ますたーは 幼児化 してしまった! 作:あたらんて
純潔の狩人、麗しのアタランテ。
彼女の聖杯にかける望みは「この世全ての子供らが愛される世界」である。
そう、彼女は子供が大好きである。
子 供 が 大 好 き で あ る
アタランテは今、とてつもなく混乱していた。
この前のバレンタインで、当然アタランテもチョコを渡した。林檎の形のチョコであり、遠回しなプロポーズであったが欠片も伝わらなかった。
その際エネミーを倒すのに必死になっていたマスターがどこからか取り出した金の林檎を齧りながら「足りない…金の林檎が足りない…」と呟いており、林檎は苦手であったがマスターのためと思い、ようやくダ・ヴィンチから入手して、プレゼントしてやろうと思っていたら、何故か小さくなったマスターが寝ている。
何だかよくわからないが非常に喜ばしい。
非 常 に 喜 ば し い
アタランテは大方キャスター連中が何かやったのだろうと当たりをつける。
このカルデアにはいないがどこぞの金ピカの王も若返るという。十分可能である。
さて何をしようかと妄想に耽っていると、いつの間にやらマスターは起きていた。
「おねえちゃん、何してるの?」
「わ、ひゃっ!マスター!?な、何だ、起きていたのか。あ、あぁそうだ。汝のために林檎を持ってきたのだ。ほら、この前、欲しがっていただろう?」
「わぁ、ほんと!?ありがとう!」
満面の笑み、ストライクワン!
あどけない感謝の言葉、ストライクツー!
林檎ではしゃぐ可愛らしさ、ストライクスリー!
「ガハッ!」
アタランテ、バッターアウトである。しかし、まだ1アウトである。アタランテはまだ倒れない!
「あ、あぁそうだ、食べていいぞ。…む、切るものがないな」
林檎を切るものがないことに気付いたアタランテは少々焦って周りを探す。
「だいじょうぶだよ、おねえちゃん!ほら、かじればだいじょうぶ!」
「フグゥッ!」
こちらを気遣って林檎を齧り、口周りに食べこぼしがついた笑顔をみせる!
センターフライ!2アウト!
しかし、野球は2アウトからが面白い!
「ハァ、ハァ…。そうだな、ほら、食べこぼしがあるぞ、拭いてやろう」
アタランテがマスターの口周りを拭う。その間アタランテはハァハァずっと言ってる。
ぶっちゃけ怖い。しかし我らが藤丸は一般人とは違う!
「ありがとう!」
名残惜しそうに離れようとしたアタランテに抱き着いて感謝の言葉を述べた!!
「グフッ!!」
3アウト!ゲームセット!完封!完全試合である!
「おねえちゃん!?おねえちゃーん!!」
あたらんては めのまえが まっしろに なった!
なんで2世代だけ「まっしろ」なんでしょうね