ますたーは 幼児化 してしまった! 作:あたらんて
ありすも大好きです。
一人の倒れた女性と慌てた様子の男児がいる部屋へ、また新しいサーヴァントがやってくる。
「マスター失礼するわ、って…あら?あらあら、いけないわ、それはいけないわマスター!」
「え?」
現れたのは、どこか怒った様子の少女の英霊、ナーサリー・ライムであった。
「あなたは一度子供を卒業したのよ?懐かしさにご本を開くことはあっても、本当に子供に戻っちゃ、いけないわ!みんなが望んで、成し得てないのだもの!」
「そんな…ごめんなさい…」
その怒った様子に気圧されて、藤丸は何のことを怒られているかもわからず謝る。
するとナーサリー・ライムはどうやらそこまで怒っていないようで、すぐに落ち着いた。
「えぇ、ただ…。
なってしまったものは仕方がないわ!置いておきましょう。でも、どうして、そうなったの?もしかして若返りの泉の水でも飲んでしまったの?」
「なんのこと?」
「あら、あらあら…。もしかして、記憶も無くなってしまったのかしら?どこかの月のお姉さんみたいだわ!それは、とっても大変ね!じゃあまずは自己紹介ね。私はアリス。好きなものはハッピーエンド、嫌いなものはバッドエンドよ!」
「ぼ、ぼくは藤丸立香。よろしく!」
「えぇ、よろしくね、リツカ!」
ナーサリー・ライムの笑顔に今度は藤丸が射貫かれる側である。
小さい頃はみんなチョロいものである。特に美少女の笑顔ともなれば耐性の無い藤丸には大ダメージである。
しかしこのサーヴァントもまたマスターに恋をしている。というか思いっきり告白(絆5ボイス)した。その時はうまくマスターに流されてしまったが…。
今回の事態でマスターには怒ったが、一緒に遊ぶ気満々なのである。
「それじゃあまずは何をしましょうか?子供になってしまったのなら子供として遊ばなくっちゃ!みんなを呼んでお茶会を開く?ちょっと外に出てかくれんぼも楽しいわ。チョコラテ・イングレスって知ってるかしら?ここでおままごとをするのも良いわ!」
「じゃあ、おにごっこをしようよ!」
「それはとっても良い案だわ!でもでも、カルデアだと、廊下を走っているのが見つかると、職員の人に怒られてしまうのよ。だから、やるなら、こっそりとやらなきゃいけないわ」
「そっか、じゃあ、たんけんしようよ!さっきおれ、すごいでかいひとにもちあげてもらったんだぜ!」
そいつ、ちょっとあたまおかしいんだぜ!(狂化EX)
「あら、それもとっても素敵だわ!あなたはここがどこかわからないものね。不思議の国に迷い込んだ子と一緒だわ!それじゃ、一緒に探検しましょう」
「うん!」
そう言って、2人が部屋を出ようとした時、ナーサリー・ライムが呟いた。
「ところでこのお姉さんはどうしたのかしら?」
「ぼくもわかんない…」
「ふ、ふふ…。ますたーがひとり…ますたーがふたり…、スパルタクスが三人、だとぉッ!?」
「うなされてるわ、大丈夫かしら…」
「そのままにしておこうよ…」
昔よくやりましたよね、チョコラテ・イングレス。