのですが、それに関してアンケートを設置します。

今回は短いです。ウスモン戦は回避されました。


24.急に招待が来たので

放課後。コノハの提案で、部室の掃除をしようということになった。

比較的軽いハードルや、キャスターつきカゴ入りのバスケットボールは人の手で運び、小学生が運ぶには重い跳び箱はメダロットに任せて、それぞれ別の体育倉庫に移している。

マットについては、ミヤマのために残そうということになった。

 

作業も終わりに近づき、部室内の掃き掃除を他の5人に任せ、最後のライン引きを運んでいると、ウスモンがこちらへ歩いて来るのが視界の端に映った。

 

「おい、テンシンハン!何をしている」

 

「テンサンです。部室の掃除ですけど」

 

手を止めて振り向き、そう答えると、ウスモンは口の端を歪めた。

 

「部室だぁ~~?メダロット部は今日で廃部だろうが」

 

「顧問の話なら、アキ先生がなりましたよ」

 

「なにいい!?」

 

一転して目を剥くウスモン。ゲーム通り、顧問が非常勤のミヤマであることを突くつもりだったのだろう。

 

「というか、用具を移すのだって、アキ先生に確認取ってもらってやってますから」

 

「で、でまかせを言うな!」

 

「じゃあ、今から確認します?」

 

「むぐぐ……」

 

淀みなく受け答えを続けると、ウスモンは唸り。

 

「くそ~っ、仕方あるまい。だが覚えておけよ、部の実績では、ぜーーったいに、貴様らには負けんからな!!」

 

オレを指差して捨て台詞を吐いてから、のしのしと去っていった。

 

「あの先生、なんで怒ってたの?」

 

「バカだからでしょ」

 

「やめろって」

 

失礼なことをルートに吹き込む声を半笑いでたしなめながら、オレはライン引きを再び運び始めた。

 

 

……

 

 

戻った後、元々倉庫だったからか、掃き掃除だけではコノハは満足せず。雑巾がけなどもすることになった結果、一時間以上かかってしまった。

さらにいくつか机と椅子を運び込む。その最後の一組をアサヒが()()()と置き、椅子にどかっと腰を下ろした。

教室と同じかそれ以上に広い体育倉庫に、机6つがテキトーに置かれ、部員全員がそれぞれ席に着いている。

 

「あーー、しんど……掃除だけでこんなに疲れたことねえよ」

 

アサヒの言う通り、部員のうち男子は、程度の差こそあれ疲れが見て取れた。

ヤマトは体力の、アサヒとオサムは性格の問題だろう。

 

「お疲れ様。でも仕方がないでしょう、汚かったんだから」

 

「お前が細かいところを気にしすぎるもんだから、こんなに掃除の時間が長くなったんじゃねえか」

 

「なに?文句があるわけ?」

 

「……いや、ない。はぁ~」

 

アサヒが苦言を呈すると、コノハの声のトーンが低くなり、アサヒは気圧されて折れ、机に突っ伏す。

ここでオサムを見ると、全く気にしていないようだ。多分よくある構図なのだろう。

 

唐突に、部室の扉が開いた。

 

「掃除は終わったみたいね。みんな、お疲れ様~~」

 

やってきたのはアキだった。挨拶してから、オレの方を向いた。

 

「コイシマルくん、さっきせいどう学院から電話でね、"うちのロボトル大会に出ませんか?"ってお話があったの」

 

「大会だあ?」

 

アサヒが顔だけ上げ、他の面々も目を見開いた。

 

「我が校の代表として、来週の土曜日、せいどう学院に行ってもらえないかしら?」

 

「随分急な話ですね。そもそもここにメダロット部があるかどうか、知らなそうなものですけど」

 

すすたけ小のメダロット部は、しばらくヤマト一人だった。活動記録なんてものもない。逆に、廃部寸前と知っていれば、それこそ大会に招くことなどありえない。

実際はイトが裏で糸を引いているわけだが……

 

「えっ?そうなの?」

 

「いや、そうなのって……まあ、折角の機会ですから、受けますよ。みんなもそれでいいよな?」

 

部員たちを見回して確認すると、それぞれ頷いた。疲れが前面に出ているアサヒに引き替えて、ヤマトは目を輝かせている。

 

「ありがとー♪じゃ、部長のコイシマルくんは明日挨拶に行ってね。用事があるなら他の人でもいいけど……あ、せいどう学院の場所わかる?」

 

「大丈夫です。一回あそこのバス停まで行ったことあるんで」

 

「そっか。じゃあよろしくね」

 

アキが出ていき、扉が閉まると、サキが()()()と立ち上がった。

 

「疲れてる場合じゃないわ!今から練習よ!ほら起きなさい」

 

「ええー」

 

オサムの抗議も聞かず、アサヒの席まで行って、ぺしぺしと肩を叩くサキ。見た目より痛いらしく、アサヒは顔をしかめている。が、動かない。

 

「サキ、ストップ」

 

「なんで止めるのよ!部のデビュー戦だっていうのに、のんびりしてられないでしょ!」

 

やめるよう言うが、サキは声だけ返し、アサヒを叩き続ける。

 

「部長命令だぞー、止まれー」

 

「うっ」

 

体育会系だからか、この文句は覿面だったようだ。サキは手を止め、頬を軽く膨らませてこちらを睨む。

 

「急な話に急に気合入れたって、長続きしねえぞ。無理はよくない」

 

言ってサキの目を1~2秒見ていると、サキは鼻からため息をついた。

 

「……わかったわよ。あんたがそこまで言うなら仕方ないわね」

 

意外と早く折れたな。

 

「よし、じゃあ環境も整ったことだし、週明けからはチームロボトルの練習するぞ。今日のところは解散。お疲れ!ヤマト、帰ろうぜ」

 

「あ、うん」

 

空白期間の話は……

  • 書かずに本編ストーリー進めろ
  • 少し遅くなってでも土日は書け
  • 超遅くなっていいから土日も平日も書け
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