メダロット5? すすたけ村の転生者 作:ザマーメダロット
→はてなメダル。無印メダロットより
(3)前世では入手に手を焼かされたあのメダル!
→ネコメダル。メダロット2より
(7)……あれ、4枚も拾ったっけ?
→ファイア、アース、アクア、ウィンド のエレメンタルメダル一式
(1)「落としたのは金のメダル?銀のメダル?」
→「黒いメダル!」ブラックカブト(orブラッククワガタ)メダル。台詞はメダロット3のトパージア(とイッキ)より
(13)ご存知敵専用チートメダル
→メダロット8よりカオスメダル……だと流石に話がおかしくなるので違います
……Bメダル人気なさすぎでは?
まあ、十中八九「チート」の文字列に釣られたメダロット知らない人の票が大半なんでしょう。きっと。
緑色のコア。そして、浮き彫りにされた少年の顔。その絵柄を見てオレは息を呑んだ。
ボーイメダル。メダロット5にのみ登場するメダルだ。
このメダルには有名な二つのポイントがある。
一つは、データはあるもののプレイヤーが入手できないため、実質敵専用のメダルであること。
そしてもう一つは、ラスボスも装備しているゲーム中最強と言っていいメダルであること。
というか、ラスボス以外だと使い手はほぼいない。二人だったか?
リーダースキル「あいしょうアップ」によって味方機全体の成功と機動を高めることができるのだが、この上がり幅が強烈。
多少レベル差があってもひっくり返せるだけの補正がかかる。
強い強いといわれているラスボスでさえ100%活かしているわけではないので、自分で使えるとなれば心強い。
……そしてオレはため息をついた。
本を読み漁ったから知っている。
この世界にはメダロット5特有の要素である「メダスキル」「リーダースキル」「メダルトランスフォーム」が存在しないのだ。
シリーズの辻褄を考えれば当然とも言えるが、せっかくのボーイメダルが、という気持ちは否定できない。
どうせラスボスはあいしょうアップなしでも強いんだろうし、地道に鍛えていくしかない。
まあ、幸い格闘と射撃の両方に適性があり、主力として使いやすいメダルでもある。
メダスキルもメダルトランスフォームもないため、メダフォースがどうなるかわからないが、とりあえずこいつを使うことに異存はなかった。
そして翌日、オレは(母が出かけているうちに)ボーイメダルをメダロッチに登録して会話を試みた。
オレが声をかける前に、メダルの声がメダロッチから再生された。
「ここはどこだ?」
メダルの声には、疑うようなニュアンスは含まれていないようで、単純にここがどこかわからない、という様子に感じられた。
それでいて第一声が現状把握ということは、誰の持ち物でもない、人格が目覚めたばかりのメダルなのは確かなようだ。掘り出したばかりなのだから当然だが。
「ここはオレの家。オレの名前はコイシマルっていうんだ」
「ぼくを連れてきたのはきみか?」
自分の名前を名乗らないのは、名前がまだないから……だと思う。単純にそういう性格で、自我が強いということもあり得るが、違っていて欲しいところだ。
「そう。地面の中から掘り出してね」
「なぜ?」
「必要だから」
オレはとにかく強くなりたいこと、親に隠れてロボトルするためにメダルを掘っていたことを説明した。
……前世や、そこで得た知識のことは伏せて。
とりあえず、言うことを聞いてくれるかどうか次第で今後の苦労度合いが決まる。
レアメダルはエゴが強く、所有者の言うことを聞くとは限らない。
イッキのメタビーみたいな反抗的な態度を取られると、割とどうしようもないところがあるが……
「わかった」
「いいのか?」
「"いいのか"だって?ばかにしないでくれ」
「きみは明確な目標があって、メダルが欲しくて、来る日も来る日も土を掘っていたんだろう?そこにメダルがあるかどうかなんてわからないのに」
「ぼくは、そこまでして求めてくれたひとを袖にしようなんて、ぜったい思わない」
しばし唖然とした。
声変わり前の少年のような高い声なのに、語り口はとても静かで、それでいて筋を通そうという気持ちでオレに接していたことに、驚いていた。
"ボーイ"メダルとは一体。そんな気持ちで。
「……そっか。ありがとう」
「こちらこそ、ありがとう。それで……ぼくのことはなんて呼んでくれるの?」
「あ、そっか。名前……ああ。実はもう決めてある」
「準備がいいね。それで、なんて名前なの?」
前世で一度、もしボーイメダルが手に入ったらこんな名前をつけるかな、ということを考えたことがあった。
きちんとした由来があるので、この時も、どんな名前かすぐ思い出せた。
「"ベーデン"。今日からお前はベーデンだ」
※アンケ設置予定
メダルの名前の由来がすぐにわかった人は仲間、もしくは知識人。
わからない場合ググればすぐ出てきます。
次話の内容(これら以外に希望があれば感想にどうぞ。項目追加します)
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原作本編開始
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ベーデン修行編