ますたーは 幼児化 してしまった!   作:あたらんて

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最近NARUTOを読み始めました。

八門遁甲かっけえ


アンメアは二度おいしい

 

 

「ん…。ここは…?」

 

 

「あら、起きたんですかあ?」

 

 

マスターはどこか知らぬ最低限の家具だけ置かれている殺風景な家におり、小柄な女性に膝枕をされていた。

 

 

「だれ…?」

 

 

「ええ、そうですね。あなたはまだ私を倒す前のあなた。私を知らないのは当然です。それじゃあ名乗りましょうか、私はインドにおける愛の神――カーマ、です。これからよろしくお願いしますねえ?カルデアのマスターさん」

 

 

かつてのビーストⅢの片割れ、第六天魔王波旬、カーマがそこにいた。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに一臨である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで。このカーマであるが、行動理念に「人類すべてを自身の愛で溺れさせる」というものがあって自分への愛は求めていないと言っている。

が、しかし。それは生前の愛に関するしがらみによって痛い目に遭ったトラウマによるものであり、なんだかんだで本心ではないと思われる。

そんな中、自身の愛を素直に受け取って、かつ愛を返してくれる存在が現れたのなら。

 

 

 

 

 

 

謎の場所での愛の神との生活、2日目の朝のことである。

 

 

「はい、どうぞごはんですよ。いやまあ、食べたくないのなら食べなくてもいいんですけどね?

別にあなたに食べて欲しくて作った訳でもないですし。

いやまあ私にはあなたを私に溺れさせるという目的があるわけですから食べてくれた方が良いというかなんというかいややっぱり、」

 

 

「いただきまーす!……うん、おいしー!」

 

 

「あっ…。ふふ、それは良かったです。ええ、あなたはどんどん私に溺れていいんですよ?私がいくらでも、愛してあげますから…」

 

 

マスターの感想に思わず笑顔がこぼれるカーマ。

 

 

「ごちそうさまー!かーま、だいすきー!」

 

 

「えっ、ちょっと…。きゃあっ!」

 

 

唐突にカーマに抱き着くマスター。カーマは満更でもない表情で受け止める。

 

 

「こら、ごはんの後は歯磨きですよ…。全くもう、私が世話をしてあげないとダメなんですから…」

 

 

こんな調子が1日目、ずっと続いていたのである。マスターに世話を焼くカーマ、それに対し愛をもって返すマスター。このやり取りの繰り返しによって0であった絆が急スピードで育まれていったのである。

大体このカーマ、好きなものにダメ人間や堕落を挙げる辺り、生粋の世話焼きである。

それがこんな世話が焼き放題の環境にいて、輝かない筈がない。

めんどくさいトラウマも解消されてきて、彼女はこの幸せに溺れつつあった。

 

 

「はい、いーってしてください」

 

 

「いーっ」

 

 

「きれいに磨けましたね。それじゃあ遊んであげましょう。なにをしましょうか?」

 

 

「うーん、じゃあ、おままごと!かーまはあかちゃんねー。ほーら、みるくですよー」

 

 

子供ならではの唐突な無茶振りに戸惑うカーマ。

 

 

「え…あ、はい。ば、ばぶー。ばぶー」

 

 

「もっとなかないとあかちゃんじゃないよー」

 

 

「ば、ばぶー!ばぶばぶー!」

 

 

「何をやっているんですか?カーマ」

 

 

「はひゃああっ!?」

 

 

唐突に現れたのは2日前にホームズたちと激戦を繰り広げたパラケルススであった。

 

 

「ちょっとこちらへ…」

 

 

「え、えぇ。すみません、立香。ちょっと待っていてくださいね」

 

 

二人は普段全く開かれない扉から外へ出て行った。

 

 

「次の薬を渡しに来ましたが…何ですか今のは。情が移り過ぎて計画を実行できない、などというのはやめてくださいね。無論マスターの安全は第一に考えねばなりませんが…」

 

 

「ええ、ええ。わかっていますよ。それとさっきのは見なかったことにしてください。この生活も『子』として、『愛を受ける者』としての概念を強めるためのものであると理解しています。そのために私が選ばれているのだと…知っていますとも」

 

 

「それなら良いのです。ではまた…」

 

 

パラケルススが去った後、カーマは一人俯いて立っていた。

 

 

 





当然のごとく孔明来ませんでした(憤怒)
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