月曜日。それは一週間の内で最も憂鬱ゆううつな始まりの日。きっと大多数の人が、これからの一週間に溜息を吐き、前日までの天国を想ってしまう。
その大多数の中に
(あ〜めんどくさい学校なんて隕石でも落下してきて休校になればいいのに)
そうして学校が休校になる方法を20程考えているうちにどうやら自身が在籍する高校…さらに言えばクラスの扉までいつの間にか来ていたようだ。
(さっさと入ってハジメと喋ろう)
そう思いつつ扉を開けてみると壁がある…どうやらこのクラス1…いや、学年1の身長を誇る
「坂上おはよう、あとそこ邪魔通れない」
そう短く坂上に伝えると
「おう、悪ぃな」
と言ってそのデカい体を左によけ道をあける。
すると先程まで見えなかった光景が目に入り、俺は(あぁ何時ものやつか)と思いそのままその現場に向かった。
「おはようハジメ、白崎さん、八重樫さん」
「うん、おはよう蓮」
「おはよう神無月くん」
「今日は遅かったわね神無月君」
「俺に挨拶はないのかい?神無月」
そこにいたのは学校で2大美女と呼ばれている
「ハジメこの前借りた本何時返したらいい?」
「えっ?あぁこの前のやつね僕は何時でもいいよ」
「おい神無月、無s「了解明日持ってくる」…俺を無視するんじゃない!神無月!!」
「うるさい、黙れ、俺はハジメと喋っているんだ邪魔するな」
残念イケメンがわーわーと喋ってくるのをBGM替わりにしつつハジメと喋っていると(何故かハジメの笑みが引きつっていた)チャイムが鳴り俺はその場から離れ自身の席についた。
教師が連絡事項を達した後、すぐに前の席のハジメが寝始め、白崎が微笑み、八重樫が苦笑いし、男子達の大半が舌打ちを、女子達は軽蔑の視線を向け、俺は何時もと変わらずシャーペンを取りノートに絵を描き始めるのだった。
〜〜〜〜〜〜〜〜
昼休憩に入り弁当の準備をしているとどうやらハジメが起きたようでカバンの中から何時もの10秒チャージのゼリー飲料を取り出そうとしていた。
「ハジメ、弁当を作ってきたからあげる」
そう言いながら俺はハジメが何時ものゼリー飲料を出す前に弁当が入った風呂敷をハジメに差し出す。
「えっいいの!!」
「もちろん、本とか貸してもらった礼だ」
「わぁありがとう蓮!!」
ハジメに弁当を渡した途端に周りの視線が急に鋭くなり、呪詛の様なものが聞こえて、何事かと周りを見渡すとすぐに視線と呪詛が無くなり、いつもの雰囲気に戻った。
(たまにあるけどなんなんだ?)
疑問を抱いているとハジメに
「?蓮、食べないの?」
と言われ何でもないと返し弁当を食べ始める。するとそこに
「南雲くん。今日は珍しいね、教室にいるの、お弁当なの?良かったら一緒にどうかな?」
再び教室内に不穏な空気が教室を満たし始める中、ハジメは(なしてわっちに構うんですか)と謎の方言が出そうになるのを堪えつつ、抵抗を試みる。
「あ〜、誘ってくれてありがとう白崎さん、でももうすぐ食べ終わるからさ天之河君達と食べたらどうかな?」
そういい、弁当箱を見せるハジメ。
「えー少しでもいいから…ね?」
ごねる白崎を見て、俺にアイコンタクトをするハジメ。
「俺ももうすぐ食べ終わるからあまり意味が無いと思うぞ」
と俺からの追撃。
「んーそっか、じゃあまた今度一緒に食べようね!」
そう爆弾を投下し残念イケメン達のところに帰っていく白崎を見てホッとしたハジメだった。
「よかったなハジメ、2大美女からのお誘いだぞ」
「むりむりむり、僕なんかには手が届かない高嶺の花だよ!?」
首を横に高速で振りながらハジメが言ってる時だった突然残念イケメンの足元に魔法陣が出てきたのは。
その魔法陣は徐々に輝きを増していき、一気に教室全体を満たすほどの大きさに拡大した。
教室内にいた社会科の先生…
魔法陣の輝きが爆発したかのように光ったのは同時だった。
最後まで呼んでいただきありがとうございました!
ルビを振るのは初めて出てきた名前と技能のみに振りたいと思います。締めは短い方がいいと言いますので(言わない)ここらで終わりとしたいと思います。次話はのんびり書きながら出しますので気長にお待ちください!それでは